まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「新型株であるオミクロン型の発見でコロナの正常化は後ろ倒しになった感がありますが、コロナが落ち着くのはいつだと思う?」では・・・
1位:2022年春 45%
2位:2022年夏 27%
3位:2022年秋 18%
4位:2024年以降 9%
となりました。1位は「2022年春」で約5割です。みなさん、割と楽観的ですね!
「来年春には終わっていてほしい」という願望も込みなのかもしれませんが・・・。
ただ仮に順調に来年春に収束したとしても丸2年ということですから、割と長い月日が流れることになります。
特にこの2年で社会人になった方々は、コロナによって人生が大きく変わってしまったという方も少なくなさそうです。
観光・旅行・ホテルと言ったコロナ直撃業種ではほとんど採用もなかったでしょうしね。
とは言いつつ就職が外部環境の影響を大きく受けるのはいつでもそうであって、こればっかりはどうしようもありません。
これもご縁だとポジティブに受け止め、それぞれの場所で大輪の花を咲かせてほしいものです。
まぁ筆者もそんな上から目線でモノが言えるほど余裕があるわけではありませんが・・・。
ちなみに収束のカギを握りそうなオミクロン型は感染力は強いものの、毒性はそこまで高くなく、ワクチン効果もあいまっていよいよ「ただの風邪」となる気がしないでもありません。
果たしてどうなるでしょうか。
ではアンケートへの投票がまだの方は投票をお願いいたします。アンケートは1月9日まで。
〔投票〕https://www.ginkou.info/enquete/?p=1324
〔前回のコラム〕コロナが落ち着くのはいつ?
--- Ginkou ---
冬のボーナス3年ぶりプラス 0.77%増、電機などけん引
https://www.nikkei.com/
日本経済新聞社は15日、2021年冬のボーナス調査(12月1日時点)をまとめた。1人あたり支給額(加重平均)は前年比0.77%増の76万565円と、3年ぶりに前年を上回った。けん引したのは、新型コロナウイルス禍から業績が改善している製造業だ。ただ需要回復が遅れる運輸など非製造業の支給額はなお低く、コロナ前の19年まで5年続いた80万円台には届かなかった。
製造業は1.63%増と3年ぶりに前年を上回った。電機が8.94%増の96万5722円。デジタル化の恩恵を受ける電子部品などが好調で、半導体製造装置大手東京エレクトロンの21年4~9月期の連結営業利益は過去最高を更新し、冬のボーナスは24.76%増の290万49円だった。
経済正常化に伴う素材需要の回復を受け繊維は13.53%増と製造業で増加率が最も大きく、支給額は77万9327円だった。東洋紡は77万1560円と、15.70%増えた。工業用フィルムや新型コロナウイルスのPCR検査試薬の販売が伸びた。21年4~9月期の営業利益が過去最高となり、ボーナスの支給額を押し上げた。
一方、外出規制の影響を受けたサービス企業が多い非製造業は1.76%減と2年連続で前年を下回った。鉄道・バスが11.85%減の55万9348円と落ち込んだ。JR東日本は10.64%減の66万1600円。夏季と合わせた21年度合計の支給月数が4.0カ月分と、1987年の民営化後で過去最低だ。空運でも全日本空輸が夏季に続き冬季ボーナスもゼロとなるなど、非製造業で厳しい業種が目立った。
ただコロナの影響を大きく受けた業種でも回復の兆しは出ている。外食・その他サービスは13.25%増の52万6740円。吉野家ホールディングスの支給額が67万8801円と前年の2.65倍になるなど、業績が急落した20年のような「最悪期」は脱しつつある。
調査で今回のボーナス支給額に新型コロナウイルスの影響があったかを聞いたところ「マイナスの影響があった」は42.3%、「プラスの影響があった」は7.3%、「影響はなかった」は50.4%だった。
※抜粋
〔 出典:日本経済新聞 〕
--- Ginkou ---
冬のボーナスについて、当然どの企業も渋い結果かと思いきや、日経新聞のまとめでは上記の通り3年ぶりにプラスということですね!意外です。
こちらはあくまで上場企業中心の集計結果なので世間標準とは乖離があるのかもしれませんが、しかしそれでもトレンドの一端を示しているのでしょうね。
要するに経済が徐々に正常化を目指す中で、製造業は好調を維持する一方、非製造業はまだまだ大変だということです。
製造業の一部はコロナ禍だからこそ業績が伸びたところもあるのでしょうけれど。
そうしたわけでボーナスに対するコロナの影響について
・影響なし:50%
・マイナスの影響:42%
・プラスの影響:7%
とのことで、過半の企業はもはやコロナ禍から脱しているということですね。興味深いです。
さて気になるその冬のボーナスの使い道ですが、マイナビの調査ではこのようになっています。
1位「預貯金」(47.9%)
2位「生活費の補填」(25.7%)
3位「趣味・娯楽費」(23.6%)
4位「レジャー費」(18.2%)
5位「外食費」(17.5%)
6位「ローンや借金の返済」(16.3%)
7位「金融商品の購入(投資・資産運用など)」(14.4%)
8位「日用品費」(14.2%)
9位「衣料品・装飾品の購入」(11.6%)
9位「教育費」(11.6%)
1位は王道の「預貯金」として、7位に「金融商品の購入」がランクインしているのが印象的ですね。比率も14.4%ということでまぁまぁ高いです。
足元では日本株は不冴えですが、海外株、特に米国株はかなり大きく上昇していますね。
バブルという気もしなくはないですが、こうした上昇傾向が回答者の投資意欲を刺激しているのは間違いなさそうです。
今、投資を始められる方は短期的な動きに一喜一憂することなく、じっくり長期投資を行ってほしいものですね。
と言う事で今回の読者アンケートは、「<複数回答可>2021年冬のボーナス、何で運用する?」でいきましょう。投票は1月15日まで。
■【読者アンケート】<複数回答可>2021年冬のボーナス、何で運用する?(1月15日まで)
https://www.ginkou.info/enquete/?p=1329
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