まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「日経新聞の世論調査によると、参院選で投票したい政党は、自民党が44%、立民が14%、公明が6%ということで与党人気は盤石ですが、あなたが参院選で投票したい政党は?」では・・・
1位:自民 64%
2位:公明 9%
〃 :維新 9%
〃 :共産 9%
〃 :まだ決めていない 9%
となりました。1位は「自民党」で約6割ですね!盤石です・・・。
前回のコラムでもご案内したように、若年層からの支持が厚いのも今の自民党の特徴ですね。こうなってくると野党からするとなかなか攻め手がなさそうです。
「憲法改正反対」と「増税反対」くらいですかね?
ただ「反対」だけで支持を得るのは難しそうです。「政権交替」のようなもっとワクワクするようなお題目がないと無党派層が動くことはないのでしょうね。
ちなみに共同通信の世論調査では、
・自民、公明両党は改選124議席の過半数63を超え、改選前の77議席前後まで積み上げる勢い。
・野党は立憲民主党が改選9議席からの倍増を視野に入れるものの、全体では伸び悩む。
ということでやはり与党が盤石なのは間違いなさそうです。
2012年に自民党が政権を奪い返した時は、「2~3回後の選挙では揺り戻しで民主党が再び政権交代する」イメージを持っていましたが、全然違いましたね(汗)!
その民主党は今やバラバラで見る影もありません。
結果的に政治が安定している点は評価してもいいのかもしれませんが、さすがに野党にはもう少し頑張ってほしいものです。
一方で、そのように抵抗勢力が弱体化する中で頼もしいのが公明党ですね。自民党が右傾化するのを防いでくれているような気がします。「改憲」でも「護憲」でもなく「加憲」を目指すという姿勢も安心感を感じます。
宗教的バックグラウンドは気になりますが、今回は公明党に投票しますかねー。
ではアンケートへの投票がまだの方は投票をお願いいたします。アンケートは8月3日まで。
〔投票〕https://www.ginkou.info/enquete/?p=677
〔前回のコラム〕参院選はどこに投票する?
--- Ginkou ---
第35回 Ponta消費意識調査 夏のボーナスの使い道、1位「貯金・預金」で約4割
https://prtimes.jp
共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営する株式会社ロイヤリティ マーケティングは、消費者の意識とポイントの利用意向を把握するため、「第35回
Ponta消費意識調査 2019年6月」を「Pontaリサーチ」にて実施いたしましたので、ご報告いたします。
<消費者意識>
「夏のボーナス」の使い道 : 6年連続「貯金・預金」が1位。過去最も高い38.1%
夏のボーナスの「貯金・預金」の用途 : 「貯金・預金」の用途、約6割が「決めていない」
夏のボーナスの「貯金・預金」の割合 : 夏のボーナスの支給金額の半分以上を「貯金・預金」したい人は、約6割
「夏のボーナス」の支給額 : 「20万円~40万円未満」が23.7%と最多。次いで「40万円~60万円未満」が19.6%で続く
<節約志向>
消費者の節約志向 : 「節約したい」派は55.4%となり、前回調査より15.1ポイント減少
節約したい理由 : 前回調査と比較し、節約したい理由で最も変化の大きかったのは「日々の生活費のため」で9.2ポイント減少
※抜粋
〔 出典:PRTIMES 〕
--- Ginkou ---
公務員の方へのボーナス支給は終わり、民間企業も先週~今週がボーナス支給のピークですね!読者の中でサラリーマンの方々は無事に期待通りのボーナスを手に入れることができたでしょうか・・・。
経済の先行きに黄色信号が灯っている状況ですので、いつも以上に有意義にご活用いただければと思います。
では世の中全体としてはこの夏のボーナスの使い道についてどう考えているのでしょうか?上記の通りロイヤリティマーケティング社の調査結果をグラフで見てみるとこうなっています。
やはり「貯金・預金」が圧倒的な1位ですね!38.1%ということで過去5年と比較しても最高値になっています。秋の増税を前に生活防衛色が強まっているということでしょうか?
実際、2位の「旅行」や3位の「外食」も含め、ほとんどの項目が前年比で少し減っています。
本当に増税が原因なら一過性のものですが、もし少子高齢化によって構造的に消費意欲が落ちているとすると日本経済にとっては由々しき問題ですね。実際にはどうなのでしょうか・・・。
ちなみにこれらの選択の中では投資に関わるものはありませんが、「財形貯蓄」がそれに準ずるものだとすると特に大きな変化はなく、回答者の方々の中で投資意欲が増している様子は伺えません。
足元ではやや円高ですし、株価もパっとしませんし、ビットコインにもシェアハウス投資にもケチがついた現状では投資が盛り上がらないのは当然かもしれませんが・・・。
もちろん無理して投資する必要は一切ありませんので、投資意欲が湧かない方はじっくりチャンスをお待ちいただければと思います。
ちなみにこのロイヤリティマーケティング社の調査で最も目を惹いたのがこの結果かもしれません。「節約志向」に関する回答ですね。
「今月の家計の支出を節約したい」と回答している方が前回調査の4月からいきなり15%も減少しているのですね!
「ボーナス時期だから当然なのでは?」とも思いましたが、過去のボーナス支給月である6月や12月の結果と比較しても明らかに減少しています。抜き出すと「節約したい」という割合はこのように変化しています。
・67.0% → 66.4% → 68.1% → 68.3% → 55.4%
上記の通り支出に変化はなく、むしろ「貯金・預金」を増やそうとする動きが見える中でこの結果は全く矛盾しますね!
ネット調査特有のブレかもしれませんのであまり深堀する必要はないのかもしれませんが、あえてこの2つの調査結果を結び付けると
・消費者は今月くらいは節約をやめ、消費したいと思っているものの、お金の使い道が見つからずとりあえず貯金している。
ということになりますかね?
多分違うと思いますが・・・(汗)。
ということで今回の読者アンケートは、「<複数回答可>2019年夏のボーナス、何で運用する?」でいきましょう。投票は8月10日まで。
■【読者アンケート】<複数回答可>2019年夏のボーナス、何で運用する?(8月10日まで)
https://www.ginkou.info/enquete/?p=682
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