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銀行関連ニュース: 9月の世界の株価収益率を更新しました。  
執筆者: ginkou
発行日付: 2016/9/17
閲覧数: 209
サイズは 10.60 KB
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9月の、世界各国の主要株式市場の株価収益率(PER)一覧を更新しました。

<1.株価収益率(PER)とは?>

 株価収益率(PER)って何?という人にご説明しておきますと、株価が、その会社の利益の何倍くらいになっているか、という株価の割高・割安を示す尺度です。ある会社の一株あたりの利益が1万円として株価が20万円なら、20万円÷1万円=20倍、というわけですね。言い換えれば、「株価は利益の何年分か」を表していると言えます。株価収益率が20倍なら「利益の20年分の株価」ということですね。

 で、なぜこれが大事かというと、株価が割高か割安か、全てこれだけで説明できてしまうような万能のモノサシだからです。歴史上、たくさんのバブルがありましたが、多くは株価収益率が40倍とか60倍とか80倍という、利益額から見れば気の遠くなるような株価になったんですね。

 もちろん当時は、その「高い株価収益率」を正当化するもっともな理屈がたくさんあったのでしょうけれど、結果的にはどんなバブルもはじけ、高い株価収益率は「重力」に負けて低下し(時には破滅的なスピードで)、概ね15倍前後に落ち着いています。株価収益率は、特に株価が割高になっていないかどうか、目安としては「20倍を超えていないかどうか」チェックすればいいと思います。

 一方で例えば15倍未満の株価収益率は相対的に割安といえますが、割安には割安な理由があるので、飛びつくのはオススメしません。あくまで「割高」のチェックに用いると良いでしょう。


<2.今月の株価収益率>

 9月の世界の株価収益率の推移はこんな感じです。



 9月の株価収益率の平均は前月と比較して下落しました。先月の単純平均は14.51倍で、今月は14.44倍ということですね。

 下がったということは株価が「割安」になったということになります。株価が割安となる要因は以下の通りです。

 ・株価が下がる
 ・企業収益が増える


 ここでいつものように最近の株価の動きをチェックしておきましょう。

■日経平均株価(6ヶ月)



■日本を除く、世界の先進国の平均株価(円建て:6ヶ月)



■世界の新興国の平均株価(円建て:6ヶ月)



 全体的な株価トレンドとしては「堅調」という感じですが、ただ1ヶ月前と比較すると「ほぼ同じ」か「少し下がった」という感じでしょうか?大幅な下落はなさそうですが具体的な数値をチェックするとこのようになっています。

・日本 :下がる(16,919円→16,519円)
・先進国:下がる(489ポイント→484ポイント)
・新興国:下がる(756ポイント→745ポイント)


 1〜2%といったレベルで下がっている、ということですね。その点では「ほぼ同じ」と言った方が正確かもしれません。

 いずれにしても今月、PER=株価収益率が下落したのは「株価が下がったから」と言うことですね。

 ちなみに毎月ご案内しているように、これらの指数に大きな影響を与えているのが為替相場です。日本株の動きは為替相場の動きに連動していることに加えて、残り2つの指数もいずれも「円建て」であり、円高になれば低下、円安になれば上昇するからです。

 特に最近は為替相場が大きく変動していますからね!その影響は大きいわけですが、為替相場のグラフをチェックしてみるとこうなっています。

■ドル円相場

 

 この1年間でかなり急激な円高への巻き戻しが起きていたわけですが、この1ヶ月はそうした円高が収まり「小康状態」と言った感じになっています。上記の通り株価がいずれも1ヶ月前と比較して「ほぼ同じ」だったのは為替相場が落ち着いていたことも関係していそうですね。

 なお、アメリカの株価はこのようになっています。

■アメリカ株価(S&P500)

 

 こちらもこれまでの上昇が一服し「小康状態」になっているようです。

 そのように内外で株価も為替相場も落ち着いている要因は、日米の金融政策に対する「様子見姿勢」が強まっているからかもしれませんね。日本では次回の日銀会合で実施される「これまでの総括」がどのような内容で、どのような内容となるのか、様々な予想が出ており、意見は定まっておりません。

 とするとリスク回避的な動きが出てくるのは当然と言えます。つまり積極的な売買を手控えて様子を見る投資家が増える、というわけです。

 一方、アメリカでも利上げの可能性がたびたび話題となっております。これまでのアメリカ株の好調は「利上げしなくてすむ程度の適温経済」によって維持されてきたわけですが、FRBが利上げに踏み切ればそうした「心地よい日々」は終焉を迎えることになります。

 となるとやはりこちらも様子見ムードになるのは当然なのでしょうね。

 ただ短期的には株式市場に不透明感が漂ったとしても、その先にはどこかで「アメリカでは利上げが進み、日本では金融緩和が進む」のは間違いないと思います。とすると再び「円安株高」トレンドが復活してくるということですね。

 それがいつになるかは分かりませんが、日本の投資家にとってみれば「円安」の方が投資はしやすいです。期待したいと思います。

 もちろん、リーマンショック以来の金融危機が起こったり、あの奇妙な髪形のご老人がアメリカ大統領になれば、反対に急激な「円高株安」が起こると思いますが・・・。

 ちなみに後者はともかく前者の金融危機については、地震と同じようにある一定の周期で起こるとすれば為替相場の見通しはこうなるのかもしれません。

 ・短期 : 円高
 ・中期 : 円安
 ・長期 : 円高


 もしそうだとすれば、どれくらいの期間投資するかによって、その投資スタンスは大きく変わってきそうです。筆者は長期投資家ですので次の金融危機で大きく円高株安が進み、絶好の投資チャンスが訪れることを待っているわけですが、思い通りになるかどうか・・・じっくりのんびり投資のタイミングを待ちたいと思います。

 個別の株価収益率=PERはこのようになっています。



 今月の割高市場は先月に引き続きアメリカ/ナスダック市場ですね。

 次の15倍以上20倍未満のゾーンですが、南アフリカ/全株イギリス/FT100アメリカ/NYダウインド/SENSEX市場日経平均となっています。

 もちろん株価は割高の時よりも割安の時に購入した方がいいわけで、これから株式投資をご検討の方はこうしたPERの状況にも注意しながら、なるべく割高な市場・タイミングは避けて投資先を選別していただければと思います。

 だからと言って「低ければいい」というものではないのは申し上げた通りですが。

 各株価指数のPERの具体的な推移はこちらをご参照ください。

>>>世界各国主要株式市場の株価収益率(PER)推移はこちら

  
http://www.ginkou.info/modules/per/




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