6月号の内容はこのようなものです。
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4.今月の購買力平価
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5.今月の世界の株価収益率
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6.自腹で資産運用中!(15年3ヵ月目)
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7.16年6ヵ月目のひとりごと:
「貧乏が好き」
+18,600本+369万円
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7.16年5ヵ月目のひとりごと:
「現場一流」
+18,500本+366万円
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・16年5ヵ月目のひとりごと
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■「現場一流」
先月の当欄では小室圭さんに対するメディアによるリンチについて批判したわけですが、この1ヶ月で気になったのは「紀州のドンファン」氏殺害容疑で逮捕された元妻に対する集中砲火です。
確かに報道されている情報からすれば、元妻が殺害したとする状況証拠はそれなりにありそうですが、とは言えここまで逮捕に時間がかかったと言うことはそれだけ決め手がなかったのは間違いありません。
とすると裁判で「無罪」になる可能性は結構あるわけですが、もし仮に無罪となればメディアは全員土下座して謝るのでしょうか?
もちろん謝って済む問題ではありませんが・・・。
容疑者は容疑者であってそれ以上でもそれ以下でもありません。そして有罪かどうかを決めるのは裁判所であってメディアではありません。度重なる「メディアによるリンチ」について、我々は強い問題意識を持っておいた方が良さそうです。
とまぁサイトのコンセプトに全然関係ないメディア批判はそれくらいにして金融市場を俯瞰してみると、これまで一本調子で上昇してきた内外の株価がようやく落ち着いてきた感がありますね。
コロナショックは従来の危機と同様に1年くらいかかるのかと思いましたが、実際には下落局面は2ヶ月くらいで終わり、その後はずっと上昇してきました。
そのようにコロナショックの期間が短かったのはやはり、パンデミックが「未知の危機」ではなかったことが大きいと思います。小規模なウイルス危機は10年に一度起こってきましたし、歴史を紐解けば100年前に「スペイン風邪の流行」がありました。そうしたウイルスとの戦いを乗り越え人類がここまで繁栄しているわけですから、今回のコロナ禍についても「遅かれ早かれ時間が解決してくれる」と楽観的に捉えた人は少なくないと思いますし、実のところ筆者もそうでした。
そうしたことがコロナショックの早期終了につながったと思うのですがいかがでしょう?
株価の底が抜けなかったのは金融システムを維持する上でも良かったですが、しかしその後の株価上昇は残念ながら「バブル」と言える状態に至った感があります。特に今年に入ってからの上昇は明らかに行きすぎですね。
このように株式投資が過熱した背景には各国中央銀行の金融緩和姿勢もありますが、加えて各国政府の財政出動が家計の貯蓄増加につながり、行き場を失ったお金が金融市場に流れていったことも大きいのではないかと思います。
いくらお金をもらっても、ロックダウンが続いていれば消費はできず、結果的にお金が貯まってしまうのは当然です。
いずれにしても株価がバブル水準にあるのであれば、大規模なクラッシュを避ける意味でも、最近のように株価が軟調に推移するのはむしろ好ましいことのように思います。
企業業績が株価に追いついてくれることをじっくり待ちたいと思います。
ただ気になることがあるとすれば、余ったお金が全て株式に向かっているわけではなく、行き先によっては更に深刻なバブルを引き起こしているということですね。その典型的な例がビットコインです。
ビットコインは1年前には100万円だったのが、ピーク時には600万円と、何と6倍になりました。その後は急落し、足元では400万円程度になっていますが、それでも1年前と比較すれば4倍ですから、やはりバブルですね・・・。
ビットコインは「無価値」という点でも純粋なバブルです。要するにみんなの「値上がり期待」だけで価格が形成されているわけです。
とは言いつつ何だかんだ言いながらもここまで生き延びてきましたので、もはや本当に無価値になってしまうことはないのかもしれませんが、それもあくまで期待でしかありません。
株式にせよ、ビットコインにせよ、今必要なのはさらなる価格上昇ではなく価格変動が落ち着くことですね。投資を検討されている方は次の「買い場」が来るまでじっとお待ちいただければとい思います。
ビットコインへの投資はオススメしませんが・・・。
さてそのコロナについては日本でもいよいよ本格的にワクチン接種が始まり、収束への道筋が見えてきましたね。ワクチンも在庫が積み上がり始め、ボトルネックは「打ち手」という状況です。
医師の頭数の問題でワクチン接種が進まないということであれば苛立ちを感じなくもないですし、そもそも緊急事態宣言に関わる病床数の問題は民間病院の怠慢にしか見えませんが、とは言え日本は「本部三流、現場一流」であるのは間違いないと思いますので、1ヶ月後の今はだいぶ状況が改善されているのではないでしょうか。
オリンピック・パラリンピックに対する世間の風向きも変わってくることを祈りたいと思います。
<御礼>
今月もいくばくかの寄付を行いました。
1.植樹活動への寄付 :累計で18,500本相当になりました。
2.震災への寄付 :累計で366万円となりました。
ユーザーのみなさま、当サイトのご活用、ありがとうございます!
2021年5月/本間
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