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実況中継!自腹で資産運用~前月比-1万円

執筆者: ginko 発行日付: 2017-04-17

このコラムは筆者の実際の資産運用の推移です。2006年4月から始めた想定ですので、10年12ヶ月目となります。

実際はもっと前からやっていますが、この時期に運用を始めた資金があるのでその推移をご案内しています。筆者の失敗や成功から、何か運用のヒントを感じてもらえれば幸いです。

なお、前号をご覧になっている方は間を飛ばして<4.運用実績>からご覧ください。また、最新号をご覧になりたい方は(本サイトの)メインメニューの「実況中継!資産運用」をクリックしてください。

■前号:http://www.ginkou.info/column/20170320.html

<1.運用方針>
1.毎日、資産運用するヒマはないし、かけた時間だけの「あがり」は期待できないので、見直しは月1回のみとします。
2.投資対象は分散したいので、投資信託を中心とします。
3.目標利回りは年5%。割合、低めです(笑)。リスクは積極的に取りますが、安全性も重視します。
4.投資方針としては、「逆張り=下がったら買い」を目指していましたが、昨今の株価下落を背景に「積極的な手仕舞い」モードに移り、現時点ではほぼ手仕舞い完了です。

<2.計算方法>
1.筆者の実際の運用結果に基づき利回りを算出しますが、あまり元本が少ないのも迫力がありませんし、あまり元本が多いのも真実味がない、ということで元本を大体500万円くらいに換算して計算します。したがって目標利回り年5%ですから年間25万円くらいの利益を目指すことになります。
2.2006年4月からスタートしたことにします。
3.手数料なども加味します。したがって、運用開始時はいきなりマイナス3%など、手数料分だけマイナスから始まります。
4.計算が面倒なので、お給料などの追加資金は含めません。

<3.現在の運用割合>



現在の運用割合ですが・・・ついに投資資産のかなりの部分を売却し、9割超普通預金となりました!

国内外の債券日本株先進国株新興国株海外REITもたたき売り、残る投資資産は国内REITだけとなっております。さっぱりしてしまいましたね・・・。

売却については2016年春先の株価下落に対して過剰反応してしまった気もしなくはないですが、吉と出るか凶と出るかは神のみぞ知る、です。

<4.運用実績>



まずは運用実績の前月との比較です。今月は約-1万円ですね。わずかにマイナスです。

つまりは残った唯一の投資資産である国内REITが下落したということですが、すでにほとんどのリスク資産を売却してしまった今となってはプラスであってもマイナスであってもその金額は誤差の範囲内です・・・。

次に当ポートフォリオの通算成績はこのようになっています。



通算成績としては、ほとんどのリスク資産を売却してしまったこともあり、当面は海外債券/先進国海外債券/新興国国内REIT国内株式/高配当株海外株式/高配当株海外株式/中国海外株式/アジアの黒字が確定、ということになります。

逆に言えば海外REIT国内株式/新興市場海外株式/ロシア・東欧海外株式/ブラジル海外株式/インドの赤字もまた当面確定ということになります。

そうしたわけで「7勝5敗」という全体成績もまた当面はこのままですね。



全体の通算成績の推移ですが、通算の運用益はプラス約72万円となっています。こちらも当面はこのままということです。

目標としては毎年25万円の利益ということなので、丸11年となる今年4月の目標は「275万円の黒字」が必要だったわけですが・・・重い「宿題」となりそうです。

先は長いですが、どこかのタイミングで投資を本格的に再開していく中でこの目標値をクリアしたいものです。

<5.今月の追加投資/売却>

さてここからは相場全体を眺めながら投資再開のタイミングを探っていきたいと思います。まず株式相場を眺めてみるとこうなっています。

■日経平均



■アメリカ株(S&P500)



■先進国株(円建て)



日経平均も、アメリカ株も、円建ての先進国株価もどれも昨年の11月以降ハッキリと上昇してきました!

その理由はもちろんアメリカの大統領選挙でトランプ氏が勝利し、そのトランプノミクスに対する期待が膨らんだからですね。公約になっていた「大規模な減税」や「大規模な公共投資」に対する期待です。

ただ一方でもう一度上記グラフを見ると、この1ヶ月でどの指数も明らかに低下し始めていることが分かります。投資家としては気になる動きですね・・・。

ではなぜここに来て株価が下落し始めているかと言えば、まず1つ目はアメリカ軍によるシリア空爆です。キッカケはシリア軍による化学兵器使用とは言え、「アメリカ第一主義」を掲げてきたトランプ大統領の突然の変心に世界の地政学リスクは大いに高まっています。

シリアだけでなく、北朝鮮に対する武力行使も現実味を帯び始めていることから、わが日本にとっても全く他人事ではありませんね・・・その割には「日本円」は相変わらずの安全資産として上昇を続けているわけですが。

そして2つ目は、オバマケア改革に関してトランプ大統領が与党共和党をまとめきれず、改革を断念せざるを得なかったという点です。オバマケアについてはほぼすべての共和党議員が反対なのではないかと思いますが、それでも意見が集約できなかったわけで、トランプ大統領の政策実現能力に大きな疑問符が残ることになりました。

オバマケア改革ですらできないようであれば、より利害が対立しやすい「減税」や「公共投資」で共和党をまとめるのは不可能なのではないかという気すらします。

とするとこれまでの期待が大きくしぼんでしまうわけで、株価が下落するのは必然ですね。

1つ目の地政学リスクについては、これまで定期的・周期的に拡大してきましたので、放っておけば徐々に沈静化していく可能性がありますが、2つ目のトランプ大統領の政策実現能力については、ある日大きく改善されるものでもありませんので、株価への長期的な悪影響という点でより深刻と言えそうです。

ここでドル円相場を振り返ってみるとこのように推移してきました。

■ドル円相場



こちらも昨年11月以降大きく円安が進んできたわけですが、株価も為替も完全に「トランプ期待」が雲散霧消し、「トランプ前水準」まで戻るとすればこのような水準まで巻き戻される可能性があります。

・日経平均=17,000円

・1ドル=105円


そのような「円高・株安」を期待しているわけではありませんが、いろいろな可能性を念頭に入れながら、投資リスクを調整していっていただければと思います。

ちなみに日経平均はともかくとして為替相場については、1ドル=100円を超える円高となれば外貨投資を検討し始めてもいいかな?と思っております。短期間でそこまで円高になるとは思っていませんが、ピンチなだけでなくチャンスという点からも相場の動きに注目したいものですね。

ただし。

ではそのように為替相場や株式相場が「トランプ前」水準に戻ったからと言って、一気に投資を再開するかと言えば今のところそれは考えてはおりません。

と言うのも中長期的な投資リスクを考えると、いつもご案内しているように数年以内に世界的なリセッション=景気後退が到来する可能性があるからですね。

これまで概ね10年に一度繰り返されてきた世界的な金融危機を思い出せば、リーマンショックから10年後の2018年というのは大きな心理的な節目となります。

もちろんそれは根拠のないアノマリーではあるのですが、そうでなくても2009年から続く今の景気回復局面は長すぎますし、仮にそのような危機が勃発すれば、大幅な「円高株安」局面となるのは間違いありません。要するにリーマンショックの再現ですね。

そして、そうした「円高株安」局面こそ「本当の、そして絶好の投資機会」と言えます。

投資機会をただただじっと待つというのはそれはそれでストレスを感じなくもないですが、もちろん大切なのはストレスの有無などではなく着実・堅実な運用リターンです。

フォローの風が強く吹くことをのんびり待ち続けたいと思います。

<6.他ファンドとの比較>

筆者の運用スタイルはハイリスク・ハイリターンというよりはミドルリスク・ミドルリターンですので、以下2つのファンドと比較しています。

3分法ファンド(内外の株式・不動産・債券に分散して投資)
グローバル・ソブリン・オープン(先進国の債券に投資)

そうするとこんな感じですね。3分法ファンドが、グロソブがピンクです。



当サイトのポートフォリオは引き続き1位を維持しています。

では次回も来月のこの頃に更新予定です。

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