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GMOあおぞらネット銀行は魅力的?

執筆者: ginko 発行日付: 2018-7-25

まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「アンケート調査によればワンルームマンション投資の平均利回りは4%ということで借入をしたら間違いなく赤字になる水準です。あなたは不動産投資に興味がある?」では・・・

1位:不動産投資に興味がない 93%
2位:利回り次第 7%

となりました。1位は「不動産投資に興味がない」で約9割ですね。

さすがに世の中全般としてはもう少し不動産投資に興味がある方は多いかと思いますが、読者の皆さんは筆者と同様にネガティブな印象を持っているということですね。

筆者が不動産投資に批判的なのは前回述べたように「ローンを借りた上での投資はまず儲からない」という強い確信があるからですが、さらに付け加えるとすると2点あります。

1点目は相応に手間暇がかかるであろうという懸念です。入居者が入る前は当然として、入ってからも何やかんやと時間が取られるような気がしますし、また決算や申告なども人任せにはできない性分なので12月や2月は気ぜわしくなりそうです。少なくとも今は時間的にも精神的にもあまり余裕がある状態ではありませんので、かなり躊躇します。

もちろん、それらは慣れてしまえば何ともなくなるのかもしれませんし、単に優先順位の問題かもしれませんが、そうした「杞憂」を払しょくするためにも「少し始めてみる」には不動産投資はあまりに入り口のハードルが高いですね。これが2点目です。

10万円の買い物でもためらうのに、1,000万円の買い物なら言わんをや、ですね。

ただ一方でリーマンショック直後には郊外の物件を中心にびっくりするくらい値下がりしましたし、東日本大震災の後は湾岸地区のタワーマンションが大きく値下がりしました。どちらもこの10年以内の話ですね。その点では再びそのような「バーゲンセール」が来れば慎重な筆者も重い腰を上げるかもしれません。

もちろん上記の通り「余裕があること」「ハードルの低い物件があること」が前提になってきますが・・・。

ちなみに筆者が不動産投資に関してより興味を感じるのは東南アジアなどの人口が増加している国々ですが、こちらは投資金額のハードルは下がる一方で「信頼できる業者を見つけるのが難しい」という、さらに深淵な問題が出てきます。先日もバリ島への投資に絡んだ詐欺で逮捕者が出ていましたね。

東南アジアなどの不動産に投資するファンドが出てくればそれなりに人気が出そうですがそうならないのは・・・やはり簡単ではないのでしょうね。そもそも外国人の不動産の所有を認めていない国も多いですし。

大家さん」への道は簡単ではなさそうです。

ではアンケートへの投票がまだの方は、ぜひ投票をお願いいたします。アンケートは8月18日まで。

〔投票〕https://www.ginkou.info/enquete/?p=419

〔前回のコラム〕
平均4%  ワンルームマンション投資は魅力?


 --- Ginkou ---

GMOあおぞらネット銀、サービス開始 手数料で先発組に攻勢
https://www.nikkei.com/


あおぞら銀行とGMOインターネットが共同運営するGMOあおぞらネット銀行が17日、サービスを始めた。同日記者会見した金子岳人会長は「決済ソリューションでナンバーワンをめざす」と話した。振込手数料の安さを売りに、2021年3月期をメドに100万口座の獲得を目指す。

GMOグループの技術でシステムを内製化し、手数料を抑えた。企業の同行間の振込手数料は50円、他行への3万円未満の振込手数料は163円。ライバルのネット専業銀に比べ、1~2円安い。個人の振込手数料も最安水準とした。ATMによる入出金は当初セブン銀行だけだが、来春にもイオン銀行を加える。

GMOグループの取引先の電子商取引(EC)業者などを中心に顧客を開拓する。

中小企業の利便性を高めるため、1つの口座に目的別の仮想口座を設定できるサービスも提供する。たとえば請求先ごとに仮想口座を割り当てれば、入金が不足すればすぐわかるようになる。個人向けでも提供する。利用はいずれも無料。

GMOグループは仮想通貨交換業などを手掛けており、銀行でも数年内にブロックチェーン技術を使った送金サービスなどを始める計画だ。

〔 出典:日本経済新聞 〕

 --- Ginkou ---

先週はうっかり、すっかりスルーしてしまいましたが、あおぞら銀行GMOが共同で運営する「GMOあおぞらネット銀行」がスタートしていますね!新規参入銀行は一体何年振りでしょうか!?

おそらく大和ネクスト銀行あたりが最後ではないかと思いますが、そうだとすると7年ぶりということになりますね。

あおぞら銀行好金利のイメージがありますし、GMOはすでに開業しているGMOクリック証券価格破壊と呼べるような低い手数料での金融サービスを提供しています。とすると「好金利+ローコスト」という最強のネット銀行登場への期待が高まるわけですが、本日現在の主なサービス内容はこうなっています。まず金利。

・1年:0.05%
・3年:0.02%
・5年:0.02%

残念ながら定期預金の金利面においては見るべきものがなさそうです。次にATM手数料。

・セブン銀行:月2回無料(以降108円)

今のところ提携先がセブン銀行しかないことに加え、その無料回数も月2回にとどまります。印象に残る内容ではないですね。

最後に振り込み手数料はこうです。

・他行宛て振込:月1回無料(以降154円)

残高制限なく月1回無料というのは良いですが、しかしこちらも今のところインパクトはなさそうです。

そうしたわけで、まだまだこれからということかもしれませんが、今のところ特筆すべき内容ではないですね。「好金利+ローコストの最強ネット銀行」となるにはサービス内容の大幅な拡充が必要そうです・・・。

そんなGMOあおぞらネット銀行ですが、開業キャンペーンを実施していますね!ちょっとコラムのカテゴリー違いの気もしますが、その内容はこうなっています。



外貨預金やVISAデビットのキャンペーンは間口が狭いことを考えれば実質的には真ん中の

・1年:0.20%

が「目玉」ということになります。確かに今の金利水準を考慮すれば破格の金利ですね!

ただ一方で本体のあおぞら銀行インターネット支店のキャンペーン金利は

・1年:0.25%

となっており差は歴然としています(キャンペーン期間は重ならないよう前者は8月3日スタートとなっておりますが)。

その点では今のところ、あおぞら銀行の優先順位としては、インターネット支店>GMOあおぞらネット銀行ということなのかもしれませんが、とは言いつつ繰り返しになりますがまだ開業したばかりですからね!いきなり口座開設が殺到しても困るわけで様子を見ながら強化していくつもりなのかもしれません。

好金利+ローコストの最強ネット銀行」となることを期待しています。

では今回の読者アンケートは、「あおぞら銀行とGMOが共同で運営する「GMOあおぞらネット銀行」がスタートしています。今のところ「1年0.05%」「セブン銀行:月2回無料」「他行宛て振込:月1回無料」とややインパクトに欠ける内容となっていますが、今後のサービス拡充に期待する?しない?」でいきましょう。投票は8月25日まで。

■【読者アンケート】あおぞら銀行とGMOが共同で運営する「GMOあおぞらネット銀行」がスタートしています。今のところ「1年0.05%」「セブン銀行:月2回無料」「他行宛て振込:月1回無料」とややインパクトに欠ける内容となっていますが、今後のサービス拡充に期待する?しない?(8月25日まで)
https://www.ginkou.info/enquete/?p=424



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