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銀行関連ニュース

メルマガ「間違いだらけの銀行選び」18年3月号

執筆者: ginko 発行日付: 2018-3-26

3月号の内容はこのようなものです。

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□ 2018年3月号のコンテンツ □

 1.この1ヵ月で取り上げたキャンペーン

   (SBJ銀行、SBI証券、楽天銀行他)

 2.最新ランキング

 3.読者アンケート結果

   ・スマートデイズ社の女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」に投資
    したオーナー700人への保証賃料の支払いが止まり、同社・投資家・
    融資を主導したスルガ銀行それぞれが危機に直面していますが、悪い
    のは誰と思う?

   ・4月末に韓国と北朝鮮の「南北首脳会談」の開催が決まりましたが、
    北朝鮮の非核化を期待できる?できない?

   ・財務省の森友学園関連文書の改ざん問題で麻生副総理の進退が問われ
    ている状況ですが、安倍総理や麻生副総理は辞任すべきだと思う?思
    わない?

 4.今月の購買力平価

 5.今月の世界の株価収益率

 6.自腹で資産運用中!(11年12ヵ月目)

 7.13年3ヵ月目のひとりごと:
    「みんな争いごとが好き!」
    +14,700本+252万円

 8.お問い合わせ

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 ま ち が い だ ら け の 銀 行 え ら び
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□ 2018年2月号のコンテンツ □

 1.この1ヵ月で取り上げたキャンペーン

   (住信SBIネット銀行、マネックス証券、あおぞら銀行他)

 2.最新ランキング

 3.読者アンケート結果

   ・2017年は動かなかった為替相場ですが、ここにきて円高ドル安に
    動き始めています。1年後のドル円は今より円高?円安?

   ・ここ数日、アメリカの金利上昇に端に発した世界同時株安が起きてい
    ますが、次の金融危機はいつ起こる?

   ・毎年恒例の日経金融機関ランキングでは1位:みずほ信託銀行、2位
    :尼崎信用金庫、3位:大垣共立銀行という順番でしたが、あなたは
    この結果に納得できる?

 4.今月の購買力平価

 5.今月の世界の株価収益率

 6.自腹で資産運用中!(11年11ヵ月目)

 7.13年2ヵ月目のひとりごと:
    「オリンピック選手を殺すのは誰?」
    +14,600本+249万円

 8.お問い合わせ

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.info1:この1ヶ月で取り上げたキャンペーン
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■1.住信SBIネット銀行:仕組預金プレーオフ最大0.75%
   https://www.ginkou.info/news/20180202.html

■住信SBIネット銀行の仕組み預金「プレーオフ」

<フラット型>

・最短1年、最長10年タイプ : 0.40%

<ステップアップ型>

・最長10年タイプ : 当初1年/0.35%
 → 延長された場合10年目/0.75%

これまでの回号と比較すると、結構金利を引き上げてきましたね!市場金利も
定期預金金利も低迷している現状では「相対的に魅力が増している」と感じる
方も多そうです。

>>>読者アンケート:5つ★満点で平均「3.0」。
   https://www.ginkou.info/enquete/?p=307

真ん中が3つ★なのでちょうど真ん中ということですね。金利水準は悪くない
と思いますが運用期間や上記制約を考えれば・・・こんなものですかね?

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■2.マネックス証券:個人向け国債変動0.06%
   https://www.ginkou.info/news/20180209.html

■個人向け国債

・固定3年タイプ :0.05%
・固定5年タイプ :0.05%
・変動10年タイプ:0.06%

いずれも金利の「下限」である0.05%近辺に張り付いています・・・いや
はや。ただ裏返せば「本当はもっと低いはずなのに、0.05%近辺にとどま
っているから、旨味がある」というポジティブな見方もできるかもしれません。

加えて変動10年タイプの金利は先月の0.05%から0.06%へほんの少
し上昇しています。

あくまで一時的なもので、来月には再び0.05%に戻るのではないかと思い
ますが、今月金利改定を迎える過去の変動10年タイプの金利も一斉に0.0
5%から0.06%に引き上げられるわけで、久々に変動金利タイプのメリッ
トを実感できそうです。

>>>読者アンケート:5つ★満点で平均「3.6」。
   https://www.ginkou.info/enquete/?p=312

真ん中が3つ★なのでまずまず良い評価ということですね。やはり多少の金利
アップが効いたでしょうか?

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■3.あおぞら銀行:普通預金特別利率0.10%
   https://www.ginkou.info/news/20180216.html

■あおぞら銀行インターネット支店/普通預金特別プログラム

・普通預金特別プログラム特別利率 : 年0.10%
 ※2018年2月24日現在、税引き前

メガバンクの普通預金の金利は概ね0.001%ですから、それと比較すれば
「100倍」の金利、ということになりますね。なかなか魅力的です。

このプログラムの少しややこしい点は、店頭表示金利はメガバンクと同じ0.
001%ですが、条件を満たせば上乗せ金利年0.099%がプラスされると
いう仕組みですね。

その条件としては100万円以上の最終残高が必要とされるなど細かなものが
ありますので、ご利用前に詳細をご確認ください。

>>>読者アンケート:5つ★満点で平均「3.3」。
   https://www.ginkou.info/enquete/?p=316

真ん中が3つ★なのでまずまず良い評価ということですね。ただ100万円の
残高条件がなければもう少し評価は上がりそうです。

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■4.その他の取り上げたキャンペーン
   https://www.ginkou.info/news/

・イオン銀行:普通預金0.10%


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.info2:最新ランキング
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恒例の、ユーザーのみなさまの投票による銀行人気投票。その2018年版の
2月の途中経過は以下の通りです。

・総合ランキング(★は前月比、順位が上昇した銀行)
 1位:★住信SBIネット銀行
 2位:行新生銀行
 3位:オリックス銀行、★じぶん銀行(現auじぶん銀行)

 また各項目別ランキングの1位は以下の通りです。

・口座サービス:新生銀行、★住信SBIネット銀行
・円預金   :★SBJ銀行
・外貨預金  :住信SBIネット銀行
・FX    :SBI FXTRADE
・投資信託  :楽天銀行、★住信SBIネット銀行
・住宅ローン :★住信SBIネット銀行、じぶん銀行(現auじぶん銀行)
・カードローン:住信SBIネット銀行
・セキュリティ:新生銀行、★住信SBIネット銀行、★三菱UFJ銀行
・証券会社  :GMOクリック証券、★SBI証券

総合ランキングでは、2016年・2017年と2年連続1位となった新生銀
行ですが、2018年は2位スタートとなっています。

代わりに1位となっているのが、昨年2位の住信SBIネット銀行ですね。住
信SBIネット銀行と言えば2008年から2015年まで8年連続1位だっ
たわけですが、いよいよ1位に返り咲くのでしょうか?注目です。

それ以外では全体的に投票数が少ないことから、前月と順位が大きく変動して
いますが、1位だけを見ると口座サービスランキングで住信SBIネット銀行
が、円預金ランキングでSBJ銀行が、投資信託ランキングで住信SBIネッ
ト銀行が、住宅ローンランキングで住信SBIネット銀行が、セキュリティラ
ンキングで住信SBIネット銀行と三菱UFJ銀行が、証券会社ランキン
グでSBI証券が、それぞれランクアップしています。

では2018年版の銀行人気ランキングに是非投票をお願いします。

>>>投票開始!2018年版のランキング投票はこちらから
https://www.ginkou.info/enquete2.html

>>>2017年版のランキング詳細はこちら(2017年12月31日現在)
https://www.ginkou.info/ranking/


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.info3:読者アンケート結果
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■1.2017年は動かなかった為替相場ですが、ここにきて円高ドル安に動
   き始めています。1年後のドル円は今より円高?円安?
   https://www.ginkou.info/enquete/?p=305

1位:円高/90円~100円 43%
2位:円安/110円~120円 29%
〃 :変わらない/100円~110円 29%

となりました。1位は「円高/90円~100円」で約4割です。本当に10
0円以下の円高となれば、かなり大きな節目となりますね!

では実際に今後1年、為替相場がどうなるかと言えば、素直に考えるとやはり
「円安ドル高」ということになります。アメリカの金利は景気過熱を受けてど
んどん上昇していく一方、日本の金利は日銀の強力な金融緩和政策によって低
く抑えられ続けるでしょうから、「金利差」が開きます。そして為替相場は短
期的には金利が高くなると上昇するのがセオリーです。とするとやはりドル高
=円安ですね。

逆にこのトレンドが変わって円高に向かうとすれば考えられるシナリオは3つ
です。

・日本の金利が上昇する。

・アメリカの金利が低下する。

・金融危機が起こり、安全資産である日本円が買われ、日本円が上昇する
 (円高となる)。

1つ目の日本の金利が上昇する場合というのは、インフレ率が上昇し、日銀が
段階的に金融緩和を縮小する場合に起きます。インフレ率がいきなり目標であ
る2%に到達することはまずないと思いますが、1%を安定的に超えてきたと
きに今の金融政策を多少調整するという可能性はあるのかもしれません。

2つ目のアメリカの金利が低下する場合というのは、アメリカの景気が後退し
始め、FRBが金融緩和を再び拡大するケースですが、実体経済の好調さやこ
れから出てくる減税効果を考えるとちょっとイメージがわきにくいですね。

3つ目の金融危機はどうでしょう?現時点では全くイメージがわかない一方で、
「いつ起こるか分からない」不気味さというのは常にあります。

いずれにしても、これを言ったら身も蓋もありませんが、未来の為替相場を正
確に予想できる人はいませんので、ちゃんとリスク管理しながら投資を楽しん
でいただければと思います。

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■2.ここ数日、アメリカの金利上昇に端に発した世界同時株安が起きていま
   すが、次の金融危機はいつ起こる?
   https://www.ginkou.info/enquete/?p=309

1位:来年 50%
2位:今年 25%
〃 :2020年 25%

となりました。1位は「来年」で約5割です。2位は「今年」と「2020年」
が並んでおり、みなさん、今後2、3年での金融危機の到来を予感しているわ
けですね。

筆者も全くの同感です。何と言っても2008年のリーマンショックからすで
に10年が経過しているわけですからね。

本来は今年や来年に起きてもおかしくなかったと感じますが、ただ今年は「ト
ランプ減税」があります。これによって1年くらい景気が延命されるとすれば
「2020年」あたりが節目となってくるのでしょうか?仮にそうなっても今
と同じくオリンピックで楽しくやり過ごしましょう(笑)。

なお今回の世界同時株安は終息しつつあるように感じますが、昨年の水準から
日経平均では20,000円あたり、S&P500では2,500あたりを
「適正」とすると、どちらの株価もまだまだ高値圏にあります。とすると「危
機」という感じはしませんね。

株価急落の元凶となったアメリカの長期金利も一気に跳ね上がったわけですが、
果たして「金利上昇→株価下落」という流れが続くのかどうか注目ですね。

ただ金利上昇の主因はアメリカの好景気にあるわけで、「アメリカの景気拡大
→株価下落」という何だかよく分からないことがことが起きていることになり
ます。とするとやはり、今回の同時株安は早晩終息することになりそうです。

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■3.毎年恒例の日経金融機関ランキングでは、1位:みずほ信託銀行、2位
   :尼崎信用金庫、3位:大垣共立銀行という順番でしたが、あなたはこ
   の結果に納得できる?
   https://www.ginkou.info/enquete/?p=314

1位:納得できない 78%
2位:納得できる 11%
〃 :納得できる面もあれば納得できない面もある 11%

となりました。1位は「納得できない」で約8割です・・・まぁそうでしょう
ね。みずほ信託銀行にも、尼崎信用金庫にも、大垣共立銀行にも申し訳ないで
すが、金利や手数料などを見ても特に目立ったものはありません。

言い換えれば他の、金利や手数料が目立つ銀行が上位に来ていないわけで、
「金利や手数料が魅力的なのに満足度が低い」ということはなかなか無いとす
れば、やはりこの日経新聞のランキングがいい加減ということなのでしょうね。

そもそも繰り返しになりますが、毎年激しくランキングが変動する時点で信憑
性はありませんが・・・。利用者の銀行への満足度が毎年大きく変わるという
ことはまずありませんからね。

これまでは比較的安定していたと思うのですが・・・日経新聞はなぜ乱心して
しまったのでしょうか?

ちなみに関西ローカルの毎日放送が今回2位となった尼崎信用金庫を番組で取
り上げたようですが、番組そのものは見ていないものの番組紹介はこのように
なっています。

・尼崎信用金庫・作田誠司理事長は「今回2位という高い評価をいただいて正
 直なところ驚いているのが実感です」とコメント。

・あましんの職員が子どもの見守り活動を始めて7年目。あましん杯阪神ブロ
 ックゲートボール大会、あましん少年サッカー大会を主催するなど地域密着
 の取り組みに力を入れている。

・あましんの看板は阪神タイガースの順位によって特典が変わる「がんばれ阪
 神タイガース定期預金」。

いかがでしょう?どの取り組みも批判する気は全くありませんが、ポイントと
なるのは前年から変わった活動やサービスは全くないということです。

結局のところ理事長の「今回2位という高い評価をいただいて正直なところ驚
いているのが実感です」という、飾らないコメントが全てを物語っているので
はないかと思います。

つまりはこのランキングは読者だけでなく、当の金融機関にとっても納得度は
低いということですね・・・。

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■4.その他の銀行関連ニュース
   https://www.ginkou.info/column/

・黒田日銀総裁、続投に賛成?反対?


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.info4:今月の購買力平価
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購買力平価とは1つのモノを外貨、例えばドルで買っても円で買っても同じ値
段になる為替相場のことです。モノの値段からその通貨が割高なのか割安なの
か分かるわけですね。

では今月=2月のドル円の購買力平価はと言うとこのようになっています。

・消費者物価ベース : 1ドル=125.12円
・企業物価ベース  : 1ドル= 95.42円
・輸出物価ベース  : 1ドル= 75.52円

歴史的にはこの真ん中の企業物価ベースの購買力平価を基準に、実勢相場が上
に行ったり(円安)、下に行ったりしながら(円高)、つかず離れず並走して
きたことが分かります。

とすると「企業物価より上なら円安」「企業物価より下なら円高」と言えるわ
けです。

そして2018年2月の企業物価ベースの購買力平価は95.42円。要する
に今は「円安」ということですね。


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.info5:今月の世界の株価収益率
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株価収益率(PER)とは、株価がその会社の利益の何倍くらいになっている
か、という株価の割高・割安を示す尺度です。目安としては「20倍を超えて
いないかどうか」チェックすればいいと思います。

2月の株価収益率の平均は前月と比較して結構低下しました。先月の単純平均
は15.26倍で、今月は14.26倍ということですね。

下がったということは株価が「割安」になったということになります。

<世界主要株式市場の株価収益率(PER)一覧(2018年2月現在)>
 https://www.ginkou.info/column/20180217.html


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.info6:自腹で資産運用中!(11年11ヵ月目)
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<運用実績(2018年2月現在)>
 https://www.ginkou.info/column/20180219.html

2006年 4月の投資金額: 525万7,529円
2018年 2月の評価額 : 597万8,338円
損 益          : +72万0,809円

まずは運用実績の前月との比較です。今月は-14,866円とマイナスです。
残った唯一の投資資産である国内REITが下落したということです。

ただし、すでにほとんどのリスク資産を売却してしまった今となってはプラス
であってもマイナスであっても大勢に影響はありません・・・。

<今月の追加投資/売却>

さてここからは相場全体を眺めながら投資再開のタイミングを探っていきたい
と思います。

まず世界の株式相場をチェックしてみると、「世界同時株安」の影響がクッキ
リ出ていますね。日経平均も、アメリカ株も、円建ての先進国株価も、2月上
旬に大きく下落しています!

ただ一方でその後の株価の動きを見てみると、どの指数も底入れ&反転し始め
ているようにも見えます。株価がこのまま落ち着いていってほしいと思います
が、そのカギを握るのは今回の株価急落の原因となったアメリカの金利上昇で
すね。というわけでそのアメリカの長期金利をチェックしてみるとまだまだ上
昇が続いていますね!その点ではさらなる金利上昇が起これば「世界同時株安
2」が起こる可能性は否定できません。ご注意ください・・・。

これまでの株価上昇が急でしたから、崩れ始めると早いですね。上昇するにし
ても下落するにしても当面は粗い値動きが続きそうです。

なお当然のことながら新興国の株価も下落しています。

こうした大幅な株価下落を目の当たりにすると今後の株価に悲観的になるかも
しれませんが、ただなぜアメリカの金利が上昇しているかと言えば基本的には
アメリカの景気が好調だからですね。金利上昇の直接の引き金も「アメリカの
雇用統計が良すぎたから」と言われています。

もちろんトランプ減税や大規模公共投資に伴う財政悪化懸念があるのかもしれ
ませんが、このタイミングで急にクローズアップされることはないと思います。

とすると繰り返しになりますが、「景気がいいから株価が下がる」という何だ
かよく分からないことが起きていることになり、やはりこれは実態としては
「金利上昇に伴う株価調整」と言ったものなのでしょうね。あくまで一時的な
現象ということです。

であるなら、まだしばらく株価が上昇すると期待できるわけで、「株価が下が
った今から投資を始める」という選択肢もあり得るとは思います・・・が。

筆者自身はこのタイミングでの投資の再開は考えていません。これまで概ね1
0年に一度繰り返されてきた世界的な金融危機を思い出せば、リーマンショッ
クから10年後の2018年というのは大きな心理的な節目となります。

投資機会をただただじっと待つというのはそれはそれでストレスを感じなくも
ないですが、もちろん大切なのはストレスの有無などではなく着実・堅実な運
用リターンです。

チャンスがやってくることをのんびり待ち続けたいと思います。


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.info7:13年2ヵ月目のひとりごと
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■「オリンピック選手を殺すのは誰?」
 +14,600本+249万円

いつものように始まってみれば大いに盛り上がったオリンピックですが、あっ
という間に終わりました。まだパラリンピックが残っていますが、これだけ盛
り上がるなら4年に一度などと言わず2年に一度でもいいような気がします。

特にウィンタースポーツはなかなか普段、目にする機会がないだけにこの「お
祭り」はとても良いチャンスですね。どうせ立派な施設もオリンピック・パラ
リンピック後には閑古鳥なのであれば数年以内にもう一度使ってもばちは当た
りません。

ただ一方で恐らくどの競技も毎年、国際大会やW杯的なものが開催されていま
すので視聴者は「そっちも見ろよ!」という話ではあります。ノルディック複
合やジャンプ、スピードスケートなどはスター選手がいますし、スノーボード
やカーリングは正直・・・競技も結構面白かったです!

ぜひ地上波も中長期的に競技や視聴率を育てるつもりで我慢して放映を続けて
ほしいものですね。それこそ今回知りましたがNHKには利用されていない地
デジチャンネルもあるようですのでそれを利用するのはいかがでしょうか?

野球、サッカー、相撲など国内のスポーツは競技人口も多く、親しみが持てて
いいのかもしれませんが、海外で日の丸を背負っている・・・かどうかは分か
りませんが、頑張っている日本の選手の姿にもドラマを感じられる方は多いの
ではないでしょうか?

一過性に終わらずに盛り上がっていくことを期待したいと思います。特に今回
のオリンピックを振り返ると前半はメダルラッシュに沸く一方、後半は4位が
続きフラストレーションがたまりました。最後はまたもや連続メダルではあり
ましたが、こうした「悔しさ」も次回を期待させますね。

長野オリンピックの後は低迷期を迎えた日本のウインタースポーツですが、今
回は大丈夫なのではないでしょうか?

また、メダルにフォーカスするならやはり男性陣より女性陣の方がいいのでし
ょう。女性の社会進出をサポートするのもいいですが、女性のアスリート挑戦
を積極的に支援するのもアリですね。

公共投資に数百億円支出するくらいなら、アスリート支援に数十億円支出して
も良さそうなものです。

ぜひ政府もメディアも中長期的な戦略をもってマイナースポーツであるウィン
タースポーツを育てていってほしいと思います・・・と言うと、あまりに他力
本願ですね。

税金を払うのも、政党を選ぶのも、国会議員を選ぶのも、NHK料金を払うの
も、チャンネルを合わせるのも我々国民であり、視聴者です。つまりは選手を
支えるのも支えないのも、競技を育てるのも育てないのも、我々自身だという
ことです。

日本では「お客さまは神さま」ということなのかメディアからはそうした「国
民批判」を聞くことは一切ありませんが、それに甘えてはいけませんね。間違
いなく主体は我々です。

同じように響くのが足元の異次元緩和に対する批判です。黒田総裁が続投とな
ったことから各新聞が社説で論評していますが、おそらく最も批判的な毎日新
聞の社説を抜粋するとこういう主張です。

・劇薬のような緩和政策の弊害は深刻化するばかりである。

・このところ米国発の株価急落が頻繁に起きているが、市場関係者が不安視し
 ているのは、利上げの加速で長期金利の上昇に弾みがつき、景気の腰を折る
 ことである。

・極端な金融緩和を進めると、元に戻す過程で、市場が動揺し、思うような政
 策運営ができなくなってしまう。特に先進国一のスケールで金融緩和を長期
 間続けている日銀の場合、正常化に向けたわずかな政策変更でも市場の混乱
 を招きかねない。

・借金依存の財政を続ける上でも、日銀が大量に国債を買う大規模緩和の継続
 は、ありがたい。日銀が政権に好都合な財布と化すことは許されない。国会
 には、国民のための日銀にふさわしい人事かどうか、長期的な視点で精査し
 てもらいたい。

これらの主張の中で一番興味が惹かれたのは1つ目の「劇薬のような緩和政策
の弊害は深刻化するばかり」という点ですが、残念ながら社説を上から下まで
何度読んでも具体的な「緩和政策の弊害」の中身は分かりませんでした。

日銀が大量の国債を保有することに対する懸念が高まることはあっても、今の
ところ「弊害」はほとんど顕在化していないのではないでしょうか?あるとす
れば、金融機関の経営が苦しくなっていることと、預金の利息がますます減っ
ていることですが、「深刻化するばかり」という言葉のイメージからは遠いで
す。何が言いたいのでしょうね?

また、低金利が長期化する中で、金利上昇時の想定されるインパクトが大きく
なっているのは事実でしょうけれど、現状のイールドカーブコントロールによ
って日銀が市場金利をほぼ完ぺきにコントロールできることが分かりましたの
で想定されるリスクは逆にかなり小さくなっていると思います。

・・・と言うより、バブル崩壊後の30年近く、ずっと金利は低下し続けてい
るわけですからね。なぜ今、金利上昇や金融正常化を大げさに心配するのか、
これまたその具体的な根拠がよく分かりません。

しかし、本題はそこではなく。

もし仮に毎日新聞が「劇薬のような緩和政策」の早期縮小を期待するなら、糾
弾すべきは黒田日銀でも安倍総理でもなく、我々消費者です。

要するになぜインフレにならないかと言えば、我々消費者が「より高い商品」
を購入しないからですね。言い換えれば我々消費者が年2%という極めてわず
かな値上げを受け入れるだけで、日銀のインフレ目標などあっという間に達成
できることになります。

筆者自身は今の、物価が上がりも下がりもしない状態に居心地の良さを感じま
すので「値上げを受け入れよう!」などと主張する気は全くありません。言い
たいのは、もしメディアが今の金融政策なり、物価動向なりに本気で危機感を
感じているのであれば、その批判の矛先には当然、一般消費者も含まれないと
いけないということです。

さもないと我々国民はずーっと「他力本願」のマインドに染め上げられてしま
います。「デフレから抜け出せないのは政府のせい。」「金利が低いのは日銀
のせい。」と言った感じですね。

オリンピックで日本選手がさらに活躍するかどうかも、デフレから抜け出せる
かどうかも、金利が上昇するかどうかも、最終的に決めるのは我々国民一人一
人の行動です。

人任せにするのではなく、主体性をもって行動していきたいものですね。恐ら
くその方が人生の満足度も幸福度も上がるのではないかと思います。

筆者も肝に銘じたいと思います。

<御礼>

今月もいくばくかの寄付を行いました。

1.植樹活動への寄付 :累計で14,600本相当になりました。
2.東日本大震災への寄付 :累計で249万円となりました。

ユーザーのみなさま、当サイトのご活用、ありがとうございます!
https://www.ginkou.info/aboutus/index.html#tree

                         2018年2月/本間


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