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ビットコインは魅力的?

執筆者: ginko 発行日付: 2021-10-21

まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「岸田総理が志向する「成長も分配も」というのは不可能だと思います。成長か分配かと言われればあなたはどっち?」では・・・

1位:成長 70%
2位:分配 20%
3位:どちらとも言えない 10%

となりました。1位は「成長」で約7割ですね。筆者も同感です。

成長すれば自然に分配は増えていきますし、そもそも「分配=増税」ですから、本当に分配を増やせるのですか?という疑問があります。

増税せずとも国債を刷ればいいんだ!」という考え方もありますが、そうすれば円安になっていきますので、結局は日本人全員が貧乏になっていきます。

筆者のように積極的に海外投資を行っている人にとっては円安メリットがありますが複雑な気分にはなります。

やはり分配するためにも成長ですね。

とすると結局はアベノミクスへの回帰ということになりそうです。まぁそれはそれで良いと思いますが。

衆院選での国民の審判はどうなるでしょうか。

ではアンケートへの投票がまだの方は投票をお願いいたします。アンケートは11月13日まで。

〔投票〕https://www.ginkou.info/enquete/?p=1286

〔前回のコラム〕
成長か分配か


 --- Ginkou ---

ビットコイン先物ETF、米で上場 SEC、「秩序ある市場」探る
https://www.nikkei.com/


暗号資産(仮想通貨)のビットコイン先物に連動した上場投資信託(ETF)が19日、米国で初めて上場した。機関投資家のマネーの受け皿になるとの期待からビットコインは過去最高値近くにまで上昇した。米証券取引委員会(SEC)は投資家保護のため、規制にメリハリをつけつつ、「秩序だった市場」の育成を探っている。

取引が始まったのは「プロシェアーズ・ビットコイン戦略ETF」。上場初日の売買代金は10億ドル(約1140億円)を超え、終値は取引開始時に比べ約5%上昇した。クラーケン・ジャパンの千野剛司社長は「機関投資家の資金が流れ込んだ」と話す。

ビットコインETFはカナダやブラジルで上場しているが、米国での上場でビットコインの投資対象としての認知度が高まるとの期待が出ている。コインデスクによれば、20日午後3時時点で6万4000ドル強と過去最高値(6万4900ドル弱)に迫った。

SECは8年前にビットコインETFの初申請があって以降、上場を認めてこなかった。ビットコイン先物のETFに限って認めたのは「投資家保護ルールに基づいた秩序ある市場づくりにかかわるべきだ」(ゲンスラー委員長)との考えからだ。先物は相場操縦などの面で規制が整備されており、監視の目も行き届きやすい。

機関投資家も歓迎姿勢を示す。調査会社アーケーンリサーチが機関投資家へ実施したアンケートでは「資産運用企業やファンドが仮想通貨市場の出来高を3年以内に支配する」との回答が7割にのぼった。米グレイスケール・インベストメンツは19日、ビットコインファンドをETFに転換するための書類をSECに提出したと発表した。

ただビットコイン現物のETF承認までの道のりは険しい。仮想通貨の現物取引は相場操縦ルールが未整備だ。承認には仮想通貨交換業者のSECへの登録義務付けなど投資家保護のルール整備が前提になりそうだ。

中国が仮想通貨ビジネスを全面禁止にしたことで、ビットコインマイニング(採掘)で中国のシェアはゼロになった一方、米国がトップに躍り出た。米国は250兆円まで膨れあがった仮想通貨市場を規制で整えつつ、現実的な取引機会の場をつくろうとしている。

〔 出典:日本経済新聞 〕

 --- Ginkou ---

気が付けばビットコインが再上昇していますね!グラフをチェックするとこういう感じになっています。



何度も暴騰を繰り返してきたわけですが、今回は「第3波」と言えるのかもしれません。

中国が仮想通貨取引を全面的に禁止したことでいよいよビットコインも終わりかと思いましたが、まさかのSECによる先物ETF承認によって3回目のバブルが来た感じですね。

仮に、中国が抜けたことによって「仮想通貨取引がアメリカの国益に適う」としての方針転換なのであれば何とも皮肉と言いますか、「政治の産物」という感じがしますが、結果的に取引量が拡大し、透明性が高まるのであれば投資家にとっては良いことなのかもしれません。

とは言いつつ仮想通貨のマイニングには莫大な電気量を消費しますし、そもそも「ビットコインそのものには何の価値もない」という根源的な問題があります。

誰かがこの値段で買ってくれるだろう」と言う根拠のない信頼感によって形成されている価格であり、その点ではチューリップバブルの時のチューリップと何も変わりありません。

と言うとチューリップに失礼ですね。

ビットコインには本質的な価値がない以上、いくらが適正であるのか誰にも分かりません。となると仮に暴落しても、いつ回復するのか、逆に永遠に回復しないのか、その答えはなく、ただひたすら不安を抱え待つことになります。

そうしたリスクを考慮すると筆者は今後もビットコインに投資することはありませんが、ただここまで規模が大きくなったものが、ある日突然なくなってしまうかと言うとそれもないような気がします。

壮大な社会実験ですね・・・1年後のビットコイン価格はどうなっているのでしょうか?

では今回の読者アンケートは、「アメリカでビットコイン先物ETFが上場されたことで、ビットコイン価格は再び急騰しています。ビットコインは魅力的?魅力的ではない?」でいきましょう。投票は11月21日まで。

■【読者アンケート】アメリカでビットコイン先物ETFが上場されたことで、ビットコイン価格は再び急騰しています。ビットコインは魅力的?魅力的ではない?(11月21日まで)
https://www.ginkou.info/enquete/?p=1291



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