銀行.info

銀行関連ニュース

デパート「友の会」は魅力的?

執筆者: ginko 発行日付: 2016-3-16

まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「2015年のインターネットバンキングの不正送金被害は約31億円と増加したこともあり、各銀行は特にワンタイムパスワードの普及に努めています。あなたは普段ワンタイムパスワードを利用している?」では・・・

1位:ワンタイムパスワードを利用していない 55%
2位:ワンタイムパスワードを利用している 44%

となりました。1位は「ワンタイムパスワードを利用していない」で約6割ですね。この結果に驚きはありませんが、逆に驚きだったのは残りの約4割の方が「ワンタイムパスワードを利用している」と回答していることですね!思ったより高いです・・・。

かく言う筆者は数ある利用口座の中で、ワンタイムパスワードを利用しているのは一口座のみという状態です。乱数表でも相応に防御力があることに加え、ワンタイムパスワードを利用すると利便性が下がってしまうからです。必ず機器を持ち歩く必要が出てきますからね。

一部の銀行ではスマホでワンタイムパスワードを生成できるアプリを用意しておりますので、利便性は徐々に向上しているものと思いますが、それでも使わずにすむのであればそれに越したことはありません。

さらに問題はワンタイムパスワードも鉄壁ではないということですね。実際、どういう手法なのかはわかりませんが、ワンタイムパスワード利用者の中にも不正送金被害に遭われた方がいます。そうなってくるとますます利用する気が失せてきます。

では実際のところこのワンタイムパスワードの「防御力」はどれくらいあるのでしょうか?前回ご紹介した調査結果はこちらです。



個人口座の不明分を除くと、不正送金被害口座のうち、ワンタイムパスワードの利用有無はこのようになっています。

・利用していた 118人/11.4%
・利用していない 916人/88.6%


仮にインターネットバンキング口座をざっくり3,000万とします(根拠はありません)。この中のワンタイムパスワード利用有無を上記アンケート結果から推測するとこういう規模になります。

・ワンタイムパスワード使用口座 : 1,350万口座
・ワンタイムパスワード不使用口座 : 1,650万口座


ここから実際の被害件数を元に被害の発生率を算出するとこうなります。

・ワンタイムパスワード使用口座 : 0.0009%
・ワンタイムパスワード不使用口座 : 0.0056%


どちらも天文学的な「低さ」ではあるのですが、ただワンタイムパスワード不使用口座の被害発生率は使用口座と比較すると約6倍となっており、この数字が正しければワンタイムパスワードの「防御力」は明白だと言えそうです。

だからこそ各銀行がワンタイムパスワードの普及に尽力しているわけですね。ナルホド。

それでも筆者が積極的にワンタイムパスワードを利用する気は、今のところありませんが、好む好まざるにかかわらず乱数表からワンタイムパスワードへの切り替えの流れは着実に進んでいくのでしょうね。

だとするとやはり、なぜワンタイムパスワードを利用しても不正送金されてしまうのかその手口や自衛策は気になるところです。

ではアンケートへの投票がまだの方は、ぜひ投票をお願いいたします。アンケートは4月9日まで。

〔投票〕http://original.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1244

〔前回のコラム〕http://original.ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=1009



 --- Ginkou ---

マイナス金利で注目 デパートの「友の会」とは

http://headlines.yahoo.co.jp

大手百貨店の「友の会」。顧客が一定期間お金を積み立てるとボーナス付きの商品券などが受け取れるサービスで、その「お得感」から加入者が急増している。各社ごとに仕組みは異なるが、例えば毎月1万円を1年間(12カ月)積み立てると、ひと月分加えた13万円の買い物券がもらえるというパターンが多い。この場合、12万円の「投資」に対する利回りは年約8%にもなる。

高島屋では2月1日から21日までの新規や追加の入会件数が前年同期に比べて66.5%も増えた。積立金額は5000円から5万円まで選べるが、3万円のコースが5倍、5万円のコースが3倍と、高額のコースが伸びているという。

小田急百貨店でも友の会「レディスクラブ」の入会者数が急増。2月の入会者が前年同期比で約2倍となった。12カ月コースの積立額は5000円から3万円の間で選べるが、やはり高額の3万円を指定する人が多いそうだ。

そのほか東武百貨店や大丸松坂屋でも、新規入会者が順調に増え、問い合わせも殺到している状況だ。3月に大々的なキャンペーンを打つ店舗もあり、知名度の向上とともに会員数はさらに伸びると予想されている。

注意点もある。満期まで積み立てないとボーナスがつかないことや、その商品券は発行した百貨店での買い物にしか使えないことだ。やみくもに入会するのではなく、「その百貨店で確実に商品を購入するかどうか」を見極める必要がある。お中元やお歳暮、お祝いなどで毎年百貨店の商品を購入する人には、うってつけのサービスといえる。

※抜粋

〔 出典:Yahooニュース 〕

 --- Ginkou ---


マイナス金利ショック」で筆者も含め預金者の多くの方は、今後資金をどのように運用すべきか頭を悩ませておられるのではないかと思います。

今後、政府や日銀の狙い通りインフレ経済になっていくということであれば株や不動産などの「モノへの投資」が有利ということになりますが、「円安バブル」が巻き戻されつつある現状では、株式に投資する気にはなかなかなれませんし、不動産にしても特にマンションについてはかなりの高値圏にあり、「高値買い」してしまうリスクが徐々に高まっています。

つまりは運用資金の行先がないのですね!

こういう時は・・・「諦める」という姿勢も大切です。たとえば1%や2%といったリターンを深追いして元本が1割や2割吹っ飛んだら元も子もありません。いつかまた運用のチャンスも訪れるでしょうから、その時まで焦らずじっくり待つことも肝要だということですね。

もちろん長期投資ということで多少の価格変動は気にしない、という「男前?の投資」もあるかもしれませんが、もしそうするとしてもその対象は日本株ではありません。日本株は80年代のバブル崩壊以降、長期投資がほとんど報われていません。特に人口が減少し始めた今ではなおさらです。

長期投資をするにしてもアメリカを筆頭とする「成長軌道にある国」に投資すべきですね。

なお、「いつかまた運用のチャンスも訪れる」と述べましたが、それは投資環境の話であって、「いつかまた預金金利が上昇する」ということではありません。日銀が2%の物価上昇を追い求め続ける限り金融緩和は永遠に拡大されるでしょうから、金利の本格的な上昇は「永遠にない」ということになります。

将来のことは誰にもわかりませんが、こと預金金利に関しては「期待しない」というスタンスが現実的かと思います。

さて、そのように運用難が深刻化する中で注目を集めているのがデパートの「友の会」ですね。友の会といっても親睦会などではなく、一般的には「積立制度」を指します。

具体的には上記記事にもあるように、

・毎月1万円積み立てると1年後に13万円分の商品券がもらえる

といったものですね。つまり単純計算で言えば12万円が13万円になるわけですから8.3%の利回りですし、実際の平均運用期間を半年とするなら、年16.6%と言ってもよいかもしれません。

であれば確かにお得な運用方法に思えますが本当にそうでしょうか?

残念ながら筆者は・・・そうは思えません。と言うのも現金がもらえるならまだしもあくまで商品券ですからね。基本的にはそのデパートなり百貨店で利用する必要があります。

ではそのデパートや百貨店の品物がリーズナブルかと言うともちろんそんなことはなく、スーパーやディスカウントストア、オンラインショッピングと比較して少なくとも2~3割は高いのではないでしょうか?

つまりいくら8%や17%の利回りがあっても結局、割高な買い物になってしまうということですね。

もちろん本やCDなど「どこで買っても基本的に値段は同じ」ものを購入するのであれば、額面通りのメリットを得られますがそういう商品は限られていますし、年間数十万円も購入するものではありません。

商品券を金券ショップで転売するという手もありますが、おそらく100円あたり93円などで買われるでしょから、やはり利ざやはわずかですね。

友の会自体は誰でも入れますので、必要があれば金券ショップ関係者が直接加入することもできますし、また買い手にしても恒常的に商品券を使うのであれば、わざわざ金券ショップを利用しなくても自分が加入すれば最もお得となります。

つまり供給は多く、需要は限定的だとすれば、利ざやが縮小するのは当然です。

そうしたわけで筆者自身はこうした友の会を利用しようという気にはなれませんねぇ。

何かの折にそれなりの額の商品券をもらったことはありますが、結局、ネットなどの方が安いため使い切れずに今に至ります。有効期限などがあったら悲惨ですがどうでしょうか。

加えて、万が一、そのデパートなり百貨店が倒産すればその商品券は基本的には紙屑ですね。そうしたリスクについても頭の片隅に入れていただければと思います。

果たして読者のみなさんはこの「友の会」をどのように評価されているのでしょうか?

ということで今回の読者アンケートは「マイナス金利の影響で、月1万円積み立てれば1年後に13万円の商品券がもらえる、といった形のデパートや百貨店の友の会の人気が高まっているようですが、この友の会は魅力的?」でいきましょう。投票は4月16日まで。

■マイナス金利の影響で、月1万円積み立てれば1年後に13万円の商品券がもらえる、といった形のデパートや百貨店の友の会の人気が高まっているようですが、この友の会は魅力的?(4月16日まで)
http://original.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1246




>>>間違いだらけの銀行えらび ~ 銀行.info<<<

思い立ったら、今すぐこの場で資料請求!



スポンサードリンク

Copyright© 2017 Ginkou.info All Rights reserved.

PAGETOP MENU MENU