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オリックス銀行:円定期1年0.18%、3年0.30%

執筆者: ginko (2017-11-17)

ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「オリックス銀行:円定期1年0.18%、3年0.30%」です。

今朝のニュースでは今期の中間決算において、上場地銀の6割が減益ということですね。

「マイナス金利政策を主因に利ざやの縮小に歯止めがかかっていない。」「市況の好転で金融商品の販売に回復の兆しも見えるが厳しい収益環境が続いている。」という悲観的な言葉が並んでいますが、正直「本当にそうなのかな?」と斜に構えて読んでしまいます。

というのも、バブル崩壊以降過去30年の間、「不良債権」や「銀行の数が多すぎる」「過剰競争」「少子高齢化」「人口減少」などキーワードは微妙に変わりつつも、こうした報道のトーンは常に「今後の地銀の経営は厳しいのでどんどん再編が進んでいく」というものでしたが、実際にはほとんど再編は進んでいません。

持ち株会社の下でぶら下がる形での経営統合は散見されますが、地方銀行の数自体はほとんど減っていないのではないでしょうか?つまり地銀の生命力はメディアが考える以上にはるかにしぶといということですね。地銀のそのしぶとさが地域住民の郷土愛に支えられているのであれば当然な気もしますが。そうなってくると経済合理性ではありませんからね。

なおニュース内のグラフを見ると、上場地銀の中間決算の連結純利益はこのように推移しています。

・2013年:5,500億円前後
・2014年:5,500億円前後
・2015年:6,500億円前後
・2016年:6,500億円前後
・2017年:5,500億円前後

確かに前期と比べれば減益となっているものの、全体的には極めて安定しているように見えるのは筆者だけでしょうか・・・。ふるさと以外の地銀に肩入れする気はないものの、こうした地銀の経営危機を煽る「偏向報道」には違和感を感じてしまいますねぇ。

メガバンクが今後、地方の支店網を縮小するなら対象地域の地銀にはチャンスでしょうし。



さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。

前回の「キャンペーンを斬る」では、キャンペーンではありませんが、住信SBIネット銀行の「スマートプログラム」を取り上げました。シンプルに残高条件で見るとこうなります。

・残高10万円未満の場合

ATM無料回数:月2回
他行振込無料回数:月1回

・残高10万円以上の場合

ATM無料回数:月2回
他行振込無料回数:月1回

・残高100万円以上の場合

ATM無料回数:月5回
他行振込無料回数:月3回

残高を100万円以上にすると、しっかりした恩恵を得られるということですね。

ただ実際にはこの「ランク2」は残高30万円でOKですので、仮にATM手数料を1回100円、他行振込手数料を1回300円とすると毎月の恩恵は500円+900円=1,400円、年間では16,800円。つまり利回りは最大で「5.60%」ということになります(元本30万円の場合)。

もし住信SBI銀行を利用するなら、残高は30万円以上を維持した方が良さそうです。

さて投票結果ですが、5つ★満点で「3.0」。真ん中が3つ★なのでちょうど真ん中ということですね!

ただ前回のじぶん銀行(現auじぶん銀行)同様、思ったほど評価が伸びなかった気もします。

これまた以前のサービス内容と比較すれば徐々に改悪されてきたことが影響しているのかもしれません。

では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は12月10日まで。

>>>住信SBI銀行の「スマートプログラム」について詳しくはこちらから

投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=232

前回のコラム:「住信SBIネット銀行:ATM最大15回無料、他行振込最大15回無料」

今回は、オリックス銀行のeダイレクト預金を取り上げたいと思います。



ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。

■長期金利推移(グラフ期間:3年)



2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。

さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。これにより金利がもう一段低下するのは確実と思われたわけですが、しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。

皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。

ただ2016年7月末の追加緩和発表後は「失望」からか長期金利が大きく上昇し、さらにトランプラリーによってアメリカの長期金利が急上昇し、それに連動する形で日本の金利も上昇してきました。

足元でも+0.045%ということで1年前の水準と比較すると回復しています。

となると更なる金利上昇を期待してしまいますが、しかし日銀が長期金利の操作目標を「0%」に設定している以上、そこから大きくかい離して上昇するというのは考えにくいですね。

つまりは「金融緩和が継続している間は大幅な金利上昇は期待できない」ということです。実際、2017年に限れば金利はほとんど全く上昇していませんからね・・・。

いつか我々の目が黒いうちに金融緩和が縮小され、金利が自然に上昇することを願いたいと思います。

さて11月も後半となり、徐々に冬のボーナスシーズンを見越した金利アップの動きが出てきました。その先陣を切ったのがオリックス銀行ですね。

では、その気になる金利アップ後の金利はと言うと・・・

■オリックス銀行「eダイレクト預金」

・1年 :0.10%→0.18%
・2年 :0.15%→0.20%
・3年 :0.18%→0.30%
・5年 :0.25%→0.30%


※2017年11月17日現在、年利、税引き前、100万円以上

結構しっかり金利を引き上げてきましたね!すばらしい。

この中で人気はやはり1年0.18%ということになるのでしょうけれど、期間と金利のバランスを考えると3年0.30%もいいですね。2019年秋に消費税再増税が予定されていることを勘案すれば金利がすぐに上昇することはないでしょうし・・・。

ちなみに足元の1年もの市場金利は0.010%、5年もの市場金利も0.096%と言う水準ですから、いずれも「赤字覚悟の出血大サービス」ですね。

なおオリックス銀行の預金商品の中では2週間で満期が来る「2週間定期預金」も人気です。こちらの金利はこうなっています。

■オリックス銀行「2週間定期預金」

・2週間 :0.05%

※2017年11月17日現在、年利、税引き前

参考にしてみてください。

なおオリックス銀行の魅力をもう1つ付け加えるとすると、他の銀行宛ての振込み手数料が月2回無料ですので、預け替えの場合に利息が振り込み手数料で吹き飛ぶ、なんて残念なことはありません。こうした点にも魅力を感じる方は少なくないのではないかと思います。

このまま引き続き安定経営を続け、魅力的な金利水準を維持していっていただきたいと思います。

ではここで主要な銀行の1年もの定期預金の金利をチェックしたいと思います。

■1年もの定期預金金利比較(300万円以上)

・新生銀行 0.50% ※新規顧客向け、3ヶ月
・じぶん銀行(現auじぶん銀行) 0.50% ※新規顧客向け、3ヶ月
・あおぞら銀行 0.20% ※インターネット支店
・SBJ銀行 0.20% ※新規顧客向け
オリックス銀行 0.18%
・関西アーバン銀行 0.15% ※いちょう並木支店
・ソニー銀行 0.05%
・楽天銀行 0.03%
・住信SBIネット銀行 0.02%
・PayPay銀行 0.02%
・三菱UFJ銀行 0.01%


オリックス銀行の金利はやはり高水準ですね。

ではこの、1年ものが0.18%、3年ものが0.30%になるオリックス銀行のeダイレクト預金。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・高水準の金利を評価して「★★★★★」としておきます。つまり満点ですね。投票は12月17日まで。

>>>オリックス銀行「eダイレクト預金」について詳しくはこちらから

■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html


【読者アンケート】1年ものが0.18%、3年ものが0.30%になるオリックス銀行のeダイレクト預金。あなたの評価は?(投票は12月17日まで)  >>>投票はこちら

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