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2016年夏のボーナスの運用先は?

執筆者: ginko 発行日付: 2016-6-22

まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「イギリスのEU離脱の可能性が高まっていることなどが背景に日本の長期金利も大きく低下しています。今後、預金金利はどうなると思う?」では・・・

1位:0%まで下がる 36%
2位:変わらない 27%
3位:マイナス金利とはならないがATM・振込手数料が値上げされる 18%
4位:マイナス水準まで下がる 9%
〃:マイナス金利とはならないが口座管理手数料が復活する 9%

となりました。1位は「0%まで下がる」ですね。確かにとりあえずの預金金利の「行きつく先」は0%だと思いますのでそこに至る可能性は十分あります。

ただ技術的であったり、法的には多少は金利をプラスに維持しておかないといけないのですかね?もしそうだとすれば、今「0.001%」の金利が「0.0001%」となり、「0.00001%」となり・・・といった形で「実質0%」になっていくことになります。

他方ですでにもう「実質0%」と考えるのであれば、2位の「変わらない」という考え方も理解できます。こちらは約3割です。

3位以下は「ATM・振込手数料が値上げされる」、「口座管理手数料が復活する」などが続き、「マイナス水準まで下がる」というご意見もありますね。法的には難しいようですが果たしてどうなるでしょうか。

では気になる最近の長期金利をチェックしてみるとこうなっております。



先週の金融政策決定会合では追加緩和はなく、さらにイギリスのEU離脱問題については、残留支持の議員の痛ましい殺害を契機に残留の可能性が高まっているとのことですから金利が上昇してもいいようなものですが、本日の長期金利は-0.145%と依然節目である「-0.1%」を下回っています。

そう遠くないタイミングで追加緩和があるという思惑がありそうですが、だとすればやはり市場金利の低下を通じて預金金利にも影響しそうですね。もちろん悪い影響ですが・・・。

預金に関してはなかなか景気の良い話は出てきませんが、だからこそ更に銀行サービスが悪化するようなことがあれば、積極的に銀行を見直すべきと言えるのかもしれません。

当サイトも微力ながら引き続き「よりよい銀行」をご案内していきたいと思います。

ではアンケートへの投票がまだの方は、ぜひ投票をお願いいたします。アンケートは7月15日まで。

〔投票〕http://original.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1272

〔前回のコラム〕http://original.ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=1036



 --- Ginkou ---

ボーナス、投資先を分散 読者モニター調査

http://www.nikkei.com

買い物や住宅ローン返済は控えめにして貯蓄を確保、投資先を分散。日本経済新聞社が読者モニターに夏のボーナス資金の使い道について聞いたところ、こんな家計の様子が見えてきた。調査は5月下旬に実施した(有効回答630人)。ボーナスの支給額が昨夏より「増える」とした人の比率は15%で、「減る」という人は23%だった。2013年夏の調査時から、前年比で増える人の比率が上がり、減る人の比率が下がる改善傾向が続いてきたが、ここへきて足踏みとなっている。

ボーナスの使い道は「貯蓄」が平均44%と前年の調査時より4ポイント増えた。「住宅ローン返済」と「投資」はそれぞれ2ポイント低下。「買い物」は1ポイント低下した。

ボーナスを活用した投資を予定する人に基本的な考え方を尋ねた。最も多かったのは「元本割れのリスクが多少あってもある程度の利回りがほしい」との回答で52%と昨夏より1ポイント上昇した。「元本の安全性を重視する」は1ポイント高い37%となった。

ボーナスで運用したい投資商品の種類を複数回答で聞いた。トップは「日本株」で70%。株高で投資環境の良かった前年よりは6ポイント低く、年初からの軟調相場も反映しているようだ。2位は「日本株で運用する投資信託」で22%だった。

運用したい商品の3位には「不動産投資信託(REIT)など不動産関連」(19%)が入り、前年の4位から順位を上げた。長期金利がマイナス圏に沈む中、上場REITの予想分配金利回りは平均3%台で投資家の注目を集める。REIT購入を考えているという東京都の会社員男性(40)は「円高で業績悪化が懸念される輸出関連株と比べるとREITはしばらく有望な投資先」とみる。

4位の「外国株」(17%)も前年の6位から上昇した。含み益が薄くなった日本株を売却し、定期預金も解約したという東京都の会社員男性(47)は、外国株や外貨建てMMF(マネー・マーケット・ファンド)を購入する予定。「外貨建て資産は金利が国内よりも高く、上昇を期待できる株式もある」という。全般に外貨建て資産を含めて投資先を分散させようという人が多い。

今回のアンケートでは、日銀が今年1月末にマイナス金利政策の導入を決めて以降、資産全体の運用方法や考え方を見直したかについても尋ねた。「すでに見直しに着手した」との回答は全体の12%、「着手していないが、必要性を感じる」人が36%いた。

見直した人からは、「預貯金での運用では資産を増やせないので投資に切り替えていきたい」(東京都の会社員男性、45)といった声が多い。千葉県の73歳の男性は「高齢なので預貯金を中心にしてきたが定期預金に魅力がなくなったため、資金の一部を個人向け国債とREITに切り替えた」という。

運用見直しを機に増やしたい資産(複数回答)としては「日本株・日本株投信」(38%)や「REITなど不動産関連」(21%)、「外貨建て資産」(19%)が挙がった。

足元では英国のEU離脱問題などから円高に振れる局面も多い。FPの福田氏は「資産がほとんど円建てだという人は、外貨建てを増やすチャンス」と指摘。一進一退を続ける日本株は、「自己資本比率が50%以上で自己資本利益率(ROE)が高い銘柄を厳選することが大切」と話す。藤川氏は「昨夏までのアベノミクス相場でリスクを取り過ぎていた人は、家計の状況に応じて投資額や銘柄を見直すべきだ」と助言している。

※抜粋

〔 出典:日本経済新聞 〕

 --- Ginkou ---


夏のボーナスシーズンが到来しつつありますね!日本経済のことを思えばしっかりと使いたいわけですが、延期されたとは言え増税が控え、預金金利も下がる中ではやはり「まずは貯金」と思う方が多いのではないかと思います。

実際のところ上記日経新聞の調査では、夏のボーナスの運用先として「貯蓄」と答えた方は昨年の調査より4%増えたようです。ということで昨年夏と比較してみるとそれぞれこのように推移しています。

・貯蓄 : 40% → 44%
・生活費の補填 : 19% → 19%
・投資 : 14% → 12%
・旅行・レジャー : 12% → 13%
・買い物 : 8% → 7%
・住宅ローン : 7% → 6%


全体的に大きな変化があるかと言えばそうでもないですが、「貯蓄」が増え、「投資」や「買い物」が減っているという点では、消費者が多少、保守的になっている面はありそうです。

なお、ボーナス支給額についてはこのようになっています。



この4年で順調に増えてきた「昨年より増える」派の割合は今年は減少に転じてしまったようですね!あと一息で「昨年より減る」派を上回ったと思うのですが、残念ですね・・・。

ちなみに主要企業の集計では今年の夏のボーナスは引き続き「増加」ということだと思いますが、この違いは・・・会社によって業績格差が広がっているということでしょうか?あるいは回答者の年齢なども関係しているのでしょうか?気になるところです。

次に運用したい投資商品はこのようになっています。



相変わらず日本株が不動の1位なわけですが、これも昨年の夏の回答結果をチェックしてみるとこうなっておりました。



本文でも指摘されているように、REIT外国株などが順位を上げています。REITはともかくとして外国株に関心が高まっているというのはどういうことなのでしょうね?円高傾向が反映されているのでしょうか?

ただどちらにしてもシェアが「大きく変わった」というわけではありませんが・・・。

なお「マイナス金利政策の導入を決めて以降、資産全体の運用方法や考え方を見直したか」という質問についてはこういう回答のようです。

・すでに見直しに着手した : 12%
・着手していないが、必要性を感じる : 36%


確かに見直しを検討したい気持ちはよく分かりますが、ただでは具体的に何をどう見直すのか、となると難しいですね。

記事では「投資に切り替えていきたい」「個人向け国債とREITに切り替えた」といった意見が紹介されておりますし、FP氏も折からの円高を受けて「資産がほとんど円建てだという人は、外貨建てを増やすチャンス」とのことですが、いつもご案内しているように悩ましいのはこの円高がどこまで進むのか分からない、という点です。

購買力平価からすればドル円は100円を割ってもおかしくありませんし、これまでの水準を考えれば80円~90円といった水準も十分考えられます。

また、アメリカの利上げ再開によって一転して「円安ドル高」トレンドになる可能性は十分ありますが、その場合は今度は「利上げショック」によって世界の株価が下がるでしょうから、大きな逆風になってきます。

もちろん日本株も下がるでしょうね。

つまりはどちらに転んでも投資リスクは大きい、ということになります。

慎重になってばかりいても仕方がないですし、未来の相場のことは誰にもわからないとすれば、今後円安株高が進み大きなキャピタルゲインを得る可能性がないわけではないですが・・・しかし投資をするにしてももう少し様子を見た方がいいような気がしますが、いかがでしょうか。

ということで今回の読者アンケートはいつものように「<複数回答可>2016年夏のボーナス、何で運用する?」でいきましょう。投票は7月22日まで。

■<複数回答可>2016年夏のボーナス、何で運用する?(7月22日まで)
http://original.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1274




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