6月号の内容はこのようなものです。
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□ 2016年6月号のコンテンツ □
1.この1ヵ月で取り上げたキャンペーン
(静岡銀行、新生銀行、住信SBIネット銀行他)
2.最新ランキング
3.読者アンケート結果
・足元では109円前後とやや円安となっているドル円相場ですが、
ズバリ今は円高?円安?適正水準?
・夏のボーナスは前年比で、製造業+0.7%、非製造業+0.4%、
公務員+2.4%といった見通しもあるようですが、あなたの夏のボ
ーナスは増えそう?減りそう?
・イギリスのEU残留を問う国民投票が6月23日に実施されますが、
結果は残留と思う?それとも離脱と思う?
・イギリスのEU離脱の可能性が高まっていることなどが背景に日本の
長期金利も大きく低下しています。今後、預金金利はどうなると思う?
4.今月の購買力平価
5.今月の世界の株価収益率
6.自腹で資産運用中!(10年3ヵ月目)
7.11年6ヵ月目のひとりごと:
「イギリスEU離脱は短期的にも長期的にも買い!?」
+12,600本+189万円
8.お問い合わせ
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ま ち が い だ ら け の 銀 行 え ら び
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銀行.info -よりよい銀行をもとめて-
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□ 2016年5月号のコンテンツ □
1.この1ヵ月で取り上げたキャンペーン
(みずほ銀行、ゆうちょ銀行、三菱UFJ銀行他)
2.最新ランキング
3.読者アンケート結果
・経済学者セドラチェク氏は「日本は地球の中で最も豊かに見える、さ
らに経済成長しなければならない理由は見当たらない」として成長至
上主義との決別を訴えていますが、あなたは賛同する?
・マイナス金利発表後、JALやANAなどの利回りが2%以上ある旅
行積み立てが人気のようですが、こうした旅行積み立ては魅力的?
・麻生財務大臣の「口先介入」でここ数日、大きく円安となっています
が、それでも政治的な要因やファンダメンタルズを考慮すれば、円高
ドル安傾向が続くものと思われます。あなたは円高に賛成?反対?
4.今月の世界の株価収益率
5.自腹で資産運用中!(10年2ヵ月目)
6.11年5ヵ月目のひとりごと:
「中国経済はあと2年、日本経済はあと5年で崩壊!?」
+12,500本+186万円
7.お問い合わせ
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.info1:この1ヶ月で取り上げたキャンペーン
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■1.みずほ銀行:みずほ新生活キャンペーン
http://www.old-ginkou.info/modules/news/article.php?storyid=852
■みずほ銀行「みずほ新生活キャンペーン」
・店頭での口座開設で、たい焼き型メモ帳をプレゼント
・口座開設+ログイン等で1,000名に
Amazonギフト券5,000円プレゼント
・口座開設+ログイン等+クレジットカード作成で500円プレゼント
たい焼き型メモ帳ですが・・・いりませんねぇ(笑)。
新人がミーティングなどでこのメモ帳を取りだしたら即説教となりそうです
しね。みずほ銀行の新人はこのメモ帳を使っているのでしょうか?
>>>読者アンケート:5つ★満点で平均「2.0」。
http://www.old-ginkou.info/modules/xoopspoll/pollresults.php?poll_id=1259
真ん中が3つ★ですから、低評価ですね(苦笑)!さらに投票数も少ないで
す。
ただ三井住友銀行の口座開設キャンペーンの評価が1.4でしたからそれよ
りは上ですね。ドングリではありますが・・・。
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■2.三菱UFJ銀行:新口座!キャンペーン
http://www.old-ginkou.info/modules/news/article.php?storyid=854
■三菱UFJ銀行「新生活に新口座!キャンペーン」
・抽選で100名にディナーカタログ「smart box」ダイニングを
プレゼント
・外れた中から抽選で500名に現金1,000円をプレゼント
こちらはすでに取り上げた三井住友銀行やみずほ銀行と違って「もれなくプ
レゼント」がないですね。全て抽選です。とすると基本的には「当たらない」
わけで・・・魅力は大きく下がってしまいます。
三井住友銀行の貯金箱や、みずほ銀行のメモ帳がほしいのかどうかというの
は微妙なところですが、それでも何ももらえないよりは良いのは間違いありま
せん。たぶん。
そうしたわけですでに筆者の評価はかなり低いわけですが、一応、景品をチ
ェックしてみると一等賞はディナーカタログ「smart box」ダイニン
グということですね。ネットで簡単に検索すると販売価格は16,900円と
いうことなのでそれなりに商品価値はありそうです。
>>>読者アンケート:5つ★満点で平均「1.6」。
http://www.old-ginkou.info/modules/xoopspoll/pollresults.php?poll_id=1261
こちらも低評価ですね!さらにこれまた投票数も少ないです。ただ三井住友
銀行の口座開設キャンペーンの評価が1.4でしたからそれよりは上ですね。
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■3.ゆうちょ銀行:新生活応援キャンペーン
http://www.old-ginkou.info/modules/news/article.php?storyid=856
■ゆうちょ銀行「新生活応援!キャンペーン」
給与コース
・A賞:10万円以上の新たな給与振込/抽選で3,000名に現金1万円
・B賞:3万円以上の新たな給与振込
/抽選で2,000名に現金5千円、5,000名に現金1千円
若者向けカードコース
・A賞:カード入会+3万円以上利用/もれなく現金1千円
・B賞:カード入会+3万円以上利用+給与振込3万円万円以上
/もれなく現金5千円
まず給与受け取りやカード入会の条件がある時点で他の銀行の口座開設キャ
ンペーンとは一線を画すものと言えそうです。
さらに「給与コース」では賞品が全て抽選であり、抽選は基本的に「当たら
ない」とすれば残念ながら魅力はゼロですね。
他方、「若者向けカードコース」の方では「もれなく現金1千円」「もれな
く現金5千円」と必ずもらえるプレゼントが用意されているわけですが、上記
の通り、カードを入会して、3万円以上使って、さらに給与振込先に指定しな
いといけない、となればハードルはかなり高いです。
>>>読者アンケート:5つ★満点で平均「1.7」。
http://www.old-ginkou.info/modules/xoopspoll/pollresults.php?poll_id=1263
やはり低評価ですね(苦笑)!ただ三井住友銀行の口座開設キャンペーンの
評価が1.4、三菱UFJ銀行の口座開設キャンペーンの評価が1.6で
したからそれよりは上ですね。
今のところ口座開設キャンペーンの評価としては、みずほ銀行>ゆうちょ銀
行>三菱UFJ銀行>三井住友銀行となっています。だからどう、という
ことはありませんが・・・。
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■4.その他の取り上げたキャンペーン
https://www.ginkou.info/news/index.html
・楽天証券:国債で最大50万円プレゼント
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.info2:最新ランキング
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恒例の、ユーザーのみなさまの投票による銀行人気投票。その2016年版
の5月の途中経過は以下の通りです。
※不自然な投票は調整しています。
・総合ランキング(★は前月比、順位が上昇した銀行)
1位:新生銀行
2位:住信SBIネット銀行
3位:オリックス銀行
また各項目別ランキングの1位は以下の通りです。
・口座サービス:新生銀行
・円預金 :★オリックス銀行
・外貨預金 :住信SBIネット銀行、じぶん銀行(現auじぶん銀行)
・FX :DMM.com証券、SBI FXTRADE
・投資信託 :新生銀行
・住宅ローン :じぶん銀行(現auじぶん銀行)、住信SBIネット銀行
・カードローン:イオン銀行、住信SBIネット銀行
・セキュリティ:新生銀行
・証券会社 :GMOクリック証券
総合ランキングではこれまで住信SBIネット銀行が8年連続1位と圧倒的
な強さを見せてきたわけですが、今年からいよいよ「スマートプログラム」が
始まり、実質的には「サービスの改悪」となったことから、今のところ新生銀
行が1位となっていますね!このまま首位を維持できるのでしょうか?興味深
いです。
それ以外のランキングでは今月は全体的にあまり動きがなかったですが、そ
の中でも円預金ランキングでオリックス銀行が単独1位になっています。こち
らも注目ですね。
では2016年版の銀行人気ランキングに是非投票をお願いします。
>>>2016年版のランキング投票はこちらから
https://www.ginkou.info/enquete2.html
>>>2016年版のランキング詳細はこちら
https://www.ginkou.info/ranking/index.html
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.info3:読者アンケート結果
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■1.経済学者セドラチェク氏は「日本は地球の中で最も豊かに見える、さら
に経済成長しなければならない理由は見当たらない」として成長至上主
義との決別を訴えていますが、あなたは賛同する?
http://www.old-ginkou.info/modules/xoopspoll/pollresults.php?poll_id=1258
1位:賛同する面も賛同しない面もある 33%
2位:とても賛同する 26%
〃:やや賛同する 26%
4位:全く賛同しない 13%
となりました。1位は「賛同する面も賛同しない面もある」ですね。ただ得
票シェアは33%ということで票が分散しているわけですが、全体をまとめる
とこうなります。
・賛同する 53%
・賛同しない 13%
・どちらでもない 34%
このようにまとめて見ると過半数の人はセドラチェク氏の「脱・成長至上主
義のススメ」に賛同されておられるということですね!とても興味深いです。
実際のところ、経済成長と幸福度合がそこまでダイレクトにリンクしている
とも思えませんね。バブル崩壊以降、日本の経済成長は止まっているわけです
が、ではわれわれの幸せ度合が低迷しているかと言うとそうではありません。
高度成長期やバブルの頃の大人たちと、今の大人たちとを比べてどちらが幸
せそうかと言えば・・・申し訳ないですが、やはり今でしょう。当時は「週休
1日」が当たり前でしたし、イクメンはほとんどおらず、働くママも少数派で
した。つまりは男性は家庭を、女性は働く機会を犠牲にしていたわけで、そう
した生活が今の生活より幸せとはとても思えません。
また欧米の実験では年収800万円程度(でしたっけ?)を超えると幸せ度
合はそれほど変わらないということであり、すでに日本のGDPがその「年収
800万円の天井」を超えたのであれば、成長しようがしまいが全体の幸せ度
合は変わらない、ということなのかもしれませんね。
筆者自身はコラムでもご案内したようにこうした考え方にとても魅力を感じ
ますし、悪戦苦闘している日常の仕事を顧みれば耳障りも大変良いのですが、
しかし弱肉強食のビジネスの世界、あるいは国家間の競争において「そんな理
想論だけで良いのか?」という気もします。
しかも世界の人口は当面は増えていくわけで、それに伴い世界経済自体も毎
年成長しています。みんなが成長している中で自分だけ現状維持に甘んじるの
は・・・やはり「敗北主義」とも感じてしまいます。
そんなわけで、以前のように何かを犠牲にしてまで仕事に人生を捧げる必要
は全くないものの、とは言いつつ積極的に競争から降りる必要もなく、人並み
=他国並みには頑張ればいいのでは?と思うのですがいかがでしょう。
読者の過半数の方は上記の通り「成長しなくてもいいのでは」と思われてい
るわけですが・・・。
ただ一方でセドラチェク氏の、無理な財政出動や金融緩和には見切りをつけ、
それぞれが応分の税を負担することで安定した社会を構築すべき、という指摘
には大いに賛同いたします。
日本の財政は火の車ですし、日銀の金融緩和についても特に「量」の面では
限界が近づきつつあります。持続不可能なばかりではなく、「弾切れ」となっ
た後の反動も相当なものになるのではないかと思います。
だとすれば・・・やはり多少の痛みは承知の上でそろそろ方向転換すべきで
すね。
すでに手遅れな気もしなくはないですが、しかしそれでも早い方が良いのは
間違いありません。
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■2.マイナス金利発表後、JALやANAなどの利回りが2%以上ある旅行
積み立てが人気のようですが、こうした旅行積み立ては魅力的?
http://www.old-ginkou.info/modules/xoopspoll/pollresults.php?poll_id=1260
1位:魅力的ではない 90%
2位:魅力的/特にJTBの旅行積立が魅力的 10%
となりました。1位は「魅力的ではない」ですね。残念でした・・・。筆者
も全く同感ではあるのですが。
やはりそもそも2%云々といった利回りが低いですね!もちろん旅行会社・
航空会社からすれば自動的にそれだけ利益が減ることになりますので「定期預
金などと比較しても十分な利回りだ」ということになるのかもしれませんが、
しかし消費者からすれば、わざわざ積み立てをするわけですから、もう少しメ
リットがほしいと思うのも当然だと思います。
百貨店の友の会ですら10%近いリターンがあるわけで、そこから考えても
この旅行積み立てのリターン水準は低いと言えます。
もちろんJALやANA、あるいはJTBの商品が極めて安いということで
あれば、「ただでさえ低い商品が2%引きで購入できる」わけですから、まだ
メリットがあるかもしれませんが、実際にはこれらの会社の商品は割高ですか
ら実感としては「ただでさえ高い商品が2%引きでしか買えない」ということ
になるのではないでしょうか。
筆者もこうしたトップブランドの会社の商品に縛られてしまう・絞られてし
まうのであれば、積み立てなどせず、クレジットカードも利用できないような
格安の旅行会社を現金で利用することを選びますねぇ。
さらにそうやってためた資金は100%「使わないといけない」となるとそ
もそも運用ですらありませんね。単なる消費の延長です。とすると定期預金の
積み立てとは全く異なる商品だと言えます。
しかし。
そうは言いつつここ最近、申し込みが数倍になっているのであれば、メリッ
トを感じておられる方が確実にいることになります。
例えば・・・毎年必ず、JALやANAなどの飛行機を利用している、ある
いはJTBや近ツーといった旅行代理店の商品を購入している方にとってみれ
ば確実に経済メリットがあることになります。
貧乏性の筆者はついつい1円でも安い商品を選んでしまいがちですが、値段
には相応の価値が含まれており、上記のようなトップブランドの会社の商品に
は値段に見合うだけのバリューがあると考えるのであれば満足度は高そうです。
また、もしかするとそうやって「旅行」という明確なゴールがある積み立て
は、その積み立てそのものが楽しい行為なのかもしれません。
旅行を「消費」ととらえるのか、「ご褒美」ととらえるのかでこうした積み
立ての充実感もかなり変わってきそうです。
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■3.麻生財務大臣の「口先介入」でここ数日、大きく円安となっていますが、
それでも政治的な要因やファンダメンタルズを考慮すれば、円高ドル安
傾向が続くものと思われます。あなたは円高に賛成?反対?
http://www.old-ginkou.info/modules/xoopspoll/pollresults.php?poll_id=1262
1位:どちらかと言えば円高に賛成 36%
2位:どちらかと言えば円高に反対 27%
〃:円高に反対 27%
4位:円高に賛成 9%
となりました。1位は「どちらかと言えば円高に賛成」ですね。筆者も全く
同じ意見ですが、円高ということは日本円の価値が上がることですから、日本
人全員が金持ちになることを意味します。
コラムでもご案内しましたが、金持ちになりたくない!という人がほとんど
いないとすれば、円高は歓迎すべきことですね。
ただ当然ですが、世の中はそう合理的には動いていかないものでアンケート
結果をまとめてみても迷いの方が大きそうです。こういうことになります。
・円高派:45%
・円安派:55%
全体的にはむしろ円安派の方が多いのですね!
確かに円安となれば輸出企業・製造業を中心に価格競争力が回復し、工場の
海外移転が止まり、仕事量も雇用も拡大し、株価も上がり、給料も上がります。
見た目としてはむしろ円安の方が良いわけで、実感としても円安の方が好景気
を感じやすいと言えるのかもしれません。
ただそのように株価や給料が上がるのは「円の価値が落ちているから」とも
言えるわけで、それに連動して物価も上昇していくとすれば結局、購入できる
ものは変わりません。見た目は違えども中身が同じということであれば単に朝
三暮四、ということですね。
しかしこの円高が良いのか、円安が良いのか、という議論は社会体制に対す
る哲学も加わってなかなか趣深いものと言えるかもしれません。極端に言えば
こんな社会が連想されてきます。
・円高社会:自分が働くのではなく他人に働いてもらう社会。失業率は高め
だが、物価は安く、日本企業は外国企業を買収する。海外の有能な人々が
日本に来る。日本人が海外で旅行する。
・円安社会:他人に働いてもらうのではなく自分が働く社会。失業率は低め
だが、物価は高く、外国企業が日本企業を買収する。日本の有能な人々が
海外に行く。外国人が日本で旅行する。
このように判断基準はいくつかあるわけですが、最大のポイントは雇用なの
でしょうね。円安で実質的に賃金を下げるのかどうか、ということです。
とは言いつつこれまたコラムでご案内したように、すでに十分豊かな社会を
築いた日本が賃金のダンピングを行い、これから発展する国の雇用を奪っても
いいのか、という気もします。先人の努力のおかげで円の価値が上昇したわけ
ですから、むしろさらに価値が上がる=円高となるよう努力するのが筋とも思
います。
もちろんそうした、高単価・高付加価値競争は、低単価・低付加価値競争と
比べると文化力も要求されるわけで、はるかに難しいのですが・・・。経済的
に成功してしまった者の苦しみ、といったところでしょうか。
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■4.その他の銀行関連ニュース
https://www.ginkou.info/column/index.html
・増税延期はほぼ確定?何年延期?
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.info4:今月の世界の株価収益率
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株価収益率(PER)とは、株価がその会社の利益の何倍くらいになってい
るか、という株価の割高・割安を示す尺度です。目安としては「20倍を超え
ていないかどうか」チェックすればいいと思います。
5月の株価収益率の平均は前月と比較して下落しました。先月の単純平均は
14.13倍で、今月は13.62倍ということですね。
下がったということは株価が「割安」になったということになります。
<世界主要株式市場の株価収益率(PER)一覧(2016年5月現在)>
http://www.old-ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=1027
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.info5:自腹で資産運用中!(10年2ヵ月目)
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<運用実績(2016年5月現在)>
http://www.old-ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=1028
2006年 4月の投資金額: 525万7,529円
2016年 5月の評価額 : 601万3,142円
損 益 : +75万5,633円
今月は+0万円とわずかにプラスですね。つまりは残った唯一の投資資産で
ある国内REITが上昇したということですが、すでにほとんどのリスク資産
を売却してしまった今となってはプラスであってもマイナスであってもその金
額は誤差の範囲内です・・・。
全体の通算成績の推移ですが、通算の運用益はプラス約75万円となってい
ます。こちらも当面はこのままということです。
<今月の追加投資/売却>
さてここからは相場全体を眺めながら投資再開のタイミングを探っていきた
いと思います。まず株式相場を眺めてみると・・・先月と同じ書き出しですが、
徐々に底入れされつつあるように見えますね。特にアメリカ株については昨年
夏の「チャイナショック」の前の水準まであともう一息という水準まで回復し
てきました。
株式市場には、昨年夏と今年の春に突然大きな「嵐」が訪れたわけですが、
それもようやく過ぎ去りつつあるようです。
これまでアメリカ株の逆風となってきたのが利上げとそれに伴うドル高だっ
たわけですが、利上げについてはこれまで示唆されていた「年4回ペース」か
ら「年2回ペース」に修正され、そして最近では「年1回」説も有力になって
います。
要するに利上げに対する懸念が大きく後退しているのですね。
その結果、為替相場もドル安傾向となり、ドル安となればドル表記される資
源価格は上昇することになりますので、これまた世界株式の足かせとなってい
た資源安も緩和されるという一石三鳥の状態です。となると株価が回復するの
も当然かもしれません。
実際、原油価格も回復傾向にあるわけですね。1バレル27ドルくらいだっ
たものが今や47ドルくらいまで上昇しているわけですからかなりの回復です
ね!
こちらもようやく嵐が収まりつつあるようです。
そして米ドルの金利がそれほど急には高まらないということになれば、新興
国の株式市場から投資マネーが流出してしまう懸念が薄らぎ、新興国の株価に
もプラスです。そう考えるとアメリカの利上げ後退は「ドル安」「アメリカ株
上昇」「資源価格上昇」「新興国株上昇」の一石四鳥と言ってもいいのかもし
れません。
とすると今後も世界の株価が回復していくことを期待したいわけですが、日
本の投資家からすると悩ましいのがドル安ということはつまり円高であり、今
後もどんどん円高ドル安が進むのであれば円建てでは大きな逆風ということで
すね。
要するに円高の元では、投資した資産が「円建て」でどんどん目減りしてい
くことになります。為替相場をチェックすると大きく円高が進み今や108円
前後ということですね。そして先月もご案内したように為替相場が恐ろしいの
は適正水準がよく分からないという点です。数年前まで80円前後だったこと
を考えればそのレベルまで円高が進んでもおかしくありません。
今までの円が安すぎましたからね。どこかで反動が来るのも当然と言えそう
です。
そしてそうした円高の中では日本株もまた下がっていくことになります。ド
ル安×米国株高が進めば進むほど、円高×日本株安が進んでいくわけですね。
米国株高というメリットを円高というデメリットが打ち消してしまうなかなか
残念な状況です。
実際、上記の通り日本株がアメリカ株と比較して完全に出遅れているのも円
高が要因ですね。日本の個人投資家が完全に取り残されているわけです。アイ
タタタ・・・。
他方。
アメリカ経済が落ち着き、アメリカ株が落ち着き、資源価格が落ち着き、新
興国株が落ち着くとなると、アメリカがどこかで再び「利上げモード」に入っ
ていくのは間違いありません。景気が良いときに金利を引き上げておかないと
次の不景気の時に打つ手がなくなってしまうからです。
ペースを落としたと言っても好調な経済を背景にアメリカで利上げが進んで
いくのは確実です。そもそも年4回だろうと年2回だろうと年1回だろうと利
上げ姿勢が維持されているわけですし、繰り返しになりますが、次の不景気の
前に金利を引き上げておこうと思えば今しかありません。
つまり、一旦「小休止」となっているものの中長期的にはいつもご案内して
いるように
・アメリカの利上げは進み、
・ドル高となり、
・アメリカの株価は下落し、
・資源価格は低迷し、
・新興国の株価は下落する
ということでしょうから、やはり投資を本格的に再開させるには時期尚早な気
がします。
さらにイギリスのEU離脱問題や、アメリカの大統領選挙などにも暗雲が漂
いはじめ、政治的なリスクが高まっている点も気になるところです。
そう遠くない将来に来るであろう世界的なリセッション=景気後退の後に再
参戦というのが良さそうですがいかがでしょうか?
じっと待つというのはそれはそれでストレスを感じなくもないですが、もち
ろん大切なのはストレスの有無などではなく着実・堅実な運用リターンです。
いつかどこかで今度はフォローの風が強く吹くことを待ち続けたいと思いま
す。
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.info6:11年5ヵ月目のひとりごと
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■「中国経済はあと2年、日本経済はあと5年で崩壊!?」
+12,500本+186万円
先月の当欄でも取り上げた消費税再増税の延期問題ですが、報道によれば安
倍総理が延期の意向を固め、周囲に伝えたとのことで「ほぼ確定」と言った雰
囲気が流れ始めております。
他方、昨日のニュースによれば麻生大臣がG7にて増税は予定通りと発言し
たと伝えられていて今一つスッキリしない状況ですね。もちろん決めるのは安
倍総理であり、麻生大臣が先に言えない以上、現時点では「予定通り」以外の
ことは言えないのは間違いありませんが。
個人的には予定通り増税するのがベターだとは思います。これまで何度もご
案内しているように、今の日本の財政は年収が500万円(50兆円)しかな
いのに1,000万円(100兆円)の出費を続けているわけですからね。
誰がどう考えても毎年500万円(50兆円)の借金が増えるわけで、事実
そうなっています。
だとすると増税は不可避ですね。もちろんそれだけでは全く足りず、抜本的
な歳出削減も必要ですが。
はたしてこの増税延期問題はどのように決着するのでしょうか?もし増税延
期が不可避なのだとすれば、せめて民主党が主張するように問題の多い軽減税
率については廃止してほしいものです。
さてそのように否が応でも日本の財政問題を懸念せずにはいられない今日こ
の頃ですが、気になる記事を見かけました。「今後、5年から10年の間に日
本の財政が破たんし、高率のインフレが起こる」というものです。
安倍政権が財政再建を放棄したと市場が判断すると、国債が投げ売りされ、
金利と物価が大きく上昇する、というわけですね。「政府が財政再建を放棄し、
中銀が際限なく国債を買うとコミットすれば、国債の投げ売りが始まり、金利
と物価の暴騰が起こる」ということのようです。
そうすれば皮肉にも、アベノミクスが目指す「デフレからの脱却」や、黒田
日銀が目指す「2%の物価上昇」があっさり達成されるわけですが、はたして
本当にそんなことが起こるのでしょうか?
経済学的にはほぼ素人の筆者ですが、正直、「国債投げ売りによる金利上昇」
は全くピンと来ません。投げ売られたところで日銀が粛々と買い続ければ、や
はり国債価格は維持され、金利が上昇する余地はないように思えるからです。
仮に本当に日本への信用力が低下するとすれば、起こるのは国債安ではなく
通貨安ではないかと思います。つまり円安が進むということですね。
大幅な円安によって、金利ではなく物価が上昇する、というシナリオはまだ
なくはないと思います。
ただ一方で日本の経常収支は黒字なわけですが、もし円安となればそうした
黒字はますます膨らむことになりますし、国内の景気も輸出企業を中心に好景
気を迎えることになります。
仮に1ドル=140円や150円と言った円安になれば「この世の春」とい
った状況になるでしょうね・・・。
とすると税収も膨らむでしょうから、好景気×税収増×経常黒字のトリプル
パワーで逆に「円高圧力」を生むことになります。
つまりは「政府が財政再建を放棄し、中銀が際限なく国債を買うとコミット
すれば、国債の投げ売りが始まり、金利と物価の暴騰が起こる」とはとても思
えないですし、仮に円安になっても、またどこかで円高に戻ってくる、という
ことで、少なくとも近い将来において、財政破綻やハイパーインフレの可能性
は極めて低そうです。
筆者は「財政再建派」ですので、その一助となりそうなホラーストーリーは
正直、「歓迎」なわけですが、今回の指摘は残念ながら説得力は弱そうです。
とは言いつつ長い目で見れば、今のような放蕩生活を続けている限り、どこ
かで財政破綻を迎えるのは間違いありません。その時やってくるのはハイパー
インフレというよりは・・・大増税なのでしょうね。日本全体として黒字なの
であれば、間違っているのは税率、ということになります。
そうした時に一気に大増税して社会的な混乱を引き起こすくらいなら、やは
り今のうちからちょっとずつ増税しておくべきですね。2020年に本気でプ
ライマリーバランスの黒字化を目指すなら尚更です。
ちなみに日本の財政問題だけでなく中国の財政問題に関する記事も見つけま
した。主な点をピックアップすると以下のようなものです。
・債務の対GDP比は10年間で150%から260%に上昇
・債務増加はあと2~3年が限界。新規債務が止まれば資産価格と実体経済
がショックを受ける。
・問題解決を先送りするほど結果は深刻になる。混乱に備えるべき。
これまたホラーストーリーなわけですが、我々日本人は今一つ、中国政府の
コントロール能力を信頼しきれていないわけで、より強い恐怖を感じてしまい
ます。
ただでさえ日本の高度経済成長を3倍くらいの速さで駆け抜けた中国経済が
あっという間にバブル崩壊を迎える可能性というのは十分、考えられます。す
でに少子化の悪影響が出始めているという点でも日本のバブル崩壊に重なりま
す。
そして日本が10年かけて行ったバブルの処理もまた3倍の速さで行うので
あれば3年で終わらせることになり、その衝撃も3倍、と言っていいのかもし
れません。
しかも今や世界2位の経済大国ですからね。その影響力は計り知れないもの
となるのでしょうね・・・。
そうしたわけで、海外投資には中国リスクがある一方で、国内資産にも大増
税リスクがあるのだとすれば、金融資産の保全方法に妙案がないのが悩ましい
ところですね。
軍事力や革新力などを勘案すればアメリカということかもしれませんが、こ
ちらはこちらで想像を絶する赤字を垂れ流しており、盤石とは言えません。
なかなか具体的な方法を思いつきませんが、どれだけ資産が目減りしようと
仕事があれば食べていけるわけですからね。そうした「仕事力」を身に付けて
おくことが最大の「資産保全」と言えるのかもしれません。
かく言う筆者にどれほどの「仕事力」があるのかと聞かれれば、即答できま
せんが・・・。
ちなみに長期的にはともかく短期的な投資スタンスとしては、中国経済やア
メリカ経済の後退リスクが縮小するまでは、大人しくしておいた方がよさそう
です。
参考にしてみてください。
<御礼>
今月もいくばくかの寄付を行いました。
1.植樹活動への寄付 :累計で12,500本相当になりました。
2.東日本大震災への寄付 :累計で186万円となりました。
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2016年5月/本間
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