まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「金融庁の調査によると、リスク性金融商品の選好にあたり、金融機関の担当者に相談する人4割、詳しい知人に相談する人2割、誰にも相談しない人が4割となっていますが、あなたは?」では・・・
1位:誰にも相談しない 75%
2位:金融機関の担当者に相談する 17%
3位:詳しい知人に相談する 8%
となりました。1位は「誰にも相談しない」で約8割です。圧倒的ですね・・・。
筆者も同じですので人の事は言えませんが、しかし本当は相談しないよりは相談した方がいいのでしょうね。何かしら気づきがあるのではないかと思います。
「別に相談したくないからいい」という人はまだいいかもしれませんが、問題は「相談したいけれど相談できる人がいない」というケースですね。
相談相手としてパっと思いつくのは「金融機関のスタッフ」「家族・知人」「FPなどの専門家」という感じですが、ただ金融機関のスタッフは利害が一致しませんので中立的なアドバイスは期待できませんし、家族・知人にお金のことを相談するのはためらわれます。
その点ではFPなどの専門家が最適ということになりますし、実際そうなのでしょうけれど、安くない費用がかかりますし、その専門家の「腕前」を事前に知る方法はありませんし、そもそもそうした専門家に相談すること自体が一般的ではありませんね。
とすると望む・望まざるにかかわらず「誰にも相談しない」スタイルとなるのは必然かもしれません・・・がんばって一緒に勉強しましょう(汗)。
ではアンケートへの投票がまだの方は投票をお願いいたします。アンケートは6月8日まで。
〔投票〕https://www.ginkou.info/enquete/?p=639
〔前回のコラム〕金融商品、自分で選ぶ?相談する?
--- Ginkou ---
「次の首相」 菅氏急浮上、7%で4位 安倍首相・小泉氏、23%で並ぶ
https://www.nikkei.com
日本経済新聞社の世論調査で、次の首相にふさわしいのは誰かを聞いたところ、自民党の安倍晋三首相(総裁)と小泉進次郎氏が23%で並んだ。3位は石破茂元幹事長で11%だった。4位は菅義偉官房長官の7%で2018年10月の前回調査の2%から大幅に増えた。野党第1党・立憲民主党の枝野幸男代表は5%で5位だった。
10人の中から1人を選択してもらった。18年9月の自民党総裁選直後に実施した前回調査では「安倍首相の党総裁任期は21年9月までです」と示した上で質問した。今回は任期に触れていないため単純比較はできないが、安倍首相をあげた人は前回は9%だった。
菅氏は前回は8位だった。17年2、8月、18年10月の調査では1~2%だった。新元号「令和」の発表役を務め、米国を訪問してペンス副大統領らと会談するなど知名度が上がり、次の首相候補に推す声が高まったとみられる。
他の「ポスト安倍」の候補の多くは数字が下がった。石破氏は17年8月は22%でトップ、18年10月は21%で2位だったが、今回は約半分の11%だった。自民党の岸田文雄政調会長は前回6%の4位だったが半分の3%で7位になった。河野太郎外相は前回と同じ4%だった。「いえない・わからない」は22%だった。
世代別では若年層ほど安倍首相を選ぶ傾向がある。18~29歳での支持は安倍首相が44%でトップだった。2位が小泉氏の15%、3位が菅氏の10%だった。60歳以上の支持は小泉氏の25%がトップで、安倍首相が16%、石破氏が15%で続いた。
男性では1位は安倍首相の25%、2位は小泉氏の22%、3位は石破氏の13%だった。女性は小泉氏の24%が最多で、安倍首相が21%、石破氏が9%で続いた。
※抜粋
〔 出典:日本経済新聞 〕
--- Ginkou ---
安倍首相の4選も意識されている中ではさほど大きな意味を持たないのかもしれませんが、「次の首相」は誰が良いのかのアンケート結果を日経新聞が発表していますね。
「10人の中から1人を選択」というスタイルのようですので、やや恣意的な気もしますが、一方で政治家の名前をスラスラ諳んじられる人は筆者も含めて少ないと思いますので現実的な方法なのかもしれません。
というわけで気になる結果は前回と比較してこのようになっています。
1位:安倍晋三 9%→23%
2位:小泉進次郎 31%→23%
3位:石破茂 21%→11%
4位:菅義偉 2%→7%
5位:枝野幸男 4%→5%
6位:河野太郎 4%→4%
7位:岸田文雄 6%→3%
8位:小渕優子 0%→1%
9位:茂木敏充 -→1%
10位:加藤勝信 -→0%
安倍首相が人気者の小泉進次郎氏を破り、僅差で1位ということですかね?安倍政権が始まってから5年半ですが、それでもこの人気っぷりはすごいです。高い支持率と政治の安定はある意味「財産」ですから、もう少しこのまま続けてもらってもいいのかな?と思います。
改憲などの右寄りの姿勢は気になるものの、そうした姿勢が高い支持率を生んでいる可能性もあり、やむを得ないところなのかもしれません。
一方、そうした「安倍首相続投」の可能性の影響を受けたのが今回シェアを落とした小泉進次郎氏と石破茂氏というわけですね。
また、「令和おじさん」として脚光を浴びた菅義偉官房長官が4位となっているのも注目ですね。今が最大瞬間風速という気もしますが・・・。
他方、野党からは枝野幸男氏だけで5位ですね。ただこれは上記の通り選択肢が10人に絞られている中での回答ですので、例えば小池百合子都知事や橋下徹氏などが選択肢に入っていればまた違う結果になっている気がします。
両氏が首相になる可能性は限りなくゼロですが・・・。
なお、女性として唯一加えられているのが小渕優子氏ですが、何となく野田聖子氏の方が人気が高い気がするのは筆者だけでしょうか?このあたりは日経新聞の人選のセンスが問われそうです。
最後に、当方のパソコンが予測変換してくれなかったのが茂木敏充氏と加藤勝信氏で、加えて筆者が顔をしっかり思い出せなかったのがその加藤勝信氏です。
茂木氏はともかく、加藤氏も「ポスト安倍」なんでしたっけ・・・。それこそ麻生太郎氏を選択肢に入れておいた方がはるかに票を集めそうです。
人間の記憶力に限界がある以上、こうした人気投票というのは往々にして残酷なものですが、「安倍首相の次」を目指している方は知名度アップに頑張っていただきたいと思います。
では今回の読者アンケートは、「日経新聞の調査によると、次の首相にふさわしいのは安倍晋三首相と小泉進次郎氏が23%で並び、3位は石破茂氏とのことです。あなたが支持するのは?」でいきましょう。投票は6月15日まで。
■【読者アンケート】日経新聞の調査によると、次の首相にふさわしいのは安倍晋三首相と小泉進次郎氏が23%で並び、3位は石破茂氏とのことです。あなたが支持するのは?(6月15日まで)
https://www.ginkou.info/enquete/?p=644
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