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メルマガ「間違いだらけの銀行選び」2月号。

執筆者: ginko 発行日付: 2017-02-27

2月号の内容はこのようなものです。

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□ 2017年2月号のコンテンツ □

1.この1ヵ月で取り上げたキャンペーン

(楽天証券、SBJ銀行、楽天銀行他)

2.最新ランキング

3.読者アンケート結果

・2017年の長期金利は日銀の金利操作によって-0.1%~0.1
%の間で推移する可能性が高い、という認識が主流のようですが、あ
なたは今年の長期金利は上昇すると思う?低下すると思う?

・毎年恒例の日経金融機関ランキングでは、9年連続首位だったソニー
銀行が陥落し、1位:イオン銀行、2位:みずほ信託銀行、3位:ソ
ニー銀行という順番でしたが、あなたはこの結果に納得できる?

・ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント社は人工知能(A
I)が運用する投資信託を設定するとのことですが、AIが運用する
ファンドは魅力的?

・金融業界ではフィンテックがブームになっているようですが、フィン
テックに期待できる?できない?

4.今月の購買力平価

5.今月の世界の株価収益率

6.自腹で資産運用中!(10年11ヵ月目)

7.12年2ヵ月目のひとりごと:
「アメリカが北朝鮮を攻撃する日は近い!?」
+13,400本+213万円

8.お問い合わせ

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ま ち が い だ ら け の 銀 行 え ら び
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□ 2017年1月号のコンテンツ □

1.この1ヵ月で取り上げたキャンペーン

(楽天銀行他)

2.最新ランキング

3.読者アンケート結果

・当サイトのポートフォリオの2016年の運用成績は-8%という結
果となりましたが、あなたの運用成績は?

・2017年の日経平均株価は夏ごろ下がるも秋以降再上昇する、とい
うことで専門家の見方は一致しているようですが、あなたは1年後の
日経平均はいくらと予想する?

4.今月の購買力平価

5.今月の世界の株価収益率

6.自腹で資産運用中!(10年10ヵ月目)

7.12年1ヵ月目のひとりごと:
「間隔を問わず重なりを問わず飽きもせず性懲りもなくやってくるもの」
+13,300本+210万円

8.お問い合わせ

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.info1:この1ヶ月で取り上げたキャンペーン
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■1.楽天銀行:円定期1年0.11%
http://www.old-ginkou.info/modules/news/article.php?storyid=905

■楽天銀行「<新春特別企画> 円定期預金 特別金利キャンペーン」

・6ヶ月:0.11%

今回はシンプルに6ヶ月もののみ、という設定ですね。この期間についても
「0.11%」という金利水準についても多くの読者の方からすれば物足りな
い水準ではないかと思います。他のネット銀行はもう少し頑張っていますから
ね。

それでもメガバンクの金利と比べればかなりの高金利であるのは間違いあり
ませんが。

>>>読者アンケート:5つ★満点で平均「2.8」。
http://www.old-ginkou.info/modules/xoopspoll/pollresults.php?poll_id=1340

真ん中が3つ★なので、それを下回る少し残念な評価ですね。

ただ金利水準の割には健闘したような気もします。

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■2.その他の取り上げたキャンペーン
https://www.ginkou.info/news/index.html

・静岡銀行:現金千円で最大実質1.25%


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.info2:最新ランキング
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恒例の、ユーザーのみなさまの投票による銀行人気投票。その2016年版
の最終結果は以下の通りです。

※不自然な投票は調整しています。

・総合ランキング(★は前月比、順位が上昇した銀行)
1位:新生銀行
2位:住信SBIネット銀行
3位:オリックス銀行、★ソニー銀行

また各項目別ランキングの1位は以下の通りです。

・口座サービス:新生銀行
・円預金 :新生銀行
・外貨預金 :住信SBIネット銀行
・FX :SBI FXTRADE
・投資信託 :新生銀行
・住宅ローン :じぶん銀行(現auじぶん銀行)、住信SBIネット銀行
・カードローン:住信SBIネット銀行
・セキュリティ:新生銀行
・証券会社 :GMOクリック証券

総合ランキングではこれまで住信SBIネット銀行が8年連続1位と圧倒的
な強さを見せたわけですが、2016年からいよいよ「スマートプログラム」
が始まり、実質的には「サービスの改悪」となったことから、2位でのフィニ
ッシュとなりました。

代わりに1位になったのが新生銀行ですね。素晴らしい。2017年も1位
を維持できるのでしょうか?注目ですね。

それ以外のランキングでは、総合ランキングの同率3位にソニー銀行が、証
券会社ランキングの同率3位にSBI証券が、それぞれランクアップしフィニ
ッシュしました。

では早速始まった2017年版の銀行人気ランキングに是非投票をお願いし
ます。

>>>投票開始!2017年版のランキング投票はこちらから
https://www.ginkou.info/enquete2.html

>>>2016年版のランキング詳細はこちら
https://www.ginkou.info/ranking/index.html


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.info3:読者アンケート結果
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■1.当サイトのポートフォリオの2016年の運用成績は-8%という結果
となりましたが、あなたの運用成績は?
http://www.old-ginkou.info/modules/xoopspoll/pollresults.php?poll_id=1328

1位:+1%以上 36%
2位:±0% 18%
3位:+30%以上 9%
〃:+10%以上 9%
〃:+5%以上 9%
〃:-5%以下 9%
〃:投資はしていない 9%

となりました。1位は「+1%以上」ということですね。より正確には「+
1%以上、+5%未満」ということだと思いますが、いずれにしても素晴らし
い成績です。

特に筆者は「-8%」ですのでエラそうなことは全く言えません・・・。

全体的にはこういう分布となります。

・プラスのリターン:63%
・プラスマイナスゼロ:18%
・マイナスのリターン:9%
・投資せず:9%

ということで、やはり圧倒的にプラスの方が多いようです。羨ましいかぎり
です・・・。

あくまで結果論ではありますが、このように急激に、そして「想定外に」相
場が好転すると、「相場に残り続ける大切さ」を実感します。

筆者自身は依然、数年以内に株式相場がクラッシュするリスクを懸念してい
るわけですが、もし相場に対して「謙虚」であるなら、予想に反して上昇する
可能性を鑑み、半分くらいは投資資産を残しておいてよかったのかもしれませ
ん。

とは言いつつ相場上昇で投資方針を変えることは一番やってはいけないこと
のようにも思いますので、2009年から続く今回の世界的な景気拡大局面が
終了した後でこうした投資スタンスが良かったのか悪かったのか総括したいと
思います。

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■2.2017年の日経平均株価は夏ごろ下がるも秋以降再上昇する、という
ことで専門家の見方は一致しているようですが、あなたは1年後の日経
平均はいくらと予想する?
http://www.old-ginkou.info/modules/xoopspoll/pollresults.php?poll_id=1339

1位:19,000円 44%
2位:17,000円 22%
3位:20,000円 11%
〃:18,000円 11%
〃:15,000円以下 11%

となりました。1位は「19,000円」で約4割ということですね。足元
の株式相場からすると・・・ほぼトントンですね。意外にもかなり弱気です!

全体的な分布はこういった感じでしょうか。

・上昇 : 11%
・トントン : 44%
・下落 : 44%

やはり弱気ですね・・・。

ただ今年はとにかく不確実なことが多すぎますからね!さまざまなリスク要
因がどっちに転ぶかによって相場の動きは大きく変わるものと思います。

ぶっちゃけて言えば今年こそ「相場予測」が当てにならない年はなく、むし
ろ予断を持たず、株価が上がっても下がっても困らないよう安全運転で行くの
が良さそうですね。アンケートの趣旨からすると身も蓋もありませんが・・・。

実際、足元の株価は早速下落を始めており、今年の「不確実性」を示唆する
ような動きに感じております。

もちろん下がるよりは上がる方が良いわけで、期待だけはしておきたいと思
います。

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■3.その他の銀行関連ニュース
https://www.ginkou.info/column/index.html

・2017年、為替相場は円高?円安?


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.info4:今月の購買力平価
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購買力平価とは1つのモノを外貨、例えばドルで買っても円で買っても同じ
値段になる為替相場のことです。モノの値段からその通貨が割高なのか割安な
のか分かるわけですね。

では今月=1月のドル円の購買力平価はと言うとこのようになっています。

・消費者物価ベース : 1ドル=127.33円
・企業物価ベース : 1ドル= 96.85円
・輸出物価ベース : 1ドル= 72.69円

歴史的にはこの真ん中の企業物価ベースの購買力平価を基準に、実勢相場が
上に行ったり(円安)、下に行ったりしながら(円高)、つかず離れず並走し
てきたことが分かります。

とすると「企業物価より上なら円安」「企業物価より下なら円高」と言える
わけです。

そして2017年1月の企業物価ベースの購買力平価は96.85円。要す
るに今は「円安」ということですね。


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.info5:今月の世界の株価収益率
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株価収益率(PER)とは、株価がその会社の利益の何倍くらいになってい
るか、という株価の割高・割安を示す尺度です。目安としては「20倍を超え
ていないかどうか」チェックすればいいと思います。

1月の株価収益率の平均は前月と比較して上昇しました。先月の単純平均は
14.89倍で、今月は14.02倍ということですね。

下がったということは株価が「割安」になったということになります。

<世界主要株式市場の株価収益率(PER)一覧(2017年1月現在)>
http://www.old-ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=1104


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.info6:自腹で資産運用中!(10年10ヵ月目)
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<運用実績(2017年1月現在)>
http://www.old-ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=1105

2006年 4月の投資金額: 525万7,529円
2017年 1月の評価額 : 600万1,896円
損 益 : +74万4,367円

今月は+1万円ですね。わずかにプラスです。

つまりは残った唯一の投資資産である国内REITが上昇したということで
すが、すでにほとんどのリスク資産を売却してしまった今となってはプラスで
あってもマイナスであってもその金額は誤差の範囲内です・・・。

全体の通算成績の推移ですが、通算の運用益はプラス約74万円となってい
ます。こちらも当面はこのままということです。

<今月の追加投資/売却>

さてここからは相場全体を眺めながら投資再開のタイミングを探っていきた
いと思います。

まず世界の株式相場をチェックしてみると、日経平均も、アメリカ株も、円
建ての先進国株価もどれもハッキリと上昇してきましたね!

その理由はもちろんアメリカの大統領選挙でトランプ氏が勝利し、そのトラ
ンプノミクスに対する期待が膨らんだからですね。

選挙前のトランプ氏に対するあれだけの懸念や不安、疑念は一体何だったの
かという気もしますが、筆者自身も大いにそのネガティブインパクトを心配し
ておりましたので全く人のことは言えません。

また、日本の投資家にとってさらなる追い風はドル高円安が進んでいるとい
う点ですね。これまでずっと続いてきた円高傾向がいよいよ反転し、1ドル=
114円の円安水準です。

株高の上に円安なわけですから、日本の投資家にとっては「Wでおいしい」
状況です。運良く事前に投資されていた方はラッキーでしたね。

ただ一方でここ2、3週間の相場の動きを見てみると明らかに流れが変わっ
てきている点が気になります。まず為替相場が円高に向かい始め、それに伴い
日経平均も「頭打ち」状態にあるように見えます。

その要因はやはりアメリカの長期金利の動きでしょうね。これまでアメリカ
の長期金利はトランプ次期政権による「景気拡大期待」と「財政悪化懸念」の
両面から急激に上昇しました。

しかし先日の記者会見では市場が期待する「減税」についても「財政出動」
についても触れられなかったことから失望が広がっているのですね。ではその
アメリカの長期金利はどのようになっているかと言うと明確に下落に転じてお
りますね!

「期待」と「懸念」の両面から上昇していたわけですし、アメリカの中央銀
行であるFRBが今年は複数回「利上げ」するのが確実な状態ですから、アメ
リカの株式相場・為替相場・国債相場の3つの相場の中ではこの国債相場=長
期金利が一番堅調かと思っていたわけですが、真っ先に失速するとすれば意外
です。

毎度のことながら市場の動きを予測するのは難しいものですねぇ。

ただアメリカ経済にとっても、世界経済にとっても、金利上昇はあまりよろ
しいことではなく、特に新興国の金融市場にとってはアメリカの金利上昇=資
金流出を意味することから、世界全体としては金利が落ち着くのは朗報と言え
そうです。

しかしながら、こと為替相場においては、アメリカの金利低下=ドル安=円
高なわけですから注意が必要ですね。実際、上記の通りドル円相場は早くも円
高に動き始めているわけですし。

「円安→日本株高」の動きが、「円高→日本株安」の動きに変わる可能性に
ついてはご留意ください。

加えていつもご案内しているように「トランプノミクスに対する期待」が先
行しすぎている点は気になります。仮に期待が裏切られれば巻き戻しが起こり、
「株安・ドル安」が一気に進むことになります。日本の投資家からすれば往復
ビンタですね。


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.info7:12年1ヵ月目のひとりごと
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■「間隔を問わず重なりを問わず飽きもせず性懲りもなくやってくるもの」
+13,300本+210万円

2017年が始まりました。今年はとにかく「不確実」な年ですね。その最
大の理由はもちろんアメリカのトランプ新政権の政策が不透明なことです。

専門家の懸念をよそにこれまで金融市場においてトランプ氏の当選が前向き
に受け入れられてきた背景には主に「大型減税」と「大型財政投資」による景
気浮揚期待があったわけですが、先日の大統領就任式の演説では結局どちらも
一言も触れられませんでした・・・。

もちろんテクニックということではないでしょうから、トランプ氏にとって
は本当に国内、と言うかアメリカ中西部の雇用のことしか頭にないのでしょう
ね!

とするとこれまでの期待については早晩剥げ落ちてしまうのは間違いなさそ
うです。つまりは11月以降続いてきた「株高・ドル高・金利高」の「3高」
の動きが逆回転してくることになります。

そうなることを望んでいるわけではないものの、客観的には「そうなって当
然」という気もします。

数々の予想を裏切ってきたトランプ氏ですから、今回も予想に反して景気拡
大に成功し、「株高・ドル高・金利高」を続けていく可能性はゼロではありま
せんが、果たしてどうなるでしょうか。

しかしトランプ政権の「不確実性」によって最も深刻な影響を受けるのは経
済ではなく政治秩序、そして国際秩序の方ですね。

経済はそもそも浮いたり沈んだりを繰り返すものですので、仮に失政によっ
て沈んだとしてもまた浮き上がればいいわけですが、「秩序」の方は不可逆性
です。つまり、一度変化してしまうと元に戻すのは困難ということです。

そのことは日本の民主党政権によってこじれた普天間基地の問題が明確に示
していると言えそうです。沖縄の基地負担軽減の必要性はとりあえず脇に置い
ておいて話を進めると、政治というのはみんながそれぞれ少しずつ我慢して成
り立っている以上、一旦そのバランスが崩れてしまうと元に戻すことは難しい
ということですね。

「やっぱり我慢してね。」と言われて納得できる人は多くありません。

国際秩序も同様に、それぞれの国のそれぞれの地域のそれぞれの民族が少し
ずつ我慢して今のバランスが保たれているわけですが、もしそれぞれの人々が
「自分たちファースト」を謳い始めたらどうなるのでしょうか?

たちまちいがみ合いが始まり、秩序などすぐに崩れてしまいます。そうなっ
たときに最も割を食うのは逃げるべき時に逃げられない弱い人々、貧しい人々、
小さい子供を持つ人々などですね。

今の自由貿易推進の流れは、必ずしもお互いがwin-winになるという
経済的な合理性だけで推進されてきたものではなく、戦前のブロック経済や保
護主義・植民地主義的な経済が、世界大戦の原因になったという深い反省に基
づくものですね。

その点では、2つの世界大戦の原因を作ったヨーロッパで、EUという壮大
な実験が行われているのも、ベースとなるのは「もう二度と戦争を起こしては
いけない」という固い決意なのではないかと思います。

イギリスがEUを離脱し、アメリカが保護主義を謳う大統領を選んだのも誠
に象徴的ではありますが、戦後70年以上経って、そうした教訓や知恵が完全
に風化しつつある、ということなのでしょうか。

しかしよく考えればアメリカで黒人なら簡単にリンチされて木に吊るされて
しまっていた時代も、南アフリカで人種差別政策が行われていたのもほんの数
十年前の話です。

日本人も100年前の関東大震災の時にはデマから大量の外国人を殺害した
わけですし、先の戦争でもアジアの方々を数多く殺戮しました。全く人のこと
は言えません。

ほんの数十年で日本も世界も以前よりはるかに安全で聡明で公平で人権が大
事にされる社会になったと言えますが、逆に言えばその土台はまだ安定してお
らず、短期間で社会は再び、危険で偏狭で不公平で人権を蔑ろにするものに変
わる可能性がありそうです。

きちんと刮目して、社会の進歩が後退することのないよう主体的に注意しな
いといけないですね。

ただ個人的にはこうした保護主義であったり、孤立主義的な動きは、直接的
なキッカケはシリアの難民問題かもしれませんが、これまでの世界的な「リベ
ラル政治」に対する反動も大きい気がします。

とすると左に大きく傾いた振り子が右に戻ってくるように、今、右に傾きつ
つある振り子も早晩、また真ん中に戻ってくるのではないでしょうか。

さらに今度真ん中に戻ってきた時には、少なくともアメリカの人口構成はさ
らに非白人系が増えているでしょうから、トランプ氏のように人種差別的な考
え方を持つ候補者が勝つ可能性は今より低くなりそうです。

そう考えるとトランプ大統領は「白人右派」の最後の大統領になるのかもし
れませんね・・・そうあってほしい気もします・・・。

また、方法論の良し悪しは別にしてシリア問題もIS問題もゴールが見え始
めておりますので、難民問題が落ち着けばヨーロッパの政治もかなり安定して
くるのではないかと思います。

再び世界の政治が「進歩主義」的な人々の手に戻ることを期待したいと思い
ます。

さてこのように今、好む好まざるにかかわらず経済の世界も政治の世界も大
きな変化が生まれようとしているわけですが、少なくとも経済の面では「変化
はピンチでもありチャンスでもある」と言えます。

変化が起これば勝つのは「最も強い人」ではなく「最も環境に適応した人」
ですね。いきなり身の回りのことが激変するということではないでしょうけれ
ど、「不確実性」を謙虚に受け止め、予断なく世の流れを俯瞰していきたいも
のですね。

奇しくも1年前の1月号では「チャレンジとは自分で意識的に行っていくも
のなのか、それとも自然発生的に降ってくるものなのか」という疑問について
つぶやいてみましたが、今政治の世界で起こっている変化は後者ですね。

もちろん「世界経済」や「世界政治」と言った大上段な話をしなくても、細
かな危機やピンチは波のように、あるいは季節のように、毎日・毎月・毎年、
公私を問わず、間隔を問わず、重なりを問わず、飽きもせず、性懲りもなく、
やってくるわけで、今年こそは変えるべきところは変え、変わるべきところは
変わる気持ちで、しっかり「自分自身」にチャレンジしていきたいと思います。

今月=2017年1月は当サイトを立ち上げて丸12年=13年目というこ
とですから、さすがにそろそろ本格的な「大掃除」をしないといけない気もし
ます。

そう、今年は例年よりもう少し本気です(笑)。

みなさんも1月ということですでに今年の目標を立てられているのではない
かと思いますが、ぜひ一緒にチャレンジしてまいりましょう。

チャレンジして後悔することは・・・おそらくあまりないかと思います。チ
ャレンジしなくて後悔することは多いでしょうけれど。

などと何だか青い論調になってまいりましたが、まぁかなり日数が経ってし
まったものの新年ということでご容赦ください。

2017年が皆さまにとって良い年となりますように!そして当サイトにと
っても・・・。 

今年もご愛顧いただきますようどうぞよろしくお願いいたします。 

<御礼>

今月もいくばくかの寄付を行いました。

1.植樹活動への寄付 :累計で13,300本相当になりました。
2.東日本大震災への寄付 :累計で210万円となりました。

ユーザーのみなさま、当サイトのご活用、ありがとうございます!
https://www.ginkou.info/aboutus/

2017年1月/本間


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