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18年10月、振込は24時間可能に。懸念はない?

執筆者: ginko 発行日付: 2017-07-12

まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「2016年度のネット不正送金被害は2015年度と比べて半減しているようですが、ネットバンキングのセキュリティは不安?」では・・・

1位:不安だが利用している 60%
2位:不安ではないので利用している 40%

となりました。1位は「不安だが利用している」で6割ですね。

一方、2位は「不安ではないので利用している」で4割、つまり残り全員です。

結局、不安の有無にかかわらず回答者全員がネットバンクを利用しているということですね。前回のコラムでもご案内したように実際に不正送金被害に遭う可能性は天文学的に低いですから、その点では過剰反応せず、ネットバンクのメリットを享受する姿勢というのは正しいと思います。

また、確かに不正送金被害に遭う可能性は低く、さらにそのほとんどのケースでは銀行が救済しているわけですから「不安を感じない」のも当然だとは思いますが、とは言いつつこうした被害を根絶するためには利用者の高い防犯意識が必要で、そうした意味では「不安だが利用している」 という感覚も大切なのでしょうね。

かく言う筆者は全く不安感を感じておりませんが・・・。

しかしこうした不正送金被害にしろ、「振り込め詐欺」にしろ、全然なくなりませんね!不正送金被害は幸い2016年度は半減したわけですが、「振り込め詐欺」の被害件数はこのようになっています。



つまり全体的には増加傾向にあるということですね・・・特に「還付金等詐欺」が被害を大きく伸ばしているのが印象的です。昨年は被害件数が13,605件、被害額が375億円と、不正送金被害と比べればけた違いです。

仮に構成員の人件費が1人1,000万円と想定すると3,750人、500万円と想定すると7,500人を食わせていける規模ですから、相当な数の犯罪者が群がっているのでしょう、きっと。

また、人を騙すのはそれくらい簡単ということなのでしょうけれど、もちろん善い人が騙されるわけで、本当に腹が立ちます。抜本的な解決策が求められます。

ではアンケートへの投票がまだの方は、ぜひ投票をお願いいたします。アンケートは8月5日まで。

〔投票〕http://www.ginkou.info/enquete/?p=138

〔前回のコラム〕不正送金は減った?増えた?補償率は?



 --- Ginkou ---

24時間365日の銀行リアルタイム振込、2018年10月9日(予定)より可能に
http://www.zaikei.co.jp/

全国銀行資金決済ネットワークが、他行宛の振り込み時に24時間365日のリアルタイム着金を可能にする「稼動時間拡大」を2018年10月9日より実施する予定と発表した。

現在、他行宛の振り込みは平日の昼間のみリアルタイムで着金され、それ以外の時間に行った振り込みについては翌営業日の朝になることが多い。そのため、現行の稼動時間帯とは異なるプラットフォームを構築し、そこに接続する銀行間においては平日夜間や土日祝日においてもリアルタイム着金を可能にするという。

なお、2018年10月9日のサービス開始はあくまで予定で、まだ正式決定ではないとのこと。

〔 出典:財経新聞 〕

 --- Ginkou ---

意外と全く報道されていない気がしますが、メガバンクなどがプレスリリースで「2018年10月から、24時間365日他行宛てに振り込むことが可能になる予定」と発表していますね。

現在は平日の9時から15時までしか送金できませんが、24時間365日可能となればたとえば1週間の「営業時間」で言うとこれまでの30時間から168時間へ、一気に5倍以上に拡大することになります。

ただそもそもATMは24時間稼働となってから久しいですし、すでにいくつかの銀行は「同じ銀行内の口座宛て」の振り込みであれば24時間可能になっています。その点では技術的には十分可能であり、後は機運が熟すのを待っていた、ということなのでしょうね。

仮に振り込みが24×365可能となれば、たとえば夜間でも「相場が動いているから今すぐ資金を移動させて投資しよう」ということもできるようになりますし、不動産や車の売買取引を週末に完了させてしまうこともできるかもしれません。

休みの日にネットオークションで落札した場合でも迅速な取引が可能となります。

そうしたわけで、この「24×365振り込み可」という変化は良いことづくめな気がします。

ただし。

以前も述べたように、この24時間化に多少の抵抗感を感じないでもありません。と言うのも筆者が振り込みで失敗するのは大抵、「営業時間内の送金」だからです・・・。

いつでも取り消しできる「営業時間外の送金」で失敗した経験はほとんどないのですが、送金先を間違えたり、振り込み依頼者の記載を間違えたり、金額を間違えたり、といったケアレスミスはいつもなぜか、「即座に送金されてしまってから」だったりします。

そういう切ない経験もあって、筆者の最近の送金はほとんど15時以降に実施しています。

しかし24時間化されてしまえば、そうした「ワンクッション」がなくなるわけで、これまで以上に集中力が求められることになり、諸手を上げて賛成という気分にはならないですね。

銀行としてもそうした誤送金の処理が増えるのではないでしょうか。

また、上記でご案内したような不正送金や「振り込め詐欺」についても、リアルタイム送金が可能となれば被害額が一定割合で増えるものと思います。

とは言いつつ対策自体はとても簡単ですね。

そうした誤送金や不正送金が心配な方は、送金が「常に翌日」となるよう設定できるようにすればいいですね。

あるいは「3万円までは当日、3万円以上は翌日」といった形でも良さそうです。今でも送金日は翌日以降に設定できるわけですから技術的には問題ないものと思います。

もちろん、そうした設定が簡単に変えられない仕組みにすることも重要です。

いかがでしょう?

なかなか良いアイデアだと思いますが(はい、手前味噌です・・・)、賛同される方はどれくらいいるのでしょうか。

ということで今回の読者アンケートは「2018年10月から銀行の他行宛て振り込みが24時間365日可能となるようですが、全ての振り込みがリアルタイムで構わない?」でいきましょう。投票は8月12日まで。

■【読者アンケート】2018年10月から銀行の他行宛て振り込みが24時間365日可能となるようですが、全ての振り込みがリアルタイムで構わない?(8月12日まで)
http://www.ginkou.info/enquete/?p=143



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