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実況中継!自腹で資産運用~前月比+1万円

執筆者: ginko 発行日付: 2018-1-22

このコラムは筆者の実際の資産運用の推移です。2006年4月から始めた想定ですので、11年10ヶ月目となります。

実際はもっと前からやっていますが、この時期に運用を始めた資金があるのでその推移をご案内しています。筆者の失敗や成功から、何か運用のヒントを感じてもらえれば幸いです。

<1.運用方針>

1.毎日、資産運用するヒマはないし、かけた時間だけの「あがり」は期待できないので、見直しは月1回のみとします。
2.投資対象は分散したいので、投資信託を中心とします。
3.目標利回りは年5%。割合、低めです(笑)。リスクは積極的に取りますが、安全性も重視します。
4.投資方針としては、「逆張り=下がったら買い」を目指していましたが、2015年から2016年にかけての株価下落を背景に「積極的な手仕舞い」モードに移り、現時点ではほぼ手仕舞い完了です。

<2.計算方法>

1.筆者の実際の運用結果に基づき利回りを算出しますが、あまり元本が少ないのも迫力がありませんし、あまり元本が多いのも真実味がない、ということで元本を大体500万円くらいに換算して計算します。したがって目標利回り年5%ですから年間25万円くらいの利益を目指すことになります。
2.2006年4月からスタートしたことにします。
3.手数料なども加味します。したがって、運用開始時はいきなりマイナス3%など、手数料分だけマイナスから始まります。
4.計算が面倒なので、お給料などの追加資金は含めません。

<3.現在の運用割合>



現在の運用割合ですが・・・ついに投資資産のかなりの部分を売却し、9割超普通預金となりました!

国内外の債券日本株先進国株新興国株海外REITもたたき売り、残る投資資産は国内REITだけとなっております。さっぱりしてしまいましたね・・・。

売却については2016年春先の株価下落に対して過剰反応してしまった気もしなくはないですが、吉と出るか凶と出るかは神のみぞ知る、です。今のところ・・・凶かもしれませんが。

<4.運用実績>



まずは運用実績の前月との比較です。今月は+14,198円少しプラスです。残った唯一の投資資産である国内REITが上昇したということです。

ただし、すでにほとんどのリスク資産を売却してしまった今となってはプラスであってもマイナスであっても大勢に影響はありません・・・。

次に当ポートフォリオの通算成績はこのようになっています。



通算成績としては、ほとんどのリスク資産を売却してしまったこともあり、当面は海外債券/先進国海外債券/新興国国内REIT国内株式/高配当株海外株式/高配当株海外株式/中国海外株式/アジアの黒字が確定、ということになります。

逆に言えば海外REIT国内株式/新興市場海外株式/ロシア・東欧海外株式/ブラジル海外株式/インドの赤字もまた当面確定ということになります。

そうしたわけで「7勝5敗」という全体成績もまた当面はこのままですね。



全体の通算成績の推移ですが、通算の運用益はプラス約74万円となっています。こちらも当面はこのままということです。

目標としては毎年25万円の利益ということなので、丸12年となる今年4月の目標は「300万円の黒字」が必要なわけですが・・・重い「宿題」となりそうです。

先は長いですが、どこかのタイミングで投資を本格的に再開していく中でこの目標値をクリアしたいものです。

<5.今月の追加投資/売却>

さてここからは相場全体を眺めながら投資再開のタイミングを探っていきたいと思います。まず株式相場を眺めてみるとこうなっています。

■日経平均



■アメリカ株(S&P500)



■先進国株(円建て)



こう並べてみるとなかなか壮観ですね。日経平均も、アメリカ株も、円建ての先進国株価も、足元でかなり急激に上昇しています。日経平均については昨年10月の衆院選で与党が勝利したことが大きそうですが、世界的な株価上昇の要因となっているのはアメリカの大規模減税への期待感ではないでしょうか?さらに大規模な公共投資が続くのであれば尚更ですね。

ここ数日のアメリカ議会の予算をめぐるゴタゴタを見ると、すでに可決された大規模減税はともかく、大規模公共投資の方は簡単にはいかなそうですが・・・。

それはともかく、そうした「大規模減税可決」+「大規模公共投資への期待」+「予算をめぐるゴタゴタ」を受けてか、しばらく落ち着いていたアメリカの長期金利も再び上昇傾向になっています。

■アメリカ長期金利



確かに上昇していますね・・・。

ちなみに今般のアメリカの金利上昇について、ヨーロッパの「金融引き締め観測」が原因という指摘もありました。そこでドイツ国債の金利推移をチェックしてみるとこうなっています。

■ドイツ長期金利



足元の金利上昇のタイミングはわずかにドイツの方が早かったようにも見えますが、一方、金利上昇の勢いはアメリカの方が強そうです。その点では「ヨーロッパの金利上昇が主因」ということはないのでしょうね。

いずれにしても株価が大きく上昇する一方で金利も上昇しているわけですから、相場にかなりの過熱感が出てきたことは間違いありません。原油相場ですら大きく上昇しています!

■原油(WTI原油先物)



好調すぎてちょっと怖いくらいですね・・・もちろん新興国の株価も上昇しています。

■新興国株(円建て)



つまりは全く「死角」がない状態ですが、逆にここまで来ると「危うさ」を感じてしまうのは筆者だけでしょうか?

思い起こせばリーマンショック前も、すべての資産価格が上昇していましたからね。下落を期待しているわけではないものの、やはり「終わりの始まり」というステージにいるのは間違いないと思います。

とは言いつつ、「終わりの終わり」がいつ来るのか全く分からないという点では、あまり役に立たない現状分析ではありますが・・・。

いずれにしても「終わりの始まり」という現状認識を持っているわけですから、このタイミングでの投資の再開は考えていません。

加えて、これまで概ね10年に一度繰り返されてきた世界的な金融危機を思い出せば、リーマンショックから10年後の2018年というのは大きな心理的な節目となります。

もちろんそれは根拠のないアノマリーではあるのですが、そうでなくても2009年から続く今の景気回復局面は長すぎますし、仮にそのような危機が勃発すれば、大幅な「円高株安」局面となるのは間違いありません。要するにリーマンショックの再現ですね。

そして、そうした「円高株安」局面こそ「本当の、そして絶好の投資機会」と言えます。

投資機会をただただじっと待つというのはそれはそれでストレスを感じなくもないですが、もちろん大切なのはストレスの有無などではなく着実・堅実な運用リターンです。

チャンスがやってくることをのんびり待ち続けたいと思います。

<6.他ファンドとの比較>

筆者の運用スタイルはハイリスク・ハイリターンというよりはミドルリスク・ミドルリターンですので、以下2つのファンドと比較しています。

3分法ファンド(内外の株式・不動産・債券に分散して投資)

グローバル・ソブリン・オープン(先進国の債券に投資)

そうするとこんな感じですね。3分法ファンドが、グロソブがピンクです。



当サイトのポートフォリオは残念ながら今月も2位であり、さらに最下位となるのも時間の問題ですね・・・これもまた耐えなければいけないストレスの1つなのかもしれません。ストレスに見合う長期的なリターンを期待したいと思います。

では次回も来月のこの頃に更新予定です。

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