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2022年、株価は上がる?下がる?

執筆者: ginko 発行日付: 2022-01-13

まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「2021年はコロナ禍の割には外国株を中心に株価が順調に上昇しましたが、あなたの2021年の運用成績は?」では・・・

1位:+10%以上 27%
2位:+5%以上 18%
〃:分からない 18%
〃:投資はしていない 18%
5位:+30%以上 9%
〃:+1%以上 9%

1位は「+10%以上」で約3割です。なるほど。筆者も+25%でしたので同じレンジでしたね。

ただ特筆すべきはリターンの多寡ではなく、マイナスだった人が回答者の中には1人もいないという点でしょうか。

素晴らしい。特に日本株は割とジグザグしていましたので下手すれば損していた状況でした。

しかしコロナショックがあった2020年と続く2021年の株価は強気すぎましたね。もはやコロナバブルの感もあります。

今日のテーマとも関わってきますが、今後はリスク管理も重要ですね。筆者は丸腰ですが・・・。

ではアンケートへの投票がまだの方は投票をお願いいたします。アンケートは2月5日まで。

〔投票〕https://www.ginkou.info/enquete/?p=1362

〔前回のコラム〕
2021年は損した?儲かった?


 --- Ginkou ---

日経平均高値予想「3万2000円以上」が大勢 経営者20人
2022年の株式市場見通し
https://www.nikkei.com


主要企業の経営者20人に2022年の株式市場の見通しを聞いたところ、日経平均株価の高値を「3万2000円以上」と予想する回答が19人にのぼった。新型コロナウイルスワクチンの進展で世界経済の回復が鮮明になり、企業業績の拡大を見込む。半導体などの電気機器や環境関連企業への期待が高い。安値は2万7000円前後との見方が多かった。

日経平均の高値予想は平均で3万2850円となった。ワクチン接種の浸透やコロナ飲み薬の登場で、生産活動や消費の回復が本格化するとみている。サントリーホールディングスの新浪剛史社長は「コロナ感染リスクが最小化され、繰り越し需要で消費が活性化される」と期待する。

政府の経済政策への期待も大きい。「企業業績回復や経済対策とコロナ対策の両立体制が整う」(三越伊勢丹ホールディングスの細谷敏幸社長)からだ。信越化学工業の金川千尋会長は「大型経済対策などで堅調な経済成長を実現する」とし、3万5000円まで上昇しうると読む。

高値を付ける時期については見方が分かれた。最も多かったのが10~12月の12人で、日本電産の関潤社長は「企業業績拡大期待を反映し、年末にかけて上昇する」とみる。ただ、経済対策への期待が高まるのが夏場の参院選近辺であることなどから、6~8月に高値をつけるとの回答も約3割あった。

一方、安値予想の平均は2万7175円だった。足元ではオミクロン型の感染拡大が懸念されるほか、米国を中心に金融緩和縮小の動きが加速している。伊藤忠商事の岡藤正広会長は「脱コロナの材料出尽くしや金融緩和終了で大きく調整する」と指摘し、2万5000円まで下がる局面があると予想する。

安値の時期は、1~3月と予想する回答が6割を占めた。10~12月に安値をつけるとみる回答も多かった。 ※抜粋

〔 出典:日本経済新聞 〕

 --- Ginkou ---

当たることはない株価予測ですが、とは言いつつ新年ということもあって例年通り取り上げてみたいと思います。

上記記事は市場関係者ではなくあくまで経営者20人に聞いたものですが、市場関係者は「株価は上がる」としか言わない・言えないことを踏まえれば、むしろ説得力があるかもしれませんね。

まず高値の平均は「3万2,850円」とのこと。足元の株価が2万8,500円ですからまぁまぁ強気ですが、「最高値」ということなのであればこれくらいは上昇する可能性はありそうです。

時期的には「10~12月」ということで、いよいよコロナ騒動も収束していくのだとすると、年後半にかけて上昇すると考えるのは自然だと思います。

他方、安値の平均は「2万7,175円」とのこと。こちらも足元の株価水準を考慮すると「そんなものかな」という気がします。

時期的には「1~3月」ということでこちらも自然ですね。

そうしたわけで「コロナが収束していく中で株価が上昇していく」というシナリオに立てば、今年の株価には楽観的になれそうです。

ただ海外に目を向けるとそうではありません。

特にアメリカではとっくにアフターコロナを迎えているかのような経済状況で、株価はもはやバブルとも言える水準にありますし、歴史的なインフレが続く中で、FRBは利上げを目指す姿勢を鮮明にしており、金利が上がれば株価には逆風ですから、何度も調整局面を迎えそうです。

つまりは2022年の株価は

・国内のコロナ収束vs海外の金融引き締め

の戦いということですね。

そう考えると、高値はともかくとして、安値はもっと激しく下がるのかもしれませんね。投資をされている方は心の準備をしておいた方が良さそうです。

と言う事で今回の読者アンケートは、「2022年はコロナ収束が期待される一方、海外の利上げの動きが大きな混乱を生みそうです。現在2万8,000円台の日経平均は1年後にいくらになると予想する?」でいきましょう。投票は2月13日まで。

■【読者アンケート】2022年はコロナ収束が期待される一方、海外の利上げの動きが大きな混乱を生みそうです。現在2万8,000円台の日経平均は1年後にいくらになると予想する?(2月13日まで)
https://www.ginkou.info/enquete/?p=1367



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