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住信SBIネット銀行:プレミアムサービス

執筆者: ginko (2018-03-23)

ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「住信SBIネット銀行:プレミアムサービス」です。

昨日のNYダウも、本日の日経平均も大きく下がっていますね。その理由はと言えば、マクマスター大統領補佐官の解任もあるのかもしれませんが、やはり大きいのはアメリカによる中国製品への制裁措置の発表と、今後の米中貿易摩擦への警戒感ですね。

トランプ氏の大統領選挙勝利以降、「減税」と「公共投資」への期待を背景に大きく上昇してきたアメリカの株価ですが、いよいよ「トランプリスク」の発露によって転機を迎えることになるのでしょうか?

未来の株価を予測することは困難ですが、今後劣勢が予想される中間選挙に向けて、トランプ大統領が支持率回復のために色々な手を打ってくるものと思います。その内容が「バラマキ」や「親ビジネス」的なものであれば株価にプラスでしょうけれど、逆に今回の制裁措置のように「保護主義」的なものであれば株価にマイナスですね。

トランプ氏は大統領選挙の結果から、どんなひどい内容であれ「耳目を集めた方が勝ち」ということを肌で実感したのではないかと思います。その点ではネガティブインパクトの方が大きそうと思うのは筆者だけでしょうか?

これまでのところそうした「トランプ恐怖症」は全く当たらなかったわけですが、これからはどうなるのでしょう・・・まんまと戦術に乗っているような気もしますが、目が離せません。



※アメリカ株価(S&P500)

さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。

前回の「キャンペーンを斬る」では、楽天銀行の口座連携サービス「マネーブリッジ」を取り上げました。マネーブリッジとは、上記の通り楽天銀行の普通預金と楽天証券の口座をつなぐサービスで、ワンクリックで口座間の送金ができるなど利便性を高めているわけですが、最大の特徴はといえば普通預金の金利優遇ですね。

楽天銀行と楽天証券の口座を開設し、マネーブリッジに申し込むだけで、楽天銀行の普通預金金利が優遇されます。気になる優遇金利はと言えば・・・

■楽天銀行/マネーブリッジ普通預金金利優遇

・普通預金:0.10%


0.10%ということで普通預金としては高水準ですね!マイナス金利発動以降、各銀行が金利を引き下げた中でもこれまでの金利水準を維持している点も魅力と言えるかもしれません。

普通預金ですから、とりあえず資金を口座に放り込んでおけば勝手に利息がつくという手軽さも魅力と言えそうです。

さらに楽天証券の口座を持っていない人がエントリーの上口座開設すると今だけ1,500円がもらえるようですので良い機会となりそうです。

さて投票結果ですが、5つ★満点で「3.4」。真ん中が3つ★なのでそれを上回るまずまずの評価ということですね。

最近は楽天銀行自体の利便性も向上していますので、そうした点もプラスに働いたのかもしれません。

では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は4月16日まで。

>>>楽天銀行の「マネーブリッジ  普通預金金利優遇」について詳しくはこちらから

>>>楽天銀行の口座開設はこちら

投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=336

前回のコラム:「楽天銀行:普通預金0.10%」

今回は、住信SBIネット銀行の「プレミアムサービス」を取り上げたいと思います。



ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。

■長期金利推移(グラフ期間:3年)



2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。

さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。これにより金利がもう一段低下するのは確実と思われたわけですが、しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。

皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。

ただ2016年7月末の追加緩和発表後は「失望」からか長期金利が大きく上昇し、さらにトランプラリーによってアメリカの長期金利が急上昇し、それに連動する形で日本の金利も上昇してきました。足元でも+0.025%ということでプラス水準を維持しています。

となると更なる金利上昇を期待してしまいますが、しかし日銀が長期金利の操作目標を「0%」に設定している以上、そこから大きくかい離して上昇するというのは考えにくいですね。2月上旬に金利が0.1%に近づいたタイミングでは「指値オペ」が通達され、長期金利は0.1%以下の水準に戻っています。

つまりは「金融緩和が継続している間は大幅な金利上昇は期待できない」ということですね。実際、2017年以降、金利はほとんど全く上昇していません・・・。

いつか我々の目が黒いうちに金融緩和が縮小され、金利が自然に上昇することを願いたいと思います。

さていつものように各銀行の動きをチェックしていると面白い新商品に出くわしました。住信SBIネット銀行の「プレミアムサービス」ですね。

言葉の響きからは顧客優遇サービスのように聞こえます。他の銀行も「よく取引してくれている顧客は優遇する」という思想のもと顧客優遇サービスを提供しており、この「プレミアムサービス」も似たような中身かなと感じるわけですね。

ただ住信SBIネット銀行の場合、すでにそうした顧客優遇サービスとして「スマートプログラム」を提供していますので、同じようなサービスが2種類別々に走ることはなさそうです。というわけでプレスリリースから引用するとこの「プレミアムサービス」の中身はこうなります。

・プレミアムサービスは、日々のお取引の参考になる金融・経済分野のニュースに加え、住信SBIネット銀行提供サービスの利用に応じてスマプロポイントが還元される、便利でお得なサービス。

・プレミアムサービスの特典

1.日経Deep Oceanによる金融・経済分野の情報提供

2.Visaデビットカードポイント還元率+0.4%(通常0.6%から1.0%にアップ)

3.ミライノ カード実質還元率+0.4%

4.ロボアドバイザー手数料の20%相当還元

・サービス開始時期 : 2018年6月(予定)

・利用料 : 月額540円(税込)

何と月額利用料を徴収して、追加サービスを提供するという中身ですね!優良顧客をさらに優遇すると言ったものではなく、非常にユニークで大変面白い取り組みだと思います。

ただ問題は当然のことながら、プレミアムサービスの特典が月額540円の利用料に見合うのか、ということになります。

というわけでその特典を見てみると、まずよく分からないのが1つ目の「日経Deep Ocean」ですね。これまたプレスリリースから引用するとこう説明されています。

・日経Deep Oceanが膨大なデータを解析し金融・経済分野の情報を提供いたします。プレミアム会員特典であるニュース提供は、日経Deep OceanがSNSなどで話題のトピックスに関連する記事をピックアップして、お客さまの興味関心が高い金融・経済ニュースをタイムリーに提供いたします。また、プレミアムサービス開始後も、日経Deep Oceanを活用した情報提供を随時拡充していくことを検討しています。

うーん、何のこっちゃかよく分からないですね。ということで日経新聞社のプレスリリースをチェックしてみるとこう説明されています。

・パソコンや端末に向かい株式や為替など経済や金融に関する質問をすると、AIエンジンが回答するシステム

どうやら「質問をすると返事をしてくれる」という点に特徴があるようです。



ただニュースというのは本来、受け身で知るものですよね。こちらから能動的に質問するというのはちょっとピンときません。それこそ「最新のニュースを教えて」と質問すればよいということなのかもしれませんが・・・。

それ以外の特典である、「Visaデビットカードポイント還元率+0.4%(通常0.6%から1.0%にアップ)」「ミライノ カード実質還元率+0.4%」「ロボアドバイザー手数料の20%相当還元」については正直あまり魅力を感じません。

デビットカードやクレジットカードについては他社が無料で同水準のサービスを提供していますし、ロボアドバイザーについては今のところ使う予定がないからです。

その点では、関係者の方々には申し訳ないですが、筆者が月540円を払ってこのプレミアムサービスを利用することはなさそうです。

年540円」なら少しは検討の余地があるかもしれませんが・・・。

というわけで、この月額540円で日経Deep Oceanによる金融・経済分野の情報提供などが受けられる、住信SBIネット銀行の「プレミアムサービス」。あなたの評価を教えてください。筆者にとっては・・・正直「」ですかね。ごめんなさい。投票は4月23日まで。

>>>住信SBIネット銀行の「プレミアムサービス」について詳しくはこちらから

■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html


【読者アンケート】月額540円で日経Deep Oceanによる金融・経済分野の情報提供などが受けられる、住信SBIネット銀行の「プレミアムサービス」。あなたの評価は?(投票は4月23日まで)  >>>投票はこちら

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