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夏のボーナスは1%増?0.5%増?0.3%減?

執筆者: ginko 発行日付: 2017-04-26

まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「来年から始まる積立NISAの対象となるアクティブファンドは5本しかなく、さわかみファンド、ひふみ投信、鎌倉投信といった独立系ファンドで占められるようですが、こうしたファンドを利用してみたい?」では・・・

1位:利用してみたい 40%
2位:少額なら利用してみたい 20%
〃:運用成績次第では利用してみたい 20%
〃:信頼できそうであれば利用してみたい 20%

となりました。1位は「利用してみたい」で約4割ですね。

2位条件付きながら「利用したい」が並んでおりますので、全体的には非常に前向きな回答となっています。

ただ前回のコラムでもご案内したようにこうした独立系=インディーズ系ファンドがいきなりメジャーデビュー「させられてしまう」ことに違和感を感じないでもありません。

企業の安定性や安全性、信用力はやはり大手金融機関に分がありますし、身の丈以上の資金流入があるとそれはそれでファンド側としても運用に困るのではないかと思います。

また、平均的な勝率を考えればそもそもアクティブファンドよりインデックスファンドの方がこれまた分があります。

そうした点を踏まえれば積立NISAを利用する場合でも、資金の過半はインデックスファンドに振り向けつつ、「運用成績が良く」かつ「信頼できそうであれば」、あくまで「少額」でこうした独立系ファンドを利用する、ということで良いのではないでしょうか。

ちなみにこの積立NISAのアクティブファンドに対する基準が厳しすぎて運用会社各社は「ここまで厳しくすると誰も本気でやらなくなってしまう」というスタンスのようですね。

乱暴かもしれませんが、積立NISAの20年という運用期間を考慮すれば個人的にはそれでもいいような気がします。アクティブファンドで20年間売れ続けているファンドなどありませんからね。そもそも繰り返しになりますが、平均的な勝率もインデックスファンドの方が良いわけですし。

長期的な資産形成という点では通常のNISAより、こちらの積立NISAの方が筋が良いわけですが、果たして順調に離陸することができるでしょうか?

そして実際にはどういったファンドが基準に合致し、利用者から選ばれるのでしょうね?注目したいと思います。

ではアンケートへの投票がまだの方は、ぜひ投票をお願いいたします。アンケートは5月19日まで。

〔投票〕http://www.ginkou.info/enquete/?p=83

〔前回のコラム〕http://www.ginkou.info/column/20170419.html



 --- Ginkou ---

夏のボーナス支給総額、16年ぶり高水準
http://www.nikkei.com


民間シンクタンク5社の今夏のボーナス予測によると、民間企業の支給総額は前年比2.9%増の15兆1千億円となった。2001年夏以来、16年ぶりの高水準となる。人手不足をうけてパート従業員の正社員への切り替えが進み、ボーナスの支給対象者が増えると見ている。1人あたりの支給額も2年連続で増えるが、伸びは0.5%と小幅にとどまる見通しだ。

各社は厚生労働省が毎月勤労統計調査でまとめる従業員数5人以上の事業所のボーナス支給額などを予測した。支給総額は1人あたりの支給額と支給労働者数を掛け合わせた。

〔 出典:日本経済新聞 〕

 --- Ginkou ---


少し、というかかなり気が早いですが、今年の夏のボーナスの支給額を民間シンクタンクが予想しております。上記の通り「支給総額、16年ぶり高水準」ということでかなり景気の良い見出しになっているわけですが、本文を読むと「1人あたりの支給額も2年連続で増えるが、伸びは0.5%と小幅にとどまる見通し」とトーンダウンしてしまいます。

そしてサラリーマン個人としては後者の「1人あたりの支給額」の方が重要ですね・・・。

仮に予想通り0.5%増とすると、30万円の場合1,500円、50万円の場合2,500円、70万円の場合3,500円・・・増えるのはありがたいことですが、ちょっと実感するのは難しそうです。

ちなみに上記記事では「0.5%増」と決め打ちされておりますが、実際にはその予想はばらけておりましてこういうことのようです。

・野村証券 : 1.0%増
・第一生命経済研究所 : 0.5%増
・みずほ証券 : 0.3%減


この3社が日経新聞の言う「民間シンクタンク5社」に含まれているのかどうかは分かりませんが、実際にはこうした予測の精度はそれほど高くはないということなのでしょうね。増えるという予想と減るという予想が両方出てくるわけですから・・・。

そうしたわけであまり気にする必要はなさそうですし、もちろん大切なのは「全体の平均」ではなく「自分自身のボーナスが増えるかどうか」ですので尚更ですが、それでも全体が増えれば自分自身のボーナスが増える可能性も高まるわけで、ぜひこの夏のボーナスも増加基調が維持されることを期待したいものですね。

1%増」でも実感は乏しそうですが・・・増加金額が1万円を超えてくると「増えたかも?」と実感できそうですが、読者の皆さんの金銭感覚はいかがでしょう?

なお「アベノミクス&異次元緩和」開始後4年経っても全く達成できていない2%のインフレ目標ですが、最後のカギを握るのは「賃上げ」と言われています。

ボーナスは厳密にはここで言う「賃上げ」の「」には含まれないのかもしれませんが、それでも増えれば財布の紐がゆるみ、消費が増え、多少なりともインフレ圧力になるのは間違いありません。

しかし上記の通り「最大でも+1.0%増」ということなら、インフレ圧力は限定的ですね・・・やはりボーナスを含めた賃金が年2~3%上昇していかないと、2%の物価上昇の実現はなかなか難しいのではないでしょうか。

個人的にも安定的に賃金が2~3%上昇していく見通しが立てば、浪費もとい消費をそれなりに増やすことへの抵抗感が薄まりそうです。もちろん、それで物価が2%上昇するなら結局今と実質的には大して変わらないわけですけれど(笑)。

まさに朝三暮四ですが、まぁ堅いことを言うのはナシにしましょう。景気の「」は「気分」の「」です。

ちなみにボーナスではなくその「賃上げ動向」の方も報道されておりまして、経団連の一次集計によれば「定期昇給とベースアップ(ベア)を合わせた賃上げ額は月7155円と2.18%増えた。賃上げ率が2%を超えるのは4年連続。」とのことです。

2%以上増えているではないか!」と思われるかもしれませんが、こちらは経団連が集計していることからも分かるように、「従業員500人以上の東証1部上場企業」が対象ということで、一流企業のみとなります。

世の中全体で見ればどれくらいの賃上げとなるのでしょうね?少なくとも「2.18%」を大きく下回るのは間違いありません。

実際、こうした一流企業の賃上げ率が4年連続で2%を超えているのにインフレ率がほとんど上昇していないのがその証拠ですね。

幸いにも賃金が1%や2%以上上昇した方は、ぜひその社会的な意義や背景を踏まえ、浪費もとい消費を積極的に増やしていただければと思います。

もちろん筆者も多少なりとも浪費もとい消費によって日本経済に貢献する所存であります!

ということで今回の読者アンケートは「この夏のボーナスの支給額予想は、シンクタンクによって1.0%増・0.5%増・0.3%減といった形で割れておりますが、あなたの夏のボーナスは増えそう?減りそう?」でいきましょう。投票は5月26日まで。

■【読者アンケート】この夏のボーナスの支給額予想は、シンクタンクによって1.0%増・0.5%増・0.3%減といった形で割れておりますが、あなたの夏のボーナスは増えそう?減りそう?(5月26日まで)
http://www.ginkou.info/enquete/?p=88



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