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メルマガ「間違いだらけの銀行選び」18年1月号

執筆者: ginko 発行日付: 2018-1-29

1月号の内容はこのようなものです。

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□ 2018年1月号のコンテンツ □

 1.この1ヵ月で取り上げたキャンペーン

   (新生銀行、SBJ銀行、住信SBIネット銀行他)

 2.最新ランキング

 3.読者アンケート結果

   ・2017年の日経平均は約2割上昇していますが、あなたの運用成績
    は?

   ・2017年の日経平均は約2割上昇しましたが、現在2万3,777
    円の日経平均株価は1年後にいくらと予想する?

   ・2018年、日銀が長期金利の誘導目標を現行の0%程度から0.2
    %前後へ引き上げるという見立てがジワジワ広がっているようですが、
    あなたは今年の長期金利は上昇すると思う?低下すると思う?

 4.今月の購買力平価

 5.今月の世界の株価収益率

 6.自腹で資産運用中!(11年10ヵ月目)

 7.13年1ヵ月目のひとりごと:
    「仮想通貨を始めないといけない!?」
    +14,500本+246万円

 8.お問い合わせ

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 ま ち が い だ ら け の 銀 行 え ら び
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□ 2017年12月号のコンテンツ □

 1.この1ヵ月で取り上げたキャンペーン

   (あおぞら銀行、マネックス証券、じぶん銀行他)

 2.最新ランキング

 3.読者アンケート結果

   ・シンクタンクによる民間の冬のボーナス支給額の予想は+0.1%~
    +1.1%の幅で3年ぶりの増加予想とのことですが、あなたの冬の
    ボーナスは増えそう?減りそう?

   ・イオン銀行はキャッシュカードも暗証番号も不要の、指紋+静脈の生
    体認証のみで銀行取引を行うことができるサービスを提供するという
    ことですが、こうしたサービスは魅力的?魅力的ではない?

   ・クレジットカードのアメックスは2018年4月から全世界の提携店
    でサイン無しで決済できるようにするということですが、こうした全
    面サインレスによってあなたのカードの利用回数は増えそう?変わら
    ない?

 4.今月の購買力平価

 5.今月の世界の株価収益率

 6.自腹で資産運用中!(11年9ヵ月目)

 7.12年12ヵ月目のひとりごと:
    「多くの破産者・自殺者を生んだバブルは?」
    +14,400本+243万円

 8.お問い合わせ

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.info1:この1ヶ月で取り上げたキャンペーン
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■1.あおぞら銀行:円定期6ヶ月0.15%、1年0.25%
   https://www.ginkou.info/news/20171201.html

■あおぞら銀行インターネット支店/あおぞらネット定期

・6ヶ月 : 年0.15%
・1年 : 年0.25%
・3年 : 年0.15%
・5年 : 年0.15%

実際に金利がアップしたのは1年ものだけですが、やはりその1年0.25%
の金利が目を惹きますね。3年もの・5年もの金利はそれより低いわけですか
ら、これは「戦略的な金利設定」ということになるのでしょう。つまり赤字覚
悟の出血大サービスということです。

またあおぞら銀行インターネット支店は普通預金の金利も良いですね。普通預
金特別プログラムの気になる金利はこのようになっております。

■あおぞら銀行インターネット支店/普通預金特別プログラム

・普通預金特別プログラム特別利率 : 年0.10%

メガバンクの普通預金の金利は概ね0.001%ですから、それと比較すれば
「100倍」の金利、ということになりますね。なかなか魅力的です。

>>>読者アンケート:5つ★満点で平均「4.3」。
   https://www.ginkou.info/enquete/?p=247

最高が5つ★なので高い評価ですね!

今のところ1年もの金利としては最高水準かと思いますので、こうした結果は
当然なのかもしれません。

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■2.マネックス証券:マネックス債6ヶ月0.20%
   https://www.ginkou.info/news/20171208.html

■マネックス証券:個人向けマネックス債

・6ヶ月:0.20%

期間6ヶ月で0.2%・・・。正直、金利水準は大したことはありませんね。
低金利が続く状況ではありますが、0.2%台の定期預金というのはないわけ
ではありません。

そしてもちろん、定期預金は1,000万円までなら完全にリスクフリーです
から、その点ではマネックス証券の信用力が高かろうが低かろうがわざわざマ
ネックス債を利用する必要はないですね。いくら信用力が高くてもリスクフリ
ーにはかないません。

なお今回のマネックス債の申し込み期間は12月20日17時~1月9日14
時ということで、「今から口座開設しても間に合う」タイミングと言えます。
そうは言いつつ興味を感じる方は、まずは口座開設をしておくことをお勧めし
たいと思います。

>>>読者アンケート:5つ★満点で平均「2.5」。
   https://www.ginkou.info/enquete/?p=252

真ん中が3つ★なのでそれを下回る少し残念な結果です。

ただリスクと利率のバランスを考えると、これくらいの評価になるのも分かる
気がします。

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■3.じぶん銀行:円定期1年0.20%、5年0.20%
   https://www.ginkou.info/news/20171215.html

■じぶん銀行「冬のボーナスフェア 円定期預金特別金利キャンペーン」

・1年 : 0.20%
・5年 : 0.20%

1年ものも5年ものも0.20%ということですね。最近では定期預金金利が
0.3%台になることはありませんので、十分検討に値する金利水準なのでは
ないかと思います。

また、新規客だけでなく既に口座を持っている人も利用できるというのはいい
ですね。ちなみに新規客向けにはこのようなプログラムが提供されています。

■じぶん銀行「新規限定デビュー応援プログラム」

・3ヶ月 : 通常金利0.04% + 特別金利0.46% = 0.50%

期間3ヶ月とはいえ、金利水準としてはかなり魅力的ですね!まだ口座を持っ
ていない方は活用をご検討ください。

>>>読者アンケート:5つ★満点で平均「2.8」。
   https://www.ginkou.info/enquete/?p=256

真ん中が3つ★なのでそれを下回る少し残念な結果です。

「0.20%」だとちょっと物足りない、ということになるのでしょうか。

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■4.その他の取り上げたキャンペーン
   https://www.ginkou.info/news/

・住信SBIネット銀行:3ヶ月0.5%


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.info2:最新ランキング
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恒例の、ユーザーのみなさまの投票による銀行人気投票。その2017年版の
12月の途中経過は以下の通りです。

・総合ランキング(★は前月比、順位が上昇した銀行)
 1位:新生銀行
 2位:住信SBIネット銀行
 3位:オリックス銀行

 また各項目別ランキングの1位は以下の通りです。

・口座サービス:新生銀行
・円預金   :オリックス銀行
・外貨預金  :住信SBIネット銀行
・FX    :SBI FXTRADE
・投資信託  :楽天銀行
・住宅ローン :じぶん銀行
・カードローン:住信SBIネット銀行
・セキュリティ:新生銀行
・証券会社  :GMOクリック証券、マネックス証券、★楽天証券

昨年の総合ランキングでは、これまで8年連続1位と圧倒的な強さを見せてき
た住信SBIネット銀行が2位に陥落したわけですが、今月も今のところ2位
ですね・・・。。

その住信SBIネット銀行の代わりに1位になった新生銀行は今月も1位を維
持しています。果たしてこのまま1位を維持することができるでしょうか?

さて今月の各ランキングの動きをチェックしてみると、円預金ランキングの2
位と投資信託ランキングの2位に新生銀行が、証券会社ランキングの1位に楽
天証券が、それぞれランクアップしています。

では繰り返しになりますが2017年版の銀行人気ランキングに是非投票をお
願いします。

>>>投票開始!2017年版のランキング投票はこちらから
https://www.ginkou.info/enquete2.html

>>>2017年版のランキング詳細はこちら(2017年12月1日現在)
https://www.ginkou.info/ranking/


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.info3:読者アンケート結果
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■1.シンクタンクによる民間の冬のボーナス支給額の予想は+0.1%~+
   1.1%の幅で3年ぶりの増加予想とのことですが、あなたの冬のボー
   ナスは増えそう?減りそう?
   https://www.ginkou.info/enquete/?p=245

1位:減りそう 56%
2位:増えそう 22%
3位:変わらない 11%
〃 :ボーナスはない 11%

となりました。1位は「減りそう」で約6割ですね。全体では増加予想なのに
残念なことです・・・。

と言うか、こうした収入に関わる当サイトのアンケートで「増える!」と言っ
たポジティブな回答が優勢だった結果を見たことがない気がしますね。奥ゆか
しいのか、収入が増えている人は回答する気が起きないのか、イメージは湧き
ませんが構造不況業種でお勤めの方が多いのか・・・どうなのでしょう。

ひと昔前であれば、限られたボーナス原資を有効に活用するために「若年層に
は配慮しつつ、その分中高年層分は削る」と言った「再分配」が行われていた
と思いますが、今はそれもなさそうです。

真相は分かりませんが、仮に多少減ったとしてもボーナスのありがたみが薄れ
るわけではありません(多少は薄れるかもしれませんが・・・)。早いところ
では5日にボーナスの支給が行われたようです。よく使い、よく貯金し、半年
に一度のお楽しみを有効にご活用いただければと思います。

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■2.イオン銀行はキャッシュカードも暗証番号も不要の、指紋+静脈の生体
   認証のみで銀行取引を行うことができるサービスを提供するということ
   ですが、こうしたサービスは魅力的?魅力的ではない?
   https://www.ginkou.info/enquete/?p=249

1位:魅力的 38%
〃 :魅力的ではない 38%
3位:内容次第 13%
〃 :よく分からない、興味ない 13%

となりました。1位は「魅力的」と「魅力的ではない」が同率で並び約4割で
すね。なるほど。

筆者がこれと同じ質問をされれば、「キャッシュカードも暗証番号も不要」と
いう点を評価し、魅力的と答える気がします。キャッシュカードを忘れてしま
うことも、暗証番号を間違えてしまうことも、キャッシュカードが盗まれてし
まうことも、スキミングなどによってキャッシュカードが偽造されてしまうこ
ともなくなるわけですからね。

ではなぜ「魅力的ではない」という回答も多かったかと言えば・・・「現状の
キャッシュカードで十分」「指紋データを取られるのが気持ち悪い」と言った
ことになるのでしょうか。

ちなみにその「盗難キャッシュカード」「偽造キャッシュカード」の被害がど
んなものなのかチェックすると金融庁が発表しているデータですが、過去3年
と3ヶ月で「盗難キャッシュカード」が断トツですね!

・盗難キャッシュカード : 60,845件
・インターネットバンキング : 6,809件
・偽造キャッシュカード : 6,610件
・盗難通帳 : 3,302件

2位の「インターネットバンキング」の9倍近い被害件数となっています。報
道されるのはインターネットバンキングによる不正送金ばかりですが、実際に
は地味(?)な盗難キャッシュカードが圧倒的ということですね。

こうした被害実態を見ると、イオン銀行の「キャッシュカードも暗証番号も不
要の、指紋+静脈の生体認証のみで銀行取引を行うことができるサービス」に
ついて相応の魅力を感じることができそうです。

実際に普及するにはコンビニATMなどで対応する必要があり、そのハードル
はかなり高いですが・・・。

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■3.クレジットカードのアメックスは2018年4月から全世界の提携店で
   サイン無しで決済できるようにするということですが、こうした全面サ
   インレスによってあなたのカードの利用回数は増えそう?変わらない?
   https://www.ginkou.info/enquete/?p=254

1位:増えそう 50%
2位:変わらない 33%
3位:むしろ減りそう 17%

となりました。1位は「増えそう」でちょうど半分ですね。やはり筆者同様、
クレジットカードのサインに不満を感じている方は一定割合いそうです。

もはや1日の中でペンを握る機会がほとんどなくなりましたからね。それはそ
れで問題ですが・・・。

ちなみにそのように利便性が高まると、トレードオフで増えてくるのが不正利
用などの犯罪ですが、念のためそうしたクレジットカードの犯罪発生件数を調
べてみます。日本クレジット協会の調査によるとこうなります。

2014年:114億円
2015年:120億円
2016年:141億円
2017年:118億円 ※1~6月

順調に増加しているわけですね・・・2017年は半年で118億円ですから、
単純に言えば年間236億円ですし、これまでのトレンドで言えば250億円
を超えることもありえそうです・・・いやはや。

その2017年の被害の内訳をみるとこうなっています。

・偽造カード被害:21億円
・番号盗用被害:85億円
・その他被害:13億円

ほとんどが番号盗用被害ということですね!だとすると、確かにサインの有無
はあまり関係なさそうです。クレジットカード会社としてはサインレスなどの
利便性向上を高めつつ、別の防犯対策が必要になってくるのでしょう。言うの
は簡単ですが・・・。

また当然のことながら、そうした不正使用を発見しないといけないのはカード
所有者である我々自身ですね。明細が届いてもすぐにゴミ箱に捨ててしまった
り、最近ではペーパーレスも進んでいますので、全く確認していない人も少な
くなさそうです。

結構なペースで不正利用が増えている実態を認識し、毎月しっかりカードの明
細をチェックしていきたいものですね。それはインターネットバンキングなど
にも言えることですが。

発見が遅いと補償されなくなってしまいますし、そもそも被害が拡大してしま
います。十分ご注意ください。

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■4.その他の銀行関連ニュース
   https://www.ginkou.info/column/

・2017年冬のボーナスの運用先は?


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.info4:今月の購買力平価
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購買力平価とは1つのモノを外貨、例えばドルで買っても円で買っても同じ値
段になる為替相場のことです。モノの値段からその通貨が割高なのか割安なの
か分かるわけですね。

では今月=12月のドル円の購買力平価はと言うとこのようになっています。

・消費者物価ベース : 1ドル=125.36円
・企業物価ベース  : 1ドル= 96.51円
・輸出物価ベース  : 1ドル= 76.16円

歴史的にはこの真ん中の企業物価ベースの購買力平価を基準に、実勢相場が上
に行ったり(円安)、下に行ったりしながら(円高)、つかず離れず並走して
きたことが分かります。

とすると「企業物価より上なら円安」「企業物価より下なら円高」と言えるわ
けです。

そして2017年12月の企業物価ベースの購買力平価は96.51円。要す
るに今は「円安」ということですね。


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.info5:今月の世界の株価収益率
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株価収益率(PER)とは、株価がその会社の利益の何倍くらいになっている
か、という株価の割高・割安を示す尺度です。目安としては「20倍を超えて
いないかどうか」チェックすればいいと思います。

12月の株価収益率の平均は前月と比較して上昇しました。先月の単純平均は
15.31倍で、今月は15.41倍ということですね。

先月に引き続き平均が節目となる「15倍」を超えてきたというのも気になり
ますが、上がったということは株価が「割高」になったということになります。

<世界主要株式市場の株価収益率(PER)一覧(2017年12月現在)>
 https://www.ginkou.info/column/20171216.html


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.info6:自腹で資産運用中!(11年9ヵ月目)
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<運用実績(2017年12月現在)>
 https://www.ginkou.info/column/20171218.html

2006年 4月の投資金額: 525万7,529円
2017年12月の評価額 : 597万9,006円
損 益          : +72万1,477円

まずは運用実績の前月との比較です。+6,517円と少しプラスです。残っ
た唯一の投資資産である国内REITが上昇したということです。

ただし、すでにほとんどのリスク資産を売却してしまった今となってはプラス
であってもマイナスであっても大勢に影響はありません・・・。

<今月の追加投資/売却>

さてここからは相場全体を眺めながら投資再開のタイミングを探っていきたい
と思います。

まず世界の株式相場をチェックしてみると、毎回書いているうように、日経平
均も、アメリカ株も、円建ての先進国株価もどれもこの1年間ハッキリと上昇
してきました。日経平均については10月の衆院選で与党が勝利したことが大
きそうですが、世界的な株価上昇の要因となったのはやはり昨年11月のアメ
リカの大統領選挙でトランプ氏が勝利し、そのトランプノミクスに対する期待
が膨らんだことです。

加えて株価をサポートしていると思われるのが、これまた先月もご案内したよ
うに、「アメリカの中央銀行であるFRBの利上げや金融引き締めペースが緩
やかであると予想されている」という点です。

さらに紆余曲折あったアメリカの大規模減税もついに実現しそうですね!35
%の法人税率が21%になるということですから、劇的な変化です。実際グラ
フを見ると、足元で株価の上昇ペースが加速しているように見えます。

最近では、株価について「バブルである」という指摘も増えてきており気にな
りますが・・・。

ちなみにアメリカの金利が上昇すれば下がるという「逆相関」の関係にある新
興国の株価ですが、上記の通りアメリカの金利上昇が落ち着いていることから
堅調に推移しています。

つまりは日本の株価もアメリカの株価も先進国の株価も新興国の株価も、どれ
も好調ということですね!すばらしい。ちょっと出来過ぎのような気もします
が・・・。

そうした中、今後の懸念をあえて挙げるとすれば、大規模減税に伴う財政赤字
拡大に対する懸念が再燃し、アメリカの金利が再上昇することでしょうか。も
しそうなれば、少なくとも資金流出の可能性が高まる新興国の株価は下落しそ
うです。ご注意ください。

今のところ、減税法案の実現が高まっても新興国の株価はあまり反応していな
さそうですので杞憂かもしれませんが・・・。

なお、トランプ氏当選以降の世界的な株高の動きに完全に乗り遅れてしまった
筆者でありますが(苦笑)、このタイミングで投資を再開するかと言えば今の
ところそれは考えてはおりません。

と言うのも中長期的な投資リスクを考えると、いつもご案内しているように数
年以内に世界的なリセッション=景気後退が到来する可能性があるからですね。

これまで概ね10年に一度繰り返されてきた世界的な金融危機を思い出せば、
リーマンショックから10年後の2018年というのは大きな心理的な節目と
なります。

そして、そうした「円高株安」局面こそ「本当の、そして絶好の投資機会」と
言えます。

チャンスがやってくることをのんびり待ち続けたいと思います。


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.info7:12年12ヵ月目のひとりごと
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■「多くの破産者・自殺者を生んだバブルは?」
 +14,400本+243万円

今年の金融市場を振り返ると、個人的に最大のハイライトはビットコインでし
た。過去1年の価格動向を振り返ると、11万7,340円で始まったものが
足元では165万8,995円となっています。

実に15倍ということですね!その価格上昇だけを見ても「バブル」であるの
は間違いありませんが、ビットコインにほぼ「実体がない」という点で、ここ
まで「純粋なバブル」というのはなかなかないと思います。

決済手段としての活用は極めて限定的ですからね。つまり「必要だから購入さ
れている」わけではなく、「値上がりしそうだから購入されている」わけで、
逆に値下がりを始めれば購入する人はいなくなりますから、今度は「値下がり
しそうだから売却する」という流れになるのは不可避です。

ビットコインほど「投機とは何か」を示してくれる事象というのは滅多にあり
ませんので、リアルタイムで成り行きを眺められるこの幸運を喜んでもいいの
かもしれませんね。

折しも255万円の最高値からちょうど「3分の2」まで値下がりしておりま
すが、このまま潮時を迎えるのか、どっこいまだまだ上昇を続けるのか、注目
したいと思います。

なお「バブル」についてwikiで調べると以下4つが挙げられておりました。

・バブル景気

 日本で1986年から1991年までの景気拡張期による好景気。

・インターネット・バブル

 1990年代末期から2000年代初期にかけて、インターネット関連企業
 の実需投資や株式投資の異常な高潮。「ドットコム会社」と呼ばれる多くの
 IT関連ベンチャーが設立され、1999年から2000年までの足掛け2
 年間に亘って株価が異常に上昇したが、2001年にはバブルは弾けた。
 
・チューリップ・バブル

 ネーデルラント連邦共和国において、当時オスマン帝国からもたらされたば
 かりであったチューリップ球根の価格が異常に高騰し、突然に下降した期間
 を指す。

 チューリップ・バブルのピーク時であった1637年には、1個当たり、熟
 練した職人の年収の10倍以上の価格で販売されるチューリップ球根も複数
 存在した。チューリップ・バブルは、記録に残された最初の投機バブル(ま
 たはバブル経済)であると一般に考えられている。「チューリップ・バブル」
 という語は、今日では、資産価値がその内在価値を逸脱するような大規模な
 バブル経済を指してしばしば比喩的に用いられる。

・南海泡沫事件

 1720年にグレートブリテン王国で起こった投機ブームによる株価の急騰
 と暴落、およびそれに続く混乱を指すが、主に損害を蒙ったのはフランスで
 あった。バブル経済の語源になった事件である。

逆に言えば著名なものは4つしかないのですね!ビットコイン・バブルは5つ
目になるのでしょうか・・・。

それはともかくとして、今回のビットコインは「資産価値がその内在価値を逸
脱するような大規模なバブル」という点ではチューリップ・バブルとの共通点
があるものの、価格上昇のペースなどについてはむしろ最もマイナー(?)な
南海泡沫事件と近そうです。

というわけで、この南海泡沫事件の概要をもう少し詳しく見てみます。

・当時のイングランド中産階級が投資先を探している状態で市場に資金がだぶ
ついていた。南海株式会社は本業の貿易活動は全く振るわなかったが、国債引
き受け会社として成長し、わずか数ヶ月の間に株価が10倍にも高騰した。株
についての十分な知識もない人々がこぞって投機熱にのぼせ、空前絶後の投機
ブームが起こった。

・1株あたりの価格は1720年1月には100ポンド強であったものが5月
には700ポンドになり、6月24日には最高値1,050ポンドをつけた。
政府の許可なしにこうした会社を作ることは禁じられていたが、無許可の会社
が乱立する事態に及んで政府も規制に乗り出した。6月24日に泡沫会社規制
法、8月24日には告知令状を出すと市場は沈静化に向かっていった。しかし、
事態は沈静化にとどまらず、あらゆる株価が暴落するという恐慌に陥った。

・株価の暴落もいまだかつてない早さであった。結果、わずか数ヶ月で株価は
元に戻り、多くの破産者・自殺者を生むことになった。

半年の間に10倍に上昇したものの、1年で鎮静化したというわけですね。そ
の引き金は「政府の規制」ということです。

その点では日本政府がビットコインの規制に乗り出すのかどうかという点が焦
点の1つとなりますが、ただまだごく限られた人しか投資していないであろう
現状を踏まえれば急いで規制する機運はないのでしょうね。

逆に会社の同僚や友人がせっせとビットコインを買い始めれば、いよいよ本格
的な規制が現実味を帯びてきます。

どうせいつかは規制するのであれば早い方が良いのは間違いありませんが、い
ずれにしても、そういった点からもビットコインバブルが永遠に続かないこと
が示唆されています。

なお、これらの過去のバブルと違う点は、ビットコインの場合、「みんながバ
ブルと分かっている」ということですね。例えば日本の「バブル景気」も「I
Tバブル」も、その時は「バブル」という認識は少なかったと思います。とい
うのもそうした株高を正当化する「理屈」はいくつもあったと思われるからで
す。

しかしビットコインについては、こうした高値を正当化する理屈は全くありま
せん。とするとみんなが「いつかは下落するんだろうな」と予感しているわけ
で、そうした懸念がピークに達した時にやおら下落を始めることになります。

また、有力な投資家が売り浴びせることでそうした流れを人為的に作ることも
できるかもしれません。先物市場ができたようですので、売り浴びせも可能に
なったのではないでしょうか。

と言っている間に本日のビットコイン市場が開き、執筆時点のビットコイン価
格は163万2,425円と先週より下がっていますね。

規制がなくとも「市場の力」で適正価格に導かれていくのでしょうか?結末は
分かりませんが、「多くの破産者・自殺者を生む」ことにはならないよう祈っ
ております。

クリスマスに縁起でもありませんが・・・。

他方、今年はビットコインに限らず金融市場全体に好調な1年でしたね。先進
国も新興国も株価が上昇し、久しぶりにパーフェクトだったと言ってもいいの
かもしれません。

そうした中で上記の通り投資機会を逃したことは誠に残念ですが、ただ相場の
動きによってコロコロ投資戦略を変更することが最もいけないことだと思いま
すのでジッと自重したいと思います。

今のところ2018年も、アメリカの大型減税などもあり好調に推移するとい
う見通しの方が多そうですが、だとすると筆者にとっては引き続き「我慢が続
く」ことになります。

まぁでも、「景気が良くてもうれしいし、景気が悪くなっても投資チャンスが
くるのでうれしい」と前向きに考えることにします。

今年もお世話になりました。読者の皆さんにとって2018年が良い年となり
ますように!

どうぞよいお年をお迎えください。

<御礼>

今月もいくばくかの寄付を行いました。

1.植樹活動への寄付 :累計で14,400本相当になりました。
2.東日本大震災への寄付 :累計で243万円となりました。

ユーザーのみなさま、当サイトのご活用、ありがとうございます!
https://www.ginkou.info/aboutus/index.html#tree

                         2017年12月/本間


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