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今後、不動産価格はどれくらい下がる?

執筆者: ginko 発行日付: 2020-05-27

まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「緊急事態宣言について、首都圏と北海道では継続が決まったようですが、これら地域の緊急事態継続に賛成?反対?」では・・・

1位:賛成 50%
〃 :反対 50%

となりました。1位は「賛成」と「反対」が5割で並んでいます。なるほど。思ったより賛成が多いという印象ですが、命に関わることですからね。これくらい慎重になるのも当然かもしれません。

ただ一方で感染者の推移を見てみると、このようになっています。



4月7日に緊急事態宣言が出され、実際に自粛が始まったのはその2~3日後だったと記憶していますが、とするとその効果が表れるのは潜伏期間を考慮すれば4月20日前後という感じかと思います。

しかし東京都の新規感染者の推移を見てみると、4月10日前後にはピークアウトし、その後は明らかに新規感染者は減少していったのですね。

要するに緊急事態宣言が出されなくても新規感染者は減少していった可能性が高く、とするとそもそも「緊急事態宣言は必要だったのか?」という疑問が湧いてきます。

さらに明らかに新規感染者が減少していた5月7日前後の状況を踏まえれば、少なくとも「緊急事態宣言の延長は不要だった」という気がします。

みんながのんびり会社を休めるのであればいいのですが、実際には緊急事態が1日伸びる度に会社が倒産していきます。

すでに緊急事態は解除されていますが、次回があるとすれば、本当に緊急事態宣言は必要だったのか、その効果はどれくらいのものだったのか、医学的・科学的にしっかり見極めてからにしてほしいものですね。

ではアンケートへの投票がまだの方は投票をお願いいたします。アンケートは6月21日まで。

〔投票〕https://www.ginkou.info/enquete/?p=913

〔前回のコラム〕
首都圏と北海道の緊急事態継続に賛成?


 --- Ginkou ---

不動産の価格「下がる」9割 民間、投資家に調査
https://www.nikkei.com/


新型コロナウイルスの影響を受け、不動産投資家の約9割が不動産価格は今後下がると見込んでいることが26日、民間企業のアンケート調査で分かった。関心のある不動産の種類は、需要が比較的下がりにくいとされる賃貸住宅や、ネット通販拡大が追い風となっている物流施設が上位となった。不動産市況の先行きへの警戒がうかがえる。

アンケート調査は不動産サービス大手JLL(東京・千代田)が不動産会社や国内外のファンド、金融機関を対象に4月20~27日に実施し、235社から回答を得た。

2020年末にかけての不動産価格について、「5~15%下落」との回答は65.5%、「15%以上の下落」は23.8%だった。上昇を見込むのはわずか0.4%だった。

関心のある種類のトップはオフィスビル(22.6%)だが、2位の賃貸住宅とは0.3ポイント差だった。3位の物流施設は17%。オフィスビルを巡っては在宅勤務の普及で賃貸需要が減るとの見方が出ており、他の不動産タイプの人気が相対的に高まった可能性がある。

〔 出典:日本経済新聞 〕

 --- Ginkou ---

今回のコロナ禍を何かチャンスにできないか考えたりしますが、なかなか思いつかないです。

少なくとも緊急事態中は余裕時間で何か新しいことでもと思いましたが、実際にはほとんど手をつけられないまま宣言が解除されてしまった感があります。約2ヶ月もあったんですけれどねぇ。

こうしたピンチをチャンスにできないところが如何にも凡人ですが、ただそうした中でも分かりやすいチャンスが、「今後、色々なものが値下がりしていく中で何を買うのか?」という点です。

株価は一旦底入れされた感がありますが、より実体経済に近いコト・モノは今後徐々に値下がりしていくものと思います。

需要が瞬間蒸発し、しばらくは元に戻ることはないのでしょうから当然ですね。

そして一旦値下がりしたものが数年後に元に戻るのであれば、良い投資チャンスだと言えます。

とするとパッと思いつくのは金融商品以外では不動産、ということになりますが、上記の通りJLL社のプロ向けアンケートでは年末の不動産価格について「値下がりする」との回答は9割近くになったとのことですね。同社サイトをチェックするとこのような結果になっています。



・5%~15%下落 : 65.5%
・15%以上下落 : 23.8%
・変化なし : 10.2%
・5~15%上昇 : 0.4%

どれくらい下落するのか」、その下落幅まで回答してもらっているのが秀逸ですが、少なくとも年末には5%以上下落しているということですね・・・なるほど。

言い換えれば、そのタイミングで購入して数年待てば、5%以上のリターンが期待できることになります。値段が元に戻れば、ですが。

筆者は今のところ株式も含め国内資産への投資には消極的ですが、ただ価格の回復に相当自信が持てれば投資を検討するかも・・・しれません。

いずれにしても手元の虎の子のキャッシュで何に投資するのか、それとも投資しないのか、一度じっくり考えてみる価値はあると思います。

というわけで今回の読者アンケートは、「9割近いプロ投資家は、年末にかけて不動産価格が下落すると予想しているようですが、あなたの予想は?」でいきましょう。投票は6月27日まで。

■【読者アンケート】9割近いプロ投資家は、年末にかけて不動産価格が下落すると予想しているようですが、あなたの予想は?(6月27日まで)
https://www.ginkou.info/enquete/?p=917



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