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投信を持っている?持っていない?

執筆者: ginko 発行日付: 2022-09-15

まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「円安が進み、1ドル=144円台と歴史的な円安水準となっていますが、個人的には円安を歓迎する?歓迎しない?」では・・・

1位:歓迎しない 44%
2位:どちらとも言えない 33%
3位:歓迎する 22%

となりました。1位は「歓迎しない」で4割となっています。なるほど!

日本経済全体としては円安の方がいいわけですけれど、個人の肌感覚として円安の恩恵を感じることは少ないですからね。当然かもしれません。

他方で「どちらとも言えない」や「歓迎する」の回答もそれなりで、冷静に損得を計算している様子も伺えます。

筆者も個人的には円高論者ですが、経済や株価のことを考えれば円安のメリットも捨てがたいと言ったところでしょうか。

いずれにしても歴史的な円安はピンチでもありますが、チャンスでもあるわけで、輸出企業はぜひ頑張っていただき、政府も積極的にインバウンド規制を撤廃して外国人旅行客の獲得を進めてほしいものです。

ではアンケートへの投票がまだの方は投票をお願いいたします。アンケートは10月8日まで。

〔投票〕https://www.ginkou.info/enquete/?p=1531

〔前回のコラム〕
円安を歓迎する?歓迎しない?


 --- Ginkou ---

投信保有、老若で20倍の格差
https://www.nikkei.com/


「高齢者は個人金融資産の3分の2を保有する」とは金融業界ではよく指摘されること。では若年層はどれだけ保有しているか。

全国家計構造調査をもとに、年代別の世帯当たり金融資産保有平均金額と当該世帯数を掛け合わせて総額を計算してみた。年代別や金融資産別の構成比を計算すると貯蓄残高(個人金融資産とは金額に開きがある)に占める60歳以上の構成比は63.5%、39歳以下は6.2%で若年層は高齢層のわずか10分の1にとどまる。金融資産別にみると39歳以下世帯の貯蓄残高に占める投資信託保有比率は2.8%と60歳以上の半分。39歳以下の世帯が保有する投資信託の保有総額は60歳以上の20分の1しかないことがわかる。

一方、若年層の20倍の規模になる60歳以上の保有する投資信託が施策の視野から落ちている懸念も持つ。退職時、認知・判断能力低下時、相続時には投資信託が現金化されるタイミングが続く。それを抑制する施策も不可欠ではないか。個人金融資産に占める株式と投資信託の構成比は15%に届かない。若年層がNISAの拡充で投資比率を引き上げることができても、20倍の力で高齢層が投信や株式を現金化すれば有価証券の構成比が高まるとは考えられない。高齢層への施策も考える時だ。

〔 出典:日本経済新聞 〕

 --- Ginkou ---

13日のアメリカでのCPI=インフレ率発表を機に、株価が大きく下落しました。もっと言えば暴落しました。直近のアメリカの株価はこのように推移しています。



ただ1年グラフを見る限り、そこまで「暴落」という感じではないですね。感覚なんていい加減なものです。

なぜ株価が下がったかと言えば上述の通りインフレ率が思ったより高かったからですね。アメリカのインフレ率はこのように推移しています。



総合指数は下がった一方で、コアが上がったことが動揺を生んだのでしょうね。また、そもそも上昇率の水準が高いのもネガティブな印象です。

とは言いつつ同じペースで上がり続けない限り、早晩インフレ率は下がることになります。インフレ率が下がれば引き締め懸念が薄れ、株価は上昇していくでしょうから、今は投資のチャンスと言えるのかもしれません。

懸念がインフレだけなのであれば、いつか終息するのは間違いないわけで、これは取っていいリスクのような気がします。

他方でネックがあるとすればやはり円安ですね! 20数年ぶりの歴史的な円安水準の元でわざわざ海外に投資しようという気にはなれません。



アメリカのインフレが収まれば円高に巻き戻っていくのでしょうから、日本株に投資するのも躊躇します。

悩ましいところですね・・・。

そのように金融市場では変動が大きくなっていますが、とは言え、中長期的に見ればコロナ禍が収束し、インフレも収まっていく中で、株価については楽観的に考えています。

多少バブル感がないでもありませんが、ただファンダメンタルズ的に言えば今年に入ってからの株価調整で、割高感は概ね払拭されました。

とすると例えば毎月定額で購入し続けるといった投資は全然アリなんじゃないかと思いますがどうなのでしょう。

そうしたわけで筆者は投資に前向きなスタンスを維持していますが、上記記事によれば投資信託の保有比率はシニアと若年層とで「20倍の格差」があるということです。

株式投資は概ね10年以上投資すればほぼプラスという統計結果もありますので、これは勿体ないことと言えるのかもしれません。

リスク許容度は人それぞれですし、無理して投資する必要など1mmもありませんが、一方で日本でもインフレがジワジワ浸透してきている中で、投資に追い風が吹いていると言えます。

やはり多少なりとも投資をしておくのが良いような気がしますがいかがでしょうか。

と言う事で今回の読者アンケートは、「投信保有は老若で20倍の格差があるとの指摘もありますが、あなたは投信を持っている?持っていない?」でいきましょう。投票は10月15日まで。

■【読者アンケート】投信保有は老若で20倍の格差があるとの指摘もありますが、あなたは投信を持っている?持っていない?(10月15日まで)
https://www.ginkou.info/enquete/?p=1536



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