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銀行関連ニュース

メルマガ「間違いだらけの銀行選び」18年10月号

執筆者: ginko 発行日付: 2018-10-29

10月号の内容はこのようなものです。

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□ 2018年10月号のコンテンツ □

 1.この1ヵ月で取り上げたキャンペーン

   (新生銀行、住信SBIネット銀行、マネックス証券他)

 2.最新ランキング

 3.読者アンケート結果

   ・<複数回答可>スルガショックによって投資用不動産業界に逆風が吹
    くのは間違いないと思いますが影響はどこまで広がると思う?

   ・2017年の平均寿命は男性が81.09歳、女性が87.26歳と
    なっている一方で、メットライフ生命保険の調査では「長生きしたく
    ない」と答えたのは全体の4割を超えているとのことです。あなたは
    何歳まで生きたい?

   ・日本の財政赤字は巨額だけれども日本の財政が破綻することはない、
    と言ったトンデモない主張をする方がいますが、あなたは日本の財政
    はこのままいけば破綻すると思う?しないと思う?

   ・日経新聞が実施した2018年銀行リテール力調査では新規参入銀行
    であるイオン銀行が1位、メガバンクである三井住友銀行が2位、地
    方銀行である池田泉州銀行が3位とあまり傾向が見えない結果となり
    ましたが、この結果に納得できる?

 4.今月の購買力平価

 5.今月の世界の株価収益率

 6.自腹で資産運用中!(12年7ヵ月目)

 7.13年10ヵ月目のひとりごと:
    「杉田氏と安田氏に対する個人攻撃」
    +15,400本+273万円

 8.お問い合わせ

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-----------  バックナンバー --------------

 ま ち が い だ ら け の 銀 行 え ら び
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       銀行.info -よりよい銀行をもとめて-

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□ 2018年9月号のコンテンツ □

 1.この1ヵ月で取り上げたキャンペーン

   (マネックス証券、あおぞら銀行、SBJ銀行他)

 2.最新ランキング

 3.読者アンケート結果

   ・9月20日投開票の自民党総裁選に向けて、世論調査では安倍総理が
    数%の差で石破氏をリードしている状況ですが、あなたが支持するの
    はどっち?

   ・内閣府の調査によれば、現状の生活に満足している人は75%、現状
    の収入に満足している人は52%とのことですが、あなたは今の収入
    と生活に満足している?

   ・スルガ銀行の組織ぐるみの杜撰な貸し出し体制が明らかになっていま
    すが、結果的に無理な案件でも貸してくれた銀行と捉えることもでき
    ます。スルガ銀行は投資家にとって良い銀行?悪い銀行?

 4.今月の購買力平価

 5.今月の世界の株価収益率

 6.自腹で資産運用中!(12年6ヵ月目)

 7.13年9ヵ月目のひとりごと:
    「LGBTとスケープゴート」
    +15,300本+270万円

 8.お問い合わせ

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.info1:この1ヶ月で取り上げたキャンペーン
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■1.マネックス証券:気温連動型マネックス債0.1%~1.0%
   https://www.ginkou.info/news/20180831.html

「個人向けマネックス債 秋祭り」の利率は、

・観測地点(東京都 東京)における

・観測期間(2018年10月4日~10月12日の9日間)の

・夏日(最高気温摂氏25度以上)の日数

によって、年0.10%~1.00%(税引前)の間で変動します。

>>>読者アンケート:5つ★満点で平均「4.0」。
   https://www.ginkou.info/enquete/?p=451

最高が5つ★ですので良い結果ですね!商品内容としてはそれほど簡単ではあ
りませんが少なくとも0.3%や0.4%は狙えそうなところが評価されたの
ですかね?

あるいは猛暑の影響で「今年の残暑は厳しいに違いない」という読みもあるの
かもしれません。どんな結果となるのか気になります。

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■2.あおぞら銀行:9月限定5,000円プレゼントキャンペーン
   https://www.ginkou.info/news/20180907.html

■あおぞら銀行「2018年9月限定5,000円プレゼントキャンペーン」

1.キャンペーン期間中に新規資金で所定の円定期預金に500万円以上預け
  入れ

2.9月30日の円預金残高が500万円以上増加

3.もれなく全員に5,000円プレゼント

必要金額は500万円と決して少なくはありませんが、一方、プレゼント金額
は5,000円と十分インパクトがあります。

>>>読者アンケート:5つ★満点で平均「4.3」。
   https://www.ginkou.info/enquete/?p=455

最高が5つ★ですのでかなり良い結果ですね!5,000円というプレゼント
金額もさることながら、1年0.20%という高水準の金利も評価されたので
しょうね。

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■3.SBJ銀行:円定期1年0.40%、2年0.45%
   https://www.ginkou.info/news/20180914.html

■SBJ銀行「サンキューキャンペーン」

<ミリオくん>

・新規客/1年:0.40%
・口座保有客/1年:0.30%

<ミリオくん2>

・新規客/2年:0.45%
・口座保有客/2年:0.35%

上限100万円とは言え0.30%~0.45%ということで・・・信じられ
ないくらい高金利です!すばらしい。これはもう採算度外視の、「広告宣伝目
的」ということなのでしょう。

既に口座を持っている人でも利用できるのがいいですね。

さらに「100万円超」の資金の受け皿としては、以下のような金利も同時に
用意されています。

■SBJ銀行「サンキューキャンペーン」

<スーパー定期、大口定期>

・新規客/3年:0.35%
・口座保有客/3年:0.30%

>>>読者アンケート:5つ★満点で平均「4.0」。
   https://www.ginkou.info/enquete/?p=460

最高が5つ★ですので良い結果ですね。

ただ金利水準から言えばもう一声行っても良かった気がします。手ごろな1年
物が上限100万円にとどまる点が足を引っ張ったでしょうか・・・。

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■4.その他の取り上げたキャンペーン
   https://www.ginkou.info/news/

・静岡銀行:円定期3ヶ月0.50%


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.info2:最新ランキング
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恒例の、ユーザーのみなさまの投票による銀行人気投票。その2018年版の
8月の途中経過は以下の通りです。

・総合ランキング(★は前月比、順位が上昇した銀行)
 1位:住信SBIネット銀行
 2位:新生銀行
 3位:★SBJ銀行

 また各項目別ランキングの1位は以下の通りです。

・口座サービス:住信SBIネット銀行
・円預金   :SBJ銀行
・外貨預金  :住信SBIネット銀行
・FX    :SBI FXTRADE
・投資信託  :住信SBIネット銀行
・住宅ローン :じぶん銀行(現auじぶん銀行)
・カードローン:住信SBIネット銀行
・セキュリティ:住信SBIネット銀行
・証券会社  :GMOクリック証券

総合ランキングでは、2016年・2017年と2年連続1位となった新生銀
行ですが、2018年は2位スタートとなっています。

代わりに1位となっているのが、昨年2位の住信SBIネット銀行ですね。住
信SBIネット銀行と言えば2008年から2015年まで8年連続1位だっ
たわけですが、いよいよ1位に返り咲くのでしょうか?注目です。

それ以外では2位・3位では結構順位が変動していますが、ただ1位だけを見
ると今月は動きがありませんでした。

では2018年版の銀行人気ランキングに是非投票をお願いします。

>>>投票開始!2018年版のランキング投票はこちらから
https://www.ginkou.info/enquete2.html

>>>2018年版のランキング詳細はこちら(2018年9月2日現在)
https://www.ginkou.info/ranking/


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.info3:読者アンケート結果
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■1.9月20日投開票の自民党総裁選に向けて、世論調査では安倍総理が数
   %の差で石破氏をリードしている状況ですが、あなたが支持するのはど
   っち?
   https://www.ginkou.info/enquete/?p=448

1位:石破氏 53%
2位:安倍総理 47%

となりました。1位は「石破氏」ですが、安倍総理とほぼ拮抗しています。石
破氏の方がわずかに人気という見方もできますが、飽きられてもいいはずの安
倍総理がまだこれだけ支持されているという点に興味を覚えます。

既に開票は済み安倍総理が勝利しましたが、仮に石破氏が勝利すればどうなっ
ていたでしょうか?

政治に安定感が増しそうな気がしますし、特に安全保障の面では安心感を感じ
られそうです。財政再建についても期待できるかもしれません。

ただ今は政治も安全保障面での対応も安定していますからね。その点では「石
破総理」となっても大きくメリットを感じることはなさそうです。

言い換えれば政治が混迷したり、安全保障上の危機が訪れた時こそ待望論が広
がりそうですね。

他方、景気をより回復させ、株価上昇やデフレからの脱却を期待するなら、ポ
ピュリスト要素もある安倍総理に分がありそうです。

つまり預金者として金利回復を期待するなら・・・安倍総理支持ということに
なるのでしょうね。

筆者は積極的な自民党支持者でも、積極的な安倍総理支持者でもありませんが、
相対的に高い支持率を維持し、数の力もある安倍政権に期待している1人です。
ぜひ退陣までに、この政権でしかできないことを実現してほしいものです。

・・・改憲の必要性は感じていませんが。

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■2.内閣府の調査によれば、現状の生活に満足している人は75%、現状の
   収入に満足している人は52%とのことですが、あなたは今の収入と生
   活に満足している?
   https://www.ginkou.info/enquete/?p=453

1位:現状の生活に満足しているが、収入には満足していない 56%
2位:現状の生活にも収入にも満足している 44%

となりました。1位は「現状の生活に満足しているが、収入には満足していな
い」で約6割です。筆者もあえて言えばこれですかね。収入はある意味、自分
の通信簿や成績みたいなものなので高ければ高いほどよく、その点では「ここ
で満足」というのはなかなか無さそうです。1,000万円なら2,000万
円、2,000万円なら3,000万円といった形でどんどん上を目指してい
きたくなるのではないでしょうか。

1億円プレイヤーでも「満足」ということは無いのかもしれません。上には上
がいますしね。

収入は「金額」というモノサシしかない一方で、生活の満足度はそうした経済
環境に加えて「健康」「人間関係」「仕事」「趣味」といった多層的な要素で
構成されているので、より満足度が高まりやすいというのはあるのかもしれま
せん。1つの要素が不満でも別の要素で代替しうるということですね。

また、「金額」は相対評価であり、勝ち負けがついてしまうものなのに対して、
特に「健康」や「人間関係」は絶対評価であり、「みんな勝ち」ということが
あり得ます。そう考えると「幸せ」というのは収入ではなく生活の満足度で図
るべきなのでしょうね。当然と言えば当然ですが・・・。

ちなみに2位はそうは言いつつ「現状の生活にも収入にも満足している」とい
うパーフェクトな方々ですね。羨ましい(笑)。

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■3.スルガ銀行の組織ぐるみの杜撰な貸し出し体制が明らかになっています
   が、結果的に無理な案件でも貸してくれた銀行と捉えることもできます。
   スルガ銀行は投資家にとって良い銀行?悪い銀行?
   https://www.ginkou.info/enquete/?p=458

1位:悪い銀行 64%
2位:良い銀行 36%

となりました。1位は「悪い銀行」で約6割です。結果的に損失覚悟で融資し
たという点では「投資家にとって良い銀行」だったのではないかというアンチ
テーゼであったわけですが、最終的に多くの投資家が路頭に迷っているわけで
すからあまり賛同は得られなかったですね。当然ですか・・・。

また不適切融資によって損害を被ったという点では、経営体としてのスルガ銀
行は間違いなく「被害者」ではあるのですが、多くの従業員が積極的にそうし
た融資に関与しており、創業家や経営陣にも相応の責任があったと認められる
に至っては、そのように「被害者であるスルガ銀行」だけを切り離すのは難し
いと言うのもあるのでしょう。

とは言いつつ、それでも投資家が銀行に対して自分が希望しながら「貸した責
任」を問うのはやはり筋違いかと思います。「貸さなかった責任」を問うなら
まだしも・・・。

悪質な販売業者の口車に乗せられてしまったことには同情するものの、もしそ
んなことを言い出せば、住宅ローン破産やカードローン破産、企業倒産など、
ありとあらゆる破綻が「無謀に貸した銀行が悪い」ということになってしまい
ます。

そもそも、そのようにつまずいた人でも「破滅」してしまわないように自己破
産が用意されているわけで、あらゆる手を尽くしてどうにもならなければ粛々
と債務を整理し、またゼロからスタートすればいいのではないでしょうか?

もちろんこれが自分のことであればそんな冷静のことは言ってはおれず、「何
で悪質業者と一体になって売りつけたんだ!銀行なら怪しいことくらい分かっ
ていたんじゃないか!」と怒りまくっているのかもしれませんが・・・。

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■4.その他の銀行関連ニュース
   https://www.ginkou.info/column/

・リーマンショックから10年、次の危機の発端は?


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.info4:今月の購買力平価
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購買力平価とは1つのモノを外貨、例えばドルで買っても円で買っても同じ値
段になる為替相場のことです。モノの値段からその通貨が割高なのか割安なの
か分かるわけですね。

では今月=9月のドル円の購買力平価はと言うとこのようになっています。

・消費者物価ベース : 1ドル=123.53円
・企業物価ベース : 1ドル= 96.09円
・輸出物価ベース : 1ドル= 74.37円

歴史的にはこの真ん中の企業物価ベースの購買力平価を基準に、実勢相場が上
に行ったり(円安)、下に行ったりしながら(円高)、つかず離れず並走して
きたことが分かります。

とすると「企業物価より上なら円安」「企業物価より下なら円高」と言えるわ
けです。

そして2018年9月の企業物価ベースの購買力平価は96.09円。要する
に今は「円安」ということですね。


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.info5:今月の世界の株価収益率
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株価収益率(PER)とは、株価がその会社の利益の何倍くらいになっている
か、という株価の割高・割安を示す尺度です。目安としては「20倍を超えて
いないかどうか」チェックすればいいと思います。

9月の株価収益率の平均は前月と比較して下落しました。先月の単純平均は1
3.41倍で、今月は13.14倍ということですね。

下がったということは株価が「割安」になったということになります。

<世界主要株式市場の株価収益率(PER)一覧(2018年9月現在)>
 https://www.ginkou.info/column/20180915.html


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.info6:自腹で資産運用中!(12年6ヵ月目)
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<運用実績(2018年9月現在)>
 https://www.ginkou.info/column/20180917.html

2006年 4月の投資金額: 525万7,529円
2018年 9月の評価額 : 600万2,797円
損 益          : +74万5,268円

まずは運用実績の前月との比較です。今月は+3,685円とプラスです。残
った唯一の投資資産である国内REITが上昇したということです。

ただし、すでにほとんどのリスク資産を売却してしまった今となってはプラス
であってもマイナスであっても大勢に影響はありません・・・。

<今月の追加投資/売却>

さてここからは相場全体を眺めながら投資再開のタイミングを探っていきたい
と思います。

2月の「世界同時株安」の下落が大きかったものの、その後は徐々に回復しつ
つありますね。特にアメリカ株と先進国株はすっかり回復し、さらなる上昇が
期待できるようなトレンドになっています。

一方、日本株はなかなか23,000円の壁を超えられずに来ました。ようや
く23,000円台に乗りましたが、アメリカ株と比較すると出遅れ感が強い
ですね。「アメリカ株が好調すぎる」という考え方もあるかもしれませんが、
トランプ大統領の「貿易戦争」に巻き込まれるリスクを金融市場は多少織り込
んでいるような気もします。

そのアメリカ株にとって逆風となるのが「金利上昇」傾向ですが、アメリカの
長期金利の動向をチェックしてみると意外にも5月にピークアウトし、その後
は小康状態にあることが分かります。こうした金利の落ち着きがアメリカ株を
底支えしているのは間違いなさそうです。

アメリカの中央銀行であるFRBによる政策金利の引き上げはまだ続くと思い
ますが、金融市場からすればその「上限」が見え始めているのかもしれません。

ちなみにアメリカの金利が上昇すれば下落しやすいのが新興国の株価ですが、
こちらをチェックしてみると低下傾向です!足元ではアメリカの金利が落ち着
いていることを勘案すれば少しは下げ止まっても良さそうなものですが、そう
なっていないところを見るとやはり先月の「トルコショック」の影響が大きい
のでしょう。

直接的な原因はトルコによるアメリカ人牧師の拘束ですが、これが単にトルコ
への影響だけで終わるのか、新興国全体に対する懸念として広がっていくのか
気になるところです。アルゼンチンの通貨も大きく下落していますしね・・・。

加えて、米中を筆頭にアメリカとの貿易摩擦が先鋭化している点も新興国の株
価に影を落としているのかもしれません。アメリカとの貿易は多くの国にとっ
て生命線ですからね。

新興国への投資はもう少し様子を見た方が良さそうです。

さてそうは言いつつ長期的に見れば世界の株価は回復基調にあるわけですが、
一方で景気の後退局面が近づいてきているのもまた間違いありません。

それが1年後なのか、2年後なのか、3年後なのかは分かりませんが、株価が
上昇すればするほどそれと反比例するように株価の下落リスクが高まることを
頭の片隅に入れておいていただければと思います。

しかしリーマンショックから早くも10年ですか・・・早いものです。ちなみ
に過去20年のアメリカ株(S&P500)の推移を見てみると2000年前
後のITバブルや、リーマンショック前の金融緩和バブルをはるかに見下ろす
水準まで株価は上昇しているということです・・・後から振り返れば今も「○
○バブル」と言われることになるのですかねぇ。

いずれにしてもリーマンショック後に投資した方は当然として、リーマンショ
ック前に投資し、リーマンショックで大損を被った方もそのまま保持していれ
ば十分な投資リターンを得ているということになります。今後の教訓としたい
ですね。


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.info7:13年9ヵ月目のひとりごと
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■「LGBTとスケープゴート」
 +15,300本+270万円

何かネタでも探そうかとネットサーフィンを続けていたところ、何度でも目に
飛び込んでくるのが「杉田水脈論文」に関する論争です。

論争というよりは一方的に袋叩きに合っている状況ではありますが・・・。

しかし全文を読まずに批評するのもどうかと思い、このまま通り過ぎようかと
思いましたが、ついに全文を転載しているサイトを見つけ、仕方なく(?)読
んでしまいました。

転載は違法かと思いますが、筆者と同様に新潮社の炎上商法に貢献することに
疑問を持つ方は検索してみてください。

ざっと書くとこんな内容でした。

・日本はLGBTに寛容な社会。

・行政が動くということは税金を使うということ。

・LGBTは子供を作らず生産性がない。そこに税金を投入することが果たし
 ていいのか。

・LGBTのTは障害であるのに対して、LGBは性的嗜好であり分けて考え
 るべき。

・同性を好きになっていいという風潮ができると、普通に恋愛して結婚できる
 人まで同性愛でいいんだと不幸になる。

・なぜ男と女の2つの性だけではいけないのか。「常識」や「普通であること」
 を見失っていく社会は「秩序」がなくなり、いずれ崩壊していく。

たぶんこれで「全文」のエッセンスをほぼ網羅しているかと思います。杉田氏
は一部分だけ切り取るなと仰っているようですが、全文読んでもまさに「間違
いだらけ」ですね・・・。

日本はLGBTに不寛容ですし、行政の動き方には税金を使わないものもあり
ます。例えば同性婚を認めるのに一体いくらの費用がかかると言うのでしょう
か?

子供を作らない人に税金を投入してはダメということなら、シニア世帯には税
金をビタ一文出してはダメということになります。特に子供がいないシニア世
帯には。

もし杉田議員が自民党の票田であるシニア層を敵に回し、落選・除名覚悟でそ
う主張するならまだ一貫性がありますが・・・。

また障害を「先天的なものであり、社会にうまく適応できないこと」とするな
らLGBも「障害」かそれに近しいものであって、Tと分ける意味が分かりま
せん。

筆者の理解が正しければ同性が好きか異性が好きかは先天的なものであり、風
潮によって左右されるとは思えませんし、何が普通の恋愛で、何が普通の結婚
で、何が不幸かなんてことは人それぞれで大きなお世話ですよね。

ただ一方で、自民党支持層と重なるこうした「保守的」な政治志向の方々が、
「常識」や「普通であること」、「社会の秩序」を尊んでいることが良く分か
って、その点ではなかなか有意義なテキストでした。

ちなみにこの杉田氏の文章の内容はメチャクチャでも、「LGBTなんて気持
ち悪い!」と思っている方は結構いそうです。

性的マイノリティには生存競争上、最強レベルの淘汰圧がかかりますので、結
果的に生き残っている我々は生まれながらにしてかなり強く同性愛に対する嫌
悪感を持っているのかもしれません。

しかしだからこそ、LGBTの方々にとってはこの問題は性的嗜好などではな
く「障害」に近しいものではないかと思います。

おサルさんじゃないんですから、本能ではなく理性でこうした多様性を受け入
れていきたいものですね。

さて新潮社が再び杉田氏を擁護する特集を組んだことから、さらに騒動が大き
くなっているわけですが、今回全文を読んで思った最終的な結論は2つです。

・言論の自由は認められないといけない。誰がどんな思想を持とうと基本的に
 は自由。

・ただし事実かどうかというファクトチェックは言論の自由とは別。全ての議
 論は正しい事実に基づいて行われないといけない。

もちろん「正しい事実なんてものはない」と嘯く人もいるでしょうけれど、そ
れでもまず事実を明確にしようという姿勢は必要ですね。杉田氏の「間違いだ
らけ」の文章を読んで強く感じました・・・。

その点では最近のスポーツ界を揺るがすパワハラ問題も、議論が優先して、何
が事実なのかという検証がなおざりになっている気がします。視聴者の端くれ
としては自戒したいと思います。

ちなみにそうしたフェイク思想の真骨頂がトランプ大統領なわけですが、事実
を捻じ曲げるという不確実性が今のところ経済面ではうまく行っているのが不
思議ですね。

逆に経済がうまく行っているから紛れているのであって、仮に経済がダメにな
ってくると、次々とスケープゴートを探していく不寛容な政治が露見していく
ような気がします。

破産を経験しているトランプ氏ですが、経営危機の時の彼の言動はどういった
ものだったのでしょうね?日本がスケープゴートにならないことを祈っていま
す・・・。

であるなら、我々もスケープゴートを作ってはダメですね。

<御礼>

今月もいくばくかの寄付を行いました。

1.植樹活動への寄付 :累計で15,300本相当になりました。
2.震災への寄付 :累計で270万円となりました。

ユーザーのみなさま、当サイトのご活用、ありがとうございます!
https://www.ginkou.info/aboutus/index.html#tree

                         2018年9月/本間


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.info8:お問い合わせ
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