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楽天銀行:円定期6ヶ月0.11%

執筆者: ginko (2017-10-27)

ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「楽天銀行:円定期6ヶ月0.11%」です。

今朝のニュースの中で個人的に最も衝撃を受けたのは「アンドレザ・ジャイアントパンダ」でしたが、当サイトとして取り上げるべき記事は「欧州中銀、量的緩和を縮小」の方ですね。

記事によればECBは、来年1月以降の資産購入量を現在の月600億ユーロから、月300億ユーロに縮小するとのことです。すでにアメリカでも量的緩和の縮小が始まっていることを勘案すれば、日本の量的緩和に対しても風当たりが強まりそうですが、ただよく考えれば日銀も明言はしていないものの毎月の国債購入額を減らしてきており、その点では大きな影響はなさそうです。

むしろ預金者として気になるのは同じ記事内で指摘されているこちらの方かもしれません。

・ユーロ圏は景気が回復し、物価上昇率も目標の「2%近く」には届かないものの、1%台半ばまで上がってきた。市場機能の低下などの副作用がある量的緩和を縮小しても、景気は腰折れしないと判断した。

つまり「インフレ目標には届いていないけれど、副作用が気になるので縮小するね。」ということですが、日本の異次元緩和にも同じような副作用があるのであれば、日銀もそのように判断する可能性があることが示唆されます。

人口が減少し始めている日本でインフレ率2%達成など永遠に不可能な気もしますからね。日銀がインフレ率目標を例えば「1%」に下げ、金融緩和を縮小・終了させ、金利も預金金利も上昇していくことを期待したいと思います。



さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。

前回の「キャンペーンを斬る」では、マネックス証券:個人向け国債0.05%+0.15%を取り上げました。今月の気になる今月の金利はと言うと以下の通りです。

■個人向け国債

・固定3年タイプ :0.05%
・固定5年タイプ :0.05%
・変動10年タイプ:0.05%


いずれも金利の「下限」である0.05%に張り付いているということですね・・・いやはや。

裏返せば「本当はもっと低いはずなのに、0.05%にとどまっているから、旨味がある」というポジティブな見方もできますが。

なお、個人向け国債は多くの金融機関で購入できますが、マネックス証券では「もれなく現金プレゼント  個人向け国債キャンペーン」を実施しており、合計購入金額の0.15%がプレゼントされるようです!100万円なら1,500円、300万円なら4,500円ということですね。

つまり上記国債金利を加えれば1年目については「0.05%+0.15%=0.20%」になる計算です。お得です。

ただ2年目以降も現金がプレゼントされるわけではない点はご注意ください。

さて投票結果ですが、5つ★満点で「4.0」。最高が5つ★なので高い評価ですね!

キャンペーンを魅力に感じたのかもしれませんが、表面上は金利が低いこの国債の商品性を評価したと言うことであれば、なかなかの「通」と言えそうです。

では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は11月20日まで。

>>>マネックス証券が取り扱う個人向け国債について詳しくはこちら

投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=218

前回のコラム:「マネックス証券:個人向け国債0.05%+0.15%」

今回は、楽天銀行の円定期預金特別金利キャンペーンを取り上げたいと思います。



ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。

■長期金利推移(グラフ期間:3年)



2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。

さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。これにより金利がもう一段低下するのは確実と思われたわけですが、しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。

皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。

ただ2016年7月末の追加緩和発表後は「失望」からか長期金利が大きく上昇し、さらにトランプラリーによってアメリカの長期金利が急上昇し、それに連動する形で日本の金利も上昇してきました。

足元でも+0.065%ということで1年前の水準と比較するとかなり回復しています。

となると更なる金利上昇を期待してしまいますが、しかし日銀が長期金利の操作目標を「0%」に設定している以上、そこから大きくかい離して上昇するというのは考えにくいですね。

つまりは「金融緩和が継続している間は大幅な金利上昇は期待できない」ということです。冒頭でも触れましたが、いつか我々の目が黒いうちに金融緩和が縮小され、金利が自然に上昇することを願いたいと思います。

さて本題に戻りまして、秋となり定期預金キャンペーンとしては「閑散期」に入ってきているわけですが 「逆張り」的に優遇金利を提供する銀行がないわけではありません。

その1つが楽天銀行で、今月も新たな「円定期預金特別金利キャンペーン」を実施していますね。

個人的には楽天銀行は先日取り上げたばかりですので別の金融機関を取り上げたいのですが、他に目新しいキャンペーンが見当たらないので仕方ないですね・・・。

ぜひ他の銀行も、楽天銀行を見習って「ボーナスシーズン以外の時期」も頑張ってほしいものです。おそらく繁忙期よりは低い金利で容易に資金集めできるでしょうしね。

もはや「預金はいらない」というのが本音かもしれませんが・・・。

それはともかく、この楽天銀行円定期預金特別金利キャンペーンの気になる金利はと言うと・・・

■楽天銀行「円定期預金特別金利キャンペーン」

・6ヶ年:0.11%


つまり・・・タイミングも「逆張り」なら、「6ヶ月」という預入期間もまた「逆張り」と言えそうです。

金利水準としてはまずまずですが、ただ今から6ヶ月の定期預金を組むと、半年後は4月でまたまた「閑散期」ですね。半年後に必ず使うという人ならまだしも、当面運用したい資金であれば、もう1ヶ月待って、冬の定期預金キャンペーン金利をチェックしてからでも遅くはなさそうです。

楽天銀行の場合、楽天証券口座保有者向けサービスである「マネーブリッジ」を利用すれば普通預金の金利が0.10%にアップしますのでなおさらです。

参考にしてみてください。

なおこの円定期預金特別金利キャンペーンの期間は2017年11月16日までとなっております。

ここでいつものように楽天銀行の最近の業績をチェックしてみると前回の記事から新しい公表はありませんが、2018年3月期の第1四半期決算では経常利益が57億円、当期利益が40億円となかなか堅調です。1年前と比較しても綺麗に増収増益です。黒字と赤字の間を行ったり来たりしていたイーバンク時代を思い起こせば、こうした利益を安定的に計上できるようになっているということだけで隔世の感があります。

引き続き安定経営を続けながら、顧客還元に努めてほしいものです。

では、ここで主要な銀行の1年もの定期預金の金利と比較してみたいと思います。

■1年もの定期預金金利比較(300万円以上)

・SBJ銀行 0.80% ※新規客向け、2年、上限100万円
・新生銀行 0.50% ※新規顧客向け、3ヶ月
・じぶん銀行(現auじぶん銀行) 0.50% ※新規顧客向け、3ヶ月
・あおぞら銀行 0.20% ※インターネット支店
・関西アーバン銀行 0.15% ※いちょう並木支店
楽天銀行 0.11% ※キャンペーン金利、6ヶ月
・オリックス銀行 0.10%
・東京スター銀行 0.10% ※6ヶ月
・新生銀行 0.05% ※2週間満期
・ソニー銀行 0.05%
・住信SBIネット銀行 0.02%
・PayPay銀行 0.02%
・三菱UFJ銀行 0.01%


楽天銀行の金利はやはりまずまずの水準ですね。

ではこの、6ヶ月ものが0.11%となる、楽天銀行の「円定期預金特別金利キャンペーン」。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・中途半端な預入期間が気になりますので「★★★★」くらいにしておきます。投票は11月27日まで。

>>>楽天銀行の「円定期預金特別金利キャンペーン」について詳しくはこちらから

■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html


【読者アンケート】6ヶ月ものが0.11%となる、楽天銀行の「円定期預金特別金利キャンペーン」。あなたの評価は?(投票は11月27日まで)  >>>投票はこちら

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