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住信SBIネット銀行:プレーオフ最大0.55%

執筆者: ginko (2016-2-19)

ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「住信SBIネット銀行:プレーオフ最大0.55%」です。

マイナス金利の余震が続いていますね。昨日もみずほ銀行が普通預金と住宅ローン金利の引き下げを発表したようです。

こういう時に柔軟性と機知に富む方であればさっとビジネスチャンスが思い浮かぶのでしょうけれど、凡才の筆者には何一つ思い浮かびません。

ただビジネスチャンスは思い浮かばないものの、預金者の方々の運用ニーズがますます高まる一方で、それを容易に満たす運用方法はありませんので、「投資詐欺」的なものが横行する事態は容易に想像できます。

「マイナス金利」という言葉の強さは人を動かすのに十分ですが、「動いた先が落とし穴」ということにならないよう十分ご注意ください・・・と言っても最も心配なのは読者の方々ではなく、その親の世代、あるいはもう1つ上の世代ですね。オレオレ詐欺の被害者は認知症の気がある方が多いようです。

そうしたわけで、心当たりがある方はご家族で相談の上、高齢者の方々がそうした詐欺の餌食とならないよう、より注意深く対策を練られることをオススメいたします・・・。



※詐欺の手口、というわけではありません。

さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。

前回の「キャンペーンを斬る」では、楽天証券の取り扱う個人向け国債を取り上げました。今月の気になる金利はと言うと以下の通りです。

■個人向け国債

・固定3年タイプ :0.05%
・固定5年タイプ :0.05%
・変動10年タイプ:0.05%


3商品ともに0.05%となっておりますが、これはつまり制度上の最低金利に到達した、ということですね。

これ以上下がらない」という点をどう評価するかで、この国債の評価も変わってきそうです。

なお、これらの中では商品性からは「変動10年タイプ」が一番魅力的なわけですが、金利上昇メリットを狙えることに加えて、1年経てばいつでも中途解約でき、中途解約時のペナルティも重くないという利便性も魅力と言えそうです。

ペナルティは平たく言えば「過去1年分の利息を放棄すること」ですが、ただここまで金利が下がると、「もはやどうでも良い」と思われる方の方が多いかもしれませんが。

さて投票結果ですが、5つ★満点で、「3.1」。真ん中が3つ★ですのでほんの少しだけそれを上回りました。

金利がわずか0.05%で3つ★を超えたというのは・・・やはり快挙なのでしょうね。全く喜ばしいことではありませんが。

逆に言えば回答者の方々は「マイナス金利時代」という現実を前に、冷静に客観的に金利観を修正しつつある、ということではないかと思います。

筆者の運用も・・・当面はこの個人向け国債中心になるのでしょうねぇ。

では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は3月12日まで。

>>>楽天証券が取り扱う個人向け国債について詳しくはこちら

投票:http://www.old-ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1237

前回のコラム:http://www.old-ginkou.info/modules/news/article.php?storyid=836


今回は、住信SBIネット銀行の仕組み預金「プレーオフ」を取り上げたいと思います。



ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。

■長期金利推移(グラフ期間:1年)



2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。

さらに大きな金利低下圧力になると思われたのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。これにより金利がもう一段低下するのは確実と思われたわけですが、ただそう素直に動かないのが金融市場というもので。

2015年の前半は長期金利がなぜか乱高下しましたね。アメリカの金利もドイツの金利も上昇しましたのでこれは世界的な動き、ということになります。

とはいえ2015年の後半はそうした金利上昇の動きもすっかり一服してしまいました・・・と言うよりもむしろ、アメリカの利上げを契機に世界の株価が総崩れとなっており、それに呼応して長期金利も大きく低下しています。

しかしながら金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策ですね!これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利は何と一時マイナス水準まで低下しました。さすがに過剰反応ではないかと思いますが、それくらいの衝撃だったということですね。足元ではちょうど0.000%、つまりゼロ金利となっています。

それでも当面は預金金利がマイナスになることはないと思いますが、預金者の忍耐の日々はまだまだ続くということですね・・・残念なことです。

さて今回は住信SBIネット銀行の仕組み預金である「プレーオフ」ですね。

上記のように世の中の金利水準が大きく低下する中で、少しでも高金利を得ようとされている方々から一定の支持を得ているのが仕組み預金です。もはや期待値は「高金利」ではなく「マイナスにならなければ良い」ということかもしれませんが。

それはともかく仕組み預金とは、「満期が選べない(銀行が満期を判断する)」といった点や「中途解約できない」といった点が制約となるかわりに金利が高い円定期です。

で、この「プレーオフ」の具体的な金利はと言えば・・・

■住信SBIネット銀行の仕組み預金「プレーオフ」

<フラット型>

・最短1年、最長10年タイプ : 0.22%

<ステップアップ型>

・最長10年タイプ : 当初1年/0.10% → 延長された場合10年目/0.55%


※2016年2月23日まで募集分の条件

以前と比べればやはり大きく低下していますね!とは言いつつ市場金利も定期預金金利も低下し、限りなくゼロに近づいている現状では「相対的に金利の魅力が増している」と感じる方も多そうです。

さて、この住信SBIネット銀行が取り扱う2種類の仕組み預金を比較すると、分かりやすいのは前者です。延長されてもされなくても金利は0.22%のままですから、定期預金との金利比較もしやすいです。

一方、徐々に金利が上がっていくという点が魅力的な後者のステップアップ型ですが、金利がややこしいのが難点です。仮に最長10年間延長され続けた場合の平均金利は「0.263%」ということで・・・つまり見た目と異なり両者の金利設定にあまり差はないということですね。

同じ銀行の同じ期間の商品ですので当然かもしれませんが。

ちなみにこうした仕組み預金は、今のように金利がなかなか上昇しない中では延長されずにそのまま満期を迎えることが多いですね。仮にそうなった場合の金利は以下のようになります。

<フラット型>

・1年 : 0.22%

<ステップアップ型>

・1年 : 0.10%


こうした期間の長い仕組み預金で、「延長されないことを期待する」というのはあまり健全ではありませんし、実際延長されている回号もあるようなので、基本的には最後まで延長されることを想定して「10年間使わない資金」で利用すべきですが、仮に延長されないと、預け入れ期間から見れば「まずまずの金利」ということになります。

延長されても、されなくてもそれなりに魅力的、ということですね。

ちなみに上記条件はいずれも2016年2月23日まで募集されている回号の条件ですが、2月19日現在、次の回号の募集スケジュールは発表されておりません

このまま一時、販売中止となるのでしょうか?その可能性は・・・結構ありそうです。ご留意ください。

もちろん焦って購入する必要は全くありませんが。

ではこの住信SBIネット銀行が取り扱う、金利が最大0.55%となる、仕組み預金「プレーオフ」。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・制約はあるもののそれなりの金利であることを評価して「★★★★★」としておきます。つまり満点ですね。

筆者の採点もますます甘くなっております(苦笑)。これもマイナス金利の影響ということでご容赦ください。投票は3月19日まで。

>>>住信SBIネット銀行の仕組み預金「プレーオフ」について詳しくはこちら

■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html

住信SBIネット銀行が取り扱う、金利が最大0.55%となる、仕組み預金「プレーオフ」。あなたの評価は?(投票は3月19日まで)  >>>投票はこちら

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