1月号の内容はこのようなものです。
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□ 2019年1月号のコンテンツ □
1.この1ヵ月で取り上げたキャンペーン
(住信SBIネット銀行、静岡銀行、オリックス銀行他)
2.最新ランキング
3.読者アンケート結果
・<複数回答可>2018年冬のボーナス、何で運用する?
・2018年は年末にかけて大幅な株安となってしまいましたが、あな
たの2018年の運用成績は?
・2019年の日経平均は大幅下落という波乱の幕開けとなりましたが、
現在2万414円の日経平均株価は1年後にいくらと予想する?
4.今月の購買力平価
5.今月の世界の株価収益率
6.自腹で資産運用中!(12年10ヵ月目)
7.14年1ヵ月目のひとりごと:
「天災の1年から○災の1年に!?」
+15,700本+282万円
8.お問い合わせ
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ま ち が い だ ら け の 銀 行 え ら び
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□ 2018年12月号のコンテンツ □
1.この1ヵ月で取り上げたキャンペーン
(SBJ銀行、PayPay銀行、じぶん銀行(現auじぶん銀行)他)
2.最新ランキング
3.読者アンケート結果
・有価証券報告書虚偽記載罪で日産元会長のカルロス・ゴーン氏が逮捕
されましたが専門家からは無罪であるという指摘もあります。ゴーン
氏は逮捕されるべき?されないべき?
・経団連の1次集計によれば冬のボーナスは+3.5%増と過去最高に
なることが予想されていますが、あなたの冬のボーナスは増えそう?
減りそう?
・イギリス議会で予定されていたEUからの離脱協定案の採決は見送り
となりましたが、イギリス議会とEU双方が歩み寄る可能性は低く、
合意なき離脱=ハードブレグジットの可能性が高まっています。あな
たはどういう結末を予想する?
4.今月の購買力平価
5.今月の世界の株価収益率
6.自腹で資産運用中!(12年9ヵ月目)
7.13年12ヵ月目のひとりごと:
「いつか必ず来る」
+15,600本+279万円
8.お問い合わせ
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.info1:この1ヶ月で取り上げたキャンペーン
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■1.SBJ銀行:円定期1年0.30%、2年0.35%
https://www.ginkou.info/news/20181130.html
■SBJ銀行「サンキューキャンペーン」
<ミリオくん>
・1年:0.30%
<ミリオくん2>
・2年:0.35%
上限100万円とは言え0.30%&0.35%ということで・・・信じられ
ないくらい高金利です!すばらしい。「広告宣伝目的」ということなのでしょ
う。既に口座を持っている人でも利用できるのがいいですね。
なお「100万円超」の資金の受け皿としては、以下のような金利も同時に用
意されています。
■SBJ銀行「サンキューキャンペーン」
<スーパー定期、大口定期>
・3年:0.30%
こちらもかなりの高金利なわけですが、上記の通り「ミリオくん」「ミリオく
ん2」の上限が100万円であることを勘案すれば、この3年0.30%とい
うのが今回の「サンキューキャンペーン」の本命ということになるのかもしれ
ませんね。
>>>読者アンケート:5つ★満点で平均「3.2」。
https://www.ginkou.info/enquete/?p=513
真ん中が3つ★ですのでそれを上回るまずまずの評価ですね。ただ金利の割に
は評価が低い気もします。「上限100万円」であったり「3年」というのが
ネックになっているのでしょうか。
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■2.PayPay銀行:円定期3ヶ月最大2,500円プレゼント
https://www.ginkou.info/news/20181207.html
■PayPay銀行/冬の特別企画 定期預金の最大金利1%分!
・期間内に口座開設をして3ヶ月もの定期預金に預け入れると最大金利1%相
当の現金をプレゼント。
10万以上30万円未満:250円
30万円以上100万円未満:750円
100万円以上:2,500円
新規口座開設客限定であることに加え、あくまで「年利1%の3ヶ月分=0.
25%」ではありますが、それでも通常の金利でこれだけの利息を得るのは簡
単ではありませんのでお得なキャンペーンと言えます。
キャンペーン期間は12月28日までということで始まったばかりの割にはあ
っと言う間に終わりますが、興味がある方は早めに口座開設をご検討ください。
>>>読者アンケート:5つ★満点で平均「3.3」。
https://www.ginkou.info/enquete/?p=518
真ん中が3つ★ですのでこちらもまずまずの評価ですね。キャッシュプレゼン
ト金額は十分魅力的ですが、新規口座限定ですからね。これくらいの評価に落
ち着くのは理解できます。
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■3.じぶん銀行(現auじぶん銀行):円定期1年0.20%
https://www.ginkou.info/news/20181214.html
■じぶん銀行(現auじぶん銀行)「冬の特別金利キャンペーン」
・1年 : 0.20%
1年ものが0.20%ということですね。じぶん銀行(現auじぶん銀行)としては「いつものキャ
ンペーン金利」ということになりますが、最近では定期預金金利が0.3%台
になることはありませんので、十分検討に値する金利水準なのではないかと思
います。
また、新規客だけでなく既に口座を持っている人も利用できるというのはいい
ですね。
>>>読者アンケート:5つ★満点で平均「3.8」。
https://www.ginkou.info/enquete/?p=522
最高が5つ★ですので割と良い評価ですね。金利水準に加え、誰でも利用でき
る点が評価されているのかもしれません。
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■4.その他の取り上げたキャンペーン
https://www.ginkou.info/news/
・マネックス証券:マネックス債3年0.50%
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.info2:最新ランキング
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恒例の、ユーザーのみなさまの投票による銀行人気投票。その2018年版の
12月の途中経過は以下の通りです。
・総合ランキング(★は前月比、順位が上昇した銀行)
1位:住信SBIネット銀行
2位:★じぶん銀行(現auじぶん銀行)
3位:新生銀行
また各項目別ランキングの1位は以下の通りです。
・口座サービス:★じぶん銀行(現auじぶん銀行)
・円預金 :SBJ銀行
・外貨預金 :住信SBIネット銀行
・FX :SBI FXTRADE
・投資信託 :住信SBIネット銀行、★じぶん銀行(現auじぶん銀行)
・住宅ローン :じぶん銀行(現auじぶん銀行)
・カードローン:住信SBIネット銀行
・セキュリティ:★じぶん銀行(現auじぶん銀行)
・証券会社 :GMOクリック証券
総合ランキングでは1位が前年2位の住信SBIネット銀行ですね。住信SB
Iネット銀行と言えば2008年から2015年まで8年連続1位だったわけ
ですがいよいよ返り咲くのでしょうか?注目です。
2位は前年6位のじぶん銀行(現auじぶん銀行)、3位は前年1位の新生銀行になっています。
それ以外では結構順位が変動していますが、1位だけを見ると口座サービスラ
ンキングと投資信託ランキング、セキュリティランキングの1位にじぶん銀行(現auじぶん銀行)
がそれぞれランクアップしています。じぶん銀行(現auじぶん銀行)に勢いが出てきたのでしょう
か?
では2018年版の銀行人気ランキングに是非投票をお願いします。
>>>2018年版のランキング投票はこちらから
https://www.ginkou.info/enquete2.html
>>>2018年版のランキング詳細はこちら(2018年12月2日現在)
https://www.ginkou.info/ranking/
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.info3:読者アンケート結果
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■1.有価証券報告書虚偽記載罪で日産元会長のカルロス・ゴーン氏が逮捕さ
れましたが、専門家からは無罪であるという指摘もあります。ゴーン氏
は逮捕されるべき?されないべき?
https://www.ginkou.info/enquete/?p=511
1位:逮捕されるべき 46%
2位:逮捕されないべき 31%
3位:客観的な情報が少なく判断できない 23%
となりました。1位は「逮捕されるべき」で約5割ですね。皆さん意外と厳し
いです・・・。
確かに報道などを見れば虚偽記載の有無はともかくとして、会社の私物化はひ
どそうですね。あまり同情を集めないのも当然かと思います。
ただ一方、焦点は同情の有無ではなく、違法かどうかですね。筆者自身は頭脳
明晰な国際企業のトップがダイレクトに違法処理を依頼するはずもなく、「違
法ではなかった」という心象を強くしていますが、恐らく本丸であろう「特別
背任」まで行けるかどうか注目しておきたいと思います。
加えて、今回の事案は国際的にも注目を集めており、検察の筋書き通りに進め
ようとする問題の多いやり方を一新する機会になる気もします。
仮に無罪もしくは微罪だとするとゴーン氏にはお気の毒ですが、出る杭だから
こそ最後まで戦い抜いてほしいですね。日産の劇的なコストカットもゴーンシ
ョックなら、今回の逮捕もゴーンショックなわけですが、仮に無罪となれば3
回目のゴーンショックですね。
そうなればメディアもあっさり手のひら返しをするのでしょうね・・・いやは
や。
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■2.経団連の1次集計によれば冬のボーナスは+3.5%増と過去最高にな
ることが予想されていますが、あなたの冬のボーナスは増えそう?減り
そう?
https://www.ginkou.info/enquete/?p=515
1位:変わらない 40%
2位:増えそう 20%
〃 :減りそう 20%
〃 :ボーナスはない 20%
となりました。1位は「変わらない」で約4割ですね。なるほど。
回答全体の加重平均をとっても「変わらない」ということになります。経団連
の集計では冬のボーナスは過去最高とのことですが、読者の方の実感とは異な
りそうですね・・・。
ちなみに日経新聞がまとめた冬のボーナス調査では全産業の平均支給額は83
万4,391円で最高額となったようです。前年比は3.28%増で、6年連
続で前年を上回ったとのことで経団連の1次集計にほぼ準じた結果となってい
ます。その内訳はこうですね。
・製造業:+3.38%
・非製造業:+2.86%
経団連の調査と違って、製造業の方が増加率が高いですね。とは言いつつ業種
ごとに見るとその増減は結構バラバラです。
製造業で言えば、最高が前年比16.2%増の鉄鋼であるのに対して、最低は
4.7%減の紙・パルプとなっています。
また非製造業では、最高が17.4%増のマスコミ・出版・広告であるのに対
して、最低は0.2%減の商社となっています。
どの業種に属するかで冬のボーナスの風景も大きく異なるということですね。
読者の方のアンケートの回答結果がバラバラなのも当然と言えそうです。
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■3.イギリス議会で予定されていたEUからの離脱協定案の採決は見送りと
なりましたが、イギリス議会とEU双方が歩み寄る可能性は低く、合意
なき離脱=ハードブレグジットの可能性が高まっています。あなたはど
ういう結末を予想する?
https://www.ginkou.info/enquete/?p=520
1位:合意なき離脱=ハードブレグジット 55%
2位:EU離脱撤回 36%
3位:合意ある離脱=ソフトブレグジット 9%
となりました。1位は「合意なき離脱=ハードブレグジット」で約6割ですね。
確かに今の状況を見ればそれしかないように感じます。
一方でEU離脱撤回が4割もおられるのは印象的です。「残ってほしい」とい
う願望もあるのかもしれませんが、確かに再度国民投票をすれば今度は「EU
残留」派が勝つ可能性は十分ありそうです。
再投票は分断を深めるだけですので、よっぽどの大義名分がないと難しいので
しょうけれど・・・。
なお英議会は大きく6つのグループに分かれているようです。
1.保守党/メイ支持派
2.保守党/強行離脱派
3.保守党/EU残留派
4.労働党
5.スコットランド民族党など
6.民主統一党(DUP)
これらをまとめあげて少なくとも過半数を確保するのは・・・絶対無理でしょ
うね(苦笑)。やはり結末は「合意なき離脱=ハードブレグジット」というこ
とに落ち着きそうです。
具体的にどういった影響があるのか素人の筆者にはさっぱり分かりませんが、
注目し続けるしかなさそうです。
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■4.その他の銀行関連ニュース
https://www.ginkou.info/column/
・世界経済は1年以内に後退=不景気となる?
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.info4:今月の購買力平価
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購買力平価とは1つのモノを外貨、例えばドルで買っても円で買っても同じ値
段になる為替相場のことです。モノの値段からその通貨が割高なのか割安なの
か分かるわけですね。
では今月=12月のドル円の購買力平価はと言うとこのようになっています。
・消費者物価ベース : 1ドル=124.00円
・企業物価ベース : 1ドル= 95.91円
・輸出物価ベース : 1ドル= 74.52円
歴史的にはこの真ん中の企業物価ベースの購買力平価を基準に、実勢相場が上
に行ったり(円安)、下に行ったりしながら(円高)、つかず離れず並走して
きたことが分かります。
とすると「企業物価より上なら円安」「企業物価より下なら円高」と言えるわ
けです。
そして2018年12月の企業物価ベースの購買力平価は95.91円。要す
るに今は「円安」ということですね。
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.info5:今月の世界の株価収益率
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株価収益率(PER)とは、株価がその会社の利益の何倍くらいになっている
か、という株価の割高・割安を示す尺度です。目安としては「20倍を超えて
いないかどうか」チェックすればいいと思います。
12月の株価収益率の平均は前月と比較して下落しました。先月の単純平均は
12.92倍で、今月は12.64倍ということですね。
上がったということは株価が「割安」になったということになります。
<世界主要株式市場の株価収益率(PER)一覧(2018年12月現在)>
https://www.ginkou.info/column/20181216.html
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.info6:自腹で資産運用中!(12年9ヵ月目)
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<運用実績(2018年12月現在)>
https://www.ginkou.info/column/20181217.html
2006年 4月の投資金額: 525万7,529円
2018年12月の評価額 : 601万6,990円
損 益 : +75万9,461円
まずは運用実績の前月との比較です。今月は+7,286円とプラスです。残
った唯一の投資資産である国内REITが上昇したということです。
ただし、すでにほとんどのリスク資産を売却してしまった今となってはプラス
であってもマイナスであっても大勢に影響はありません・・・。
<今月の追加投資/売却>
さてここからは相場全体を眺めながら投資再開のタイミングを探っていきたい
と思います。
まず株式相場を眺めてみると、どの指数も仲良く下落トレンドですね!日経平
均も、アメリカ株も、円建ての先進国株もほぼ同じカーブを描いています。
最近の株価の重しとなってきたのがアメリカの金利上昇ですが、アメリカの長
期金利の動向をチェックしてみると確かに9月以降の金利上昇傾向は顕著だっ
たわけですが、足元ではむしろ低下傾向ですね。
節目である3%も下回ってきました。しかしそれでも株価は上記の通り下落傾
向にあるわけですから、金利とは別の理由で値下がりしているということにな
ります。
「資源価格の下落傾向」や「ハードブレグジット懸念」も株価に悪影響を及ぼ
しているのでしょうけれど、それに加え金融市場全体に景気の先行きに対する
不安が広がりつつあるようにも感じます。
リーマンショック以降、ずっと世界経済は回復を続けており、約10年も好景
気が続いているということになります。これはやっぱり「長すぎ」ですよね。
その点ではいつ景気が腰折れしてもおかしくないわけで、投資家が一抹の不安
を感じるのは当然だと思います。
ただ一方で、実体経済は好調ですし、これだけの好景気が反転するにはもっと
金融市場全体が肝を冷やすような「危機」が必要な気がします。
その点では、調整期間が過ぎれば再び株価は上昇していくような気がするので
すがいかがでしょうか?今後の株価動向に注目したいと思います。
ちなみに日経平均や円建ての株価は為替相場の影響を受けますが、ドル円チャ
ートをチェックすると足元では頭打ち=レンジ相場に入ってきたようにも見え
ます。今後、円高に進むのか円安に進むのか先が読みづらいですね・・・。
そうしたわけで、株価にしても為替相場にしても不透明感が高まっていますが、
間違いなく言えることは「景気はいつか後退する」ということですね。
それが1年後なのか、2年後なのか、3年後なのかは分かりませんが、好景気
を背景に株価が上昇すればするほど、それと反比例するように株価の下落リス
クが高まることを頭の片隅に入れておいていただければと思います。
そうしたわけで、筆者は景気後退期の株価下落局面を引き続きじっと待ちたい
と思います。そうした局面こそ「本当の、そして絶好の投資機会」と言えます
からね。
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.info7:13年12ヵ月目のひとりごと
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■「いつか必ず来る」
+15,600本+279万円
いよいよ2018年が終わろうとしていますね!早いものです。加えてこの年
末年始は「平成最後の年末年始」でもあります。
正直、すでに昭和の終わりを体験している筆者からすれば今回の「平成の終わ
り」により深い感慨があるわけではありませんが、30歳以下の「平成世代」
からすれば初めての改元であり、さらに言えば自分たちの元号が終わってしま
うわけですから複雑な思いがあるのではないかと思います。
思い出深い年末年始となることを祈っています。
さて年末ということで昨年のひとりごとを振り返ってみると主に「ビットコイ
ン」に関する内容でした。確かに印象深い騒動でしたね・・・。
実体のない資産が確かな根拠もなく値上がりしていくのが「バブル」だとする
と、あれほどまでに見事な「バブル」はなかなかなく、その膨張する様子をリ
アルタイムで感じられたのはやはり幸運だったと思います。
加えて個人的には、そのバブルを指をくわえて見ているしかなかったという居
心地の悪さも思い出深いです(笑)。
頭の中では「これはバブルであり、絶対に手を出してはいけない」と分かって
いるのに、金額が2倍、10倍、100倍になっていくのを見るとソワソワし
てしまうのは、理性と本能が葛藤しているようでした。意思の弱い筆者からす
れば、つい投資してしまった方の気持ちはよく分かります。
そのビットコインは年始に171万円だったところ、足元では44万円とちょ
うど4分の1になっています。「ビットコインバブルは崩壊した」という見方
も出来ますが、実体のない仮想通貨がまだ44万円の価値を維持しているのが
スゴイという考え方もできるかもしれませんね。
このビットコインの値下がりに象徴されるように2018年は「ターニングポ
イントの1年」となったような気がします。これまで好調だった世界経済や株
価が岐路を迎えつつあるということです。もちろん「悪い意味で」、ですね。
実際、2019年を見通せば悪材料の方が目につきます。地域ごとにこういっ
た感じです。
・アメリカ:ハイテク景気の陰り、利上げによる景気減速
・ヨーロッパ:ハードブレグジット
・日本:消費税増税
・中国:米中貿易戦争
素直に考えればやはり来年の世界経済は減速することになるのでしょうね。こ
こ最近の株価下落はまさにそうした懸念を先取りしたものと言えそうです。
加えていつもご案内しているように2008年のリーマンショック後から続い
ている景気回復局面は10年近くとなっており、いつ失速してもおかしくあり
ません。
とするといよいよ2019年に景気後退が来るかどうかという事ですが・・・
ただ上記のようにみんなが身構えている懸念が現実となって不景気の引き金を
引くかと言うとそれはなさそうです。
いつも危機は想定していないところから「不意打ち」となって起こるわけで、
予見されている懸念がキッカケになることは少ないと思います。
不意打ちとは・・・たとえばある新興国がいきなり債務不履行となったり、あ
る種の金融商品の元本が蒸発したり、国際的な投資銀行が破綻してしまうと言
ったケースです。
そうした「危機」がいつ起こるのかは分かりませんが、ただ1つ確実に言える
のは「いつか必ず来る」ということですね。
クリスマスに縁起でもありませんが・・・。
すでにアメリカの自動車市場や住宅市場は減速が始まっていますが、ここから
不景気になるまでに通常は2~3年かかるという話もあり、まだ赤信号ではな
いのかもしれません。
しかし言い換えれば「あと2~3年後には本格的な景気後退が来る可能性があ
る」のだとすると少なくとも黄色信号であるのは間違いないと思います。
筆者は引き続き現預金中心の超ディフェンシブなポートフォリオを維持したい
と思います。
花火は最後が最も明るく輝くわけで、景気の最終局面でまたビットコインバブ
ルのような熱狂が訪れると心を乱されるのでしょうけれど(苦笑)。
さて今年のメルマガもこれで最後となります。今年もご愛読いただきありがと
うございました。
来年もご愛顧のほどよろしくお願いします。
どうぞ良いお年をお迎えください。
<御礼>
今月もいくばくかの寄付を行いました。
1.植樹活動への寄付 :累計で15,600本相当になりました。
2.震災への寄付 :累計で279万円となりました。
ユーザーのみなさま、当サイトのご活用、ありがとうございます!
https://www.ginkou.info/aboutus/index.html#tree
2018年12月/本間
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