このコラムは筆者の実際の資産運用の推移です。2006年4月から始めた想定ですので、14年1ヶ月目となります。
実際はもっと前からやっていますが、この時期に運用を始めた資金があるのでその推移をご案内しています。筆者の失敗や成功から、何か運用のヒントを感じてもらえれば幸いです。
<1.運用方針>
1.毎日、資産運用するヒマはないし、かけた時間だけの「あがり」は期待できないので、見直しは月1回のみとします。
2.投資対象は分散したいので、投資信託を中心とします。
3.目標利回りは年5%。割合、低めです(笑)。リスクは積極的に取りますが、安全性も重視します。
4.投資方針としては、「逆張り=下がったら買い」を目指していましたが、2015年から2016年にかけての株価下落を背景に「積極的な手仕舞い」モードに移り、現時点ではほぼ手仕舞い完了です。
<2.計算方法>
1.筆者の実際の運用結果に基づき利回りを算出しますが、あまり元本が少ないのも迫力がありませんし、あまり元本が多いのも真実味がない、ということで元本を大体500万円くらいに換算して計算します。したがって目標利回り年5%ですから年間25万円くらいの利益を目指すことになります。
2.2006年4月からスタートしたことにします。
3.手数料なども加味します。したがって、運用開始時はいきなりマイナス3%など、手数料分だけマイナスから始まります。
4.計算が面倒なので、お給料などの追加資金は含めません。
<3.現在の運用割合>
現在の運用割合ですが・・・2016年春に一旦ほぼ普通預金だけとなりましたが、2020年3月からコロナショックを契機に少しずつ投資を再開しています。現状の投資の割合は15%程度となっています。
<4.運用実績>
まずは運用実績の前月との比較です。今月は前月と比較して+7万円ということですね。国内REITは赤字でしたが、投資を再開した先進国株と新興国株がカバーしてくれました。
次に当ポートフォリオの通算成績はこのようになっています。
これまでの分類を整理してスッキリしましたが、「海外REIT」と「国内/中小型株」が赤字だということです。今のところどちらにも投資をする気はないので、「6勝2敗」という成績は当面はこのままですね。
全体の通算成績の推移ですが、通算の運用益はプラス約82万円となっています。
目標としては毎年25万円の利益ということなので、丸13年となる今月の目標は「325万円の黒字」が必要なわけですが・・・重い「宿題」となっています。
先は長いですが、投資を再開していく中でこの目標値をクリアしたいものです。
<5.今月の追加投資/売却>
さてここからは相場全体を眺めながら追加投資の是非を検討していきたいと思います。まず株式相場はこうなっています。
■日経平均
■アメリカ株(S&P500)
■先進国株(円建て)
どの指数も足元ではハッキリ回復しています。このまま回復していけばありがたいのですが、「半値戻し」というのはよくありますし、株式市場がこの100年ぶりのパンデミックのネガティブインパクトを正確に織り込んでいるようには思えません。
実体経済の深刻なダメージが明らかになっていく中で、まだまだ二番底・三番底を探る展開がありそうです。
アメリカの長期金利はこのようになっています。
■アメリカ長期金利
史上最低水準まで低下しています。
ドル円チャートをチェックするとこうなっています。
■ドル円相場
こちらは一時期の乱高下が終わった後はなぜか落ち着いて推移しています。米ドル、そしてトランプ大統領に対するマーケットの信頼は厚いということでしょうか・・・。
最後に新興国の株価をチェックしてみるとこうなります。
■新興国株(円建て)
こちらもハッキリ回復しています。
というわけでまだまだ下落する可能性はあるものの、全体的に見れば今回のコロナショックは投資のチャンスであるのは間違いないと思いますので、前月同様に
・毎月、全余裕資金の10分の1ずつ投資していく
という形で進めていきたいと思います。
<6.他ファンドとの比較>
筆者の運用スタイルはハイリスク・ハイリターンというよりはミドルリスク・ミドルリターンですので、以下2つのファンドと比較しています。
・3分法ファンド(内外の株式・不動産・債券に分散して投資)
・グローバル・ソブリン・オープン(先進国の債券に投資)
そうするとこんな感じですね。3分法ファンドが緑、グロソブがピンクです。
当サイトのポートフォリオはコロナショックをやり過ごしたこともあって1位に返り咲きましたね。
では次回も来月のこの頃に更新予定です。
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