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4.今月の購買力平価
https://www.ginkou.info/column/20210312.html
5.今月の世界の株価収益率
https://www.ginkou.info/column/20210314.html
6.自腹で資産運用中!(14年12ヵ月目)
https://www.ginkou.info/column/20210315.html
7.16年3ヵ月目のひとりごと:
「凡人と賢人」
+18,300本+360万円
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5.今月の世界の株価収益率
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6.自腹で資産運用中!(14年11ヵ月目)
https://www.ginkou.info/column/20210215.html
7.16年2ヵ月目のひとりごと:
「日本人皆貧乏」
+18,200本+357万円
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・16年2ヵ月目のひとりごと
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■「日本人皆貧乏」
オリンピック組織委員会の森会長が舌禍によって辞任しました。正直、あの一
連の発言の中で「女性は話が長い」という部分だけを取り上げるのはどうかと
思いますし、少なくとも「女性は優秀」と続くわけで、そこも含めて報道すれ
ば世間の反応も全然変わったのではないかと思います。
つまりはメディア側にかなりの悪意があったということです。
発言全文を読めば、確かに前提条件として「女性は話が長い」という女性蔑視
観があるのは間違いなく、そこは言い逃れできないとは思いますが。
それはともかくとして、最近はこうした悪意や、悪意とまでは言わないまでも
バランスの欠いた批判が目につくようになりました。その要因の1つは間違い
なくSNSの浸透なのでしょう。
これまでも何かにつけて会社や学校・役所に怒鳴り込んでくる「困った人たち」
は存在していましたが、彼ら・彼女らに公に発信する場がないこともあって、
その一方的な主張は抹殺されてきました。
それがSNS時代になって、誰もが発信できるようになり、さらに点で散らば
っていたはずの「困った人たち」が線で、そして面でつながるようになりまし
た。要するについにその主張が可視化されることになったわけですね。
そうした人たちが1,000人集まれば「批判殺到」ということになりますし、
1万人集まれば「トレンド」を生み出し、10万人集まれば世論を動かすこと
ができるようになります。
もしかすると本当に怒っているのは10万人に過ぎず、残りの1億2千万人は
ただ傍観しているだけの「サイレントマジョリティー」なはずが、10万人の
声によって「残りの1億2千万人も怒っているんだ!」という錯覚を生むとい
うことです。
ナチスドイツも支持率が50%を超えたことはないはずですが、しかし連立を
組むなどして巧みにキャスティングボードを握り、最終的にドイツ全体を掌握
することとなりました。
要するにサイレントマジョリティーはそれくらい流されやすく無力だというこ
とですね。
SNSの一部では昨年に倣って「一律給付金」を求める声が根強くありますが、
どの調査結果を見ても個人の預金残高は大きく増えています。コロナ禍によっ
て確かに収入が減った方も多いと思いますが、ただそれ以上に消費=支出が減
ったために預金残高が詰みあがっているのですね。
その状態の時に給付金を行ってもそのお金は銀行預金に貯まるだけで意味があ
りません。給付金は預金残高が減っている「困っている人」に絞って行われる
べきです。
もちろんそんなことはデータを見れば一目瞭然なわけですが、しかしSNSで
は
・菅総理も麻生大臣も財務省もケチ!
という意味不明な批判が広がっています。ケチも何も、給付金の原資は税金な
ので後から困るのは自分たちですよ・・・。
という話をすると今度は
・政府がいくら財政支出を増やしても、日銀が買い取るから大丈夫。
・通貨発行権がある国は財政破綻しない。増税なんてする必要はない。
というさらにトンデモな話が出てきます。ではなぜリーマンショックの後で欧
州債務危機が起き、アルゼンチンやエチオピアが財政破綻したのでしょうか?
確かに政府がおカネを刷り続ければ財政破綻はしないのでしょうけれど、そん
な通貨を誰も保有したいと思わないので中長期的に通貨安が進んでいきます。
日本の場合は円安ですね。
円の価値が下がっていくというのはつまり「日本人全員が貧乏になっていく」
ということです。円が1ドル=360円だった頃は確かに日本は貧乏でした。
そうなってもいいのですか?ということですね。
とは言いつつ積み上がった政府債務を見れば、生半可な増税で財政健全化は難
しく、「円安→日本人皆貧乏」という流れは逃れようがない気すらします。
憂国のサイレントマジョリティとしては・・・なるべく海外に投資してリスク
ヘッジするしかなさそうですね。
さてその金融市場では、引き続き株価がバブルな水準を維持しています。一体
いつになったら調整局面が来るのでしょうか。
もはや調整局面が早めに来てほしいという気すらします。株価は下がっても上
がっても心配が消えることはないですね。
相場に限らず公私ちもに心配ばかりが募る昨今ですが、出来る範囲で毎日明る
く楽しく過ごしてまいりましょう。
<御礼>
今月もいくばくかの寄付を行いました。
1.植樹活動への寄付 :累計で18,200本相当になりました。
2.震災への寄付 :累計で357万円となりました。
ユーザーのみなさま、当サイトのご活用、ありがとうございます!
2021年2月/本間
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