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ローソン銀行に期待できる?

執筆者: ginko 発行日付: 2016-10-12

まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「日経新聞が実施した2016年銀行リテール力調査では、1位が三井住友銀行、2位がりそな銀行、3位が池田泉州銀行となりましたが、この結果に納得できる?」では・・・

1位:納得できない 80%
2位:その他 20%

となりました。1位は「納得できない」で8割ということですね!結果は明白ですが、念のため昨年の調査結果をチェックしてみるとこうでした。

1位:納得できない 54%
2位:納得できる面もあれば納得できない面もある 27%
3位:納得できる 9%
〃:「店頭」サービスランキングなら納得できる 9%


昨年は1位新生銀行3位イオン銀行とまだ馴染みのある銀行がランクインしていたため、それなりに評価されていたのですね。それと比べると今年は・・・もはや「評価に値しない」というのが読者の皆さんの正直な気持ちかもしれません。

なぜこうも納得感の低い結果になるかというのは前回のコラムでご案内しましたがもう一度まとめておくとこうなります。

1.「リテール力」ランキングと言いながらほぼ「店頭の応対」ランキングとなっている。

2.毎回、大きく順位が入れ替わる。

3.結果として、納得感の薄い銀行が入れ替わり立ち代わり上位にランクされる。


確かにこれでは「納得しろ」と言われても難しいです。

結局のところこれだけ順位が入れ替わるということは、ぶっちゃけ各銀行の「店頭の応対」はよく品質管理されていて、結果的に「どこもほぼ同じ水準のサービスを受けられる」ということなのではないでしょうか?

もちろん「どこも同じくらいサービスレベルが低い」という可能性もゼロではありませんが・・・。

とすると、この「リテール力」も評価が曖昧になってしまう「接客態度」の配分をぐっと下げ、もっと客観的に差が出る項目に注目すべきなのかもしれません。

たとえば、「待ち時間」「説明時間」「提案商品数」などの「数値」を評価基準とするというのも手ですね。まぁここも応対する人によって多少のバラつきがあるとすればやはり順位の変動は避けられなくなってしまいますが。

意外と客観的な評価は難しいのですかねぇ。

だからと言ってこの結果を受け入れるわけではありませんが、少なくとも強く示唆されているのは「店頭の応対で抜きんでている銀行などない」ということですね。

とすると、仮に今利用している銀行の応対に不満を覚えたとしても、それ以上の銀行があると期待するのは難しいことになります。

であれば、他の解決策が求められるということですね。例えば、運用相談の内容について満足できないとしても、別の銀行に行って満足できる可能性は低いわけで、もう他力本願を諦めて、自分自身の知識と経験を高めていくのが本質的な解決策になる、といった具合です。

確かにそれは「あるべき姿」ではあるわけですが。

ではアンケートへの投票がまだの方は、ぜひ投票をお願いいたします。アンケートは11月4日まで。

〔投票〕http://www.old-ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1304

〔前回のコラム〕http://www.old-ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=1071



 --- Ginkou ---

ローソン、18年に銀行 三菱UFJと準備会社

http://www.nikkei.com/

コンビニエンスストア3位のローソンが、銀行業への参入に向け、11月に三菱東京UFJ銀行と準備会社を設立することが明らかになった。

2018年中の参入を目指し、銀行業免許の取得を金融庁に申請する。

新銀行にはローソンが95%、三菱東京UFJ銀行が5%出資する方向だ。

ローソンは現在、全国の店舗に約1万1000台ある現金自動預け払い機(ATM)で、提携する銀行の預金引き出しなどに対応している。銀行業への参入で、新たに個人向けの預金やクレジットカード事業などを展開する。約80機関にとどまっている地方銀行などの提携先を増やす。

また、口座を開設した利用者に対し、ローソン商品を割引したり、ローソン店内のATMで三菱東京UFJ銀行の利用手数料を無料にしたりすることも検討する。

※抜粋

〔 出典:日本経済新聞 〕

 --- Ginkou ---


2000年から始まった銀行業界への新規参入ラッシュも最近ではすっかり落ち着いてしまいましたね。最後の大物と言えばじぶん銀行イオン銀行となるのでしょうか?

そのじぶん銀行も設立は2008年イオン銀行2006年と言うことで10年近い月日が流れております。

そう言えば書いていて思い出しましたが、最近すっかり影が薄くなりつつある大和ネクスト銀行も比較的新しいですね。こちらは2010年ですので最後発と言えそうです。それでも6年以上経過しているわけですが。

他方、現在設立準備が進んでいると報道されているのが、あおぞら銀行+GMOインターネット社の合弁の「あおぞらGMO銀行(仮)」ですね。こちらは準備は順調なのでしょうか?より良いサービスに期待したいところですが、社風もバックグラウンドも全く異なる会社同士だけに難産であっても驚きません。

そのように新規参入銀行の動きが低調となっている中で報じられたのが上記の通りローソン三菱東京UFJ銀行が提携をして2018年に「ローソン銀行」が設立予定というニュースです。

ローソンからすれば狙いは明白ですね。目に映るのはやはりセブン銀行なのではないかと思います。セブン銀行の当期利益はこのように推移しています。

・2014年3月期 : 223億円
・2015年3月期 : 244億円
・2016年3月期 : 261億円
・2017年3月期 : 272億円 ※計画


単に利益が多額なだけでなく、極めて安定しており、さらに順調に成長しているのがすごいですね!これを見れば「ウチも参入しよう!」と思うのは当然と言えます。

ただ一方で、利用者のメリットはと言うと正直あまり判然としません。というのもすでにローソンには銀行ATMが設置されていて多くの銀行カードが利用できるようになっているからですね。

もちろんその際のATM手数料が安くなるということであればメリットが出てきますが、恐らくそれはありません。セブン銀行だって基本的にはばっちり手数料を取りますからね。

鍵となってくるのは銀行設立によって新たに提供される「ローソン銀行口座」のサービス内容でしょうね。この口座のATM手数料がそれなりに優遇されるのは当然として、振込手数料などのそれ以外の手数料もお得に提供されるのかどうかというのが気になります。

また、高金利の預金を提供してくれたり、低金利の住宅ローンを提供してくれたりすると利用者のメリットとなってくるわけですがその可能性はあるのでしょうか?

少なくとも住宅ローンビジネスは一朝一夕では始められないでしょうし、始められたとしてもすでに激しい競争となっていますから採算を確保するのは簡単ではありません。とすると期待されるのは高金利の預金ですね。

仮にローソンの銀行からの借入金利は結構高く、「銀行から借りるより、預金で集めた方が得」ということになればそれなりの金利がつく可能性がありますが、果たしてどうなるでしょうか?

だとしても驚くような金利がつく可能性は低いですが・・・。

一方、仮にそのように自行口座の拡大を目指し、「他行の顧客より自行の顧客を優先する」ということになれば、ローソンATMの利用者はほぼ100%他行顧客でしょうから、結果的に「今よりサービスが低下する」可能性が高まることになります。

そのように考えるとこのローソン銀行設立によって既存の利用者が得する可能性は低そう・・・ということですね。

もちろん設立前からケチをつける必要はないわけで、ぜひそうした天邪鬼な予想を覆して、ローソンにとっても顧客にとっても、Win-Winなサービスの提供を期待したいと思います。

では今回の読者アンケートでは、「ローソンと三菱東京UFJ銀行は提携して2018年に新たに銀行を設立する予定とのことですが、あなたはこのローソン銀行(仮)に期待する?期待しない?」でいきましょう。投票は11月12日まで。


■ローソンと三菱東京UFJ銀行は提携して2018年に新たに銀行を設立する予定とのことですが、あなたはこのローソン銀行(仮)に期待する?期待しない?(11月12日まで)
http://www.old-ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1306




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