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三菱UFJ銀行が店舗数を半減!

執筆者: ginko 発行日付: 2018-5-9

まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「新生銀行は10月から、新生スタンダード客のATM無料サービスを終了させ、新生ゴールド客・新生プラチナ客のみに提供するようですが、あなたの対応は?」では・・・

1位:口座を持っている/解約する・資金を引き出す 45%
2位:口座を持っていない 25%
3位:口座を持っている/そのまま何もしない 20%
4位:口座を持っている/その他 10%

となりました。1位は「口座を持っている/解約する・資金を引き出す」という残念なもので約5割ですね。

ただ今回の「改悪」は顧客の大部分を占めると思われる「新生スタンダード」客のATM無料回数をこれまでの「無制限」からいきなり「ゼロ」にするというドラスティックなものですので、そうした反応となるのも当然です。せめて月1、2回くらい無料回数を残しておけばここまでネガティブな反応にならなかったと思うのですが・・・。

もちろん「新生スタンダード」客は恐らく赤字客であり、優良客であろう「ゴールド」「プラチナ」客にフォーカスしたいというのは銀行の論理としては分かります。

実際、アンケート回答者の中で2割の方は「口座を持っている/そのまま何もしない」 と回答しており、これらの方々が「ゴールド」「プラチナ」客であるのなら銀行側の狙いは成功と言えます。

しかし長期的な戦略として考えてみるとどうなのでしょうね?一定割合の優良客が毎年少しずついなくなっていくとすると、業容を維持するためには同数の優良客を獲得していかないといけません。

また、統計的には日本の家計の場合、「年齢を重ねれば重ねるほど保有金融資産が増えていく」わけですから、今すぐ儲からなくても中長期的に取引機会を探っていくという姿勢は重要だと思います。

そもそもこれまで長年かけて積み上げてきた顧客基盤やブランディングをあっさり捨ててしまうのはいかにも勿体ないですね・・・。

今後、新生銀行がどうやって優良客を獲得していこうとするのか、その戦術に注目したいと思います・・・まさか個人向け業務から撤退なんてことはないですよね!?

ではアンケートへの投票がまだの方は、ぜひ投票をお願いいたします。アンケートは6月2日まで。

〔投票〕http://www.ginkou.info/enquete/?p=368

〔前回のコラム〕
新生銀行がATM無料を「条件付き」に!


 --- Ginkou ---

三菱UFJ、窓口店舗半減 23年度までに 有人の「従来店」を「セルフ型」へ
https://www.nikkei.com


三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は店舗網を抜本的に見直す。2023年度までに、傘下の銀行では窓口で行員が接客する店舗を現状の約515店から半減させる。店舗を大きく従来型、銀行や信託銀行、証券会社との共同店舗、セルフ型の3つに分ける。人口減やデジタル技術の進展を踏まえ、銀行の「顔」だった店舗の位置づけを大きく変える。

まず今後3年間で同じ地域に重複して出店している店や来店客が減っている店を中心に、有人店舗90店弱を統廃合する。店舗の機能も見直し、主に(1)フル機能を備えた店舗(2)三菱UFJ銀、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券のグループ共同店舗(3)テレビ電話などで手続きができるセルフ型店――の3種類に分ける。

窓口を設置した従来型の有人店舗を100店強減らす一方で、セルフ型を20店程度設ける。こうした見直しを経て全体の店舗数は3年後に現在の約515店から430店程度に減る見通し。支店回りの人員は自然退職などで、3000人程度減る見込みだ。

その後は利用者の反応やデジタル技術の進展をみつつ、さらにセルフ型店舗の導入を進める。23年度までに窓口拠点を約250店程度まで減らす方針だ。銀行や信託、証券の共同店舗は50店程度設けることも検討する。例えば、銀行の窓口で手軽に信託の相談ができるようにするなど、顧客との接点を保つ。

インターネットバンキングやコンビニATMの定着で、三菱UFJ銀の来店者数はこの10年間で4割減っているという。今も振り込みや納税などの手続きを担う窓口しかない店舗や、相談業務に対応した窓口も備える店舗などに分かれているが、今後は店舗の役割によりメリハリをつける。

※抜粋

〔 出典:日本経済新聞 〕

 --- Ginkou ---

前回のコラムでは上記の通り新生銀行が「無料ATMサービス」を縮小するという残念なニュースだったわけですが、今回は三菱UFJ銀行店舗網を5年で半減させるというこれまた残念なニュースですね!

マイナス金利政策などによって、銀行の個人向け業務の収益悪化は深刻です・・・。

その三菱UFJ銀行の店舗網削減ですが、1割や2割ではなく「半減」ですから影響は大きそうです・・・。「同じ地域に重複して出店している店」 ならまだしも、「来店客が減っている店」となるとほとんどの店がそうでしょうから、近所の店舗も当落ライン上にありそうです。

何を隠そう筆者も最近は税金の支払いやら何やらで三菱UFJ銀行の店舗を利用しているので無関係ではありません。いくら直線距離では近隣に店舗があっても普段の動線にないと意味がないですね。ぜひ生き残ることを祈っております。

とは言いつつ筆者が三菱UFJ銀行の収益に貢献しているかと言うと残念ながらそれはありません。

一定の普通預金残高はありますが、もはや収益にならないばかりか場合によっては赤字の可能性もあります。

いくら税金を支払ってもこれまた利益にならないでしょうしね。

銀行に利益を落としたければ投資信託などのリスク商品を購入するか、住宅ローン・カードローンなどの借入を利用するかですが、どちらも新たなニーズはありません。

そして筆者のような顧客が何千人いてもやっぱり儲からないわけで、とすると最終的にはコストを削減するしかなく、店舗網削減は必然ですねぇ。

こうした金利環境は我々個人客のせいではありませんが、我々の金融行動が結果的に銀行のリテールビジネス縮小を招き、利便性が失われていくというのは何とも皮肉ですね。

逆にインフレ目標が達成され、異次元緩和やマイナス金利政策が終了し、金利が上昇し、「預金でもそれなりに儲かる」という状況になれば、銀行は今度は再び個人業務にも注力しようということになるのでしょうか?

そうかもしれませんし、そうならないかもしれませんが、銀行の更なる利便性の低下を防ぐためにも、ぜひ銀行は筆者のような「普通の儲からない顧客」からも収益を得られるよう工夫してほしいものです(一体、誰目線なのか分かりませんが)。

不動産、相続、遺言、信託、生命保険、損害保険、海外口座、株式投資、FX投資、仮想通貨投資などなど、金融周りだけでもビジネスチャンスは多くあると思います(筆者は仮想通貨投資には否定的ですが)。それこそ相続は誰でもいつか100%発生しますからね。

その点ではより前向きなのは「銀行や信託銀行、証券会社との共同店舗」ですね。

加えて1人の相談員がそれらを網羅的に説明できるのが望ましいです。顧客の金融ニーズは基本的には顕在化していないと思いますので、話を聞きながらあれこれ提案するには1人の人が俯瞰的に把握するのが現実的かつ効率的ですね。

素人の筆者がどういう言う話ではありませんが、「銀行の個人業務の採算悪化→利便性低下」という悪循環がどこかで止まることを祈りたいと思います。

では今回の読者アンケートは、「三菱UFJ銀行は今後5年で店舗網を半減させる計画のようですが、困る?困らない?」でいきましょう。投票は6月9日まで。

■【読者アンケート】三菱UFJ銀行は今後5年で店舗網を半減させる計画のようですが、困る?困らない?(6月9日まで)
http://www.ginkou.info/enquete/?p=373



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