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希望の党、再編!?存続してほしい?ほしくない?

執筆者: ginko 発行日付: 2017-11-15

まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「日経平均は2万3,000円に迫り約26年ぶりの水準ということですが、今、日本株に投資したい?したくない?」では・・・

1位:すでに投資している/現状維持。 40%
2位:すでに投資している/売却したい。 20%
〃 :今は投資していない/様子見。 20%
〃 :今は投資していない/投資したくない。 20%

となりました。1位は「すでに投資している/現状維持。」 で、約4割ですね。全体的に見ればこうなります。

・すでに投資している : 60%
・今は投資していない : 40%

何と投資している方が過半数となっているのですね!積極的です・・・。ただ一方、主題の「今投資したいかどうか」という点はこうなっています。

・現状維持、様子見 : 60%
・売却したい、投資したくない : 40%

つまりこのタイミングで「投資したい」という人はゼロだと言うことですね。実際、日経平均株価は16連騰の後は続落となっております。同じように感じた人が多かったのでしょう。



そういえば社長自ら登壇して「日経平均は3万円まで行く!」とぶち上げたネット証券がありましたが、今ちょっと気恥ずかしい思いをしているのでしょうか・・・。

ちなみに投資とはもちろん「安く買って高く売る」ことで儲けるもので、こうした上昇局面というのは「売り時」であって「買い時」ではないのは自明ですが、ただいくら頭で分かっていても言う事を聞いてくれないのが感情であり、気持ちですね。

つまり「上昇している!」と聞くとついついソワソワし、「投資してみようかしら?」と思ってしまうということです。

当然、「上がったら買って下がったら売る」を繰り返していたらいつまで経っても儲かりませんので、そうした感情に任せた投資は慎まなければなりませんが、その点では投資とは常に「感情との戦い」ということですね。

言い換えれば「買いたいときは我慢し、売りたい時は買う」ということですから、常に「ストレスとの闘い」とも言えそうですし、長期低迷が続いてきた日本株ならなおさらですが、そうしたストレスに見合うリターンが得られることを期待したいです。

また、そうしたストレスに対する効果=ストレス対効果(なんて言葉はありませんが)を考えた結果、「割に合わない」という判断もありそうです。より安心感を得るために投資をするのに、投資をすることで逆にストレスを溜めてしまっては本末転倒です。

筆者自身は投資に対してはポジティブですが、しかしそれでも誰もが投資すべき、とは思いません。投資に関わるストレスを許容できる人は投資をすればいいし、許容できない人は投資しなくていいのではないでしょうか。

ではアンケートへの投票がまだの方は、ぜひ投票をお願いいたします。アンケートは12月8日まで。

〔投票〕https://www.ginkou.info/enquete/?p=230

〔前回のコラム〕
26年ぶり高値!日本株に投資したい?したくない?


 --- Ginkou ---

電撃辞任 さめる希望
https://www.nikkei.com/


希望の党の小池百合子代表(東京都知事)が14日、辞任を表明した。9月下旬に華々しく結党を表明したものの衆院選公示前に失速。選挙での敗北後も低迷は止まらず、わずか2カ月足らずで「小池劇場」は名実ともに幕を閉じた。小池氏はいったん一線から退き再起を図るが、党内には動揺が広がる。党の顔を失った希望には遠心力が働き、野党再々編が加速するとの見方もある。

「代表の座を降りさせていただく」。小池氏は14日、国会内で開いた両院議員総会で淡々と辞意を表明した。新代表についた玉木雄一郎氏を含め大半の国会議員らが小池氏の辞任を把握したのは直前だった。

ただ、小池氏は衆院選直後には、周辺に「体制が整うまでは創業者としての責任を持つ」と述べ、新執行部の発足に合わせて辞任する意向を示唆していた。

辞任の背景には失速した同党の党勢回復が見通せないことがある。衆院選では50議席と低迷。13日に開票された葛飾区議選でも、小池氏が実質的に率いる地域政党「都民ファーストの会」が公認候補5人を擁立したが、当選者は1人にとどまり、退潮を印象付けた。

※抜粋

〔 出典:日本経済新聞 〕

 --- Ginkou ---

またまた政治ネタで恐縮ですが、上記の通り希望の党の小池代表が辞任を表明したということですね。

別に小池知事が希望の党を離党するわけではありませんし、敗北の責任をとって辞めたということならある意味当然だと思いますが、ただこれまでは「創業責任があるので辞めない」という「辞めない」部分が報道されていましたので、多くの方が今回の辞任に違和感を感じたのではないかと思います。

記事によればこの発言には前段があって、「体制が整うまでは創業者としての責任を持つ」ということだったようですから、「体制が整ったので責任を取る」というロジックは筋が通っている気もしますが、世間、特にメディアはそう捉えていなかったということでしょうから、やはりネガティブなニュースとして捉えられてしまいますね。

しかしそう考えると、衆院選中の「排除発言」もそうですが、メディアをうまく利用して耳目を集めた小池知事が、メディアをうまくコントロールできず人気を失うというのは何とも皮肉と言えます。

筆者自身は今般の「排除」は、政治スタンスによって政党を色分けするキッカケとなったという点で高く評価していたりするわけですが、ただ選挙結果から言うと「失敗だった」ということになるのでしょうね。

とは言いつつ、民進党議員を「丸のみ」して本当に勝てたのでしょうか?野党票が分散しなかったのは間違いないでしょうけれど、烏合は烏合なわけですから、やはり早晩行き詰った気がします。

政治は難しいですねぇ。選挙序盤に政権交代の可能性がささやかれたのも今となっては笑い話のようです。

さてそうは言いつつ気になるのが今後の希望の党の行方です。民進党でも代表選を争った玉木氏が代表になることで、ますます「民進党感」を感じるのは筆者だけでしょうか?

また玉木氏はてっきりリベラルと思っていましたので、「改革保守」である希望の党の顔足りえるのか、という点も疑問と言えば疑問です。仮に徐々に希望の党がにシフトしていくとすると・・・やっぱり「シン民進党」ということになってしまいます。

ただ今やその旧・民進党勢力は「参院民進党」「元民進党無所属」「立憲民主党」に分裂しているわけで、そこに希望の党が回帰していくことになると、もうグチャグチャ・ゴチャゴチャです。

さらにはせっかく上記の通り「リベラル=立憲民主党」「保守=希望の党」と左にも右にも受け皿ができたのに、再び右=保守の受け皿がなくなってしまうことになります。

そういうわけで所属議員の信条やこれまでのしがらみはさておき、「改革保守」として票をもらったわけですから、せめて次の衆院選まではしっかりその旗印を掲げて戦っていってほしいものですね。

ただ荒唐無稽だった選挙公約はもう少し現実的なものに磨きなおしてもらいたいですが・・・。

では今回の読者アンケートは、「小池代表の辞任により、希望の党は再編されていくという見方が出ていますが、希望の党は改革保守として存続してほしい?ほしくない?」でいきましょう。投票は12月15日まで。

■【読者アンケート】小池代表の辞任により、希望の党は再編されていくという見方が出ていますが、希望の党は改革保守として存続してほしい?ほしくない?(12月15日まで)
https://www.ginkou.info/enquete/?p=235



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