銀行.info

銀行関連ニュース

日経金融機関ランキング、大異変アリ

執筆者: ginko 発行日付: 2017-02-01

まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「2017年の長期金利は日銀の金利操作によって-0.1%~0.1%の間で推移する可能性が高い、という認識が主流のようですが、あなたは今年の長期金利は上昇すると思う?低下すると思う?」では・・・

1位:-0.1%から+0.1%のレンジ内で推移すると思う 88%
2位:+0.1%を超えて上昇すると思う 11%

となりました。1位は「-0.1%から+0.1%のレンジ内で推移すると思う」ということですね。現在の金融緩和の枠組みを考えれば確かにそう考えるのが自然ですし、筆者も同感です。

ただそれだと面白くありませんので、それでも金利が上昇するシナリオというのはどういう場合でしょうか?

1つ目は何かの拍子に長期金利が0.1%を超えてしまった場合ですね。理論的には日銀は0.1%のところで網を張っておいて、無制限に国債を購入することで金利がそれ以上高くならないようコントロールするのは容易ではないかと思いますが、それでも初動に半日から1日くらいかかるとすれば、一時的に長期金利が0.1%を超えることはあり得ます。

そして市場が「長期金利は0.1%を超えることはない」と信じ込めば信じ込むほど、0.1%を超えた時のショックは大きくなります。また、一定の損切システムがあるとすれば売りが売りを呼ぶ展開もあるかも・・・しれません。

ただしこれは起こったとしても一時的なものであるのは間違いないと思います。その点では少なくとも預金金利が上昇することは・・・ないでしょうねぇ。

2つ目はトランプ大統領に現在の金融緩和政策を批判され、縮小を余儀なくされる場合ですね。もちろん金融緩和政策は為替政策ではありませんが、氏の頭の中には「日本=為替操作国」のイメージがあるようですので、かなり強硬な対応に出てこられた場合には何らかの譲歩を示す必要があるかもしれません。

縮小を始めたとは言え、アメリカ自身も今絶賛金融緩和中ですし、そうした政治的な圧力がかからないようにアメリカも含め世界の中央銀行は独立性が維持されているわけで、素直に「アメリカから圧力があったので金融緩和を縮小します」ということにはならないとは思いますが・・・しかし実際に金融緩和によるインフレ効果も限定的のような気もしますので「取引」の一環として何等かの超法規的な対応がある可能性はゼロではなさそうです。

とは言いつつ、これらはあくまでレアケースですね。メインのシナリオはやはり「-0.1%から+0.1%のレンジ内で推移する」と言うことだと思います。

ただ何があるかわからないのが金融市場です。「想定外」のことが起こるのであれば、預金者としては金利が上昇する方向で起こることを期待したいと思います。 

ではアンケートへの投票がまだの方は、ぜひ投票をお願いいたします。アンケートは2月25日まで。

〔投票〕http://original.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1343

〔前回のコラム〕http://original.ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=1108



 --- Ginkou ---

顧客満足度、イオン銀が初の首位 ソニー銀陥落
http://www.nikkei.com


日本経済新聞社が三大都市圏の個人を対象に実施した第13回日経金融機関ランキングで、イオン銀行が顧客満足度で初の首位となった。2位は前回6位から順位を上げたみずほ信託銀行が入り、前回まで9年連続で首位だったソニー銀行は3位となった。

日銀のマイナス金利政策の導入後で初の調査となった今回は、預金金利の水準より利便性への評価が高い銀行が上位につけた。相続などの幅広いニーズを捉えた信託銀行も躍進した。地方金融機関では5位の大阪信用金庫、6位の大垣共立銀行、9位の愛知銀行がトップ10入りした。

イオン銀はイオンでの買い物でたまる「WAON(ワオン)ポイント」の優遇が受けられるサービスや、平日日中の手数料無料のATMが増えたことなどから幅広い支持を集めた。みずほ信託銀は信託関連の相談拠点である「トラストラウンジ」を増やしている。ソニー銀は外貨預金が評価された。

※抜粋

〔 出典:日本経済新聞 〕

 --- Ginkou ---


さて毎年この時期になると、恒例の日経金融機関ランキングが発表されるのですが、今回の結果はこういうことになりました。

■第13回日経金融機関ランキング/顧客の満足度評価(カッコ内は前回調査)

1位:(3位)イオン銀行
2位:(6位)みずほ信託銀行
3位:(1位)ソニー銀行
4位:(7位)住信SBIネット銀行
5位:(9位)大阪信用金庫
6位:(4位)大垣共立銀行
7位:(36位)SMBC信託銀行
8位:(10位)三井住友銀行
9位:(13位)三菱東京UFJ銀行
9位:(32位)愛知銀行


いかがでしょう?何と今回は・・・記事にもあるようにソニー銀行がついに首位から3位に陥落したのですね!これまで9年連続1位だったわけですが、10年連続1位を前に挫折を迎えたことになります。

関係者の方にはお気の毒ですが、ただ変化が激しい同ランキングの中で、ソニー銀行だけが不動の1位というのは何とも違和感を感じたものでした。

何年か前には確かセブン銀行と「同率1位」のことがありましたよね?このように小数点1位まで数えるランキングで1位が全くの同率というのは珍しく、「何らかの力学」が働いたと勘ぐってしまったのは筆者だけではないと思います。

もしそうなら、今回の1位陥落もまた「何らかの力学」が働いたということなのでしょうね。最近、電子版しか読んでいない日経新聞ですが、きちんと広告出稿を続けてしましたか?ソニー銀行さん。

あくまで「もしそうなら」という話ではありますが・・・。

とは言いつつ毎年ご案内しているように、これまでは正直、魅力がわからない銀行が多くランクインしており、ぶっちゃけ「全くあてにならないランキング」という印象でした。その点ではソニー銀行さんも宣伝効果以外の点については全く気にする必要はないと思います。

今年も申し訳ないですが、みずほ信託銀行2位だったり、愛知銀行9位というのは・・・もちろんそれぞれ魅力はあるのでしょうけれど、ピンとくるかと聞かれればピンときません

ちなみに昨年はどういうランキングだったか思い出すとこういうことですね。

1位:(1位)ソニー銀行
2位:(35位)京都中央信用金庫
3位:(2位)イオン銀行
4位:(4位)大垣共立銀行
5位:(7位)埼玉りそな銀行
6位:(26位)みずほ信託銀行
7位:(3位)住信SBIネット銀行
8位:(28位)城南信用金庫
9位:(12位)大阪信用金庫
10位:(15位)三井住友銀行


2位に躍進した京都中央信用金庫はあっさり圏外です。では京都中央信用金庫がこの1年で何かサービスを後退させたかと言うとそれはないと思います。そう思いながら昨年のコメントを読み返すとこのようなことを書いておりました。

---

京都中央信用金庫は昨年の35位から大幅に順位をあげたわけですが、ではこの1年間で京都中央信用金庫が抜本的に変わったかと言うとそんなことはもちろんありません。

とすると来年のこのランキングには跡形もなくなっている可能性も高そうです。個人的には若かりし頃、同金庫にお世話になったこともあるので悪い印象はないのですが。

---


予想通りの展開ですね・・・。

そんなわけで引き続き「全くあてにならないランキング」となってしまっている上記ランキングですが、逆に納得感を高めようとすれば重視すべきなのは以下のような項目だと思います。

・ATM手数料、振込み手数料の安さ
・ATM、インターネットバンキングの利便性
・定期預金金利の高さ
・信用力


このような視点に立てば、ランキング結果は大きく変わってくるものと思います。

さて、毎年恒例の結論部分に入っていきますが、こうしたランキングの問題点は、仮に調査方法が公正なもので、回答者の抽出方法も公正なものだとしても、回答結果を集計し、指数化する時点でどうしても結果が恣意的になってしまう点です。

以前と同様、約20項目の質問から構成されているとすれば、どの質問に何点を配分するかで、結果は大きく変動しまいます。従来の点数配分はこうでした。

・接客/営業時間 約25点
・商品/サービス 約35点
・信頼性 約25点
・今後も利用したい 約15点


これが「顧客の満足度」を最も正確に表している保証はありません。ちなみに筆者の顧客満足度を点数配分するなら・・・

・接客/営業時間 約10点
・商品/サービス 約60点
・信頼性 約10点
・今後も利用したい 約20点


という感じになります。仮にこの配分で集計し直せば結果はもっとスペック重視になるでしょうね。

これも毎回書いていることですが、より信頼性の高い顧客満足度ランキングを出したいなら、単純に「使ってみて最も満足度の高い銀行は?」と言う質問を1つだけ聞くことであります。これなら結果が恣意的になることはありませんね。

上記の点数配分で言えば「今後も利用したい」に100点配分してしまう、というのも手ですね。

ちなみに当サイトでの昨年のアンケート結果はこのようになっております。
http://www.ginkou.info/ranking/index.html

総合ランキングでは以下のような順位ですね。

1位:新生銀行
2位:住信SBIネット銀行
3位:オリックス銀行
3位:ソニー銀行
5位:東京スター銀行
6位:じぶん銀行
6位:イオン銀行
8位:あおぞら銀行
8位:みずほ銀行
10位:楽天銀行


当サイトでも昨年は8年連続1位だった住信SBIネット銀行2位に陥落し、奇しくもソニー銀行3位という点も同じですね。それ以外は日経金融機関ランキングとは全く違う順位ですが・・・。

手前みそではありますが、やはりこちらの方が納得感を感じますねぇ。

ということで今回の読者アンケートは「毎年恒例の日経金融機関ランキングでは、9年連続首位だったソニー銀行が陥落し、1位:イオン銀行、2位:みずほ信託銀行、3位:ソニー銀行という順番でしたが、あなたはこの結果に納得できる?」でいきましょう。投票は3月1日まで。

■毎年恒例の日経金融機関ランキングでは、9年連続首位だったソニー銀行が陥落し、1位:イオン銀行、2位:みずほ信託銀行、3位:ソニー銀行という順番でしたが、あなたはこの結果に納得できる?(3月1日まで)
http://original.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1345



>>>間違いだらけの銀行えらび ~ 銀行.info<<<

思い立ったら、今すぐこの場で資料請求!



スポンサードリンク

Copyright© 2017 Ginkou.info All Rights reserved.

PAGETOP MENU MENU