まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「平成の30年を振り返ると、破壊→変革→安定という流れで来ている気がしますが、あなたの印象は?」では・・・
1位:変革 44%
2位:破壊 31%
3位:それ以外の印象 13%
4位:安定 6%
〃 :特に印象なし 6%
となりました。1位は「変革」で約4割です。なるほど。
確かに小泉改革以降は日本の政治も経済も大きく変化した気がしますね。政治の世界では民主党政権も生まれましたし、産業面では電機メーカーが凋落する一方で、部品メーカーが大きな存在感を発揮しています。
金融面でも異次元緩和が始まり、ようやくデフレから抜けだしたわけですからターニングポイントを迎えたことになります。
また社会全体を見渡すと、パソコンが職場や家庭にいきわたり、インターネットが社会インフラとなったと思ったら、今やスマホとSNSの時代ですからね。ITを中心とした技術革新という点では「激動」だったと言えそうです。
ただ一方で平成の30年のうち、そのほぼ20年間は「失われた20年」だったわけですし、サリン事件や阪神大震災、リーマンショック、東日本大震災などの惨事もあったわけですが、その「破壊」の印象は徐々に薄まってきているということですかね。それはそれで悪いことではないと思いますが。
令和はどういう時代になるのでしょうか?
「縮小均衡」みたいなこじんまりしたものにならないことを祈りたいと思います・・・。
ではアンケートへの投票がまだの方は投票をお願いいたします。アンケートは6月1日まで。
〔投票〕https://www.ginkou.info/enquete/?p=635
〔前回のコラム〕平成のイメージは破壊?変革?安定?
--- Ginkou ---
個人投資家5割以上が、金融機関からのアフターフォローなし。
https://media.rakuten-sec.net/
4月9日に金融庁から発表された「リスク性金融商品(株式・投資信託など)販売にかかる顧客意識調査について(インターネット調査結果分析の中間報告)」からは、金融機関の残念な実態が浮き彫りとなりました。なんと8割のユーザーが、金融機関の窓口・販売担当者からリスク性金融商品の購入後、フォロー・アドバイスを受けていない、あるいは、ほとんど受けていないと回答しています。
また、リスク性金融商品(株式・投資信託など)を自分の判断だけで選定できないが、金融機関の窓口・販売担当者には相談しない人がその理由にあげる上位には、「必要ないものを勧められる」、「金融機関が売りたい商品を勧められる」が並びました。
金融機関は「お金の相談相手」と認識されておらず、投資信託などの投資商品を購入した人に対して「ほったらかし」。2017年3月に金融庁から「顧客本位の業務運営に関する原則」が公表されてから、各金融機関はお客様と対峙する際の心構え・姿勢を明文化し宣言してきましたが、フィデューシャリーデューティーの実現へはまだ道半ばのようです。
※抜粋
〔 出典:トウシル 〕
--- Ginkou ---
先日の当サイトでのアンケート調査では「銀行員からノルマのプレッシャーを感じる?感じない?」についてこのような回答結果になりました。
・感じる 21%
・感じない 21%
・銀行員と電話したり会ったりしないので分からない 57%
浮彫になったのは、ノルマのプレッシャーの有無ではなく、銀行員との接点が失われつつあるという点ですね。
上記記事でも「8割のユーザーが、金融機関の窓口・販売担当者からリスク性金融商品の購入後、フォロー・アドバイスを受けていない、あるいは、ほとんど受けていない」と指摘しています。では元ネタである「リスク性金融商品販売にかかる顧客意識調査について」の回答結果をチェックしてみるとこうですね。
・リスク性金融商品の購入後、メインで利用している金融機関の窓口・販売担当者から、フォロー・アドバイスを受けることがありますか。
確かに8割近い顧客がアフターフォローを受けていないことが分かります。
また、「リスク性金融商品を自分の判断だけで選定できないが、金融機関の窓口・販売担当者には相談しない人がその理由にあげる上位には、必要ないものを勧められる、金融機関が売りたい商品を勧められるが並びました。」についてはこういう調査結果になっています。
・リスク性金融商品を選ぶにあたって、金融機関の窓口・販売担当者に相談しない理由は何ですか。(複数回答)
確かにここからは金融機関不信も見て取れますね。
ただ一方で、そもそも「リスク性金融商品を自分の判断だけで選べますか?」という質問の回答結果はこうなっています。
・金融機関のホームページ等の情報を見て、自分に合ったリスク性金融商品を自分の判断だけで選ぶことができると思いますか。
そうは言いつつ4割の方は金融機関の担当者を頼りにしているわけで、それなりの存在感を発揮しています。
また「投資に詳しい友人・知人」も2割ということで意外に高いですね。
言い換えれば誰にも相談せずに決める人は4割ということになります。
筆者はまさにその「誰にも相談せずに決める派」ですが・・・まぁでも参考にするかどうかはさておき、相談しないよりは相談した方がいいんでしょうね。
読者のみなさんの周りには信頼できる「金融機関の担当者」や、何でも話せる「投資に詳しい友人・知人」はいるでしょうか?
では今回の読者アンケートは、「金融庁の調査によると、リスク性金融商品の選好にあたり、金融機関の担当者に相談する人4割、詳しい知人に相談する人2割、誰にも相談しない人が4割となっていますが、あなたは?」でいきましょう。投票は6月8日まで。
■【読者アンケート】金融庁の調査によると、リスク性金融商品の選好にあたり、金融機関の担当者に相談する人4割、詳しい知人に相談する人2割、誰にも相談しない人が4割となっていますが、あなたは?(6月8日まで)
https://www.ginkou.info/enquete/?p=639
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