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メルマガ「間違いだらけの銀行選び」3月号。

執筆者: ginko 発行日付: 2016-3-28

3月号の内容はこのようなものです。

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□ 2016年3月号のコンテンツ □

1.この1ヵ月で取り上げたキャンペーン

(楽天銀行、オリックス銀行、新生銀行他)

2.最新ランキング

3.読者アンケート結果

・マイナス金利政策を受け3月の住宅ローン金利は大きく下がっている
ようですが、あなたは住宅ローンを借り換えた?

・2015年のインターネットバンキングの不正送金被害は約31億円
と増加したこともあり、各銀行は特にワンタイムパスワードの普及に
努めています。あなたは普段ワンタイムパスワードを利用している?

・マイナス金利の影響で、月1万円積み立てれば1年後に13万円の商
品券がもらえる、といった形のデパートや百貨店の友の会の人気が高
まっているようですが、この友の会は魅力的?

4.今月の世界の株価収益率

5.自腹で資産運用中!(9年12ヵ月目)

6.11年3ヵ月目のひとりごと:「ISからIFへ」
+12,300本+180万円

7.お問い合わせ

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ま ち が い だ ら け の 銀 行 え ら び
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□ 2016年2月号のコンテンツ □

1.この1ヵ月で取り上げたキャンペーン

(楽天銀行、楽天証券、住信SBIネット銀行他)

2.最新ランキング

3.読者アンケート結果

・新たな金融緩和策としてマイナス金利が発表されましたが、これはあ
くまで日銀の金融機関に対する施策です。このマイナス金利は個人の
預金金利まで波及すると思う?波及した場合の対策は?

・<複数回答可>長期金利が一時マイナスとなるなど、日銀のマイナス
金利政策の影響が広がっていますが、マイナス金利時代の運用方法と
して魅力的なものはどれ?

・毎年恒例の日経金融機関ランキングでは、ソニー銀行が9年連続首位
と圧倒的な強さを見せる一方、2位になぜか京都中央信用金庫がラン
クインするなど再び迷走気味です。あなたはこの結果に納得できる?

4.今月の世界の株価収益率

5.自腹で資産運用中!(9年11ヵ月目)

6.11年2ヵ月目のひとりごと:「脱・運用のススメ!?」
+12,200本+177万円

7.お問い合わせ

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.info1:この1ヶ月で取り上げたキャンペーン
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■1.楽天銀行:エクステ預金10年0.2%
http://original.ginkou.info/modules/news/article.php?storyid=834

■楽天銀行「楽天エクステ預金(フラット)」

・10年間 : 0.20%

ついに0.2%まで下がったのですね・・・「好金利継続」というキャッチ
コピーが虚しく響くわけですが、ただ単にディスりたいわけではありません。

要するにこれからの「マイナス金利後」の世界ではこうした「0.2%」で
も本当に好金利となってくる可能性があるのですね。我々預金者にもパラダイ
ムシフト・・・と言うと言い過ぎかもしれませんが、少なくとも「金利観の修
正」が求められているのは間違いなさそうです。

実際のところ、同じ仕組み預金としてより有名な東京スター銀行の「右肩上
がり円定期」はついに2月の販売を中止してしまいました。3月に再開される
かどうかも微妙なところです。

つまり、今後も高金利預金については、金利の引き下げや、販売が中止され
る可能性が高いということですね。目ぼしい定期預金がある方は早めにご利用
ください。

>>>読者アンケート:5つ★満点で平均「1.9」。
http://original.ginkou.info/modules/xoopspoll/pollresults.php?poll_id=1235

こんなものだとは思いますが、真ん中が3つ★ですのでかなり低い評価です。

ただ一方でそれでも3分の1の方は真ん中の3つ★に投票されており、早速
「プラスであれば十分」と思う方が出てきているのであれば興味深いです。

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■2.楽天証券:個人向け国債0.05%
http://original.ginkou.info/modules/news/article.php?storyid=836

■個人向け国債

・固定3年タイプ :0.05%
・固定5年タイプ :0.05%
・変動10年タイプ:0.05%

3商品ともに0.05%となっておりますが、これはつまり制度上の最低金
利に到達した、ということですね。

「これ以上下がらない」という点をどう評価するかで、この国債の評価も変
わってきそうです。

なお、これらの中では商品性からは「変動10年タイプ」が一番魅力的なわ
けですが、金利上昇メリットを狙えることに加えて、1年経てばいつでも中途
解約でき、中途解約時のペナルティも重くないという利便性も魅力と言えそう
です。

ペナルティは平たく言えば「過去1年分の利息を放棄すること」ですが、た
だここまで金利が下がると、「もはやどうでも良い」と思われる方の方が多い
かもしれませんが。

>>>読者アンケート:5つ★満点で平均「3.1」。
http://original.ginkou.info/modules/xoopspoll/pollresults.php?poll_id=1237

真ん中が3つ★ですのでほんの少しだけそれを上回りました。

金利がわずか0.05%で3つ★を超えたというのは・・・やはり快挙なの
でしょうね。全く喜ばしいことではありませんが。

逆に言えば回答者の方々は「マイナス金利時代」という現実を前に、冷静に
客観的に金利観を修正しつつある、ということではないかと思います。

筆者の運用も・・・当面はこの個人向け国債中心になるのでしょうねぇ。

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■3.住信SBIネット銀行:プレーオフ最大0.55%
http://original.ginkou.info/modules/news/article.php?storyid=838

■住信SBIネット銀行の仕組み預金「プレーオフ」

<フラット型>

・最短1年、最長10年タイプ : 0.22%

<ステップアップ型>

・最長10年タイプ : 当初1年/0.10%
→ 延長された場合10年目/0.55%

※2016年2月23日まで募集分の条件

以前と比べればやはり大きく低下していますね!とは言いつつ市場金利も定
期預金金利も低下している現状では「相対的に金利の魅力が増している」と感
じる方も多そうです。

さて、この住信SBIネット銀行が取り扱う2種類の仕組み預金を比較する
と、分かりやすいのは前者です。延長されてもされなくても金利は0.22%
のままですから、定期預金との金利比較もしやすいです。

>>>読者アンケート:5つ★満点で平均「3.0」。
http://original.ginkou.info/modules/xoopspoll/pollresults.php?poll_id=1239

真ん中が3つ★ですのでちょうど真ん中ということですね!繰り返しになり
ますが全体的に金利が劇的に低下しておりますので、その中での「3.0」と
いうのはそれなりに評価してよいものと思います。

ただ評価の内訳をみると真ん中の3つ★に集中しているわけでなく分散して
います。つまり評価が分かれているということですね。

その点ではマイナス金利による「金利破壊」が続く中で、相対的に仕組み預
金の人気が上昇するとしても「メインストリームの商品」になることはなさそ
うです。

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■4.その他の取り上げたキャンペーン
http://www.ginkou.info/news/index.html

・イオン銀行:普通預金0.12%


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.info2:最新ランキング
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恒例の、ユーザーのみなさまの投票による銀行人気投票。その2016年版
の2月の途中経過は以下の通りです。

※不自然な投票は調整しています。

・総合ランキング(★は前月比、順位が上昇した銀行)
1位:★新生銀行
2位:住信SBIネット銀行
3位:★東京スター銀行、オリックス銀行、★ソニー銀行、★じぶん銀行

また各項目別ランキングの1位は以下の通りです。

・口座サービス:新生銀行、★住信SBIネット銀行
・円預金 :新生銀行、★オリックス銀行、★あおぞら銀行
・外貨預金 :住信SBIネット銀行
・FX :SBI FXTRADE、★DMM.com証券、
★GMOクリック証券
・投資信託 :★新生銀行
・住宅ローン :住信SBIネット銀行
・カードローン:★住信SBIネット銀行
・セキュリティ:新生銀行
・証券会社 :GMOクリック証券

総合ランキングではこれまで住信SBIネット銀行が8年連続1位と圧倒的
な強さを見せてきたわけですが、今年からいよいよ「スマートプログラム」が
始まり、実質的には「サービスの改悪」となったことから、今のところ新生銀
行が1位となっていますね!このまま首位を維持できるのでしょうか?興味深
いです。

それ以外にもまだ投票数が少ないこともあり全体的には昨年の最終順位より
大きく変化していますね。投票数が貯まってくるまでは当面は変動が大きい状
態が続きそうです。

では2016年版の銀行人気ランキングに是非投票をお願いします。

>>>2016年版のランキング投票はこちらから
http://www.ginkou.info/enquete2.html

>>>2015年版のランキング詳細はこちら
http://www.ginkou.info/ranking/index.html


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.info3:読者アンケート結果
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■1.新たな金融緩和策としてマイナス金利が発表されましたが、これはあく
まで日銀の金融機関に対する施策です。このマイナス金利は個人の預金
金利まで波及すると思う?波及した場合の対策は?
http://original.ginkou.info/modules/xoopspoll/pollresults.php?poll_id=1234

1位:波及すると思う/プラス金利の銀行に預け替える 45%
2位:波及しないと思う 35%
3位:波及すると思う/プラス金利の個人向け国債を購入する 10%
4位:波及すると思う/株や投信、外貨預金、FXなどに投資する 5%
〃:波及すると思う/わからない、決めていない 5%

となりました。1位は「波及すると思う/プラス金利の銀行に預け替える」
で約5割のシェアですね。

さすがに個人預金の金利がマイナスになることはないと思いますが果たして
どうなるでしょうか。

ただ少なくとも銀行にとって預金業務が「儲からないビジネス」となってく
るのは間違いありません。「減るのは困るが増えるのはもっと困る」というこ
とですね。とすると、預金増加につながるような積極的な金利やキャンペーン、
そして手数料優遇制度は次々と廃止、縮小していくものと思います。

お寒い状況ですね・・・。今後の銀行の業務スタンスを冷静に見極め機動的
に預金を移していく姿勢が重要なのかもしれません。その点では「プラス金利
の銀行に預け替える」という考えに大いに賛同したいと思います。

ちなみにこの「個人預金金利もマイナスになるかどうか」という質問に対し
ては全体的にこのような分布となっています。

・波及すると思う : 65%
・波及しないと思う : 35%

およそ3分の2の方が「預金のマイナス金利」を懸念されているということ
ですね。

筆者は繰り返しになりますが、個人預金の金利がマイナスになることはない
と思いますが、もし仮に預金のマイナス金利が実現するとすればこのようなス
テップでしょうか。

ステップ1.まず預金金利をゼロにする

ステップ2.各種優遇を一切なくす

ステップ3.口座管理手数料を導入する

ステップ4.預金金利をマイナスにする

当然のことながら預金金利がマイナスになればどんどん元本が減っていくわ
けですから、タンス預金などにした方が合理的ですが、そこは保守的なわが日
本国民のこと、「現金は危ないし、マイナス金利は預かり料と思って割り切ろ
う」ということになれば、確かに預金にまでマイナス金利が波及する可能性は
ゼロではなさそうです。

いやはや、ついに預金の世界まで「異次元」となってきましたね。先が思い
やられます・・・。

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■2.<複数回答可>長期金利が一時マイナスとなるなど、日銀のマイナス金
利政策の影響が広がっていますが、マイナス金利時代の運用方法として
魅力的なものはどれ?
http://original.ginkou.info/modules/xoopspoll/pollresults.php?poll_id=1236

複数回答可なので、いつものように投票者の数を分母にするとこういうこと
ですね。

1位:当面はリスク資産の運用を減らすべき 56%
2位:J-REIT 24%
〃:変動金利型個人向け国債 24%
4位:グローバルREIT 12%
〃:その他の運用方法 12%
6位:配当利回りの高い日本株 6%
〃:配当利回りの高い米国株 6%
〃:その他 4%

非常に・・・筆者の感覚に近しい結果となっています!つまり1位は「当面
はリスク資産の運用を減らすべき」であるものの、その中でも投資に多少の魅
力があるとすれば2位の「J-REIT」と「変動金利型個人向け国債」であ
るということですね。

それぞれ得票シェアは約6割と約2割となっています。

「J-REIT」については金利が下がれば増益要因ですし、マイナス金利
政策に動揺した個人の資金が流入すれば価格上昇も見込めます。

また「変動金利型個人向け国債」についても多くの識者がお勧めしておりま
すが、どれだけ長期金利が低下しても制度上、0.05%よりは下がらないと
いう点が魅力と言えます。

とは言いつつ資産運用に関して過剰な期待は禁物です。「利息がほしいから」
という理由だけで利息をもらえるほど甘くはありません。必ずリターンの裏に
はリスクがありますし、リスクがないように見えるのはかえって危険ですね。

「マイナス金利時代」のお作法としては、「資産運用に期待しない」という
悟りの境地が必要かもしれません。特に今は、中国+原油のチャイルショック
で株価や為替相場の底が抜けてしまっているので尚更です。

十分ご注意ください。

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■3.毎年恒例の日経金融機関ランキングでは、ソニー銀行が9年連続首位と
圧倒的な強さを見せる一方、2位になぜか京都中央信用金庫がランクイ
ンするなど再び迷走気味です。あなたはこの結果に納得できる?
http://original.ginkou.info/modules/xoopspoll/pollresults.php?poll_id=1238

1位:納得できない 70%
2位:納得できる面もあれば納得できない面もある 20%
3位:納得できる 10%

となりました。1位は残念ながら「納得できない」ということで7割と圧倒
的です。逆に言えば納得できる方は1割にとどまるということですね!

ちなみに昨年の回答結果はこのようになっていました。

1位:納得できない 47%
2位:納得できる面もあれば納得できない面もある 35%
3位:納得できる 11%
4位:その他 5%

つまり・・・昨年はそれでもまだ「納得できない」は5割未満にとどまった
わけで大幅に悪化したことが分かります。念のため上位5行を比較するとこう
なっています。

・今年

1位:(1位)ソニー銀行
2位:(35位)京都中央信用金庫
3位:(2位)イオン銀行
4位:(4位)大垣共立銀行
5位:(7位)埼玉りそな銀行

・昨年

1位:(1位)ソニー銀行
2位:(6位)イオン銀行
3位:(3位)住信SBIネット銀行
4位:(4位)大垣共立銀行
5位:(1位)セブン銀行

確かに今年よりは昨年の方がはるかに納得感はありますね。

いずれにしても「顧客満足度=納得できる」がたった1割のランキングとい
うのは存在意義を失っていると思われますが、それが金融機関の「顧客満足度」
を批評する内容なわけですから何とも皮肉です。全く説得力がないですね。

例年の結びとなりますが、日経新聞はぜひ金融機関の満足度だけでなく、自
社調査の満足度にも思いを馳せ、せめて半分以上の読者の方が納得されるよう
なランキングを作成してほしいと思います。

すでにもう12回もやっているわけですからね!(苦笑)

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■4.その他の銀行関連ニュース
http://www.ginkou.info/column/index.html

・個人預金までマイナス金利になる?その2


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.info4:今月の世界の株価収益率
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株価収益率(PER)とは、株価がその会社の利益の何倍くらいになってい
るか、という株価の割高・割安を示す尺度です。目安としては「20倍を超え
ていないかどうか」チェックすればいいと思います。

2月の株価収益率の平均は前月と比較して少し低下しました。先月の単純平
均は12.60倍で、今月は12.78倍ということですね。

上がったということは株価が「割高」になったということになります。

<世界主要株式市場の株価収益率(PER)一覧(2016年2月現在)>
http://original.ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=1003


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.info5:自腹で資産運用中!(9年11ヵ月目)
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<運用実績(2016年2月現在)>
http://original.ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=1004

2006年 4月の投資金額: 525万7,529円
2016年 2月の評価額 : 600万5,001円
損 益 : +74万7,472円

今月は意外と・・・-5万円にとどまりました。

相場全体としては少なくとも5%程度は下落していると思いますので、元本
=約600万円からすればマイナス30万円くらい下がってもおかしくなかっ
たはずですが、そうならなかったのは・・・資産の約6割を売却して換金して
しまったからですね。

タイミングとしては2月上旬、つまり頼みの綱であった異次元緩和第3弾=
「マイナス金利」に伴う「円安・株高」効果があっさり剥げ落ち、元の「円高
・株安」トレンドに戻ってしまったことに動揺して、ついに大幅売却に踏み出
してしまいました・・・。

ただこれまでも何度もご案内してきたように、もともと2017年~201
8年に次の金融危機が来る可能性があると感じておりまして、それに先立つ今
年の冬~来年の春にかけてが資産リストラのタイミングだと思っておりました
ので、1年くらい早まってしまいましたがそれでも「想定内」と言えば「想定
内」と言えるのかもしれません。

もちろん、新年からこんなに株価が下がるとは思っておりませんでしたので、
株式相場の動き自体は完全に「想定外」でしたが。

日本の株価もアメリカの株価も残念ながら底が抜けてしまっている状態です
ね。日本株の方がより右肩下がりですが、アメリカは世界で唯一と言っていい
くらい経済が好調な国であることを考えると、アメリカ株の低迷の方が気にな
ります。

アメリカの実体経済に対する懸念が徐々に広がっている、ということでしょ
うね。もし仮にアメリカ経済が失速するようなことになれば、世界で経済が好
調な国はほとんどなくなるわけですから考えただけで恐ろしい事態です・・・。

本当にアメリカ経済が失速するかどうかはともかく、昨年12月に開始した
アメリカの利上げがどんどん進められる状況ではなくなってきましたね。利上
げ=通貨高ですから、利上げ休止=通貨安であり、実際、アメリカドルは下落
傾向です。つまり「円高ドル安」が進んでいるということですね。

足元では今や113円前後です!昨年夏には125円くらいだったわけです
から、これまでに1割くらいの円高が進んでいるということですね。たかが1
割されど1割であって、輸出企業においてはかなりの打撃ですし、これまで円
安一辺倒だったトレンドが円高に変わってきたというのは投資家にとってもか
なりショックな出来事と言えます。

結局、これまで連戦連勝だった「異次元緩和」についに黒星がついたわけで、
それを考えれば事態はより深刻ですね。「頼みの綱」に頼れなくなってしまっ
たわけですから。

かく言う筆者も動揺して投資資産の半分以上を売却してしまったのは申し上
げた通りです・・・。

何度もご案内してきたように「アメリカの株価」「中国の株価」「原油価格」
の動向が今後の金融相場のカギを握るわけですが、悲観ばかりしていても仕方
ないので、反転するとすればどういったケースが考えられるのでしょうか?

1つ目のアメリカの株価については、今後「利上げ」がどうなっていくのか、
というのがポイントですね。利上げがしばらくお休みになるのは当然として、
仮に「利下げ」となればかなりのポジティブサプライズとなります。

もちろんいきなりそんなドラスティックな金融政策の変更が起こるとは思え
ませんが。

2つ目の中国の株価については、中国政府が株価を全くコントロールできて
いない点を踏まえればすぐに回復するシナリオは考えにくいです。中国の「高
度成長」も終焉を迎えていますからね。

それでもあえて上昇するとすれば、「底値」に達した後でしょうか。どれく
らいが底値かはわかりませんが、仮にその底値が2,000ポイントから3,
000ポイントの間だとすれば、反転のタイミングは意外に近いのかもしれま
せん。

3つ目の原油価格についても、全く上昇するイメージが沸きませんが、あえ
て言えばこちらもやはり「底値に達した後の自律反発」が一番起こりえそうで
す。20ドルから30ドルの間に底値があるでしょうか。

そう考えると原油価格の下落も「下げ止まり」が近いのかもしれません。

とすると・・・たとえば3ヶ月後や半年後くらいに反転する可能性があるで
しょうか?もちろん、未来のことは誰にも分かりませんが、期待だけはしてお
きたいと思います・・・。

仮にそうしたタイミングで本当に反転してくるとすると、個人的には今回一
旦崩したポートフォリオをどのように再構築するかも課題となってきます。次
こそはインデックスファンド中心に組成しますかねぇ。


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.info6:11年2ヵ月目のひとりごと
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■「脱・運用のススメ!?」
+12,200本+177万円

今月のメール執筆にあたり過去1ヶ月の記事を読み返しておりましたが、や
はり1月29日の前後で内容が丸っきり異なります。

世の中も、読者の方々も同じだと思いますが、「マイナス金利時代」の到来
でマインドが大きく変わった、ということですね。それくらいマイナス金利の
衝撃は大きかった、ということになります。

マイナス金利と言っても民間銀行が日銀に預けている当座預金のごく一部に
適用されるもので、その当座預金についても残りの大部分はプラス金利が維持
されています。

詳しい数字は忘れましたが、これまでの日銀から民間銀行に支払われている
利息が年間250億円くらいで、今般のマイナス金利部分がマイナス30億円
くらいで、差し引きそれでも200億円を超える利息が引き続き民間銀行に支
払われる、ということだったと思います。

加えて法律の専門家の方々の意見としては法的に預金金利をマイナスにする
のは難しいということですので、だとするとやはりマイナス金利の影響は極め
て限定的ですね。

しかしながら言葉の力は恐ろしいもので、実際にマイナス金利政策が始まる
2月16日を待たずに、預金金利は大きく下がり、キャンペーンは中止され、
金庫がバカ売れし、J-REITが値上がりし・・・といった具合に「マイナ
ス金利狂想曲」とでも言うべき状態が起きています。

これも景気浮揚のためには仕方ない・・・と思いたいところですが、今回ば
かりはそうも思えないのは、株価にも為替相場にも目立った影響がないという
ことですね!

ある意味、金融緩和の限界を露呈してしまったわけですが、それが却って株
式相場や為替相場のパニックを助長した気がします。

筆者もまさに「パニック売り」をしてしまいましたので全く他人事ではあり
ませんが・・・。

足元ではどちらの相場も徐々に落ち着いてきましたので、むしろマイナス金
利政策の真価が問われるのはこれから、という気がしますが、しかしそれでも
今回ばかりはマイナス金利の肩を持つ気にはなりませんねぇ。

これまでの金融緩和と同様、マイナス金利もまた「お金を借りる人には優し
く、お金を預ける人には厳しい」政策なわけですが、少なくとも日本の個人消
費においてシニアの存在感が強まれば強まるほど、「お金を預ける人に厳しい」
政策はネガティブインパクトが強くなっていくと言えます。

またそれは企業も同様で、バンバンお金を借りている企業ならまだしも、大
企業を中心に多くの企業は内部留保を蓄え、借金を返済し続けています。

つまり「お金を借りる人には優しい」効果が徐々に薄れてきているというこ
とですね。

筆者もついにマイナス金利となれば、借り入れでもして何か事業でも始めよ
うかな、と夢想しないではないですが、現実には全くその気になりません。や
はり少子高齢化が進む日本ではなかなかそうした「借り入れをして投資をする」
機運が高まらないのが実情だと思います。

先日の報道ではついに日本の人口が減少に転じたようですからね!そうした
中では「リスクを取る」よりは「リスクを抑える」方が大切になってきます。

また、より生活防衛色が強まり、個人消費や企業活動の足を引っ張る可能性
が高そうです。

そうだとすればマイナス金利がこれ以上拡大することはなさそうですが、果
たしてどうなるでしょうか?

シンクタンクなどの試算によればそれでもまだ金利が高いよりは低い方が家
計全体としてはプラスのようですが、さらに高齢化が進めばどこかで「金利が
低いよりは高い方が全体的にプラス」という状態になりそうですね。

預金金利が増えればそれだけ消費が増える、ということです。

かく言う筆者も、キャピタルゲインなどは「一時的な収入」として却って使
うことに躊躇したりしますが、他方、「利息」については使い切ることにあま
り抵抗感がありません。

「しばらくすればまたもらえる」性質のお金というのは手離れが良いという
ことなんですかね。

あるいは、どこまで一般化してよいのかわかりませんが、農耕民族のDNA
もあるのかもしれません。つまり野菜や果物など、定期的に安定的に採集でき
るものは気軽に費消できるけれど、動物のお肉など滅多に手に入らないものに
ついては大事に利用する習性が身についているということですね。

であるなら、景気対策としての金利「引き上げ」という取り組みもあり得そ
うです。ぜひ期待したいと思います。

歴代の政権が試してきたさまざまなバラマキが効かなかったのだとすれば、
それは脳内にて「これは一時期な収入」として変換され、「簡単に使ってはい
けないお金」に分類されてしまったからかもしれません。

だとすれば心理学的に「バラマキは効果がない」ということになります。実
際にその通りではないかと思いますが、政策担当者の方にはぜひ頭の中に入れ
ておいていただきたいと思います。

さてそのように「預金もダメ」「株もダメ」「為替もダメ」という3重苦の
状態では運用先が全く見つかりませんが、そういう時にはあえて「運用利回り
を諦める」という姿勢も重要だと言えそうです。

ちょっと身も蓋もありませんが・・・。

運用利回りは概ね「ベース金利+リスク」で説明できると思いますが、ベー
スとなる金利がマイナス金利前後にまで低下している以上、同じ運用利回りを
期待すれば、さらなるリスクを許容する必要があります。

そのようにリスクをとってまで利回りを追い求めるべきかどうか慎重に検討
した方がよいということですね。

タイミングとしても世界的に株価が低迷している理由が「中国経済」と「原
油価格」なのであれば、どちらも中長期的に低迷する可能性が高く、あまりよ
ろしくありませんね。

さらにそうした「利回りニーズ」の高まりは新たな投資詐欺の被害につなが
っていきます。いまなら利回りが1%でも飛びつく人がいるのではないでしょ
うか?悪意のある人にはとても良いチャンスが訪れていると言えます。

そうした危険を簡単に防ぐ方法が「運用利回りを諦める」ということですね。

もちろん筆者が長期投資の効用やそこから得られるリターンを信じていない
わけではなく、むしろ今でも長期投資を信じておりますが、しかし「マイナス
金利に追い出される形で仕方なく投資する」というのはよろしくない、という
ことです。

加えて長期投資を始めるにしてもあまりにもタイミングが悪すぎるというこ
とです。本来、長期投資とは投資のタイミングを選ばないものではありますが、
他方、長期投資である以上、多少霧が晴れてから投資してみても遅すぎること
はありません。

ご注意ください。

さて足元の株価はやや「下げ止まり」の兆しを見せておりますが、はたして
1ヶ月後の株価や為替相場がどうなっているのでしょうか?全く分かりません。

株価で言えば14,000円になっていても1,8000円になっていても
驚きませんし、為替相場で言えば1ドル=105円も120円もどちらもあり
えそうです。

つまり、上昇することも、今の水準を維持することも、下落することも、ど
れも同じくらいありそうだと言うことですね。

そうした状況を踏まえると・・・筆者のようにパニック売りする必要はなく
ても、やはり今はリスクを落として身軽になっておくべき時期だと言う気がし
ます。

参考にしてみてください。

<御礼>

今月もいくばくかの寄付を行いました。

1.植樹活動への寄付 :累計で12,200本相当になりました。
2.東日本大震災への寄付 :累計で177万円となりました。

ユーザーのみなさま、当サイトのご活用、ありがとうございます!
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2016年2月/本間


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