まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「消費税が増税されたにも関わらず財政健全化は程遠い状況ですが、日本は今債務危機?債務危機ではない?」では・・・
1位:債務危機にある 50%
2位:債務危機ではない 38%
3位:どちらとも言えない、分からない 13%
となりました。1位は「債務危機にある」で5割ですね!筆者も同感です。前回のコラムでもご案内したように0歳児の赤ちゃんから、100歳のご老人まで1人1,000万円の借金と聞くとクラクラしそうです・・・。
ただ一方で4割の方が「債務危機ではない」と回答している点にも注目ですね。やはり、この現状認識が違ってくると議論はなかなか進みません。債務危機派は危機である証拠を示し、債務危機じゃない派は危機でない新説を用意し、議論は空中をさまようことになります。
その間にも政府債務は増えていくわけですが・・・。
ではどういう事態になれば皆が「債務危機だ」と認識するのでしょうか?
1つ目は国債の格付けが下がって、大幅な円安になることですね。ただ一般人からすれば格付けが下がっても影響はありませんし、日本人のメンタリティからすれば円安はむしろ歓迎されるかもしれません。
2つ目は誰も国債を買ってくれなくて国債価格が暴落し、インフレ率が大きく上昇することですね。こうなると貨幣価値が下がることを実感できますので危機感は大いに醸成されそうです。ただし今のように日銀が大量に国債を買い続ける限りは国債が暴落することはなさそうです。
3つ目はもっとミクロな話ですが、海外旅行で日本円を使おうと思っても拒否された、みたいな事態ですかね。人々の心を動かすのはストーリーですので、こうした細かな「屈辱感」が社会的なうねりになる可能性は十分にありそうです。
「屈辱感」で言うと、今ならお隣の国に貨幣価値で負けたみたいな話になるとピりっとするかもしれません。
後は日本円の信用力が低くて迷惑をかけた、みたいな「恥」もみんなの背中を押すキッカケとなりそうです。
いずれにしても財政危機が叫ばれながらなかなか対策が進まないのはじれったいですが、民主主義というのはこういうものですね。とにかく時間がかかるということです。
とは言いつつ借金返済は1日でも早い方がいいのは間違いありません。財政再建派の筆者としては、世論の危機感が高まることを痛切に願っております・・・。
ではアンケートへの投票がまだの方は投票をお願いいたします。アンケートは11月16日まで。
〔投票〕https://www.ginkou.info/enquete/?p=748
〔前回のコラム〕日本は債務危機?債務危機ではない?
--- Ginkou ---
貯金ができない理由とは…「3タイプ」別の節約法、あなたはどのタイプ?
https://www.excite.co.jp/
「周囲は達成できているのに、なぜわが家は無理なんだろう…」と悩んでいる方は、もしかすると「お金を貯められないタイプ」なのかもしれません。
【浪費癖がついているタイプ】
・他人に「物が多いね」と言われたことがある
・なぜ出費が減らないのか不思議だ
・おやつやお酒、タバコをつい買ってしまう
対処法:極端な我慢をするのではなく、「お菓子を買うのは週に1回」といった無理のない範囲で出費をコントロールしましょう。また、仲のいい友人と買い物へ行き、金銭感覚の違いを実感するのもおすすめです。
【目標が定まっていないタイプ】
・貯金の目的だけ決まっていて、金額は定まっていない
・どうやってお金を貯めるか考えていない・自分にあった貯金方法を知らない
対処法:目標の貯金額や達成させる時期、目的をリストアップしましょう。「老後までに老後資金を」「マイホームが買えるぐらい」ではなく、「65歳までに2000万円」「マイホームの頭金1000万円を35歳までに」といったような具体的な設定が大切です。
【収入に見合っていない生活をしているタイプ】
・ギリギリの生活、または赤字の状態
・収入は低い方だと思う
・今の生活に満足していない
対処法:まずは家計の状況を見直し、支出を抑える余地があるのかを見極めましょう。余地があれば節約を、なければ収入アップの手段を考える必要があります。副業や転職も選択肢に入れておきましょう。
【絶対やるべき3つの節約】
・「ついでに」「目に留まったから」といった理由での買い物を控える
・「健康のために禁煙しよう」「ダイエットのためにお菓子を減らそう」など、体を気遣った節約
・利用していない動画配信サービスを解約する、あまり通えていないジムのプランを変更するなど、無駄を抑える節約
【やってはいけない節約】
・相場に満たない額のご祝儀を渡す、明らかな安物をプレゼントするといった節約。あなたのイメージダウンになるだけでなく、人間関係に亀裂が生じるリスクがあります。
・興味がある習いごとをやめる、お金を理由に勉強を諦めるといった節約。昇進や昇格のチャンスまで失ってしまいます。
・「大容量パックの方がお買い得だ」「どうせならハイスペックの電化製品を買おう」といった判断。結局使いこなせず、無駄になってしまうケースがあります。自分にとって必要な量や機能のものを選びましょう。
※抜粋
〔 出典:エキサイトニュース 〕
--- Ginkou ---
時節柄、天皇制の是非など書きたいテーマがないわけではないですが、あまりにサイトの趣旨から外れていきますので今回は珍しく節約ネタから。
毎年の「今年の目標」で上位に、というか常に1位なのが「貯金」ですね。それくらい日本人は貯金好きとも言えますし、逆になかなか貯金ができていないということかもしれませんが、その要因として上記コラムでは3つのタイプを挙げています。
抜粋すると
1.浪費癖がついているタイプ
2.目標が定まっていないタイプ
3.収入に見合っていない生活をしているタイプ
ということですね。なるほど、確かにそうかもしれません。
筆者の回りで貯金できていない人を思い出すと
・そもそも貯金しなくて良いと思っているタイプ
・全く資金管理が出来ていないタイプ
も多かったように思いますが、前者は2番目に当てはまるのかもしれませんし、後者は1番目か3番目に当てはまる気もします。
で、それぞれのタイプの対処法を再掲するとこうですね。
1.浪費癖がついているタイプ : 極端な我慢をするのではなく、「お菓子を買うのは週に1回」といった無理のない範囲で出費をコントロールしましょう。また、仲のいい友人と買い物へ行き、金銭感覚の違いを実感するのもおすすめです。
2.目標が定まっていないタイプ : 目標の貯金額や達成させる時期、目的をリストアップしましょう。「老後までに老後資金を」「マイホームが買えるぐらい」ではなく、「65歳までに2000万円」「マイホームの頭金1000万円を35歳までに」といったような具体的な設定が大切です。
3.収入に見合っていない生活をしているタイプ : まずは家計の状況を見直し、支出を抑える余地があるのかを見極めましょう。余地があれば節約を、なければ収入アップの手段を考える必要があります。副業や転職も選択肢に入れておきましょう。
いかがでしょうか?筆者のように貯金できるタイプだと特に「目標」は不要で、貯金自体を自己目的化できますが(要するに残高を見て楽しむということです)、それでも3つ目の家計を見直し、節約と収入アップの両面から検討してみるというのは大いに賛同できます。
一方1つ目の浪費癖に対して、「無理のない範囲で出費をコントロールする」というのはどうなのでしょうね?何だかこれだけでは難しい気もします。給与天引きで強制的に貯金してしまうなど、もっと有無を言わせない対策が必要な気がしますねー。
いずれにしても10月下旬というのは今年の目標を見なおすのに良いタイミングですね!
貯金を目標としつつもまだ達成できていない方は、上記のようなアドバイスも参考にしながらぜひ一歩踏み出していただければと思います。
ちなみに「自分への投資を節約してはいけない」という考え方にはあまり賛同していません。自分への投資にお金の多寡はあまり関係ない気がするからです・・・。
では今回の読者アンケートは、「貯金が出来ない理由として、浪費癖がついているタイプ・目標が定まっていないタイプ・収入に見合っていない生活をしているタイプなどが挙げられていますが、あなたはどのタイプ?」でいきましょう。投票は11月23日まで。
■【読者アンケート】貯金が出来ない理由として、浪費癖がついているタイプ・目標が定まっていないタイプ・収入に見合っていない生活をしているタイプなどが挙げられていますが、あなたはどのタイプ?(11月23日まで)
https://www.ginkou.info/enquete/?p=753
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