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メルマガ「間違いだらけの銀行選び」22年4月号

執筆者: ginko 発行日付: 2022-04-25

4月号の内容はこのようなものです。

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1.銀行最新キャンペーン

https://www.ginkou.info/news/

2.最新ランキング

https://www.ginkou.info/column/20220402.html

3.銀行関連ニュース

https://www.ginkou.info/column/

4.今月の購買力平価

https://www.ginkou.info/column/20220403.html

5.今月の世界の株価収益率

https://www.ginkou.info/column/20220417.html 

6.自腹で資産運用中!(16年1ヵ月目)

https://www.ginkou.info/column/20220418.html 

7.17年4ヵ月目のひとりごと:
「美しい好景気」
+19,600本+399万円

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ま ち が い だ ら け の 銀 行 え ら び
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1.銀行最新キャンペーン

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2.最新ランキング

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3.銀行関連ニュース

https://www.ginkou.info/column/

4.今月の購買力平価

https://www.ginkou.info/column/20220306.html 

5.今月の世界の株価収益率

https://www.ginkou.info/column/20220320.html 

6.自腹で資産運用中!(15年12ヵ月目)

https://www.ginkou.info/column/20220321.html 

7.17年3ヵ月目のひとりごと:
「ダイナミズム」
+19,500本+396万円

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・17年3ヵ月目のひとりごと

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■「ダイナミズム」



先月の当欄では21世紀に侵略戦争が起こったことを嘆息し、1ヶ月後の顛末とウクライナ国民の受難に思いを馳せたのですが、実際に1ヶ月経ってみると戦争が終わっていないばかりではなく、一部の地域ではウクライナ軍がロシア軍を押し返し始めています。

当初は3日から1週間でキエフが陥落するという専門家の見立てもあったわけですが、驚くほどのロシア軍の弱さです。

我々が普段接するのは西側のウクライナ寄りの情報ですので、多少割り引いて聞く必要がありますし、「ロシア軍の士気が低い」という話も本当なのかな?と思っていましたが、ここまで弱いということは本当なのでしょうね。

戦争開始当初は「ウクライナが負けるのが間違いない」という前提のもと、著名な評論家も「無駄な抵抗をやめて早く降参すべきだ」という主張を行い、筆者もその主張に多少賛同していたわけですが、状況がこうなってくると「がんばれ」となりますね。誠にもって無責任なものです・・・。

また今回のウクライナ戦争では、危機におけるリーダーの在り方と、自分たちの手で自分たちの国を守ることの大切さを痛感しました。元来リベラル寄りだった筆者もお陰様ですっかり保守寄りになってしまいました・・・四方を海で囲まれている日本は侵略を受けにくい立地にあるのは間違いありませんが、防衛の在り方についてはより現実的な観点から議論しなおした方が良さそうです。

そうしたわけで1ヶ月前と大きく情勢が変わったわけですが、仮に停戦することがあるとすれば焦点は東部地域、もっと言えばマリウポリですね。ロシアもさすがにキエフ陥落は現時点では諦めつつあると思いますので、今のところ達成できそうな成果は

・東部ドネツク、ルガンスクからクリミア半島に至る地域の占領

であり、そのためにはその中間地点に位置するマリウポリはどうしても必要です。

民間人も含めた徹底的な虐殺は、ロシアにとっての戦略的重要性の裏返しと言えます。

そのマリウポリはあと1週間もすればロシア軍に制圧されるという報道も見ましたが、個人的にはマリウポリには敗れてほしくないとは思いつつも、軍事的援助が全くない中では確かに陥落は時間の問題だと感じます。

そして皮肉なことにマリウポリの陥落が停戦の大きなキッカケとなります。ロシアとしては上記の通り最低限の成果を主張できるからです。

ただ交渉の機運が高まったとしても、ウクライナ軍が盛り返す中では停戦条件で歩み寄るのは難しそうですね。ロシアとしてはマリウポリを始めとする東部地域を手放す気は絶対ないでしょうし、他方でウクライナとしてもロシア軍を追い出したいでしょうしね。

東部地域を国連の平和維持軍が監視するというのは1つの選択肢ですが、ロシアが国連を信頼することはなさそうです。

結論からすると停戦は実現せず、ロシアが戦い続けられなくなるまで泥沼化するというのがメインシナリオと言えそうですがいかがでしょうか・・・。

こうした状況もまた皮肉なことに「ロシアが弱くウクライナが強かった」ことによって引き起こされたわけですが、命を賭け勇敢に戦うことを選んだのはウクライナ国民であり、部外者がとやかく言うことでもありません。心から応援したいと思います。

金融市場からすれば早く停戦して不確実性を消してほしいということになりますが、泥沼化すればしたで徐々にリスクを織り込んでいくことになりそうです。

そもそも足元の株価上昇が、ウクライナリスクを織り込んだからのような気がします。

しかしながらロシアへの制裁が引き起こす悪影響についてはこれからですね。すでに原油価格が乱高下していますが、短期的にはやはりインフレ圧力となってきます。

ただでさえ、歴史的なインフレになっているわけですから、本当にタイミングが悪いです・・・侵略戦争に良いタイミングなどありませんが。

ウクライナ国民の悲惨さを考えれば、これくらいのコストは受容すべきなのでしょうけれど、こうしたショックをチャンスに変え、柔軟に受け止める資本主義・民主主義経済のダイナミズムに期待したいところです。

そして1日も早く、ウクライナに平和が戻ることを祈りたいと思います。

<御礼>

今月もいくばくかの寄付を行いました。

1.植樹活動への寄付 :累計で19,500本相当になりました。
2.震災への寄付 :累計で396万円となりました。

ユーザーのみなさま、当サイトのご活用、ありがとうございます!

2022年3月/本間

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