銀行.info

銀行キャンペーンを斬る!

イオン銀行:普通預金0.12%

執筆者: ginko (2016-11-25)

ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「 イオン銀行:普通預金0.12%」です。

最近はこのことばかり書いている気がしますが、引き続き「トランプ相場」が猛威を振るっておりますね。本日も日経平均が18,500円前後、ドル円が114円前後と絶好調です。

昨日は「ドル円は120円が見えてきた」という記事も見かけました。そういう記事が増えてくるとそろそろピークアウトか?と思ってしまうわけですが、果たしてどうなるのでしょうか。

しかしまぁ、いくら日銀が金融政策を強化したところで金利以外は何も動かなかった相場が、アメリカの大統領選の結果でこうも景色が変わるものなのですね・・・世界の金融市場がアメリカを中心に回っていることを改めて実感しました。もちろん、「トランプ氏勝利」にはそれくらいの破壊力があったのでしょうけれど。

日本が「金融立国」を実現するなど夢のまた夢ですね。となると、リーマンショック直後に日本のメガバンクがアメリカの投資銀行を本格的に買収しなかったのは失敗ということになるのでしょう。チャンスはあったわけですが。

もしサラリーマンには不可能な決断だったとするなら、当時のメガバンクの頭取が孫さんであれば、今頃、日本発の大金融グループを作っていたのかもしれませんね。惜しいことをしました。

ぜひ次の金融危機の時にはリーマンショックの反省を生かしていただきたいものです。



さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。

前回の「キャンペーンを斬る」では、SBI証券の東京電力既発債を取り上げました。気になる金利はと言うと以下の通りです。

■SBI証券が取り扱う、東京電力社債の「既発債」

・第549回東京電力社債

利率 : 1.699%
利回り : 0.202%
償還日 : 2018/10/17(約2年)


利回りは0.202%ということで・・・微妙な水準ですね。低いということはないですが高いということもありません。

また、東京電力の信用力についても十分考慮しておく必要があります。東京電力の格付けはS&Pによれば「BB-」ということで、一般的に「投資可能」と判断されるBBBを下回っております。

つまりは「投資不適格」と判断される水準なのであって、そのリスクとリターンが噛み合っているのかどうかは慎重に判断なさってください。

さて投票結果ですが、5つ★満点で「1.7」。最低が1つ★なのでそれに肉薄するかなり悪い評価ですね!

ただリスクとリターンのバランスを考えれば・・・妥当な評価だと思います。

では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は12月18日まで。

>>>SBI証券が取り扱う、東京電力既発社債について詳しくはこちらから

投票:http://www.old-ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1317

前回のコラム:http://www.old-ginkou.info/modules/news/article.php?storyid=895

今回は、イオン銀行のイオンカードセレクト普通預金金利上乗せを取り上げたいと思います。



ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。

■長期金利推移(グラフ期間:3年)



2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。

さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。これにより金利がもう一段低下するのは確実と思われたわけですが、しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。

皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。

一方、7月末の追加緩和後は「失望」からか長期金利は多少上昇したわけですが、足元ではさらにトランプショックによってアメリカの長期金利が急上昇しており、それにつられる形で日本の金利も上昇しております。

本日の長期金利は+0.040%ということで先週に引き続きプラス金利ですね!かなり上昇してきました。

とすると更なる金利上昇を期待したいところですが、ただ日銀は長期金利の目標値を「0%」に置いており、ここから上昇することはなかなか難しいものと思います。

日銀が許容できる金利水準は+0.05%でしょうか?それとも+0.10%でしょうか?

具体的な水準は今のところ分からないものの、技術的・物理的にはこのような金利の上限を設けることは簡単だと思いますので、やはり金融緩和が継続している間は大幅な金利上昇は期待できないということですね。

いつか我々の目が黒いうちに金融緩和が縮小され、金利が自然に上昇することを願いたいと思います。

さてこのような金利環境の中で、しばらく普通預金か何かに預けておいて、もう少し良い金利の定期預金が出てくるのを待ちたいという方もおられると思います。

そうした方々にお勧めできるのが今回取り上げる、イオン銀行が発行するキャッシュカード+クレジットカード+電子マネーである「イオンカードセレクト」の特典としての普通預金の金利上乗せですね。

イオン銀行と言えば、「インストアブランチ」と呼ばれるイオンショッピングセンター内の店舗が最大の特徴です。つまりイオン銀行の顧客の大部分はイオンショッピングセンターの顧客であり、その点では実需としてもこのキャッシュカード+クレジットカード+電子マネーである「イオンカードセレクト」の人気は高いのではないかと思いますが、気になる優遇金利はこのようになっています。

■イオン銀行「イオンカードセレクトのおトクな特典」

・普通預金 : 金利上乗せ後0.12%


普通預金0.12%ということですから、今の金利水準からすればもはや「破格」と言って良いですね。

この特典の最大の注意事項は当たり前ですが「イオンカードセレクト」会員のみであるという点です。イオンの買い物客はともかくとして、普段イオンを利用せず、また筆者もそうですが「もうカードはこれ以上いらない」という方々にとっては結構な障壁となりそうです。

しかしながらイオンカードは年会費無料ですし、この金利優遇は金利水準はともかくとして仕組みとしては恒常的に提供されていくと思いますので「金利優遇を利用するためのメンバーズカードのようなもの」と割り切ればより気軽に利用できるかもしれません。

ちなみにいつもご案内しておりますが、ディズニーデザインのカードは結構、カワイイですね(笑)。

 

これなら作ってみたいと感じる方は少なくないのではないでしょうか?

なお、イオン銀行を取り上げるたびにチェックしている決算ですが、2017年3月期の中間決算では、当期利益が72億円となり、昨年同期の56億円から堅調に伸びているようです。創業当時は毎年数十億円の赤字を計上していたわけですが・・・今やイオングループの収益にも貢献し始めている、ということですね。すばらしい!

このまま良好な経営と、良好な金利が続くことを期待したいと思います。

ではここで最近の1ヵ月未満の預金の金利をまとめるとこんな感じです。

■普通預金~2週間預金金利比較

イオン銀行 0.12% ※イオンカードセレクト利用者限定
・オリックス銀行 0.10% ※2週間満期
・楽天銀行 0.10% ※楽天証券との共同口座
・新生銀行 0.05% ※2週間満期
・東京スター銀行 0.05% ※1週間満期
・住信SBIネット銀行 0.01% ※SBI証券との共同口座
・PayPay銀行 0.01%
・ソニー銀行 0.001%
・三菱UFJ銀行 0.001%


イオン銀行はこの中ではトップ水準ですね!

ではこの、普通預金金利が0.12%となる、イオン銀行の「イオンカードセレクトのおトクな特典」。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・普通預金がトップクラスの金利になることを勘案して「★★★★★」としておきます。つまり満点ですね。投票は12月25日まで。

>>>イオン銀行の「イオンカードセレクトのおトクな特典」について詳しくはこちらから

■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html

普通預金金利が0.12%となる、イオン銀行の「イオンカードセレクトのおトクな特典」。あなたの評価は?(投票は12月25日まで)  >>>投票はこちら

>>>間違いだらけの銀行えらび ~ 銀行.info<<<

思い立ったら、今すぐこの場で資料請求!



スポンサードリンク

Copyright© 2017 Ginkou.info All Rights reserved.

PAGETOP MENU MENU