まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「足元のコロナ第２波による新規感染者数は７月末をピークに徐々に減少しているように見えますが、このまま第２波は収束する？」では・・・

１位：収束する　５０％
２位：収束しない　４０％
３位：分からない　１０％

となりました。１位は「収束する」で５割ですが、逆に言えば「収束しない」も４割となっており拮抗していますね。

ただそうは言いつつ感染者のトレンド自体は確実に減少傾向にあります。



既に何度か見た光景ですが、１人の感染者が移す人数が１を切るとこうやって感染は減少していくのですね・・・。

このまま落ち着いていってほしいものです。

加えて何度も言っているように、そろそろ「３０代以下は原則自由」にしてあげていいのかなと思います。結果的に日本経済が若者中心に回るようになれば、それはそれで良い刺激がありそうです。

ではアンケートへの投票がまだの方は投票をお願いいたします。アンケートは9月26日まで。

〔投票〕https://www.ginkou.info/enquete/?p=980

〔前回のコラム〕コロナ「第２波」はこのまま収束する？


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菅氏が優勢、異例の「無派閥」有力候補　自民党総裁選
https://www.nikkei.com

過去の自民党総裁選を振り返ると、主要派閥の候補が勝ち上がる例がほとんどだ。派閥は会長、領袖を総裁にするのが本来の目的で、基盤となる議員数があれば派閥間の連携もしやすい。今回は菅義偉官房長官が優勢な状況で「無派閥」の候補者が有力視されるのは初めてとなる。

菅氏は1996年の初当選後は小渕派（現竹下派）に所属し、梶山静六氏の総裁選出馬とともに当選1回で離脱した。その後は加藤派宏池会（現岸田派）に移ったものの、2009年に古賀派を退会してからは無派閥を続け「派閥の時代は終わった」と繰り返す。

今回の菅氏の場合は、安倍晋三首相や麻生太郎副総理・財務相、二階俊博幹事長ら主要派閥に影響力を持つ人物がそろって支持したため、優勢になっている。

形式的に無派閥となった例は小泉純一郎氏になる。01年の総裁選に出馬する際、直前まで所属していた森派（現細田派）を離脱した。田中派の流れをくむ最大派閥・橋本派に対抗するための戦略的な意味合いもあった。安倍首相もいまは無派閥だが、出身派閥である細田派の基盤がある。

※抜粋

〔　出典：日本経済新聞　〕

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安倍総理の突然の辞任表明で一気に動き始めた政局ですが、後任としては菅氏・岸田氏・石破氏の３人が名乗りを挙げ、中でも菅氏が一歩も二歩もリード、という状況ですね。

安倍路線の継承という点では菅氏に安心感を感じるのは事実ですが、ただ相も変わらず派閥による「数の力」で日本のリーダーが決まってしまうことに違和感を感じないではありません。

ともすれば国民からの支持ではなく、派閥からの支持が優先されてしまうわけで、誰が総理になるにせよ、これから有権者の厳しい洗礼を受けることになります。

人気総理の次なわけですから、その点でも大変ですね。

上記記事の通り「派閥の時代は終わった」と繰り返す無派閥である菅氏が、派閥の力で総理へと近づく構図と言うのは何とも皮肉ではありますが。

さてそれはともかくこの菅氏・岸田氏・石破氏の３人の主張や実績は日経新聞によるとこういうことのようです。



なるほど。こうしてみると菅氏こそ「安倍路線」の中核であったわけで、菅氏が総理になればもっと強力に「安倍路線」が進められていくのかもしれません。

他方、岸田氏の主張はザ・中道な「優等生路線」。優等生だけあって主張の印象はかなり薄いですね。

最後の石破氏の主張は、漢字が多いからか地方分権の印象が強いからか「オールド保守」という感じです。でもそのオールドさが古参の自民党員のハートをつかんでいるのでしょうね。

そうしたわけで３氏の主張を並べてみると筆者は菅氏ですかねぇ。

上記の通り、「派閥の力」で決まってしまうとすれば誠に残念ですし、菅氏にカリスマ性はなさそうなのは気になるところではありますが、「立場が人を作る」という効果に期待したいと思います。

というわけで今回の読者アンケートは、「安倍総理の後任は、菅氏・岸田氏・石破氏の３人に絞られたようですが、誰を支持する？」でいきましょう。投票は10月3日まで。

■【読者アンケート】安倍総理の後任は、菅氏・岸田氏・石破氏の３人に絞られたようですが、誰を支持する？（10月3日まで）
https://www.ginkou.info/enquete/?p=985