まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「銀行の振込手数料の値下げが検討されているようですが、振込手数料は気になる？気にならない？」では・・・

１位：気にならない／ほぼ無料で利用しているから　７８％
２位：気になる　２２％

となりました。１位は「気にならない／ほぼ無料で利用しているから」で８割ですね！なるほど・・・筆者も全く同感です。

筆者は主に新生銀行、住信ＳＢＩネット銀行、ソニー銀行あたりを使っていますが、どれも数回の無料振込回数を用意してくれているので実際に振込手数料を払うことはまずありません。

加えて、最近はほとんどのＥＣサービスをクレジットカードで決済できるので振込の需要自体が減ったというのもあります。

読者の方々も概ね同じ状況なら、今後銀行業界の取り組みによって振込手数料が多少下がってもあまり影響はなさそうですね。

ではアンケートへの投票がまだの方は投票をお願いいたします。アンケートは10月30日まで。

〔投票〕https://www.ginkou.info/enquete/?p=1004

〔前回のコラム〕振込手数料、気になる？気にならない？


　－－－　Ｇｉｎｋｏｕ　－－－

テレワーク 分かれる評価　生産性「向上」31%、「低下」26%　本社調査
https://www.nikkei.com

伊藤忠が「オフィス回帰」にカジを切った。8月末まで原則テレワークだったが、9月から社員の安全に配慮しつつ出社比率を高めている。「商売は人と会うのが基本」とする伊藤忠の岡藤正広会長CEO（最高経営責任者）はテレワークの生産性に懐疑的。緊張感や同僚・取引先とのコミュニケーションが欠けることを懸念する。

もっとも、出社は感染リスクと隣り合わせだ。社員の感染不安対策として、東京女子医科大学病院と連携し、即日に結果がわかるPCR検査体制を構築。昼休み3シフト制や座席間引きなどで社内混雑も回避する。

海外でも米金融最大手JPモルガン・チェースが9月下旬から営業幹部やトレーディングの社員らのオフィス復帰を要請した。ジェイミー・ダイモンCEOは米メディアのウェブ会議で「テレワークで一部の仕事で生産性が下がることが判明した」と話した。月曜と金曜のテレワークに課題があったという。

日本経済新聞社が9月下旬に実施した日経電子版の会員へのテレワークにおける生産性変化について聞いたところ、「変わらない」が42.2%で最多だったが、「上がった」（31.2%）と「下がった」（26.7%）で評価が分かれた。

足元では働く人がオフィスに戻る動きが鮮明だ。ピーク時のテレワーク頻度は週5日以上の人が5割に達したが、直近では1週間に1日と答えた人が33%と最多だった。オフィス出社とテレワークを組み合わせ最適な働き方を探る動きがうかがえる。

緊急時の短期的な施策だけでは、テレワークの生産性は低下する。長期的な視点から、コミュニケーション活性化や人事制度での支援策が企業には求められそうだ。

※抜粋

〔　出典：日本経済新聞　〕

　－－－　Ｇｉｎｋｏｕ　－－－

前々から気になっていたのがテレワークの生産性ですね。筆者のような電話嫌いにとってはメールか逆に会って話をする方が快適で、ＺＯＯＭも今一つしっくりきません。

そうしたわけでテレワークによって生産性が上がることはなさそうですが、他方で「通勤時間は無駄」と考える方ですのでその点ではテレワークは快適ではあります。

またまぁ正直言って、会社の仕事のかなりの部分は無駄だと思っていまして、テレワークは「成果主義」に傾きやすい分、そうした無駄な仕事をあぶり出してしまう気がします。

もちろん会社からすればそれは悪いことではありませんが、従業員の立場から言えば旧来よりは厳しい状況になるということですね。

つまりは一長一短ということではないかと思いますが、上記の通り日経新聞の記事によれば、日経電子版の会員へのテレワークにおける生産性変化について聞いたところ、「変わらない」が42.2%で最多だったが、「上がった」（31.2%）と「下がった」（26.7%）で評価が分かれた、とのことですね。



まさに一長一短ということでしょうか。

加えてテレワークの頻度はこういうことですね。



ピーク時からは後退していることが分かります。果たしてテレワークは定着していくのでしょうか。

というわけで今回の読者アンケートは、「一時期よりテレワークは後退しているようですが、あなたはテレワークは好き？嫌い？」でいきましょう。投票は11月8日まで。

■【読者アンケート】一時期よりテレワークは後退しているようですが、あなたはテレワークは好き？嫌い？（11月8日まで）
https://www.ginkou.info/enquete/?p=1010