まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「オミクロン株のピークアウトが近づきつつあるのではないかと思いますが、意味のない水際対策による鎖国は続けるべき?やめるべき?」では・・・
1位:水際対策は続けるべき 50%
〃:水際対策はやめるべき 50%
1位は「水際対策は続けるべき」と「水際対策はやめるべき」がそれぞれ5割で並び、つまりは完全に意見が分かれたということですね。
オミクロンの亜種が見つかるなど、確かに海外から新たなコロナウイルスが入ってきてはかなわないという気持ちは分かります。
またそうでなくても医療が逼迫する中で、新たな感染者が増えるのも困ります。
ただそうは言いつつ、既に日本国内で大規模な感染が起きている中で、入国時にきちんと検査すれば、仮に感染が増えたとしてもその影響は微々たるものです。
加えてその日本での感染もどうやらピークアウトしたようで、医療逼迫の懸念も徐々に後退していくものと思います。
また現実的な問題として、水際対策をしようがしまいが、ウイルスは結局は入ってくるわけで、「水際対策に大した効果はない」というそもそも論もあります。
筆者は経済への影響や、入国を待っている方の人生を考えると、早く意味のない水際対策はやめた方が良いという意見です。
ではアンケートへの投票がまだの方は投票をお願いいたします。アンケートは3月10日まで。
〔投票〕https://www.ginkou.info/enquete/?p=1387
〔前回のコラム〕コロナの水際対策による鎖国は続けるべき?
--- Ginkou ---
米大統領、軍撤収「確認できず」 対ロ警戒緩めず
https://www.nikkei.com/
バイデン米大統領は、ロシアがウクライナと隣国ベラルーシの国境沿いに配置した軍部隊は15万人以上に膨らんでいると表明した。これまで米政府はロシア軍の規模は10万人超との見方を示していた。北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長も同日の記者会見で国境付近では緊張緩和の兆しはないとの見方を示した。
ロシア国防省は15日、ウクライナ国境近くから演習を終えて撤収を始めたとする軍部隊の映像を公開した。バイデン氏はロシアの発表について「いいことだ」と指摘しつつ、「我々はまだ確認していない」と話した。
「数日から数週間のうちにロシアが侵攻した場合、ウクライナの人的コストは計り知れないものになる」と改めて懸念を表明した。米政府はロシアが侵攻すれば、最大5万人の民間人が死傷するなどと試算している。
バイデン氏は「外交と緊張緩和の余地は十分に残されている」と重ねて強調。「米国とNATOはロシアの脅威ではない。ロシアの人々を標的にしておらず、我々の敵ではない」と訴えた。
ロシアが求めるNATOの東方拡大停止の確約などを念頭に「国家には自ら進む道を決め、誰と付き合うかを選ぶ自由がある」と説き、改めて拒否した。
NATOはロシアが実際に行動に移すかどうかを慎重に見極める構えで、ウクライナ侵攻に備えて高い警戒度を維持する。
※抜粋
〔 出典:日本経済新聞 〕
--- Ginkou ---
ロシアとウクライナとの間の緊張が高まっていますね。一時は2月16日にロシアがウクライナに侵攻するという情報も流れましたが、これはガセだったようです。
この「ウクライナ危機」をキッカケに株価は大きく下落し、逆に原油価格は大きく上昇していますので、遠い東欧の話とは言え無関係ではいられません。
上記の通りロシア国防省が「軍が撤収を始めた」と発表したようですが、アメリカ側は「確認できていない」とのことで判断が難しい状況ですね。
安全保障についてはウソをついていいと言うか、むしろウソしかつかないところがあるので、実際のところは全く分かりません。
ロシアが交渉で優位に立とうとするのであれば、緊張を高めたり、逆に緩めたりして振り回してくるような気がしますね。
個人的にはそんなにロシアが嫌がるなら、「当面、ウクライナをNATOに加えない」とするのも手ではないのかなと思ったりもしますが、一度譲歩するとどんどん押し込まれる可能性もあり、基本的には突っぱねながら落としどころを探っていくのでしょう。
ウクライナとしても国の中にはロシア系の人も多いでしょうから、あえてNATOには加入せず、緩衝地帯として存在感を発揮していくのも手ではないかと思います。
まぁクリミア半島を奪われたわけですから、そう簡単には納得できないでしょうけれど。
筆者は今のところ、ロシアがウクライナに本格的に侵攻することはないと思っていますが、実効支配している東部地域をさらに拡大させることで軍事的な圧力を具体的な行動で示す可能性はあるのではないのかなと思います。
そんなことをしても誰も幸せにならないんですけれどね・・・。
平和裏に解決することを期待したいと思います。
と言う事で今回の読者アンケートは、「ウクライナ問題についてはロシアが軍隊の一部撤収を発表するなど緊張緩和の動きも出ていますがまだ予断は許しません。あなたはロシアのウクライナ侵攻は起きると思う?」でいきましょう。投票は3月16日まで。
■【読者アンケート】ウクライナ問題についてはロシアが軍隊の一部撤収を発表するなど緊張緩和の動きも出ていますがまだ予断は許しません。あなたはロシアのウクライナ侵攻は起きると思う?(3月16日まで)
https://www.ginkou.info/enquete/?p=1391
思い立ったら、今すぐこの場で資料請求!
銀行.info メインメニュー