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実況中継!自腹で資産運用~前月比-1万円

執筆者: ginko 発行日付: 2016-10-17

このコラムは筆者の実際の資産運用の推移です。2006年4月から始めた想定ですので、10年7ヶ月目となります。

実際はもっと前からやっていますが、この時期に運用を始めた資金があるのでその推移をご案内しています。筆者の失敗や成功から、何か運用のヒントを感じてもらえれば幸いです。

なお、前号をご覧になっている方は間を飛ばして<4.運用実績>からご覧ください。また、最新号をご覧になりたい方は(本サイトの)メインメニューの「実況中継!資産運用」をクリックしてください。

■前号:http://original.ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=1066

<1.運用方針>
1.毎日、資産運用するヒマはないし、かけた時間だけの「あがり」は期待できないので、見直しは月1回のみとします。
2.投資対象は分散したいので、投資信託を中心とします。
3.目標利回りは年5%。割合、低めです(笑)。リスクは積極的に取りますが、安全性も重視します。
4.投資方針としては、「逆張り=下がったら買い」を目指していましたが、昨今の株価下落を背景に「積極的な手仕舞い」モードに移り、現時点ではほぼ手仕舞い完了です。

<2.計算方法>
1.筆者の実際の運用結果に基づき利回りを算出しますが、あまり元本が少ないのも迫力がありませんし、あまり元本が多いのも真実味がない、ということで元本を大体500万円くらいに換算して計算します。したがって目標利回り年5%ですから年間25万円くらいの利益を目指すことになります。
2.2006年4月からスタートしたことにします。
3.手数料なども加味します。したがって、運用開始時はいきなりマイナス3%など、手数料分だけマイナスから始まります。
4.計算が面倒なので、お給料などの追加資金は含めません。

<3.現在の運用割合>



現在の運用割合ですが・・・ついに投資資産のかなりの部分を売却し、9割超普通預金となりました!

国内外の債券日本株先進国株新興国株海外REITもたたき売り、残る投資資産は国内REITだけとなっております。さっぱりしてしまいましたね・・・。

売却については昨今の株価下落に対して過剰反応してしまった気もしなくはないですが、吉と出るか凶と出るかは神のみぞ知る、です。

<4.運用実績>



まずは運用実績の前月との比較です。今月は-1万円・・・と、言いますか-6,653円ですね。わずかにマイナスです。

つまりは残った唯一の投資資産である国内REITが下落したということですが、すでにほとんどのリスク資産を売却してしまった今となってはプラスであってもマイナスであってもその金額は誤差の範囲内です・・・。

次に当ポートフォリオの通算成績はこのようになっています。



通算成績としては、ほとんどのリスク資産を売却してしまったこともあり、当面は海外債券/先進国海外債券/新興国国内REIT国内株式/高配当株海外株式/高配当株海外株式/中国海外株式/アジアの黒字が確定、ということになります。

逆に言えば海外REIT国内株式/新興市場海外株式/ロシア・東欧海外株式/ブラジル海外株式/インドの赤字もまた当面確定ということになります。

そうしたわけで「7勝5敗」という全体成績もまた当面はこのままですね。



全体の通算成績の推移ですが、通算の運用益はプラス約73万円となっています。こちらも当面はこのままということです。

目標としては毎年25万円の利益ということなので、丸10年となる今年4月の目標は「250万円の黒字」が必要だったわけですが・・・重い「宿題」となりそうです。

先は長いですが、どこかのタイミングで投資を本格的に再開していく中でこの目標値をクリアしたいものです。

<5.今月の追加投資/売却>

さてここからは相場全体を眺めながら投資再開のタイミングを探っていきたいと思います。まず株式相場を眺めてみるとこうなっています。

■日経平均



■アメリカ株(S&P500)



■先進国株(円建て)



これまでとやや風向きが変わってきましたでしょうか?日本株がジワジワ上昇する一方で、アメリカ株が少し下落しているようです。

とすると最近、よく目にするアメリカの利上げ観測の影響が考えられます。もしアメリカで利上げが実施されれば企業収益が悪化することからアメリカ株が下落する一方、利上げ=通貨高ですから、「円安ドル高」によって日本株が上昇することになります。

そうしたわけでいつものようにドル円相場をチェックしてみるとこうなっています。

■ドル円相場



確かにこれまでの一方的な円高の動きが収束し、やや円安に向かいつつあるように見えます。であればやはりアメリカの利上げに対する警戒感が広がり始めているということではないでしょうか。

今のところ利上げ時期としては12月が有力のようですが果たしてどうなるのか気になるところです。

ただそのようにアメリカの利上げが近づいてくると下落するのが新興国の株価ですね。

新興国の株価は投機的な取引を好む「リスクマネー」が底支えしているわけですが、アメリカの金利が高くなれば一部のリスクマネーがアメリカに戻っていくと言われています。

もしそうなれば新興国の株式市場から資金が流出するわけですから株価が下落するのも当然という気がしますが、では新興国の株価がどうなっているかと言えばこうなっています。

■新興国株(円建て)



下がるどころかむしろ徐々に上昇していますね!この指数は円建てですので「円安ドル高」の影響を多少なりとも受けているのは間違いないと思いますが、しかしそれにしても違和感のある動きです。

原油価格が上昇するなど別の要因で上昇している、ということでしょうか?もちろん、日本株も新興国株も上昇するに越したことはないわけですが、たださすがにアメリカの利上げが進行する中で新興国株価がどんどん上昇していくということはないと思いますので、今後新興国株価がどうなるのか注目したいと思います。

なお先月もご案内したように、日銀がアメリカの利上げに歩調を合わせるように新たな金融緩和に踏み出せば「黒田相場アゲイン」となる気がします。日銀単独の金融政策は今一つ効きが悪くなっておりましたが、利上げの動きと協調すればさすがに相場に影響してくるのではないでしょうか。

今後、為替相場が再び大幅な円安に向かうのか、という点にも注目ですね。

あまりに露骨にやるとアメリカから「為替操作」だと怒られそうですが。

ちなみに。

仮に上記の通り為替相場が再び円安に向かったとしても、それが「絶好の投資機会」かと聞かれれば微妙なところです。いつもご案内しているように、数年以内に世界的なリセッション=景気後退が到来する可能性があるからです。

これまで概ね10年に一度繰り返されてきた世界的な金融危機を思い出せば、リーマンショックから10年後の2018年というのは大きな心理的な節目となります。

もちろんそれは根拠のないアノマリーではあるのですが、仮にそのような危機が勃発すれば、大幅な「円高株安」局面となるのは間違いありません。要するにリーマンショックの再現ですね。

そして、そうした「円高株安」局面こそ、真の「絶好の投資機会」と言えます。

投資機会をただただじっと待つというのはそれはそれでストレスを感じなくもないですが、もちろん大切なのはストレスの有無などではなく着実・堅実な運用リターンです。

フォローの風が強く吹くことをのんびり待ち続けたいと思います。

<6.他ファンドとの比較>

筆者の運用スタイルはハイリスク・ハイリターンというよりはミドルリスク・ミドルリターンですので、以下2つのファンドと比較しています。

3分法ファンド(内外の株式・不動産・債券に分散して投資)
グローバル・ソブリン・オープン(先進国の債券に投資)

そうするとこんな感じですね。3分法ファンドが、グロソブがピンクです。



当サイトのポートフォリオは引き続き1位を維持しています。

では次回も来月のこの頃に更新予定です。

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