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コロナの水際対策による鎖国は続けるべき?

執筆者: ginko 発行日付: 2022-02-09

まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「三菱UFJ銀行が新規顧客の通帳を有料化し、これでメガバンクの足並みがそろいましたが、あなたは紙の通帳がいる?いらない?」では・・・

1位:いる 55%
2位:いらない 45%

1位は「いる」で約6割です。意外と紙の通帳が必要という方の方が多かったですね!なるほど。

もしかすると利用者にとっては「紙かネットか」の二択ではなく、「紙もネットも」ということなのかもしれませんね。

確かにいくらネットバンキングが便利になったとしても、「紙の通帳がいらない」というのは別の話です。両方あって困ることはなさそうですし。

特に家計簿をつけていたり、個人事業主で決算する必要があったり、法人でお金の流れを厳密に管理しなければいけない場合は、紙の通帳の方が何かと便利そうではあります。

いずれにしても通帳発行手数料を有料化したところで銀行の損益には全く関係ないと思いますので、こういう小手先のサービス改悪はやめてほしいものです。

ではアンケートへの投票がまだの方は投票をお願いいたします。アンケートは3月3日まで。

〔投票〕https://www.ginkou.info/enquete/?p=1382

〔前回のコラム〕
紙の通帳いる?いらない?


 --- Ginkou ---

水際措置を緩和し「鎖国」に終止符を
https://www.nikkei.com/


新型コロナ禍が始まって2年たったが、外国人に対してごく一部の例外を除き、日本への入国を原則禁止する措置が続いている。海外との人の往来の制約は、日本の魅力と国力を大きく毀損する。コロナ対策としても合理性に欠ける「鎖国政策」を見直すときだ。

政府は2021年11月に入国規制を緩和し、留学生の受け入れ再開などを打ち出したが、その後のオミクロン型の発生を受けて原則禁止に戻した。オミクロン型の特性が不明で、国内への流入がまだなかった時点では、「時間稼ぎ」を目的にした入国規制の強化は理解できる措置だった。

だが結局はそれもたいした効果はなく、今では市中感染が広がり、水際対策の意味は薄れた。世界保健機関(WHO)も新型コロナに関する渡航制限は経済的・社会的な負担が大きいだけとして、緩和や撤廃を各国に求めている。

世界を見渡しても米国や英国、さらに検疫に厳しいオーストラリアでもワクチン接種証明と陰性証明があれば隔離なしで外国人の入国を認めつつある。そもそも日本のように自国民と外国人を区別し、後者の入国を一律に差し止める国は極めて例外的だ。

島国の日本はともすれば「内向き志向」に陥りがちだが、それでは停滞が長引くだけだ。防疫に細心の注意を払いつつも、状況に応じて適切に国を開き、外部の人材や「知」を受け入れる必要がある。関係省庁が動かないなら、岸田文雄首相の決断が問われる。

※抜粋

〔 出典:日本経済新聞 〕

 --- Ginkou ---

オミクロン株による第6波が日本を襲っていますが、今日の東京の感染者数を見てみると先週の水曜の数字を下回っています



たまたまかもしれませんが、ただ南アフリカもロンドンもニューヨークも大体1ヶ月くらいでピークを迎えていることを勘案すれば期待できるタイミングではあります。

このまま落ち着いてほしいものですね。

加えてこのオミクロン株に「ケガの功名」があるとすれば、ワクチンを接種していない人に広がっていることですね。もちろんワクチン接種者にも感染者は多いですし無症状の人もたくさんいるのでしょうけれど、症状が出ている人の中では、ワクチンを接種していない人の方が感染率が圧倒的です。

とするとオミクロン株がワクチンを接種していない人に広まることで、天然のワクチンになることが期待できそうです。何らかの抗体ができるでしょうからね。

筆者にはこのオミクロン株がいよいよ長かったコロナ禍の「終わりの始まり」という気がしてなりません。

世論も以前のような感情先行ではなく、割と落ち着いているように思えるのも頼もしいです。確か60歳未満の死亡率はゼロだったと思いますので、対策もシニアにフォーカスすれば良いのでしょうね。メリハリの利いた対応を期待したいところです。

その点では、海外からの入国を厳しく制限する「水際対策」もそろそろ解除すべきですね。日本で大流行しているわけですから、海外からのオミクロン株の流入を心配する必要は一切ありませんし、4月から学ぼうとしている外国人留学生の方々の人生を狂わしかねません。

今後人口が減っていく日本にとって、国力を維持するためには外国人材が何より大切なのに、他国より厳しい水際対策で溜飲を下げるというのは時代錯誤も甚だしいです。

そもそも水際対策が機能していないからこそ壮大な第6波が起こっているわけですから、意味のない政策に固執するのは愚の骨頂であるだけでなく国力を損ないます

上記日経新聞の社説が主張するように今こそ鎖国を解除すべき時ですね。合理的な決断を望みます。

と言う事で今回の読者アンケートは、「オミクロン株のピークアウトが近づきつつあるのではないかと思いますが、意味のない水際対策による鎖国は続けるべき?やめるべき?」でいきましょう。投票は3月10日まで。

■【読者アンケート】オミクロン株のピークアウトが近づきつつあるのではないかと思いますが、意味のない水際対策による鎖国は続けるべき?やめるべき?(3月10日まで)
https://www.ginkou.info/enquete/?p=1387



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