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1月の世界の株価収益率を更新しました。

執筆者: ginko 発行日付: 2018-1-20

1月の、世界各国の主要株式市場の株価収益率(PER)一覧を更新しました。

<1.株価収益率(PER)とは?>

株価収益率(PER)って何?という人にご説明しておきますと、株価が、その会社の利益の何倍くらいになっているか、という株価の割高・割安を示す尺度です。ある会社の一株あたりの利益が1万円として株価が20万円なら、20万円÷1万円=20倍、というわけですね。言い換えれば、「株価は利益の何年分か」を表していると言えます。株価収益率が20倍なら「利益の20年分の株価」ということですね。

で、なぜこれが大事かというと、株価が割高か割安か、全てこれだけで説明できてしまうような万能のモノサシだからです。歴史上、たくさんのバブルがありましたが、多くは株価収益率が40倍とか60倍とか80倍という、利益額から見れば気の遠くなるような株価になったんですね。

もちろん当時は、その「高い株価収益率」を正当化するもっともな理屈がたくさんあったのでしょうけれど、結果的にはどんなバブルもはじけ、高い株価収益率は「重力」に負けて低下し(時には破滅的なスピードで)、概ね15倍前後に落ち着いています。株価収益率は、特に株価が割高になっていないかどうか、目安としては「20倍を超えていないかどうか」チェックすればいいと思います。

一方で例えば15倍未満の株価収益率は相対的に割安といえますが、割安には割安な理由があるので、飛びつくのはオススメしません。あくまで「割高」のチェックに用いると良いでしょう。


<2.今月の株価収益率>

1月の世界の株価収益率の推移はこんな感じです。



1月の株価収益率の平均は前月と比較して低下しました。先月の単純平均は15.41倍で、今月は15.26倍ということですね。

ここ最近、平均が節目となる「15倍」を超えて推移しているのは気になります・・・。

それはともかく下がったということは株価が「割安」になったということになります。株価が割安となる要因は以下の通りです。

・株価が下がる
・企業収益が増える


ここでいつものように最近の株価の動きをチェックしておきましょう。

■日経平均株価(6ヶ月)



■日本を除く、世界の先進国の平均株価(円建て:6ヶ月)



■世界の新興国の平均株価(円建て:6ヶ月)



全体的にはかなり好調ですね!ハッキリとした右肩上がりです。具体的な数値をチェックするとこのようになっています。

・日本 :上がる(22,553円→23,808円)
・先進国:上がる(657ポイント→682ポイント)
・新興国:上がる(1,038ポイント→1,123ポイント)


数値で見てもハッキリ上昇しています。中でも新興国が好調ですね。株価的には死角がない状態になっています。

とすると株価が上昇しているのに株価収益率=PERが低下しているわけですから、 今月は「企業収益が増えたから株価収益率=PERが低下した」ということになりそうです。

たまたまかもしれませんが・・・。

なお、この先進国株・新興国株の指数は円建てですので為替相場の影響を強く受けます。というわけで為替相場をチェックするとこうなります。

■ドル円相場



過去1ヶ月で見るとざっくり112円→111円とわずかに円高ですが、変動幅は小さく引き続き安定しています。つまり今月の株価指数に為替の影響はほぼないということですね。

では具体的に世界の株価動向をチェックすると、まずアメリカ株はこう。

■アメリカ株(S&P500)



綺麗に上昇していますね!大型減税への期待もあるのでしょうけれど上昇ペースが速まっており、少し怖いくらいです。最近では「バブル」という指摘も増えており気になるところです・・・。

次に新興国をチェックしてみると、主要な新興国の株価はこうなっています。

■中国株(上海総合指数)



■インド株(MSIS)



■ブラジル株(ボベスパ)



■ロシア株(MOEX)



こちらも足元ではどれも綺麗に上昇しており、「落ちこぼれ」はいません。

ちなみに新興国の株価や為替相場に影響を与えるアメリカの長期金利をチェックするとこうなっています。

■米国長期金利



2017年は概ね2.3%前後で推移していたものが、ここにきて2.6%を超える水準まで上昇していることが分かります。こちらは「黄色信号」ですね!直接的にはアメリカの予算問題が原因ではないかと思いますが、ヨーロッパや日本で金融緩和縮小観測があることも「外圧」として影響しているようです。

今のところ、世界の株価が反応している様子はありませんが、仮にアメリカの金利が今後徐々に上がるのであれば特に新興国株にとっては投資マネーが流出する懸念が増しますので、株価下落要因となります。注意が必要そうです。

なおブラジルとロシアは「資源国」であり、資源価格に変化があれば株価に影響してきます。ということで原油価格をチェックするとこのようになっています。

■WTI原油先物



こちらはかなり急激に上昇していますね!サウジやイランをめぐる緊張の高まりOPECの減産合意が原油価格を押し上げているのだと思いますがしかし急ピッチです。

資源国の株価が上昇するのも当然かもしれませんが、この右を見ても左を見ても上昇している状況バブルの香りを感じてしまうのは筆者だけではないと思います・・・。

なお、全体的には株価は好調ですが、株価が上昇すれば株価収益率としては上昇=悪化する点はご注意ください。今月は上記の通りなぜか株価収益率の平均は低下していますが、それでも4ヶ月連続で目安となる15倍を超えています。

最後に個別の株価収益率=PERはこのようになっています。



今月の割高市場アメリカ/ナスダック市場インド/MSIS日本/JASDAQ市場になっています。

次の15倍以上20倍未満のゾーンですが、アメリカ/NYダウ日経平均南アフリカ/全株ですね。

株価は割高の時よりも割安の時に購入した方がいいわけで、これから株式投資をご検討の方はこうしたPERの状況にも注意しながら、なるべく割高な市場・タイミングは避けて投資先を選別していただければと思います。

だからと言って「低ければいい」というものではないのは申し上げた通りですが。

各株価指数のPERの具体的な推移はこちらをご参照ください。

>>>世界各国主要株式市場の株価収益率(PER)推移はこちら  https://www.ginkou.info/per/index.html


>>>間違いだらけの銀行えらび ~ 銀行.info<<<

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