さて、前回の「キャンペーンを斬る」では、日本振興銀行の全国出店記念!定期預金キャンペーンを取り上げました。概要はこんな感じになっています。
■日本振興銀行の全国出店記念!定期預金キャンペーン概要
・預け入れ期間/金利:
1年/1.3%
3年/1.5%
5年/1.7%
10年/2.1%
・預け入れ金額:1口あたり50万円以上1,000万円まで(預金保険の対象)
・預け入れ単位:50万円以上1円単位
・預け入れ方法:振込用口座へ振込。現金による受入れは取扱せず。
・中途解約の取扱:不可。ただし、やむを得ないと認められた場合は、期間の定めにかかわらず、 約定利率×5%の中途解約利率を適用。
・通帳・証書:通帳および証書は発行せず。定期預金口座作成後、「定期預金新規ご契約のお知らせ」を送付。
・残高レポートの発行:4月・10月の年2回「残高レポート」を送付。
ポイントはいくつかありますね。まずは振込みしか受け付けていない点です。よく知らない銀行だけに店頭で入金できれば安心なのですが、それはダメなようです。当たり前ですが振込みするとしても慎重に口座番号を確認してからの方がいいですね。騙されて別の口座に送金したらエライことです。
それから中途解約ができない点も注意です。期間が長い定期も魅力的ですが、中途解約できないと言われるとちょっと気になりますね。
さて気になる投票結果ですが、5つ★満点で、「3.1」。悪くない結果です。悪くない結果ですが・・・最近の高金利の円定期キャンペーンと比較すると低い結果ですね。しかも、このキャンペーンは1年ものとしては最高クラスの金利ですからなおさらです。やはり日本振興銀行への親近感の無さが結果に現われているのでしょう。
あるいはまだ創業赤字の続く経営状態や、現会長に対するゴシップの影響か・・・どうか分かりませんが、当たり前ですが、「金利が高ければいいというわけではない」という、ユーザーのみなさまのとても真っ当な感覚を改めて感じました。要するに「信用」ですね。預けて安心できる信頼感。スタッフへの信頼感。経営に対する信頼感。それらは全て、その銀行への信用が源泉ですね。それが弱いと、金利だけでは、なかなか戦えないということなのでしょう。
ちなみに先週たまたまテレビをつけたら、サンデープロジェクトで木村会長が竹中元大臣と並んでいろいろ話をしていましたが、まともな人でしたよ(笑)。
では最近の円定期キャンペーンに関する投票結果をまとめると、以下のようになります。
・ソニー銀行:1年もの/100万円で1.1%・・・「4.5」
・住信SBIネット銀行:1年もの/100万円で1.2%・・・「4.4」
・スルガ銀行ネットバンク支店:1年もの/300万円で1.25%・・・「4.3」
・新生銀行:1年もの/100万円で1.1%・・・「4.0」
・東京スター銀行:1年もの/100万円で1.2%・・・「4.0」
・紀陽銀行:5年もので最大1.45%・・・「3.4」
・日本振興銀行:1年もの/50万円で1.3%・・・「3.1」
・ジャパンネット銀行:1年もの/100万円で0.86%・・・「2.7」
日本振興銀行への投票がまだの方は、投票をお願いします。3月2日まで。
投票:http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=350
前回のコラム:http://www.ginkou.info/modules/news/article.php?storyid=232
さて今回はオリックス信託銀行のeダイレクト預金1年もの1.1%を取り上げたいと思います。
いよいよ円定期キャンペーンを取り上げるのは最後!とご案内し続けて2週間が経過しましたが、またまたいい金利が出てきましたので、もう1回延長ということで(笑)、今回も円定期を取りあげたいと思います。オリックス信託銀行のeダイレクト預金1年もの1.1%です。いい具合に(?)、2月4日から300万円以上の場合の金利を引き上げたのですね。
条件としてはこんな感じです(300万円以上の場合)。
・6ヶ月 ・・・ 0.9% <金利引き上げ>
・1年 ・・・ 1.1% <金利引き上げ>
・3年 ・・・ 1.1%
・5年 ・・・ 1.3%
6ヶ月0.9%もなかなかよい金利ですが、やはり1年ものですね。1.1%の高金利です。しかしみんなこの1.1%という中途半端な金利がお好きですね。1.0%でも切りがいいと思うのですが、まぁとは言え、ソニー銀行が金利1.1%で預金集めに成功している、という記事もありましたから、今はやはり「1.1%」が基準点になっている、ということですね。
いや、この中途半端なタイミングですから、もしかするとあの記事に触発されてこの利上げを決めた可能性もありますね!あるいは3月の決算に向けて「巻き」が入ったのか?なにやら、いろいろ想像してしまうタイミングです。
・・・と思って見てみたら、ソニー銀行、いつの間にか利下げしていますね。1.1%ではなく1.0%になっています。集まりすぎてしまったんですかね。住信SBIネット銀行も、サクッとキャンペーン期間を短縮しましたし。残念。
さてさて話を戻してオリックス信託銀行、筆者はかなり見慣れてきましたが、そうでない方も多いと思いますので前回の日本振興銀行と同様に最新の決算とwikipediaを覗いてみますか。
2007年9月中間期の決算を見てみると22億円の黒字ですね。他の新興銀行が赤字になったり黒字になったりとバタバタしている中で言えば、格段に安定感のある経営だと思います。前期(2007年3月期)は1年で63億円の黒字ですね。
■オリックス信託銀行:2007年9月中間決算概要
http://trust.orix.co.jp/comsum/disclo/pdf/kessangaikyo_0709.pdf
ただ、前期の中間期(2006年9月中間期)と比較すると利益が約3割減少しており、その主な理由の一つが支払い利息の増加のようです。いろいろな銀行が金利競争を繰り広げている中で、競争が激化しているということなのでしょう。ユーザーとしてはありがたいことですが、ちょっとかわいそうな気もしますね。ま、黒字なんだからいいとしますか。
wikipediaではこんな感じです。
「オリックス信託銀行株式会社は、東京都に本店を置くオリックス傘下の信託銀行。もとは山一證券の信託子会社であったが、山一證券の破綻に伴ってオリックスに譲渡された。支店を持たない(出張所にあたるローンプラザがある)。」
・・・以上。
・・・以上。
・・・日本振興銀行でも紀陽銀行でもスルガ銀行でも、この数十倍の情報量がありましたが・・・やはりマイナーな銀行なんですねぇ。山一證券の信託子会社であったというのは知りませんでした。はるか昔に新聞で読んだ気もしないではないですが。しかし山一證券の破綻からもう10年経つわけですな。月日の経つのは早いものです。
いずれにせよ1,000万円までは預金保険で保護されますので、基本的にはあまり心配しなくていいとは思います。
さて、預金の話に戻って、このeダイレクト預金。概要はこんな感じになっています。
■オリックス信託銀行のeダイレクト預金概要
・金利(6ヶ月・1年ものの場合):
<6ヶ月>
100万円以上:0.65%
300万円以上:0.90%
1,000万円以上:1.05%
<1年>
100万円以上:0.80%
300万円以上:1.10%
1,000万円以上:1.15%
・預入単位:100万円以上1円単位
・証書・通帳:発行しない。インターネット操作による照会で確認。
・取引方法:インターネットのみ
・元本保証:預金保険の対象商品
キャンペーンではありませんので概要としてはシンプルですね。預入金額によって金利が変わるのはいつもの通りですが、今回は特に「300万円未満のお金はいらね〜」オーラがプンプンしている条件ですね。割り切りを感じます。
ではいつものように、他の銀行の金利と比較してみましょう。1年もの、300万円以上で調べますか。
■1年もの円定期金利比較(300万円以上)
・東京スター銀行 1.2% ※キャンペーン金利
・オリックス信託銀行 1.1%
・ソニー銀行 1.02% ※キャンペーン金利
・イーバンク銀行 0.95%
・ジャパンネット銀行 0.85%
・住信SBIネット銀行 0.72%
やはり300万円以上という条件の中ではトップクラスの金利ですね。
では、みなさんの評価をお聞きしたいと思います。筆者の評価は、1年ものの中では最高水準の金利であることを評価して5つ★満点=「★★★★★」としたいと思います。あなたの評価を教えてください。3月9日まで。
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