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2022年夏のボーナス、増える?減る?

執筆者: ginko 発行日付: 2022-05-25

まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「アメリカの利上げをキッカケに世界の株価が下落し、景気後退懸念も膨らんでいますが、今後国内景気は良くなる?悪くなる?」では・・・

1位:悪くなる 60%
2位:良くなる 40%

となりました。1位は「悪くなる」で6割となっています。なるほど、今後の国内景気に対して悲観的な人が多いわけですね・・・。

アメリカの利上げ景気を冷やし、インフレを収束させるために行っているわけですから、確かにアメリカの景気がスローダウンし、その影響が日本経済を直撃する可能性はあります。世界経済の中心はアメリカですからね。

ただ利上げによって相当円安が進んでいますので、日本経済全体にとってみれば、以前よりだいぶ影響が小さくなっているとは言えやはりプラスです。つまり円安による景気押し上げ効果があると言う事です。

加えて、コロナ禍が収束していく中で経済の正常化が徐々に進んでいますし、インバウンドが解禁されていけば、これまた円安効果で来日客の回復は早く進むかもしれません。

そのように考えると、株価を始めとする金融市場は不透明感を感じるものの、実体経済の方は底堅く回復していくのではないですかね?

と言うわけで筆者は、今後国内景気は良くなる!と楽観的な見方をしておきたいと思います。

希望的観測ではありますが・・・。

ではアンケートへの投票がまだの方は投票をお願いいたします。アンケートは6月19日まで。

〔投票〕https://www.ginkou.info/enquete/?p=1456

〔前回のコラム〕
景気は良くなる?悪くなる?


 --- Ginkou ---

夏ボーナス6.1%増、コロナ前には届かず 業績回復で4年ぶりプラス 本社中間集計
https://www.nikkei.com/


2022年夏のボーナス調査では支給額が前年比6.10%増の78万1140円だった。4年ぶりに増加に転じた。新型コロナウイルスの影響で21年夏に大幅に減額した鉄鋼や造船の増加率が高かった。製造業は全業種で支給額が増加し、業績回復がボーナスにも表れた。ただ支給額の水準は20年実績には届かなかった。半導体など部品の供給不足や原材料高などが影を落としている可能性がある。

21年夏と比較できる147社を中間集計としてまとめた。業種別で最も増加率が大きかったのは、鉄鋼(22.88%)だった。コロナ禍で需要が落ち込んだ21年夏は業種別で減少率が最大だったが、需要が盛り返した。

21年夏の落ち込みが大きかった化学(16.80%)や造船(14.29%)も増加率が大きかった。東海カーボンはタイヤ向け補強材などが好調で、61.86%増の105万7000円だった。ウクライナ情勢や足元での円安は賞与の増額に影響していないという。

一方で、労働者の多い自動車・部品は7.80%増(前年は5.39%減)と、平均伸び率を若干上回る程度の伸びにとどまった。自動車業界では半導体など部品供給不足による減産や原材料高が各社の業績の足を引っ張っている。豊田合成も影響を受け、0.93%減の85万1000円だった。

7月の最終集計時には支給額が下がる可能性もある。回答企業の9割が2~3月の春季労使交渉で決定済みの企業で、ウクライナ情勢がほとんど加味されていないとみられる

※抜粋

〔 出典:日本経済新聞 〕

 --- Ginkou ---

気が付けば夏のボーナス支給時期が近づいていますね!

2022年3月決算では、輸出企業を中心に業績を伸ばした会社が多く、東証全体でも過去最高益だったのでしたっけ。とするとこの夏のボーナスは期待できそうです。

実際のところ上記記事の通り、まだ中間集計ではありますが、前年比+6.1%増ということで結構なプラス幅ですね!「ボーナス増えた!」と実感できる方は少なくなさそうです。

具体的には鉄鋼や化学、造船のプラス幅が多いようですが、記事から引用すると業種別ではこうですね。



全体的には上記の通り前年比で+6.1%ですが、製造業+8.22%とさらに良い数字ですね!内訳を見るとマイナスの業種がないことも印象的です。二桁上昇の業種もあるわけですね。

他方で非製造業は残念ながら-1.01%と昨年より減るということですね。特に商社-8.15%とかなりの減少額です。筆者も不勉強ですが、円安は商社には逆風なのですかね。資源高の追い風もありそうですが、最近の商社は小売・流通の比重が高いのかもしれません。

と言うわけで業種ごとに見ればかなりくっきり明暗が分かれていることになりますが、先週のコラムの内容とも被りますが、円安傾向が続けば製造業は好調を維持できそうですし、インバウンドが解禁され、内需が回復してくれば非製造業にも徐々に恩恵が出てくるものと思います。

この、そして来年の夏のボーナスはさらに多くの企業でボーナスが増える気がしますね。

経済の「正常化」に期待したいと思います。もうコロナは飽きました。

と言う事で今回の読者アンケートは、「この夏のボーナスは前年比で+6.1%と増額が期待される一方で、製造業はプラス、非製造業はマイナスと明暗が分かれそうです。あなたのこの夏のボーナスは増える?減る?」でいきましょう。投票は6月25日まで。

■【読者アンケート】この夏のボーナスは前年比で+6.1%と増額が期待される一方で、製造業はプラス、非製造業はマイナスと明暗が分かれそうです。あなたのこの夏のボーナスは増える?減る?(6月25日まで)
https://www.ginkou.info/enquete/?p=1460



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