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2019夏のボーナス、増える?減る?

執筆者: ginko 発行日付: 2019-06-19

まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「厚生労働省によると2018年の出生率が1.42となり人口減少が確実な状況ですが、このまま人口が減り続けて良い?ダメ?」では・・・

1位:減り続けるのはダメ 50%

2位:減り続けて良い 30%
3位:分からない、どちらとも言えない 20%

となりました。1位は「減り続けるのはダメ」で約5割ですね。順当かなと思う一方で、意外なのはその割合が高くないことですね。3割の方が「減り続けて良い」、2割の方が「どちらとも言えない」ということで意見が分かれています。

国民の総意が「減り続けるのはダメ」ということでまとまるのであれば、移民の大規模な受け入れであったり、3人目以降の子供に対する大規模なバラマキなど打てる手は色々あると思いますが、まだまとまっていないのであれば、当面はじわじわと人口が減っていく状態が続いていくのでしょうね。

何か緻密な計算があるわけではありませんが、個人的には1億人くらいまで人口が減ってきた時にこのまま人口減少を受け入れるのか、せめて1億人を維持していくのか国民的な議論をしてもいいのかなと思います。

もちろん「産みたい人が産めない」状況は議論の余地なく改善すべきだと思いますが。

ちなみに先日の報道では、

・国連は世界の人口の増加率が2100年に「ゼロ」になるとの最新の人口推計を公表した。同推計によると、世界の人口は2100年に前年比横ばいの109億人となり、人口減の国・地域は6割に上る。

とのことですね! 2100年についに世界人口もまたピークアウトするということです。

もしこれが正しいのだとすると、右肩上がりで続いてきた世界経済の成長も、金融市場の成長そんなに遠くない未来に止まるわけですね・・・。

人類史の大きな転換地点が近づいてきているのでしょうか。

ではアンケートへの投票がまだの方は投票をお願いいたします。アンケートは7月12日まで。

〔投票〕https://www.ginkou.info/enquete/?p=663

〔前回のコラム〕
このまま人口が減り続けて良い?


 --- Ginkou ---

夏の賞与、大手企業で2年ぶり減 97万1千円 経団連1次集計
https://www.nikkei.com


経団連は11日、大手企業の2019年夏賞与(ボーナス)の1次集計結果を発表した。回答した83社の平均妥結額は97万1777円となり、18年比で2.52%減った。2年ぶりに前年を下回った。人手不足を背景に金額は高水準が続くが、景気の先行きへの不透明感から賞与の増額に慎重になったとみられる。

東証1部上場で従業員500人以上の21業種251社を対象に調査し、15業種83社の回答を集計した。最終集計は7月下旬に公表する。

妥結額は15業種のうち11業種で前年を下回り、4業種で上回った。製造業、非製造業ともに前年を下回った。人手不足が顕著な建設は156万672円で高水準が続いたが、前年比では3.95%減った。自動車は102万3095円で3.62%減った。経団連は「賞与よりも賃金を底上げするベースアップ(ベア)を求めた労働組合側の動きも影響している」と説明した。

調査は年や集計時期によって回答企業が入れ替わる。19年1次集計の妥結額の増減率は、回答した83社の18年の妥結額と比べた。1次集計の平均妥結額としては、1959年の調査開始以来で過去最高となった。

〔 出典:日本経済新聞 〕

 --- Ginkou ---

いよいよ6月も半ばを過ぎ、夏のボーナス支給が近づいていますね。

金融市場では昨年の秋以来、世界経済の減速懸念を背景にして「株安・金利安」の不冴えな状態が続いていますが、一方で実体経済自体はそこまで崩れていませんね。

確かに各種統計は今後の落ち込みを警戒する文言が増えていますが、しかしまだ明確に景気は後退している状況でもないと思います。

とするとこの夏のボーナスはまだ好調を維持していても良さそうなものですが、上記記事によれば経団連傘下の大手企業の平均妥結額が97万円で、2018年と比較すると2.52%減り2年ぶりに前年を下回ったということですね・・・。

そもそも2017年にも一度下がっていたというのは驚きですが、業績に完全に連動しているわけではないということなのですかね・・・。

こうした動きが他の企業にも広がっていくとすると、全体的に夏のボーナスは渋い結果となりそうですね。

ただ一方で日経新聞が独自に有力企業にアンケートした結果はこのようになっています。



こちらを2018年夏比で見てみるとこうなっています。

・全体:+0.05%
・製造業:+0.12%
・非製造業:+0.56%

全体的にはプラスを維持しているわけですね。もちろんマイナスよりはプラスの方がいいわけで、こちらの数値が正しいことを期待したいと思います・・・。

なお業種別に見ると精密機械-9.24%が目立ちますね。これはやはり中国経済の減速だったり、米中貿易戦争によって中国への輸出が難しくなっていることが影響しているのですかね?気になるところです。

読者のみなさんの会社のボーナスはどのようになりそうでしょうか。

ということで今回の読者アンケートは、「経団連の1次集計によれば夏のボーナスは-2.5%と2年ぶりに前年を下回りそうですが、あなたの夏のボーナスは増えそう?減りそう?」でいきましょう。投票は7月19日まで。

■【読者アンケート】経団連の1次集計によれば夏のボーナスは-2.5%と2年ぶりに前年を下回りそうですが、あなたの夏のボーナスは増えそう?減りそう?(7月19日まで)
https://www.ginkou.info/enquete/?p=667



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