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7月の世界の株価収益率を更新しました。

執筆者: ginko 発行日付: 2018-7-15

7月の、世界各国の主要株式市場の株価収益率(PER)一覧を更新しました。

<1.株価収益率(PER)とは?>

株価収益率(PER)って何?という人にご説明しておきますと、株価が、その会社の利益の何倍くらいになっているか、という株価の割高・割安を示す尺度です。ある会社の一株あたりの利益が1万円として株価が20万円なら、20万円÷1万円=20倍、というわけですね。言い換えれば、「株価は利益の何年分か」を表していると言えます。株価収益率が20倍なら「利益の20年分の株価」ということですね。

で、なぜこれが大事かというと、株価が割高か割安か、全てこれだけで説明できてしまうような万能のモノサシだからです。歴史上、たくさんのバブルがありましたが、多くは株価収益率が40倍とか60倍とか80倍という、利益額から見れば気の遠くなるような株価になったんですね。

もちろん当時は、その「高い株価収益率」を正当化するもっともな理屈がたくさんあったのでしょうけれど、結果的にはどんなバブルもはじけ、高い株価収益率は「重力」に負けて低下し(時には破滅的なスピードで)、概ね15倍前後に落ち着いています。株価収益率は、特に株価が割高になっていないかどうか、目安としては「20倍を超えていないかどうか」チェックすればいいと思います。

一方で例えば15倍未満の株価収益率は相対的に割安といえますが、割安には割安な理由があるので、飛びつくのはオススメしません。あくまで「割高」のチェックに用いると良いでしょう。


<2.今月の株価収益率>

7月の世界の株価収益率の推移はこんな感じです。



7月の株価収益率の平均は前月と比較して下落しました。先月の単純平均は13.71倍で、今月は13.41倍ということですね。

下がったということは株価が「割安」になったということになります。株価が割安となる要因は以下の通りです。

・株価が下がる
・企業収益が増える


ここでいつものように最近の株価の動きをチェックしておきましょう。

■日経平均株価(6ヶ月)



■日本を除く、世界の先進国の平均株価(円建て:6ヶ月)



■世界の新興国の平均株価(円建て:6ヶ月)



ただ株価の動きを見ると足元では明確に上昇していますね!今月の株価収益率=PERが下がったことに違和感を感じつつ、具体的な数値をチェックしてみるとこうなります。

・日本 :下がる(22,852円→22,597円)
・先進国:上がる(660ポイント→674ポイント)
・新興国:下がる(1,014ポイント→991ポイント)


確かに、数値を見ると日本と新興国の株価が下がっていることが分かります。とすると過去1ヶ月の株価は「一旦下がったけれど、足元ではハッキリ回復しつつある」ということですかね。もしそうした動きが続くようであれば来月の株価収益率=PERは反転して上昇することになりますが、果たしてどうなるでしょうか。

いずれにしても今月は「日本株と新興国株の下落によって株価収益率=PERが下がった」ということになりそうです。

なお、この先進国株・新興国株の指数は円建てですので為替相場の影響を強く受けます。というわけで為替相場をチェックするとこうなります。

■ドル円相場



足元を見るとハッキリした円安傾向ですね。「米中貿易摩擦への懸念からドルが買われている」という何だかよく分からない解説も目にしますが、こうした傾向が続くようであれば日経平均を含む円建ての株価には追い風ですね。

次に世界の個別の株価動向をチェックすると、まずアメリカ株はこう。

■アメリカ株(S&P500)



今年に入ってからの世界同時株安の震源だったアメリカ株ですがじわじわ回復基調ですね。利上げ懸念貿易摩擦懸念を乗り越えて回復を続けることができるでしょうか。

アメリカの長期金利をチェックしてみるとこうなっています。

■アメリカ長期金利



ただ実際の金利は5月にピークアウトした後、少しずつ低下傾向にあることが分かります。とすると利上げ懸念についても実は後退しているのですかね?

いずれにしてもアメリカの金利上昇が落ち着けば株価には追い風となってきます。アメリカのの金利動向には引き続き注目です。

次に新興国をチェックしてみると、主要な新興国の株価はこうなっています。

■中国株(ハンセン)



■インド株(SENSEX)



■ブラジル株(ボベスパ)



■ロシア株(RTS)



見事にまちまちな動きですね!インド◎、ブラジル・ロシア△、中国×という感じでしょうか。

ただこれまでご案内してきたように

・アメリカの金利が上昇すれば、新興国に向かっていた投機資金がアメリカに戻ることから、新興国の株価にはネガティブ要因になってくる

のだとすると、逆に上記の通りアメリカの金利上昇が落ち着けば、特に新興国の株価にとってはかなりのポジティブ要因だということですね。

中間選挙を控えたアメリカの政治リスクは気になりますが、足元の株価の上昇傾向が続くことを期待したいと思います。

株価が上昇すると、株価収益率=PERとしては「割高」という事になってしまいますが・・・。

最後に個別の株価収益率=PERはこのようになっています。



今月の割高市場アメリカ/ナスダック市場のみとなっています。減りましたね!

次の15倍以上20倍未満のゾーンは、インド/SENSEXアメリカ/NYダウ日本/JASDAQ市場そして日経平均ですね。

株価は割高の時よりも割安の時に購入した方がいいわけで、これから株式投資をご検討の方はこうしたPERの状況にも注意しながら、なるべく割高な市場・タイミングは避けて投資先を選別していただければと思います。

だからと言って「低ければいい」というものではないのは申し上げた通りですが。

各株価指数のPERの具体的な推移はこちらをご参照ください。

>>>世界各国主要株式市場の株価収益率(PER)推移はこちら  https://www.ginkou.info/per/index.html


>>>間違いだらけの銀行えらび ~ 銀行.info<<<

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