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9月の世界の株価収益率を更新しました。

執筆者: ginko 発行日付: 2018-9-15

9月の、世界各国の主要株式市場の株価収益率(PER)一覧を更新しました。

<1.株価収益率(PER)とは?>

株価収益率(PER)って何?という人にご説明しておきますと、株価が、その会社の利益の何倍くらいになっているか、という株価の割高・割安を示す尺度です。ある会社の一株あたりの利益が1万円として株価が20万円なら、20万円÷1万円=20倍、というわけですね。言い換えれば、「株価は利益の何年分か」を表していると言えます。株価収益率が20倍なら「利益の20年分の株価」ということですね。

で、なぜこれが大事かというと、株価が割高か割安か、全てこれだけで説明できてしまうような万能のモノサシだからです。歴史上、たくさんのバブルがありましたが、多くは株価収益率が40倍とか60倍とか80倍という、利益額から見れば気の遠くなるような株価になったんですね。

もちろん当時は、その「高い株価収益率」を正当化するもっともな理屈がたくさんあったのでしょうけれど、結果的にはどんなバブルもはじけ、高い株価収益率は「重力」に負けて低下し(時には破滅的なスピードで)、概ね15倍前後に落ち着いています。株価収益率は、特に株価が割高になっていないかどうか、目安としては「20倍を超えていないかどうか」チェックすればいいと思います。

一方で例えば15倍未満の株価収益率は相対的に割安といえますが、割安には割安な理由があるので、飛びつくのはオススメしません。あくまで「割高」のチェックに用いると良いでしょう。


<2.今月の株価収益率>

9月の世界の株価収益率の推移はこんな感じです(Bloombergの予想PERを利用しています)。



9月の株価収益率の平均は前回と比較して下落しました。先月の単純平均は13.41倍で、今月は13.14倍ということですね。

下がったということは株価が「割安」になったということになります。株価が割安となる要因は以下の通りです。

・株価が下がる
・企業収益が増える


ここでいつものように最近の株価の動きをチェックしておきましょう。

■日経平均株価(6ヶ月)



■日本を除く、世界の先進国の平均株価(円建て:6ヶ月)



■世界の新興国の平均株価(円建て:6ヶ月)



ただ株価の動きを見ると三者三様ですね。日経平均は上がりも下がりもしない一方で、先進国の株価は右肩上がりで上昇しています。他方、新興国の株価は右肩下がりですね・・・具体的な数値をチェックしてみるとこうなります。

・日本 :上がる(22,597円→23,095円)
・先進国:上がる(674ポイント→683ポイント)
・新興国:下がる(991ポイント→950ポイント)


意外と日本の株価も上昇していますが、確かに新興国の株価が大きく下がっていることが分かります。アメリカの金利上昇によって新興国株下落となりやすいところに「トルコショック」であったり「米中貿易摩擦」という悪材料がありますからね・・・株価が下がるのも当然かもしれません。

いずれにしても今月は「新興国株の下落によって株価収益率=PERが下がった」ということになりそうです。

なお、この先進国株・新興国株の指数は円建てですので為替相場の影響を強く受けます。というわけで為替相場をチェックするとこうなります。

■ドル円相場



春からの円安傾向も勢いを失い、ここ最近は111円前後で安定し始めているように見えますね。

次に世界の個別の株価動向をチェックすると、まずアメリカ株はこう。

■アメリカ株(S&P500)



年初の世界同時株安の震源だったアメリカ株ですがその後は順調に上昇しています。順調すぎて過熱感すらありそうです・・・。

そうした過熱感を冷やすべきアメリカの長期金利をチェックしてみるとこうなっています。

■アメリカ長期金利



5月にピークアウトした後、落ち着いて推移していますね!利上げ懸念は後退しているのでしょうか?とするとアメリカの株価が上昇するのも当然と言えそうです。

次に新興国をチェックしてみると、主要な新興国の株価はこうなっています。

■中国株(ハンセン)



■インド株(SENSEX)



■ブラジル株(ボベスパ)



■ロシア株(RTS)



動きはバラバラですが、全体的にはやはり低下していますね。

そうした中でインド株の好調が目につきます。表立ってアメリカとの貿易摩擦や安全保障上の問題を抱えていない点が評価されているのでしょうか?

いずれにしても新興国株全体に「アメリカの金利上昇」「トルコショック」「アメリカとの貿易摩擦」と言った逆風が吹いていますのでご注意ください。

最後に個別の株価収益率=PERはこのようになっています。



今月の割高市場アメリカ/ナスダック市場インド/SENSEXになっています。

次の15倍以上20倍未満のゾーンは、アメリカ/NYダウ日経平均ですね。

株価は割高の時よりも割安の時に購入した方がいいわけで、これから株式投資をご検討の方はこうしたPERの状況にも注意しながら、なるべく割高な市場・タイミングは避けて投資先を選別していただければと思います。

だからと言って「低ければいい」というものではないのは申し上げた通りですが。

各株価指数のPERの具体的な推移はこちらをご参照ください。

>>>世界各国主要株式市場の株価収益率(PER)推移はこちら  https://www.ginkou.info/per/index.html


>>>間違いだらけの銀行えらび ~ 銀行.info<<<

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