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実況中継!自腹で資産運用~前月比-2万円

執筆者: ginko 発行日付: 2019-11-18

このコラムは筆者の実際の資産運用の推移です。2006年4月から始めた想定ですので、13年8ヶ月目となります。

実際はもっと前からやっていますが、この時期に運用を始めた資金があるのでその推移をご案内しています。筆者の失敗や成功から、何か運用のヒントを感じてもらえれば幸いです。

<1.運用方針>

1.毎日、資産運用するヒマはないし、かけた時間だけの「あがり」は期待できないので、見直しは月1回のみとします。
2.投資対象は分散したいので、投資信託を中心とします。
3.目標利回りは年5%。割合、低めです(笑)。リスクは積極的に取りますが、安全性も重視します。
4.投資方針としては、「逆張り=下がったら買い」を目指していましたが、2015年から2016年にかけての株価下落を背景に「積極的な手仕舞い」モードに移り、現時点ではほぼ手仕舞い完了です。

<2.計算方法>

1.筆者の実際の運用結果に基づき利回りを算出しますが、あまり元本が少ないのも迫力がありませんし、あまり元本が多いのも真実味がない、ということで元本を大体500万円くらいに換算して計算します。したがって目標利回り年5%ですから年間25万円くらいの利益を目指すことになります。
2.2006年4月からスタートしたことにします。
3.手数料なども加味します。したがって、運用開始時はいきなりマイナス3%など、手数料分だけマイナスから始まります。
4.計算が面倒なので、お給料などの追加資金は含めません。

<3.現在の運用割合>



現在の運用割合ですが・・・投資資産のかなりの部分を売却し、9割超普通預金となっています。

国内外の債券日本株先進国株新興国株海外REITもたたき売り、残る投資資産は国内REITだけとなっております。さっぱりしてしまいましたね・・・。

売却については2016年春先の株価下落に対して過剰反応してしまった気もしなくはないですが、吉と出るか凶と出るかは神のみぞ知る、です。今のところ・・・凶かもしれませんが。もう3年以上経ちますしね。

<4.運用実績>



まずは運用実績の前月との比較です。今月は前月と比較して-2万円ということですね。残った唯一の投資資産である国内REITが下落したということですが、ほとんどの資産を売却してしまった今となっては上昇しても下落しても全体の成績に大きな影響はありません・・・。

次に当ポートフォリオの通算成績はこのようになっています。



通算成績としては、繰り返しになりますがほとんどの資産を売却してしまったこともあり、当面は海外債券/先進国海外債券/新興国国内REIT国内株式/高配当株海外株式/高配当株海外株式/中国海外株式/アジアの黒字が確定、ということになります。

逆に言えば海外REIT国内株式/新興市場海外株式/ロシア・東欧海外株式/ブラジル海外株式/インドの赤字もまた当面確定ということになります。

そうしたわけで「7勝5敗」という全体成績もまた当面はこのままですね。



全体の通算成績の推移ですが、通算の運用益はプラス約83万円となっています。こちらも当面はこのままということです。

目標としては毎年25万円の利益ということなので、丸13年となる今年4月の目標は「325万円の黒字」が必要だったわけですが・・・重い「宿題」となっています。

先は長いですが、どこかのタイミングで投資を本格的に再開していく中でこの目標値をクリアしたいものです。

<5.今月の追加投資/売却>

さてここからは相場全体を眺めながら投資再開のタイミングを探っていきたいと思います。まず株式相場を眺めてみるとこうなっています。

■日経平均



■アメリカ株(S&P500)



■先進国株(円建て)



どの指数も1月から徐々に回復してきたわけですが、その後半年くらいの小康状態を経て、10月ごろから再び上昇基調となっていますね!

これは恐らく、米中貿易協議が妥結し、アメリカの対中関税が段階的に撤廃されるという見通しを受けたものだと思います。

トランプ大統領自身は早期の妥結を否定していますが、しかし遅くとも来年秋の大統領選挙までには妥結するのでしょうから、その点では遅かれ早かれ株価が上昇するのは当然だと言えそうです。

しかし。

そうは言いつつ気になるのは各国の景気がスローダウンしてきたという指摘です。これが全て米中貿易戦争に基づくものであり、「関税が撤廃されれば全て元通り」ということならいいのですが、10年を超える「長すぎる景気回復」を経て、いよいよ「景気後退期」に入ってきた可能性もあります。

これまでの大規模な金融緩和で生まれた「緩和マネー」が世界各地でバブルを生んでいるとすれば、それらが一気に破裂することで、再び「1,000年に1度」クラスの金融危機が起こることもあり得ます。

投資するにせよ、しないにせよ、今後の株価動向には十分な注意が必要と言えそうです。

個人的には仮にそのような株価の「大暴落」が起これば、いよいよ投資のチャンスが来るわけで、ようやく投資を本格的に再開できる契機にはなるのですが・・・。

それはともかくアメリカの長期金利の動向をチェックしてみるとこうなります。

■アメリカ長期金利



これまでびっくりするくらい大きく下がってきたわけですが、足元では株価に歩調を合わせるように反発しています。

なお日経平均や円建ての株価は為替相場の影響を受けますが、ドル円チャートをチェックするとこうなっています。

■ドル円相場



こちらも足元では円安方向に反発していますね。

さてアメリカの金利が上昇すれば下落しやすいのが新興国の株価ですが、こちらをチェックしてみるとこうなります。

■新興国株(円建て)



円建てなので為替相場の影響もありますが、今のところ新興国株も足元では上昇傾向です。今後どうなるのか気になりますね。

7月のアメリカの利下げの動きを受けて少し投資を再開してもいいのかな?といった内容を述べましたが、その後のネガティブ材料や株価の乱高下を受けてなかなか投資のタイミングを見つけられずにいます・・・難しいものですね。

焦らずじっくり投資チャンスを待ちたいと思います。

<6.他ファンドとの比較>

筆者の運用スタイルはハイリスク・ハイリターンというよりはミドルリスク・ミドルリターンですので、以下2つのファンドと比較しています。

3分法ファンド(内外の株式・不動産・債券に分散して投資)

グローバル・ソブリン・オープン(先進国の債券に投資)

そうするとこんな感じですね。3分法ファンドが、グロソブがピンクです。



当サイトのポートフォリオは残念ながら今月も2位となっています・・・。

では次回も来月のこの頃に更新予定です。

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