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旅行積み立ては魅力的?

執筆者: ginko 発行日付: 2016-5-4

まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「経済学者セドラチェク氏は「日本は地球の中で最も豊かに見える、さらに経済成長しなければならない理由は見当たらない」として成長至上主義との決別を訴えていますが、あなたは賛同する?」では・・・

1位:賛同する面も賛同しない面もある 33%
2位:とても賛同する 26%
〃:やや賛同する 26%
4位:全く賛同しない 13%

となりました。1位は「賛同する面も賛同しない面もある」ですね。ただ得票シェアは33%ということで票が分散しているわけですが、全体をまとめるとこうなります。

・賛同する 53%
・賛同しない 13%
・どちらでもない 34%<��>

このようにまとめて見ると過半数の人はセドラチェク氏の「脱・成長至上主義のススメ」に賛同されておられるということですね!とても興味深いです。

実際のところ、経済成長と幸福度合がそこまでダイレクトにリンクしているとも思えませんね。バブル崩壊以降、日本の経済成長は止まっているわけですが、ではわれわれの幸せ度合が低迷しているかと言うとそうではありません。

高度成長期やバブルの頃の大人たちと、今の大人たちとを比べてどちらが幸せそうかと言えば・・・申し訳ないですが、やはり今でしょう。当時は「週休1日」が当たり前でしたし、イクメンはほとんどおらず、働くママも少数派でした。つまりは男性は家庭を、女性は働く機会を犠牲にしていたわけで、そうした生活が今の生活より幸せとはとても思えません。

また欧米の実験では年収800万円程度(でしたっけ?)を超えると幸せ度合はそれほど変わらないということであり、すでに日本のGDPがその「年収800万円の天井」を超えたのであれば、成長しようがしまいが全体の幸せ度合は変わらない、ということなのかもしれませんね。

筆者自身は前回のコラムでもご案内したようにこうした考え方にとても魅力を感じますし、悪戦苦闘している日常の仕事を顧みれば耳障りも大変良いのですが、しかし弱肉強食のビジネスの世界、あるいは国家間の競争において「そんな理想論だけで良いのか?」という気もします。

しかも世界の人口は当面は増えていくわけで、それに伴い世界経済自体も毎年成長しています。みんなが成長している中で自分だけ現状維持に甘んじるのは・・・やはり「敗北主義」とも感じてしまいます。

そんなわけで、以前のように何かを犠牲にしてまで仕事に人生を捧げる必要は全くないものの、とは言いつつ積極的に競争から降りる必要もなく、人並み=他国並みには頑張ればいいのでは?と思うのですがいかがでしょう。

読者の過半数の方は上記の通り「成長しなくてもいいのでは」と思われているわけですが・・・。

ただ一方でセドラチェク氏の、無理な財政出動や金融緩和には見切りをつけ、それぞれが応分の税を負担することで安定した社会を構築すべき、という指摘には大いに賛同いたします。

日本の財政は火の車ですし、日銀の金融緩和についても特に「」の面では限界が近づきつつあります。持続不可能なばかりではなく、「弾切れ」となった後の反動も相当なものになるのではないかと思います。

だとすれば・・・やはり多少の痛みは承知の上でそろそろ方向転換すべきですね。

すでに手遅れな気もしなくはないですが、しかしそれでも早い方が良いのは間違いありません。

今度の参議院選挙では再びバラマキ合戦になりそうな気配がありますが、そろそろ我々有権者が目を覚ますべき時ですね。しっかり候補者選びをしたいものです。

とは言いつつ「わが党は公共投資をやめ、医療費や年金を大幅にカットし、年金支給年齢を引き上げ、消費税を大胆にアップさせます」と言った公約を訴える候補者は皆無でしょうけれど・・・。

ではアンケートへの投票がまだの方は、ぜひ投票をお願いいたします。アンケートは5月27日まで。

〔投票〕http://original.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1258

〔前回のコラム〕http://original.ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=1023



 --- Ginkou ---

マイナス金利で旅行積み立てが人気 満期時、銀行より高利回り

http://www.sankei.com

大型連休や夏休みなどの旅行シーズンを前に、旅行や航空各社が取り扱う「旅行積み立て」の申し込みが急増している。積み立てたお金を旅行商品券やサービスなどに換えられる仕組みで、使い道こそ限定されるものの、満期時に上乗せされる金額の利率がマイナス金利の影響を受けた現在の預金金利を上回るのが魅力。

「(マイナス金利導入の)2月に入ってから問い合わせが増えた」。エイチ・アイ・エス(HIS)の担当者は声を弾ませる。若者の申し込みも多く、3月の申込件数は前年同月の2.5倍にまで膨らんだ。JTBも2月のネット契約件数が6.5倍となったほか、近畿日本ツーリストも2月の契約件数が1.35倍に伸びている。

航空大手の日本航空は3月、積み立ての申込者にボーナスマイルを付与するサービスを実施し、3月の申込件数を前年同月比6.5倍に押し上げた。3月の申込件数が1.6倍のANAグループも6月中旬からキャンペーンを実施予定で、期間中にネットから契約したANAカード会員に対し、満期時の受取額を10万円分ごとに1千円分上乗せする。

HISは4月20日から期間限定で大幅な“利上げ”に踏み切る。ネットでの申し込みに限り、満期時の利率を8.4%に引き上げ、申込者全体の受取額が30億円になったら締め切る。

夏の旅行に間に合う3カ月満期のプランも用意する予定で、担当者は「一度試してもらえるよう、幅広いニーズに対応した」と利用拡大に期待を寄せている。

※抜粋

〔 出典:産経新聞 〕

 --- Ginkou ---


マイナス金利導入によって行き場を失った個人マネーが周辺の商品にもにじみ出ているようですが、中でも有名なのが百貨店の友の会ですね。たとえば1万円×12ヶ月預ければ満期の時点で13万円分の商品券をもらえる、といった形式のものが多くこの場合では12万円が13万円になるのですから、利回りは約8%ということになります。

預金金利が0.00X%なのに対して8%ですから極めてお得・・・と感じてしまいますが、では筆者が友の会を利用したいかと言うと全くその気になれません。

と言うのも百貨店で売っている商品のほとんどは専門店や安売り各社の販売価格と比較して8%以上高いと思うからです。もしそうなら友の会を利用して百貨店で買うよりは、安売り店で現金購入した方がお得、ということになります。

さらにそもそも積立の「出口」が即消費というのも違和感があります。もちろん預金だっていつかは使うために貯めるわけですが、しかしもう少し将来的なものであって、半年や1年後に全額商品券に変わってしまうというのはちょっと違う気がしますね。

そもそも筆者は百貨店で買い物をする習慣がありませんし、百貨店で売っているものであっても安いものや、逆に本や雑誌など、百貨店以外でも定価販売のものもあるでしょうから、本当に約8%のリターンを得られる人もいるのでしょうけれど、それでもやはりそうした友の会が「預金代わり」になるとはとても思えないわけです。

一体、どれくらいの人が会員になっているのでしょうね?

さて今回はそうした友の会の類似商品とも言える「旅行積み立て」です。まず上記記事で紹介されている各社の積み立て商品の利回りを調べてみるとこうなっています。

・HIS : 8.4%
・JTB : 1.75%
・近ツー : 最大2%
・JAL : 最大3%
・ANA : 最大3%


うーん、どんなものでしょうね?この手の商品としてはそもそも利率が低い上に、JTBや近ツーで利用したい商品があるかと言われれば微妙そうです。

ただそうした中でも、HIS8.4%と高い上に商品も上記2社と比較すれば割安ですから検討してみても良いかもしれません。

ただしこの「8.4%」というのはあくまでキャンペーン利回りである上に、すでに10ヶ月もの・12ヶ月ものは売り切れており、残るは3ヶ月と6ヶ月のようです。

さらに8.4%と言っても年利であるために、3ヶ月や6ヶ月となれば実質的なメリットは大きく目減りすることになります。その点ではこの旅行積み立ても見た目ほどは魅力的ではありませんね。

残るJALとANAですが、こちらも利回りとしては大したことはないものの、帰省などで必ずどちらかを使うという人には検討の余地がありそうです。

しかしこちらもその差はわずか3%ですから、他の格安エアラインが飛んでいるような場合はそちらを利用した方が得ではあるのでしょうけれど。

そうしたわけで、これらの「積立商品」はひも付きであるがために出口の際のお得度も考慮する必要があり、そうした点を踏まえれば・・・やはり残念ながら筆者の心は揺れないですねぇ。

記事では前年同月比で6.5倍といった数字が躍っておりますが・・・本当なんですかね?

ちなみに海外旅行ともなれば1円刻みで安いパック商品を探すことに血眼になってしまう筆者はHISですら「少し高め」の印象があります(笑)。そうした点でもこれらの旅行積み立ては・・・縁遠いです。

相応にたまってきた航空会社系のマイレージも全く使い道がないですしね。

ということで今回の読者アンケートは「マイナス金利発表後、JALやANAなどの利回りが2%以上ある旅行積み立てが人気のようですが、こうした旅行積み立ては魅力的だと思う?」でいきましょう。投票は6月4日まで。

■マイナス金利発表後、JALやANAなどの利回りが2%以上ある旅行積み立てが人気のようですが、こうした旅行積み立ては魅力的?(6月4日まで)
http://original.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1260




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